JPH06136981A - 立体駐車場のパネル型屋根床版 - Google Patents

立体駐車場のパネル型屋根床版

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JPH06136981A
JPH06136981A JP31150892A JP31150892A JPH06136981A JP H06136981 A JPH06136981 A JP H06136981A JP 31150892 A JP31150892 A JP 31150892A JP 31150892 A JP31150892 A JP 31150892A JP H06136981 A JPH06136981 A JP H06136981A
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vertical
rainwater
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floor panel
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Nobuharu Iwami
宜春 岩見
Motoichi Iwami
源市 岩見
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Naigai Technica Co Ltd
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Naigai Technica Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D13/00Special arrangements or devices in connection with roof coverings; Protection against birds; Roof drainage; Sky-lights
    • E04D13/04Roof drainage; Drainage fittings in flat roofs, balconies or the like
    • E04D13/0404Drainage on the roof surface
    • E04D13/0445Drainage channels

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体駐車場の下の階に雨水が漏らないように
すると共に、雨水を効率よく排水すること。 【構成】 床パネル本体1の上面に降った雨水は、プレ
ート部6及びプレート8間にて形成されている隙間12
から縦棧5に流れ落ちる。縦棧5内に流れ落ちた雨水の
一部は縦棧5の排水孔より横棧4に流れ落ち、横棧4に
流れ落ちた雨水は縦棧5の排水溝9に流れ落ちる。排水
溝9に流れ落ちた雨水は、縦枠2の端部に向かって流
れ、側板3の切欠部17から外部に排水される。また、
縦棧5の排水孔に流れ落ちなかった雨水は、縦棧5の端
部に向かって流れ、側板3の穴18から、外部へ排水さ
れる。それ以降の雨水は排水溝8からH型鋼の下方に設
けた樋体に流れ、この樋体から縦樋を介して地面上や、
排水用の溝に流れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走式の立体駐車場の
パネル型屋根床版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】所謂、自走式の立体駐車場は、地面より複
数の柱が立設され、この柱の上部間にH型鋼が縦方向及
び横方向に配設され、これら縦方向及び横方向のH型鋼
の上面を介して床パネル本体がそれぞれ敷設して構成さ
れている。
【0004】図21は従来の床パネル本体71の一部を
切り欠いた斜視図を示し、左右の縦枠72と、この縦枠
72の両端間に架橋される横枠73と、縦枠72の途中
に該縦枠72間に架橋される3つの横棧74と、この横
棧74の上に配設され、横枠73間に架橋される3つの
縦棧75とで枠本体が構成されている。尚、上記横棧7
4と縦棧75は、角筒状の鋼材であり、断面を略口型に
形成されている。そして、横棧74と縦棧75とが交差
する部分は面接触して、溶接で固着されている。このよ
うにして構成された鋼材からなる枠本体の上面に鋼材製
の網体77が敷設されるようになっている。尚、枠本体
の内部には複数のブレス76が対角線状に張設されてお
り、このブレス76により枠本体の剛性を確保してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例における
床パネル本体71においては、その上面には網体77が
覆設されているだけである。これは、立体駐車場は、そ
の性質上、自動車が駐車されるものであるため、自動車
自体に雨水がかかっても別に不都合がなく、その上、網
体77であるために、床パネル本体71が軽量化され、
同時にコスト安になるという理由からであった。
【0006】ところが、立体駐車場の下の階、例えば、
1階に駐車する人にとっては、自動車の乗り降りの際
に、雨水がかかり、利用者に不快感を与えるという問題
があった。
【0007】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、立体駐車場の下の階に雨水が漏らないようにす
ると共に、雨水を効率よく排水することを目的とした立
体駐車場のパネル型屋根床版を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、地面より複数
の柱を立設し、この柱の上部間に縦方向及び横方向にH
型鋼をそれぞれ架橋し、これらH型鋼の間に形成される
水平面上の空間部に床パネル本体を配設するようにした
立体駐車場において、左右の縦枠と、この縦枠の両端間
を架橋する前後の側板と、上記縦枠の途中に左右の縦枠
間に架橋される横棧と、この横棧の上面に配設され上記
側板間に架設される複数の縦棧と、上記両側の縦枠の上
端より一体に側方へ突設し上記縦棧へ至る長さの板状の
プレート部とで枠本体を形成し、この枠本体の縦枠より
突設した上記プレート部の間であって該プレート部と同
一面上に上記縦棧の上面側に敷設され、端部が縦棧の上
方に位置する板状のプレートと、該枠本体とで床パネル
本体を構成し、上記床パネル本体の縦棧を上面開口と
し、上記縦枠のプレート部とプレートとの間及びプレー
ト間に雨水を上記縦棧へ落下させる第1の排水手段を設
け、上記縦棧から流れ落ちる雨水を受ける第2の排水手
段を側板側に設け、この第2の排水手段から排水される
雨水を受ける第3の排水手段をH型鋼の下面側に配設
し、この第3の排水手段から排水される雨水を受けて地
面上等に排出する第4の排水手段を設けたものである。
【0009】また、請求項2では、上記第1の排水手段
として、縦枠のプレート部とプレートとの間、及びプレ
ートの間に長手方向略全長にわたって隙間を形成したも
のである。
【0010】さらに、請求項3においては、縦枠のプレ
ート部とプレートの端部を略L型に長手方向略全長にわ
たってそれぞれ折曲形成し、この折曲形成された折曲片
の間の隙間から雨水を縦棧へ排水するようにしたもので
ある。
【0011】請求項4では、上記第1の排水手段とし
て、縦枠のプレート部とプレートとの間、及びプレート
の間の端面同士を当接し、プレート部及びプレートの当
接面側の端部に長手方向に沿って所定間隔でもって排水
孔を複数穿設している。
【0012】さらに、請求項5においては、上記第2の
排水手段として、縦棧の端部に位置する側板の箇所に穿
設した穴とし、この穴から縦棧からの雨水を排出するよ
うにしたものである。
【0013】また、請求項6では、床パネル本体を構成
する左右の縦枠の下部内側に排水溝を一体にそれぞれ形
成し、この縦枠の排水溝の上方に位置する横棧を上面を
開口した形状として該横棧の端部を縦枠の排水溝側に開
口し、横棧の上方に位置する縦棧の底部に排水用の穴を
穿設し、該穴から落下した雨水を横棧及び縦枠の排水溝
を介して排出するようにしている。
【0014】更に、請求項7においては、縦枠、プレー
ト、縦棧、横棧及び側板の各部材間の接触は点接触ない
し線接触とし、各部材を溶接にて固定した床パネル本体
全体をメッキ処理したものである。
【0015】請求項8では、床パネル本体をH型鋼の内
側空間部に配設すると共に、床パネル本体の上面とH型
鋼の上面とを略面一に敷設したものである。
【0016】また、請求項9においては、上記第3の排
水手段は、上面が開口した樋体としたものである。
【0017】更に、請求項10では、第3の排水手段と
して、H型鋼に排水溝を一体に形成したものである。
【0018】また、請求項11では、第4の排水手段と
して、柱の側面に沿って取り付けた縦樋としたものであ
る。
【0019】請求項12においては、第4の排水手段と
して、柱の側面に沿って設けた弾力性、可撓性を有する
ホースとしている。
【0020】また、請求項13においては、第4の排水
手段として、筒状の柱の内部としている。
【0021】また、請求項14では、縦枠のプレート部
及びプレートの上面に略八の字状に突起を長手方向全長
にわたって所定の間隔でもって形成したものである。
【0022】また、請求項15においては、プレートの
上面は略中央部から両側に下降する傾斜面としている。
【0023】
【作用】本発明によれば、立体駐車場の上の階の床パネ
ル本体に降った雨水は、第1の排水手段を介して縦棧に
流れ落ち、縦棧からの雨水は第2の排水手段にて受け、
更に、H型鋼の下面側に設けた第3の排水手段と、第4
の排水手段を介して地面上や、地面に形成されている排
水溝等へ流れるものであり、床パネル本体の上面に降っ
た雨水を効率よく排水することができる。そのため、床
パネル本体を敷設した階より下の階へは雨水は漏れない
ものである。従って、下の階に自動車を駐車して乗り降
りする人には雨水がかからず、不快感を与えることもな
い。更に、床パネル本体は縦枠と一体形成したプレート
部や複数の板状のプレートにより、床面は閉塞される形
となり、下から上の階を覗くことができる従来の網体で
構成される床パネル本体とは異なり、下から上の階を見
ることができず、特に、女性にとって、安心感を与える
ことができる。
【0024】また、請求項2では、上記第1の排水手段
として、縦枠のプレート部とプレートとの間、及びプレ
ートの間に長手方向略全長にわたって隙間を形成したも
のであるから、この隙間を介して床パネル本体の上面に
降った雨水を効率よく縦棧へ流れ落とすことができる。
【0025】さらに、請求項3においては、縦枠のプレ
ート部とプレートの端部を略L型にそれぞれ折曲形成
し、この折曲形成された折曲片の間の隙間から雨水を縦
棧へ排水するようにしたものであるから、この隙間を介
して床パネル本体の上面に降った雨水を効率よく縦棧へ
流れ落とすことができ、しかも、折曲片によりプレート
部及びプレートの強度を向上させることができる。
【0026】請求項4では、上記第1の排水手段とし
て、縦枠のプレート部とプレートとの間、及びプレート
の間の端面同士を当接し、プレート部及びプレートの当
接面側の端部に長手方向に沿って所定間隔でもって排水
孔を複数穿設していることで、床パネル本体のプレート
部及びプレートの強度を一定に保持しつつ、雨水を排水
孔を介して効率よく縦棧へ流れ落とすことができる。
【0027】さらに、請求項5においては、上記第2の
排水手段として、縦棧の端部に位置する側板の箇所に穿
設した穴とし、この穴から縦棧からの雨水を排出するよ
うにしたものであるから、側板の穴から縦棧に流れる雨
水を効率よく外部へ排水することができる。
【0028】また、請求項6では、床パネル本体を構成
する左右の縦枠の下部内側に排水溝を一体にそれぞれ形
成し、この縦枠の排水溝の上方に位置する横棧を上面を
開口した形状として該横棧の端部を縦枠の排水溝側に開
口し、横棧の上方に位置する縦棧の底部に排水用の穴を
穿設し、該穴から落下した雨水を横棧及び縦枠の排水溝
を介して排出するようにしていることで、縦棧に流れ落
ちた雨水を縦棧自体と、縦棧に穿設した穴を介して横棧
から縦枠の排水溝へとの2通りの排水経路を形成するこ
とになり、効率良く雨水を排水することができる。
【0029】更に、請求項7においては、縦枠、プレー
ト、縦棧、横棧及び側板の各部材間の接触は点接触ない
し線接触とし、各部材を溶接にて固定した床パネル本体
全体をメッキ処理したものであるから、部材間を面接触
させて溶接して構成した床パネル本体全体をメッキ処理
する場合と比べて、各部材は、点接触ないし線接触とし
ているために、不メッキを防止することができ、不メッ
キによる変色や、錆の発生により、外観を損ねたり、商
品価値の低下や、施工後の補修といったことがない。ま
た、容易に後から洗浄等もできる。
【0030】請求項8では、床パネル本体をH型鋼の内
側空間部に配設すると共に、床パネル本体の上面とH型
鋼の上面とを略面一に敷設したものであるから、床パネ
ル本体のプレートの上面と同様にH型鋼の上面も床面と
して利用しているものであり、所謂パワーフローの場合
と比べて、H型鋼の配設間隔が同じならば、床パネル本
体の面積を小さくすることができ、床パネル本体の軽量
化を図ることができる。そのため、床パネル本体のコス
トも安価にすることができる。
【0031】また、請求項9においては、上記第3の排
水手段は、上面が開口した樋体としたものであるから、
床パネル本体から排水される雨水を全て受けることがで
きて、雨水を漏らすことがなく、しかも、樋体の構造も
上面が開口した構造であるから、樋体を簡単に製作する
ことができる。
【0032】更に、請求項10では、第3の排水手段と
して、H型鋼に排水溝を一体に形成したものであるか
ら、床パネル本体からの雨水を受ける樋体を別途付設す
る必要がなく、施工が簡略化され、また、コストも低く
抑えることができる。
【0033】また、請求項11では、第4の排水手段と
して、柱の側面に沿って取り付けた縦樋としたものであ
るから、縦樋は一般的な縦樋を用いることができ、縦樋
を安価に構成でき、しかも、外観を損なうこともない。
【0034】請求項12においては、第4の排水手段と
して、柱の側面に沿って設けた弾力性、可撓性を有する
ホースとしていることで、ホースの排水口を柱の任意の
側面に配設することができ、施工現場に応じて臨機応変
に対応することができる。また、コストも安価にでき、
施工も容易となる。
【0035】また、請求項13においては、第4の排水
手段として、筒状の柱の内部としていることにより、柱
の外側面には排水装置が付設されないため、排水装置が
邪魔になって、駐車場内の空間を狭めることもなく、自
動車の出し入れに際しても楽になる。また、柱の外面に
排水装置を配設した場合と比べ、排水装置により外観を
損ねることもない。
【0036】また、請求項14では、縦枠のプレート部
及びプレートの上面に略八の字状に突起を長手方向全長
にわたって所定の間隔でもって形成したものであるか
ら、複数のプレートを敷設した場合には、突起が連続的
なジグザグ模様となり、自動車のタイヤのスリップの防
止を、より完全に行うことができる上に、突起によりプ
レート自体の強度をも上げることができる。しかも、プ
レートの上面に突設した突起により、自動車の走行時に
雨水を跳ねることも少なくなり、また、人が歩いた場合
にも雨水を跳ねることが少なくなる。更に、勢い良く降
った雨水は、突起がガイドとなって、雨水をスムーズに
排水することができる。
【0037】また、請求項15においては、プレートの
上面は略中央部から両側に下降する傾斜面としているこ
とで、プレートの上面に降った雨水は、傾斜面を介して
スムーズに排水することができ、床パネル本体の上面に
雨水を滞留させることもなく、駐車場の利用者に雨水の
滞留による不快感を与えることがない。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。いわゆる自走式の立体駐車場は、地面より柱が複
数立設され、この柱の上部間に縦方向と横方向にH型鋼
が架設されるようになっている。立体駐車場の全体の構
成については後述するが、上記H型鋼の間の空間に図1
に示すような床パネル本体1が配設されるようになって
いる。この床パネル本体1は、左右の一対の長尺物の縦
枠2と、前後の一対の側板3と、3つの横棧4と、3本
の縦棧5と、複数のプレート8とで構成されている。
【0039】上記縦枠2、側板3、横棧4、縦棧5とで
床パネル本体1の枠本体7を構成している。鋼材で形成
されている縦枠2は、断面が略コ字型に形成されてお
り、図1及び図3に示すように、縦枠2の上端より側方
に上記プレート8と同様なプレート部6が一体に形成さ
れている。すなわち、上記縦枠2は、縦枠とプレートと
を一体化して構成し、施工等の簡略化を図っているもの
である。また、縦枠2の下部に断面を略コ字型にした雨
水排水用の排水溝9を略全長にわたって形成している。
つまり、縦枠2の内側より垂直片13を立設し、この垂
直片13により、その内側の部分を排水溝9としてい
る。
【0040】更に、縦枠2より側方に一体に突設したプ
レート部6の幅は、内側に敷設されるプレート8の幅と
ほぼ同じ長さに形成してある。もちろん、床パネル本体
1全体の大きさに応じて、各プレート8や、プレート部
6の幅や長さを適宜変更して用いられることは言うまで
もない。また、プレート部6の端部は長手方向全長にわ
たって略L型に折曲した折曲片10としている。プレー
ト部6と面一に敷設される内側のプレート8は略コ字型
に形成されており、長手方向全長にわたって両側の部分
を折曲片11として形成し、この折曲片11と縦枠2の
プレート部6の折曲片10とを図1及び図3に示すよう
に対向させている。そして、両折曲片10,11の間の
隙間12をプレート部6及びプレート8の長手方向全長
にわたって形成し、この隙間12から雨水を下方に落下
させるようにしている。
【0041】図4は床パネル本体1の側板3を示してお
り、側板3の下部は内側に略L型に鋭角に折曲形成した
L型片14を一体に略全長にわたって形成している。そ
して、このL型片14の内側を雨水を排水する排水溝1
5として、後述するように利用することも可能である。
また、側板3の両側の上部にはそれぞれ切欠部16が形
成されていて、この切欠部12は、床パネル本体1のメ
ッキ処理時におけるエアー抜き、或いはメッキ溶剤の抜
け用としている。側板3のL型片14の両側の端部は、
側板3の端縁まで形成されていない。また、側板3の両
側の下部には、切欠部17が形成されていて、この切欠
部17は、縦枠2の排水溝9の開口端部と対応して、排
水溝9からの雨水を外部に排出させるものである。
【0042】床パネル本体1を構成する横棧4は、図1
に示すように断面を上面開口の略コ字型とした鋼材で形
成されている。また、この断面を略コ字型とした横棧4
を排水溝として利用しているものである。上記横棧4の
開口端部は図1及び図3に示すように、縦枠2の垂直片
13の上端に載置され、横棧4からの雨水を縦枠2の排
水溝9へ排出するようになっている。
【0043】枠本体7を構成する縦棧5は、上面を開口
した略コ字型に形成されており、横棧4の上に載置され
ると共に、両端の開口面は側板3に穿設した排水用の穴
18(図4(a)参照)に対向して配設されている。こ
の縦棧5の上面に縦枠2のプレート部6及びプレート8
が敷設されるものであり、縦棧5の上面の開口面にプレ
ート部6及びプレート8の折曲片10,11を図3に示
すように、嵌め込む形でプレート部6及びプレート8を
敷設するものである。
【0044】尚、本実施例で用いている横棧4及び縦棧
5の構成は、図21に示す従来の構成とほぼ同じである
ものの、本実施例では、従来のように断面を略口型とは
せずに、横棧4及び縦棧5の断面形状を上面を開口した
略コ字型としている。つまり、後述するように、横棧4
及び縦棧5でプレート部6及びプレート8の荷重を受け
つつ、横棧4及び縦棧5の断面を上面開口の略コ字型と
して、雨水の排水用として積極的に利用しているもので
ある。
【0045】また、図1及び図2に示すように、縦枠2
の内側の上部のコーナー部には、両側の側片を上方へ拡
開した略コ字型の固定金具19,20が溶接等で固着さ
れるようになっている。尚、縦枠2の端部側に固着され
る固定金具20は、内側に固着される固定金具19より
長さを少し小さくして形成してある。この固定金具1
9,20の上端面と縦枠2側の側端面とが縦枠2の天井
面及び内側面に溶接等で固着され、また、固定金具19
の下面側と横棧4の上端面とは溶接にて固着される。
【0046】つまり、固定金具19により横棧4を保持
しているものであり、また、横棧4は縦枠2の垂直片1
3にて保持固定されている。さらに、斜めに対向する各
固定金具19,20の側片間には、図21に示すような
ブレス76が架橋されて、枠本体7の剛性を確保するよ
うにしている。
【0047】上記縦枠2と側板3とは溶接で組立結合さ
れるものであり、両側の側板3間に、本実施例において
は、図1に示すように、例えば3つの横棧4を架設し、
横棧4の上に3本の縦棧5を架橋することで枠本体7を
形成している。この時、横棧4の開口端部は、縦枠2の
排水溝9の上方に位置して、横棧4内に流れる雨水を縦
枠2の排水溝9に流すようになっている。また、上述の
ように、縦棧5の開口端部は、図1に示すように、側板
3の穴18に対向しており、縦棧5に流れる雨水を上記
穴18から外部へ排水するようになっている。
【0048】次に、上記のようにして構成される枠本体
7の上面に敷設されるプレート8について説明する。H
型鋼の間の空間部の大きさにより上記枠本体7の大きさ
が決定されるものであり、その枠本体7の大きさに応じ
て縦枠2に一体に形成したプレート部6及びプレート8
の幅寸法、長さ寸法が適宜に設定されたのを用いるよう
になっている。もちろん、枚数もそれに応じて適宜変更
して用いる。本実施例では、例えば、図1及び図2に示
すように、両側の縦枠2として用いた2枚のプレート部
6と、内側に配設される2枚のプレート8を用いてい
る。尚、上述したように、枠本体7の大きさに応じて各
種寸法、あるいはプレート8の枚数が適宜に用意される
ようになっている。
【0049】枠本体7の内側に敷設されるプレート8
は、図1及び図2に示すように、鋼材からなり例えば押
し出し成形にて形成され、断面を略コ字型に形成されて
いる。ここで、プレート8を敷設する場合には、プレー
ト8の折曲片11を縦棧5内に嵌め込む形で敷設してい
き、縦棧5の上面開口部内でプレート部6とプレート8
の折曲片10,11が対向し、且つ両折曲片10,11
の間に隙間12を形成するようにして敷設する。そし
て、縦棧5の上端部とプレート部6及びプレート8の天
井面とを所定間隔ごとに溶接して固着していく。これに
より床パネル本体1が形成される。
【0050】図5は要部拡大破断斜視図を示し、プレー
ト部6及びプレート8の折曲片10,11あるいは両プ
レート8の折曲片11,11にて形成される隙間12か
ら、床パネル本体1の上面に降った雨水を縦棧5へ落下
させて、縦棧5により雨水を排水するようにしている。
なお、上記隙間12が第1の排水手段を構成している。
また、プレート部6及びプレート8の端部は下方に折曲
した折曲片10,11としていることで、プレート部6
及びプレート8の端部の強度を向上させている。また、
折曲片10,11を形成せずに、単に隙間12だけを形
成するようにしても良い。
【0051】図6は第1の排水手段の他の実施例を示
し、縦枠2のプレート部6及びプレート8の端面を当接
させて、プレート部6及びプレート8の端部側に長手方
向略全長にわたって排水用の排水孔21を所定の間隔毎
に穿設したものである。この場合、プレート部6及びプ
レート8の当接部は、所定間隔毎に溶接して両者を固着
するようにしている。プレート部6及びプレート8の各
排水孔21から雨水を縦棧5へ落下させて、雨水を排水
するようにしている。
【0052】なお、上記排水孔21は、図6に示すよう
に、その形状を長孔としているが、単なる円形や、角孔
の形状としても良い。更には、排水孔21の間隔は、適
宜に設定すれば良い。
【0053】また、図7は、横棧4の上方に位置する縦
棧5の底部に排水孔22を穿孔した場合の実施例を示
し、この実施例の場合には、隙間12から落下した雨水
は、縦棧5に流れ落ちて、雨水の一部は縦棧5の排水孔
22を介して横棧4に流れ落ちる。また、それ以外の雨
水は縦棧5の端部に向かって流れ、穴18より排水され
る。縦棧5の排水孔22から横棧4に流れ落ちた雨水
は、縦枠2の排水溝9に流れ、この排水溝9に雨水が流
れて、側板3の切欠部17から外部に排水されるように
なっている。
【0054】図8は図6に対応した実施例を示してお
り、縦棧5の底部に図7の場合と同様に排水孔22を設
けたものである。プレート部6及びプレート8の排水孔
21から落下した雨水の流れの過程は、図7の場合と同
様なので説明は省略する。
【0055】尚、図7及び図8において、排水孔22の
形状は円形としたが、楕円形、長孔、角孔に形成しても
良い。
【0056】次に、上記床パネル本体1を配設する立体
駐車場の骨組みについて説明する。まず、図13に示す
ように、柱が立設される地面内に独立基礎31を形成
し、各独立基礎31間に布基礎32を形成する。また、
上記独立基礎31にはアンカーボルト(図示せず)が設
けてある。上記独立基礎31の柱33(図14参照)を
立設してアンカーボルトにより柱33を固定する。
【0057】そして、図14に示すように、立設された
柱33の上部の4つの各面に断面を略コ字型とした保持
部材34をボルトで固定する。柱33間の上記保持部材
34の上に縦方向、及び横方向にそれぞれH型鋼35が
架設される。ここで、縦あるいは横方向のH型鋼35の
端面には連結部材36が溶接等で固着されており、この
連結部材36を介して横あるいは縦方向のH型鋼35が
連結固定されることになる。H型鋼35はそれぞれ保持
部材34とボルト等で固定されると共に、連結部材36
にてもH型鋼35が固定され、H型鋼35を柱33間の
上に確実に配設固定するようになっている。
【0058】図15及び図16は上記のようにしてH型
鋼35を柱33間に組み立てる途中の図面を示し、図1
7は立体駐車場の完成状態の図を示している。図15〜
図17においては、H型鋼35間に配設される床パネル
本体1を透視図的に描いている。また、図17に示すよ
うに、立体駐車場の2階となる部分の周囲には柵37が
設けられており、2階へ自動車が出入りするスロープ3
8が形成してある。更に、立体駐車場の端部には2階に
人が出入りする階段39が形成してある。
【0059】次に、床パネル本体1とH型鋼35との連
結固定の構造について説明する。図9及び図14に示す
ように、床パネル本体1がボルトで連結固定されるH型
鋼35の部分には、略コ字型に形成した連結金具41が
配置されるようになっている。すなわち、図9及び図1
4に示すように、H型鋼35の左右の開口面がわの部分
に上記連結金具41が配置され、つまり、この連結金具
41がH型鋼35の上下片の間の開口面側に位置され
る。
【0060】そして、床パネル本体1の縦枠2の側面に
穿設した上下2個の挿通孔42(図1参照)と、連結金
具41の上下2個の挿通孔43(図14参照)、及びH
型鋼35の上下2個の挿通孔44(図14参照)にボル
ト45をそれぞれ挿通し、図12に示すように、該ボル
ト45とナット46とで床パネル本体1の縦枠2を連結
固定する。丁度、H型鋼35間の床パネル本体1を敷設
する場合には、図9に示すように、上記ボルト45等で
床パネル本体1の縦枠2をH型鋼35に固定するが、H
型鋼35の間に複数の床パネル本体1を敷設する場合に
は、以下のようにして行う。
【0061】すなわち、図14に示すように、H型鋼3
5の内側面に連結部材40が溶接等で固着されており、
この連結部材40を間に挟む形で床パネル本体1の縦枠
2を図10に示すように配設する。そして、ボルト47
及びナット48で、連結部材40を介して両側の床パネ
ル本体1の縦枠2を連結固定する。図11は上記のよう
にしてH型鋼35に連結固定された3つの床パネル本体
1を示している。(a)は平面図を示し、(b)は正面
側から見た断面図を、(c)は側面がわから見た断面図
をそれぞれ示している。
【0062】次に、立体駐車場の2階に降った雨水の排
水について詳述する。まず、縦棧5に排水孔22が形成
されていない場合は、以下のようにして雨水が排水され
ることになる。すなわち、床パネル本体1の上面に降っ
た雨水は、プレート部6及びプレート8間にて形成され
ている隙間12(あるいは図6の場合は排水孔21)か
ら縦棧5に流れ落ちる。そして、縦棧5内に流れ落ちた
雨水は、縦棧5の端部に向かって流れ、側板3の穴18
から、外部へ排水されることになる。
【0063】次に、縦棧5の底部に図7及び図8に示す
ような排水孔22が穿設されている場合について説明す
る。床パネル本体1の上面に降った雨水は、プレート部
6及びプレート8間にて形成されている隙間12(ある
いは図6の場合は排水孔21)から縦棧5に流れ落ち
る。そして、縦棧5内に流れ落ちた雨水の一部は縦棧5
の排水孔22より横棧4に流れ落ち、横棧4に流れ落ち
雨水は縦棧5の排水溝9に流れ落ちる。排水溝9に流れ
落ちた雨水は、縦枠2の端部に向かって流れ、側板3の
切欠部17から外部に排水される。また、排水孔22に
流れ落ちなかった雨水は、縦棧5の端部に向かって流
れ、側板3の穴18から、外部へ排水されることにな
る。
【0064】このようにして床パネル本体1に降った雨
水は、床パネル本体1自体の最終的な排水は、床パネル
本体1の両側の排水溝9や、縦棧5の端部から、切欠部
17や穴18からそれぞれ流れるようになっている。そ
して、それ以降の雨水は図11及び図12に示すような
排水手段により排水されるものである。
【0065】すなわち、床パネル本体1の上面に降った
雨水は、上記のように縦枠2の両側の端部から外部へ排
水されることになる。このことは、床パネル本体1の側
板3側のH型鋼35の内側に雨水が排水される。そのた
め、図11及び図12に示すように、H型鋼35の下方
で、且つ柱33間に断面を略コ字型とした樋体51を架
橋している。この樋体51は、中央部から両側に下降す
るように傾斜して形成されており、雨水の排水を、より
スムーズに行わしめている。また、樋体51は雨水を排
水させるだけであるから、金属製の場合には薄く形成し
て、軽くなるようにしている。また、プラスチック等で
この樋体51を形成しても良いのはもちろんである。
【0066】上記樋体51の幅は、図11(b)に示す
ように、H型鋼35の幅よりも大きくしてH型鋼35か
ら落下する雨水をすべて受けるようにしてある。また、
図12に示すように、樋体51の両端には排水孔52が
穿孔されていて、この排水孔52から排水される雨水を
受ける縦樋53が柱33の側面に沿わせて設けてある。
従って、床パネル本体1からの雨水は全て樋体51にて
受けられて、樋体51の排水孔52から雨水が排水さ
れ、更に、縦樋53を介して地面、或いは、立体駐車場
の1階に設けた排水用の溝に流すようになっている。
【0067】尚、上記縦樋53は、一般的な縦樋で形成
しても良く、また、ゴムホースにより樋体51からの雨
水を排水するようにしても良い。ゴムホースとした場合
には、縦樋53とは異なって弾力性、可撓性があるため
に、ゴムホースの下部の雨水の流し口の位置を柱33の
任意の側面に設定することができる。
【0068】更に、樋体51の端部に位置する柱33の
側面の箇所に孔を開けておき、その孔を介して樋体51
にて排水される雨水を柱33に流し込むようにしても良
い。この場合、柱33は角筒状であり、柱33の下部の
側面には排水孔を穿設しておく。また、柱33の内面及
び外面の全体にわたって、例えば、溶融亜鉛メッキを施
しておくことで、雨水による柱33の錆は防止できる。
【0069】更に、上記樋体51の形状としては、断面
がコ字型に限らず、断面が略U字状、略半円形、略V字
型等でも良い。要は、床パネル本体1から排水される雨
水を受けることができれば、どのような形状でも良い。
【0070】また、図12に示すような樋体51を用い
ずに、雨水を排水する手段として、図18に示すような
H型鋼35を用いても良い。すなわち、H型鋼35の下
片55の横幅を上片よりも幅広に形成し、下片55の端
部を全長にわたって上方に折曲した折曲片56を形成
し、この折曲片56と下片55とで排水溝57を形成し
たものである。この実施例においては、床パネル本体1
から排水される雨水をH型鋼35の排水溝57に受け
て、柱33へ雨水を流すようにしたものであり、H型鋼
35の端部では、柱33の内部に直接雨水を流し込むよ
うにする。また、H型鋼35の端部で縦樋やゴムホース
等と連結して、雨水を流すようにしても良いものであ
る。
【0071】また、床パネル本体1における排水方法と
して、側板3の高さを縦枠2の高さより短くして、L型
片14の端部を縦枠2の垂直片13の上方に配置し、側
板3のL型片14にて形成される排水溝15の端部を縦
枠2の排水溝9の上方に開口させるようにしても良い。
この場合、縦棧5から側板3の穴18に排水されずに漏
れた雨水を排水溝15で受けて、縦枠2の排水溝9へ排
水させる。また、穴18を穿設せずに、縦棧5からの雨
水をすべて側板3のL型片14による排水溝15で受け
て、この排水溝15から縦枠2の排水溝9へ雨水を排水
するようにしても良い。
【0072】ところで、図9に示すように、床パネル本
体1の縦枠2との部分と、H型鋼35との間の雨水の浸
入を防止するために、コーキング材、あるいはパッキン
を敷設して、雨水の浸入を完全に防止するようにしてい
る。また、床パネル本体1同士を直接連結固定する場合
にも、床パネル本体1間には上記と同様にコーキング
材、あるいはパッキンを敷設して、雨水の浸入を完全に
防止している。つまり、図11(a)に示すように、複
数の床パネル本体1を敷設した場合には、床パネル本体
1の側面の間に緩衝材を介装し、この緩衝材の上方に上
記と同様にコーキング材、あるいはパッキンを敷設し
て、雨水の浸入を完全に防止している。
【0073】上述のように床パネル本体1は、左右の縦
枠2、前後の側板3、途中に縦枠2に架橋される3つの
横棧4及び縦棧5とで枠本体7と形成し、この枠本体7
の上面に複数のプレート8を覆設して構成されている。
床パネル本体1の上記各部材は鋼材からなり、各部材は
溶接等で固着され、溶接後に、例えば溶融亜鉛メッキに
よりメッキ処理されるようになっている。これは、メッ
キ処理されるH型鋼35も同様であるが、床パネル本体
1は立体駐車場の2階の床パネルとして使用されるもの
であり、雨水等により腐食して、外観を損ねたり、自動
車の荷重に対する強度の劣化を防止するためである。
【0074】つまり、先ず、左右の縦枠2と前後の側板
3とで四角枠状に溶接にて固着し、次いで、上述のよう
に横棧4、縦棧5、固定金具19,20が縦枠2等に溶
接にて固着される。そして、本実施例では、両側の縦枠
2のプレート部6と、内側の2枚のプレート6が、縦棧
5の上に敷設される。そして、各部材間を溶接して連結
固定していく。このようにして形成された床パネル本体
1をメッキ漕内に浸漬して、床パネル本体1全体を溶融
亜鉛メッキの処理を行う。
【0075】メッキ処理の前工程において、メッキ処理
を完全に行うために、部材に付着している脂分を除去し
たり、硫酸等による余剰の錆をとるための洗浄を行う。
つまり、メッキ処理の前工程においては、いわゆる脱脂
工程、酸洗工程等が行われる。ところで、例えば、床パ
ネル本体を構成するのに、図19に示すように、プレー
トとして平板(鉄板)58を用い、この平板58を枠を
構成する棧59の上に面接触させて、溶接を行った後
に、メッキ処理を行った場合には、所謂不メッキとなっ
て外観を損ね、商品価値を低下させ、更には、施工後に
は補修を常に行う必要が生じてくる。
【0076】つまり、棧59の上面と平板58の下面と
を面接触させて溶接し、メッキ処理を行った場合、酸洗
工程における硫酸や、大気中の水分等が、棧59と平板
58との間に毛細管現象等にて入り込む。そして、メッ
キ処理後に、棧59と平板58との間に入っていた酸系
の水が出てきて、表面を変色させたり、腐食させたりす
ることになる。
【0077】そこで、本実施例では、枠本体7とプレー
ト8,7とは面接触させずに、点接触、あるいは線接触
させた状態で溶接を行い、溶接後のメッキ処理におい
て、接触面で酸等が滞留しないようにし、あるいは容易
に水等で洗浄できる構造としている。すなわち、床パネ
ル本体1の両側の縦枠2と側板3、横棧4と縦棧5、固
定金具19,20と縦枠2及び横棧4、更には、プレー
ト部6及びプレート8と縦枠2等の接触は、それぞれ点
ないし線接触としている。
【0078】また、折曲片10,11を形成した場合の
プレート部6及びプレート8は、平板状には形成せず
に、断面を略コ字型に形成し、折曲片10,11により
強度も向上させているものである。従って、床パネル本
体1をこのような構造とすることで、メッキ処理後にも
各部材間で不メッキとなることもなく、また、プレート
部6及びプレート8の強度も向上させている。
【0079】ところで、立体駐車場の2階の床パネルの
敷設方法として、所謂パワーフローと言われる方法があ
る。図20はこのパワーフローと言われる敷設方法を示
し、床パネルとしてH型鋼35間に敷設するプレート6
0は断面を略コ字型とし、プレート60の一端側は、L
型の接続片61と、他端側はコ字型の接続片62として
いる。この敷設方法は、プレート60の一端側の接続片
61をH型鋼35の上面の半分がわに載置し、隣接する
プレート60の接続片61をコ字型の接続片62内に載
置して、順次、敷設していくものである。
【0080】このパワーフローと言われる敷設方法で
は、H型鋼35の上面にプレート60の接続片61を載
置するために、H型鋼35の上面は床面としては利用さ
れず、同じ間隔で敷設されているH型鋼35では、プレ
ート60の大きさが大きくなってしまうという問題があ
る。
【0081】そこで、本実施例では、H型鋼35の上面
に床パネル本体1を敷設する方法はとらず、H型鋼35
の側方に床パネル本体1を配設し、床パネル本体1の上
面とH型鋼35の上面とを面一にした敷設方法としてい
る。すなわち、図9、図11及び図12に示すように、
床パネル本体1をボルト45等によりH型鋼35の側面
がわに連結固定し、床パネル本体1のプレート部6及び
プレート8の上面とH型鋼35の上面とを面一にしてい
る。これにより、H型鋼35の上面も床面として利用す
ることができ、パワーフローの場合と比べてH型鋼35
が同じ間隔であれば、床パネル本体1の面積自体を小さ
くすることができる。従って、床パネル本体1自体の重
量を軽くできると共に、コストの面でも立体駐車場を安
価にできるものである。
【0082】ところで、鉄板の上面に自動車のタイヤの
スリップ防止策として凹凸を形成されているものは既に
提供されている。ところが、これら鉄板の上面に形成さ
れている凹凸は、単にタイヤのスリップ防止のために形
成されているものであり、例えば、連続した波形の凹凸
がある。かかる場合、凹凸はスリップ防止のためにのみ
形成されており、本発明のように、立体駐車場の2階の
床パネルと使用し、且つ雨水の排水を考慮した凹凸形状
とはなっていない。
【0083】すなわち、図1、図2、図5〜図8に示す
ように、床パネル本体1の各プレート部6及びプレート
8の上面には模様、つまり凹凸が形成されており、この
凹凸の部分を拡大したのが図5〜図8である。図5〜図
8のうち、例えば図5において、プレート8の上面には
略八の字状に細長いリブ状の突起63が突設されてお
り、この突起63の両側に位置する形で略円形の凸部6
4が突設してある。これらの2つの突起63及び4つの
凸部64がプレート8の長手方向の全長にわたって連続
的に形成してある。尚、床パネル本体1の両側の縦枠2
と一体形成したプレート部6の上面も同様に、突起63
及び凸部64が形成されている。また、一対の突起63
を互いに逆向きに交互にプレート8,7の長手方向に形
成するようにしても良い。また、凸部64は、略円形と
したが、楕円形に形成したり、細長形状に形成しても良
いのは勿論である。
【0084】上記プレート8に形成した突起63及び凸
部64は、例えば、2つの金型による上下からのプレス
加工により形成している。形成方法としては、例えば、
絞り出し加工や、ひも出し加工等があり、これら絞り出
し加工やひも出し加工により上記突起63等を形成す
る。上記突起63の形状は、図示するように絞り出し加
工による断面形状を略コ字型としたり、あるいはひも出
し加工により断面を略円弧状に形成しても良い。尚、絞
り出し加工の場合には、突起63の突出寸法を例えば、
プレート8の厚みの半分程度にしている。複数のプレー
ト8を敷設した場合には、略八の字状の突起63は、隣
接するプレート8の突起63と一体的となって、全体と
してジグザク状の凹凸となり、自動車のタイヤのスリッ
プの防止機能をより高めている。更には、細長いリブ状
の突起63により、プレート8の強度をも高めている。
【0085】また、突起63及び凸部64は、連続した
波形状の凹凸ではなく、それぞれが別個に形成されてい
るために、雨水の排水を邪魔することなく、例えば勢い
良く降った雨水は、細長い突起63がガイドとなって、
隙間12へスムーズに案内する役目を有している。ま
た、突起63及び凸部64により、雨水がプレート8の
上面にあっても、タイヤにより水が跳ねにくく、また、
歩いた場合でも、靴が突起63及び凸部64に載って水
を跳ねることもない。
【0086】上記の場合においては、プレート部6及び
プレート8の上面が平面状の場合について説明したが、
プレート8の幅方向の中央から全長にわたって両側に下
降する傾斜面とすることで、つまり、プレート8の幅方
向の上面の断面を略く字型に形成することで、プレート
8の上面に降った雨水を上面に滞留させることなく、よ
りスムーズに排水することができる。プレート8の傾斜
面の傾斜角度は、単に雨水を流すだけであるから、利用
者が傾斜していないと感じない程度にしている。これに
より、プレート8の上面が傾斜しているという不安感を
利用者に与えることはない。また、この場合、細長いリ
ブ状の突起63は、ガイドとなって、雨水を隙間12や
排水孔21へスムーズに導くことができる。更に、縦枠
2のプレート部6の上面もプレート8側へ少し傾斜させ
るようにしても良い。
【0087】尚、上記した事柄は、2階建ての立体駐車
場の場合について説明したが、2階建ての立体駐車場の
場合に限らず、3階建て以上の立体駐車場にも本発明を
適用できるものである。また、自走式の立体駐車場に限
らず、あるゆるタイプの立体駐車場にも本発明を適用で
きることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、立体駐車場の上の階の
床パネル本体に降った雨水は、第1の排水手段を介して
縦棧に流れ落ち、縦棧からの雨水は第2の排水手段にて
受け、更に、H型鋼の下面側に設けた第3の排水手段
と、第4の排水手段を介して地面上や、地面に形成され
ている排水溝等へ流れるものであり、床パネル本体の上
面に降った雨水を効率よく排水することができる。その
ため、床パネル本体を敷設した階より下の階へは雨水は
漏れないものである。従って、下の階に自動車を駐車し
て乗り降りする人には雨水がかからず、不快感を与える
こともない。更に、床パネル本体は縦枠と一体形成した
プレート部や複数の板状のプレートにより、床面は閉塞
される形となり、下から上の階を覗くことができる従来
の網体で構成される床パネル本体とは異なり、下から上
の階を見ることができず、特に、女性にとって、安心感
を与えることができる。
【0089】また、請求項2では、上記第1の排水手段
として、縦枠のプレート部とプレートとの間、及びプレ
ートの間に長手方向略全長にわたって隙間を形成したも
のであるから、この隙間を介して床パネル本体の上面に
降った雨水を効率よく縦棧へ流れ落とすことができる。
【0090】さらに、請求項3においては、縦枠のプレ
ート部とプレートの端部を略L型に長手方向略全長にわ
たってそれぞれ折曲形成し、この折曲形成された折曲片
の間の隙間から雨水を縦棧へ排水するようにしたもので
あるから、この隙間を介して床パネル本体の上面に降っ
た雨水を効率よく縦棧へ流れ落とすことができ、しか
も、折曲片によりプレート部及びプレートの強度を向上
させることができる。
【0091】請求項4では、上記第1の排水手段とし
て、縦枠のプレート部とプレートとの間、及びプレート
の間の端面同士を当接し、プレート部及びプレートの当
接面側の端部に長手方向に沿って所定間隔でもって排水
孔を複数穿設していることで、床パネル本体のプレート
部及びプレートの強度を一定に保持しつつ、雨水を排水
孔を介して効率よく縦棧へ流れ落とすことができる。
【0092】さらに、請求項5においては、上記第2の
排水手段として、縦棧の端部に位置する側板の箇所に穿
設した穴とし、この穴から縦棧からの雨水を排出するよ
うにしたものであるから、側板の穴から縦棧に流れる雨
水を効率よく外部へ排水することができる。
【0093】また、請求項6では、床パネル本体を構成
する左右の縦枠の下部内側に排水溝を一体にそれぞれ形
成し、この縦枠の排水溝の上方に位置する横棧を上面を
開口した形状として該横棧の端部を縦枠の排水溝側に開
口し、横棧の上方に位置する縦棧の底部に排水用の穴を
穿設し、該穴から落下した雨水を横棧及び縦枠の排水溝
を介して排出するようにしていることで、縦棧に流れ落
ちた雨水を縦棧自体と、縦棧に穿設した穴を介して横棧
から縦枠の排水溝へとの2通りの排水経路を形成するこ
とになり、効率良く雨水を排水することができる。
【0094】更に、請求項7においては、縦枠、プレー
ト、縦棧、横棧及び側板の各部材間の接触は点接触ない
し線接触とし、各部材を溶接にて固定した床パネル本体
全体をメッキ処理したものであるから、部材間を面接触
させて溶接して構成した床パネル本体全体をメッキ処理
する場合と比べて、各部材は、点接触ないし線接触とし
ているために、不メッキを防止することができ、不メッ
キによる変色や、錆の発生により、外観を損ねたり、商
品価値の低下や、施工後の補修といったことがない。ま
た、容易に後から洗浄等もできる。
【0095】請求項8では、床パネル本体をH型鋼の内
側空間部に配設すると共に、床パネル本体の上面とH型
鋼の上面とを略面一に敷設したものであるから、床パネ
ル本体のプレートの上面と同様にH型鋼の上面も床面と
して利用しているものであり、所謂パワーフローの場合
と比べて、H型鋼の配設間隔が同じならば、床パネル本
体の面積を小さくすることができ、床パネル本体の軽量
化を図ることができる。そのため、床パネル本体のコス
トも安価にすることができる。
【0096】また、請求項9においては、上記第3の排
水手段は、上面が開口した樋体としたものであるから、
床パネル本体から排水される雨水を全て受けることがで
きて、雨水を漏らすことがなく、しかも、樋体の構造も
上面が開口した構造であるから、樋体を簡単に製作する
ことができる。
【0097】更に、請求項10では、第3の排水手段と
して、H型鋼に排水溝を一体に形成したものであるか
ら、床パネル本体からの雨水を受ける樋体を別途付設す
る必要がなく、施工が簡略化され、また、コストも低く
抑えることができる。
【0098】また、請求項11では、第4の排水手段と
して、柱の側面に沿って取り付けた縦樋としたものであ
るから、縦樋は一般的な縦樋を用いることができ、縦樋
を安価に構成でき、しかも、外観を損なうこともない。
【0099】請求項12においては、第4の排水手段と
して、柱の側面に沿って設けた弾力性、可撓性を有する
ホースとしていることで、ホースの排水口を柱の任意の
側面に配設することができ、施工現場に応じて臨機応変
に対応することができる。また、コストも安価にでき、
施工も容易となる。
【0100】また、請求項13においては、第4の排水
手段として、筒状の柱の内部としていることにより、柱
の外側面には排水装置が付設されないため、排水装置が
邪魔になって、駐車場内の空間を狭めることもなく、自
動車の出し入れに際しても楽になる。また、柱の外面に
排水装置を配設した場合と比べ、排水装置により外観を
損ねることもない。
【0101】また、請求項14では、縦枠のプレート部
及びプレートの上面に略八の字状に突起を長手方向全長
にわたって所定の間隔でもって形成したものであるか
ら、複数のプレートを敷設した場合には、突起が連続的
なジグザグ模様となり、自動車のタイヤのスリップの防
止を、より完全に行うことができる上に、突起によりプ
レート自体の強度をも上げることができる。しかも、プ
レートの上面に突設した突起により、自動車の走行時に
雨水を跳ねることも少なくなり、また、人が歩いた場合
にも雨水を跳ねることが少なくなる。更に、勢い良く降
った雨水は、突起がガイドとなって、雨水をスムーズに
排水することができる。
【0102】また、請求項15においては、プレートの
上面は略中央部から両側に下降する傾斜面としているこ
とで、プレートの上面に降った雨水は、傾斜面を介して
スムーズに排水することができ、床パネル本体の上面に
雨水を滞留させることもなく、駐車場の利用者に雨水の
滞留による不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプレートの一部を切り欠いた
床パネル本体の破断斜視図である。
【図2】(a)は本発明の実施例のプレートの一部を切
り欠いた床パネル本体の平面図である。(b)は本発明
の実施例の床パネル本体の側面図である。
【図3】本発明の実施例の床パネル本体の断面図であ
る。
【図4】(a)は本発明の実施例の床パネル本体を構成
する側板の正面図である。(b)は本発明の実施例の側
板の側面図である。
【図5】本発明の実施例の床パネル本体の隙間を形成し
た場合の要部拡大破断斜視図である。
【図6】本発明の実施例の床パネル本体のプレートに排
水孔を穿設した場合の要部拡大破断斜視図である。
【図7】本発明の実施例の床パネル本体の隙間を形成す
ると共に、縦棧に排水孔を形成した場合の要部拡大破断
斜視図である。
【図8】本発明の実施例の床パネル本体のプレートに排
水孔を穿設すると共に、縦棧に排水孔を形成した場合の
要部拡大破断斜視図である。
【図9】本発明の実施例の床パネル本体とH型鋼との連
結状態を示す要部断面図である。
【図10】本発明の実施例の床パネル本体と床パネル本
体との連結状態を示す要部断面図である。
【図11】(a)は本発明の実施例の床パネル本体をH
型鋼に敷設した状態を示す要部平面図である。(b)は
本発明の実施例の床パネル本体をH型鋼に敷設した状態
を示す正面側から見た断面図である。(c)は本発明の
実施例の床パネル本体をH型鋼に敷設した状態を示す側
面がわから見た断面図である。
【図12】本発明の実施例の床パネル本体からの雨水を
排水するための樋体を設けた場合の要部斜視図である。
【図13】本発明の実施例の立体駐車場を建設する場合
の施工状態を示す図である。
【図14】本発明の実施例の立体駐車場を建設する場合
の柱とH型鋼との連結状態を示す一部を切り欠いた要部
斜視図である。
【図15】本発明の実施例の立体駐車場を建設する場合
の施工状態を示す図である。
【図16】本発明の実施例の立体駐車場を建設する場合
の施工状態を示す図である。
【図17】本発明の実施例の立体駐車場の完成した状態
を示す図である。
【図18】本発明の実施例におけるH型鋼の他の実施例
を示す要部斜視図である。
【図19】本発明において不メッキとなる場合の説明図
である。
【図20】本発明において床パネルをパワーフローの敷
設方法を示す説明図である。
【図21】従来例の床パネル本体の一部を切り欠いた斜
視図である。
【符号の説明】
1 床パネル本体 2 縦枠 3 側板 4 横棧 5 縦棧 6 プレート部 7 枠本体 8 プレート 9 排水溝 10 折曲片 11 折曲片 12 隙間 33 柱 35 H型鋼 51 樋体 53 縦樋 57 排水溝 63 突起 64 凸部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面より複数の柱を立設し、この柱の上
    部間に縦方向及び横方向にH型鋼をそれぞれ架橋し、こ
    れらH型鋼の間に形成される水平面上の空間部に床パネ
    ル本体を配設するようにした立体駐車場において、左右
    の縦枠と、この縦枠の両端間を架橋する前後の側板と、
    上記縦枠の途中に左右の縦枠間に架橋される横棧と、こ
    の横棧の上面に配設され上記側板間に架設される複数の
    縦棧と、上記両側の縦枠の上端より一体に側方へ突設し
    上記縦棧へ至る長さの板状のプレート部とで枠本体を形
    成し、この枠本体の縦枠より突設した上記プレート部の
    間であって該プレート部と同一面上に上記縦棧の上面側
    に敷設され、端部が縦棧の上方に位置する板状のプレー
    トと、該枠本体とで床パネル本体を構成し、上記床パネ
    ル本体の縦棧を上面開口とし、上記縦枠のプレート部と
    プレートとの間及びプレート間に雨水を上記縦棧へ落下
    させる第1の排水手段を設け、上記縦棧から流れ落ちる
    雨水を受ける第2の排水手段を側板側に設け、この第2
    の排水手段から排水される雨水を受ける第3の排水手段
    をH型鋼の下面側に配設し、この第3の排水手段から排
    水される雨水を受けて地面上等に排出する第4の排水手
    段を設けたことを特徴とする立体駐車場のパネル型屋根
    床版。
  2. 【請求項2】 上記第1の排水手段として、縦枠のプレ
    ート部とプレートとの間、及びプレートの間に長手方向
    略全長にわたって隙間を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の立体駐車場のパネル型屋根床版。
  3. 【請求項3】 縦枠のプレート部とプレートの端部を略
    L型に長手方向略全長にわたってそれぞれ折曲形成し、
    この折曲形成された折曲片の間の隙間から雨水を縦棧へ
    排水するようにしたことを特徴とする請求項1、2記載
    の立体駐車場のパネル型屋根床版。
  4. 【請求項4】 上記第1の排水手段として、縦枠のプレ
    ート部とプレートとの間、及びプレートの間の端面同士
    を当接し、プレート部及びプレートの当接面側の端部に
    長手方向に沿って所定間隔でもって排水孔を複数穿設し
    たことを特徴とする請求項1記載の立体駐車場のパネル
    型屋根床版。
  5. 【請求項5】 上記第2の排水手段として、縦棧の端部
    に位置する側板の箇所に穿設した穴とし、この穴から縦
    棧からの雨水を排出するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の立体駐車場のパネル型屋根床版。
  6. 【請求項6】 床パネル本体を構成する左右の縦枠の下
    部内側に排水溝を一体にそれぞれ形成し、この縦枠の排
    水溝の上方に位置する横棧を上面を開口した形状として
    該横棧の端部を縦枠の排水溝側に開口し、横棧の上方に
    位置する縦棧の底部に排水用の穴を穿設し、該穴から落
    下した雨水を横棧及び縦枠の排水溝を介して排出するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜5記載の立体駐車
    場のパネル型屋根床版。
  7. 【請求項7】 縦枠、プレート、縦棧、横棧及び側板の
    各部材間の接触は点接触ないし線接触とし、各部材を溶
    接にて固定した床パネル本体全体をメッキ処理したこと
    を特徴とする請求項1記載の立体駐車場のパネル型屋根
    床版。
  8. 【請求項8】 床パネル本体をH型鋼の内側空間部に配
    設すると共に、床パネル本体の上面とH型鋼の上面とを
    略面一に敷設したことを特徴とする請求項1〜6記載の
    立体駐車場のパネル型屋根床版。
  9. 【請求項9】 上記第3の排水手段は、上面が開口した
    樋体としたことを特徴とする請求項1記載の立体駐車場
    のパネル型屋根床版。
  10. 【請求項10】 第3の排水手段として、H型鋼に排水
    溝を一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の立
    体駐車場のパネル型屋根床版。
  11. 【請求項11】 第4の排水手段として、柱の側面に沿
    って取り付けた縦樋としたことを特徴とする請求項1記
    載の立体駐車場のパネル型屋根床版。
  12. 【請求項12】 第4の排水手段として、柱の側面に沿
    って設けた弾力性、可撓性を有するホースとしたことを
    特徴とする請求項1記載の立体駐車場のパネル型屋根床
    版。
  13. 【請求項13】 第4の排水手段として、筒状の柱の内
    部としたことを特徴とする請求項1記載の立体駐車場の
    パネル型屋根床版。
  14. 【請求項14】 縦枠のプレート部及びプレートの上面
    に略八の字状に突起を長手方向全長にわたって所定の間
    隔でもって形成したことを特徴とする請求項1〜4記載
    の立体駐車場のパネル型屋根床版。
  15. 【請求項15】 プレートの上面は略中央部から両側に
    下降する傾斜面としたことを特徴とする請求項1、14
    記載の立体駐車場のパネル型屋根床版。
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