JPH06133656A - 群生植物の栽培方法及び装置 - Google Patents
群生植物の栽培方法及び装置Info
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- JPH06133656A JPH06133656A JP4327154A JP32715492A JPH06133656A JP H06133656 A JPH06133656 A JP H06133656A JP 4327154 A JP4327154 A JP 4327154A JP 32715492 A JP32715492 A JP 32715492A JP H06133656 A JPH06133656 A JP H06133656A
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- plant
- container
- cultivating
- holes
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-
- Y02P60/216—
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 栽培期間中、茎長を均一化せしめるための人
為的な作業を頻繁に要することなく、生産性に優れ、自
動化に適した群生植物の栽培方法及び装置を提供する。 【構成】 底部に多数の目孔を設けた上部開口状の浅底
の単位容器に播種を行い、該単位容器に多数の目孔を設
けた押え蓋を載置することにより単位容器の上部開口を
閉塞せしめる。押え蓋の目孔及び単位容器の目孔を介し
て上方からの散水を流下せしめ、単位容器内で群生植物
を発芽せしめると共に、発芽後の成長時における群生植
物の自力により押え蓋を持ち上げさせる構成である。
為的な作業を頻繁に要することなく、生産性に優れ、自
動化に適した群生植物の栽培方法及び装置を提供する。 【構成】 底部に多数の目孔を設けた上部開口状の浅底
の単位容器に播種を行い、該単位容器に多数の目孔を設
けた押え蓋を載置することにより単位容器の上部開口を
閉塞せしめる。押え蓋の目孔及び単位容器の目孔を介し
て上方からの散水を流下せしめ、単位容器内で群生植物
を発芽せしめると共に、発芽後の成長時における群生植
物の自力により押え蓋を持ち上げさせる構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば「もやし」或い
は「かいわれ」等の群生植物を栽培し商品化するための
方法及び装置に関する。
は「かいわれ」等の群生植物を栽培し商品化するための
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】群生植物を高品質の下に栽培し且つ新鮮
な形態で食卓に提供するため、本出願入において、既
に、特公平1−42645号(特願昭59−23578
1号)及び特公平2−33342号(特願昭60−16
9201号)並びに特願平4−213160号により、
育種方法及び育種装置を提案したところである。
な形態で食卓に提供するため、本出願入において、既
に、特公平1−42645号(特願昭59−23578
1号)及び特公平2−33342号(特願昭60−16
9201号)並びに特願平4−213160号により、
育種方法及び育種装置を提案したところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術によれ
ば、単位容器内において群生植物を栽培するに際し、該
容器内の植物の成長度合を均一ならしめ、商品価値を著
しく向上せしめることが可能になった。また、群生植物
の根毛を除去する所謂根切りと、茎に付着した種子殻取
りが可能になった。
ば、単位容器内において群生植物を栽培するに際し、該
容器内の植物の成長度合を均一ならしめ、商品価値を著
しく向上せしめることが可能になった。また、群生植物
の根毛を除去する所謂根切りと、茎に付着した種子殻取
りが可能になった。
【0004】然しながら、本発明者において、その後、
更に研究したところによると、前記従来技術では、栽培
工程において、栽培初期から栽培中期を経て栽培終期に
至るまで、茎長を均一化せしめるための入為的な作業を
必要とし、自動化が困難であるという問題を知見した。
更に研究したところによると、前記従来技術では、栽培
工程において、栽培初期から栽培中期を経て栽培終期に
至るまで、茎長を均一化せしめるための入為的な作業を
必要とし、自動化が困難であるという問題を知見した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した群生植物の栽培方法を提供するものであり、その
第一の手段として構成したところは、単位容器の栽培床
上で群生植物を栽培する方法において、底部に多数の目
孔を設けた浅底状に形成された上部開口状の単位容器に
播種を行うと共に、該単位容器に多数の目孔を設けた押
え蓋を載置することにより単位容器の上部開口を閉塞せ
しめ、前記押え蓋の目孔及び単位容器の目孔を介して上
方からの散水を流下せしめ、単位容器内で群生植物を発
芽せしめると共に、発芽後の成長時における群生植物の
自力により押え蓋を持ち上げさせる点にある。
決した群生植物の栽培方法を提供するものであり、その
第一の手段として構成したところは、単位容器の栽培床
上で群生植物を栽培する方法において、底部に多数の目
孔を設けた浅底状に形成された上部開口状の単位容器に
播種を行うと共に、該単位容器に多数の目孔を設けた押
え蓋を載置することにより単位容器の上部開口を閉塞せ
しめ、前記押え蓋の目孔及び単位容器の目孔を介して上
方からの散水を流下せしめ、単位容器内で群生植物を発
芽せしめると共に、発芽後の成長時における群生植物の
自力により押え蓋を持ち上げさせる点にある。
【0006】また、本発明に係る群生植物の栽培方法が
第二の手段として構成したところは、上方からの散水を
流下せしめつつ単位容器の栽培床上で群生植物を栽培す
る方法において、底部に多数の目孔を設けた浅底状に形
成された上部開口状の単位容器を、外枠容器における多
数の目孔を設けた底部に敷設し、該単位容器に播種を行
い、複数の外枠容器を近接間隔の下に積層することによ
り、単位容器の上部開口を上層の外枠容器の底部により
閉塞せしめた状態で群生植物を発芽せしめ、次いで、複
数の外枠容器を離隔間隔の下に積層すると共に、単位容
器に多数の目孔を設けた押え蓋を載置することにより該
単位容器の上部開口を閉塞せしめ、発芽後の成長時にお
ける群生植物の自力により押え蓋を持ち上げさせる点に
ある。
第二の手段として構成したところは、上方からの散水を
流下せしめつつ単位容器の栽培床上で群生植物を栽培す
る方法において、底部に多数の目孔を設けた浅底状に形
成された上部開口状の単位容器を、外枠容器における多
数の目孔を設けた底部に敷設し、該単位容器に播種を行
い、複数の外枠容器を近接間隔の下に積層することによ
り、単位容器の上部開口を上層の外枠容器の底部により
閉塞せしめた状態で群生植物を発芽せしめ、次いで、複
数の外枠容器を離隔間隔の下に積層すると共に、単位容
器に多数の目孔を設けた押え蓋を載置することにより該
単位容器の上部開口を閉塞せしめ、発芽後の成長時にお
ける群生植物の自力により押え蓋を持ち上げさせる点に
ある。
【0007】更に、本発明は、上記方法を実施するに際
して用いる群生植物の栽培装置を提供するものであり、
その手段として構成したところは、底部に多数の目孔を
設けた浅底状に形成された上部開口状の単位容器と、多
数の目孔を設けると共に複数の単位容器を敷設自在とし
た底部を有する外枠容器と、前記敷設された単位容器に
載置され該単位容器の上部開口を閉塞する多数の目孔を
設けた押え蓋とから成り、前記押え蓋は、成長時におけ
る群生植物の自力により持ち上げ自在な軽量体により構
成されて成る点にある。
して用いる群生植物の栽培装置を提供するものであり、
その手段として構成したところは、底部に多数の目孔を
設けた浅底状に形成された上部開口状の単位容器と、多
数の目孔を設けると共に複数の単位容器を敷設自在とし
た底部を有する外枠容器と、前記敷設された単位容器に
載置され該単位容器の上部開口を閉塞する多数の目孔を
設けた押え蓋とから成り、前記押え蓋は、成長時におけ
る群生植物の自力により持ち上げ自在な軽量体により構
成されて成る点にある。
【0008】本発明の実施態様において、外枠容器は成
長時の群生植物の茎形よりも背の高い起立壁を備え、該
起立壁を介して複数の外枠容器を積層自在に構成されて
いることが好ましい。また、押え蓋は、単位容器の上部
開口に侵入する凸底部を備えることができる。更に、単
位容器は、上部開口縁の内側に突出するリブを備えてい
ることが好ましい。
長時の群生植物の茎形よりも背の高い起立壁を備え、該
起立壁を介して複数の外枠容器を積層自在に構成されて
いることが好ましい。また、押え蓋は、単位容器の上部
開口に侵入する凸底部を備えることができる。更に、単
位容器は、上部開口縁の内側に突出するリブを備えてい
ることが好ましい。
【0009】更に、本発明に係る群生植物の栽培方法が
第三の手段として構成したところは、育種容器の栽培床
上で群生植物を栽培する方法において、多数の目孔を設
けた育種容器の皿部に播種を行うと共に、該皿部に多数
の目孔を設けた押え蓋を載置することにより該皿部の上
部開口を閉塞せしめ、前記押え蓋の目孔及び皿部の目孔
を介して上方からの散水を流下せしめ、皿部内で群生植
物を発芽せしめると共に、発芽後の成長時における群生
植物の自力により押え蓋を持ち上げさせる点にある。
第三の手段として構成したところは、育種容器の栽培床
上で群生植物を栽培する方法において、多数の目孔を設
けた育種容器の皿部に播種を行うと共に、該皿部に多数
の目孔を設けた押え蓋を載置することにより該皿部の上
部開口を閉塞せしめ、前記押え蓋の目孔及び皿部の目孔
を介して上方からの散水を流下せしめ、皿部内で群生植
物を発芽せしめると共に、発芽後の成長時における群生
植物の自力により押え蓋を持ち上げさせる点にある。
【0010】更に加えて、本発明に係る群生植物の栽培
方法が第四の手段として構成したところは、上方からの
散水を流下せしめつつ育種容器の栽培床上で群生植物を
栽培する方法において、多数の目孔を設けた育種容器の
皿部に播種を行うと共に、多数の目孔を設けた別の育種
容器の皿部を前記播種された皿部に積層載置することに
より該播種された皿部の上部開口を閉塞せしめ、該皿部
内で群生植物を発芽せしめた後、下層の育種容器に対し
て上層の育種容器をスペーサを介して上方に離隔して保
持せしめると共に、下層の育種容器の皿部に多数の目孔
を設けた押え蓋を載置することにより該皿部の上部開口
を閉塞せしめ、該皿部内で群生植物を成長せしめ、該成
長時における群生植物の自力により押え蓋を持ち上げさ
せる点にある。
方法が第四の手段として構成したところは、上方からの
散水を流下せしめつつ育種容器の栽培床上で群生植物を
栽培する方法において、多数の目孔を設けた育種容器の
皿部に播種を行うと共に、多数の目孔を設けた別の育種
容器の皿部を前記播種された皿部に積層載置することに
より該播種された皿部の上部開口を閉塞せしめ、該皿部
内で群生植物を発芽せしめた後、下層の育種容器に対し
て上層の育種容器をスペーサを介して上方に離隔して保
持せしめると共に、下層の育種容器の皿部に多数の目孔
を設けた押え蓋を載置することにより該皿部の上部開口
を閉塞せしめ、該皿部内で群生植物を成長せしめ、該成
長時における群生植物の自力により押え蓋を持ち上げさ
せる点にある。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述す
る。
る。
【0012】(第1実施例)図1ないし図6に示す第1
実施例において、群生植物の栽培装置は、外枠容器1
と、単位容器2と、押え蓋3を備えている。
実施例において、群生植物の栽培装置は、外枠容器1
と、単位容器2と、押え蓋3を備えている。
【0013】前記外枠容器1は、多数の目孔1aを設け
た矩形の底部4と、該底部4の対向二辺から起立した起
立壁5、5を有する。図示実施例において、底部4の目
孔1aは、ネットの網目から構成されているが、その
他、目の細かい格子により構成しても良く、板材に多数
の小孔を開設することにより構成しても良い。
た矩形の底部4と、該底部4の対向二辺から起立した起
立壁5、5を有する。図示実施例において、底部4の目
孔1aは、ネットの網目から構成されているが、その
他、目の細かい格子により構成しても良く、板材に多数
の小孔を開設することにより構成しても良い。
【0014】図1ないし図5に示すように、複数の外枠
容器1、1は、前記起立壁5、5を介して積層自在であ
り、このため、各外枠容器1の底部4における対向二辺
の下面には係止溝6が設けられている。
容器1、1は、前記起立壁5、5を介して積層自在であ
り、このため、各外枠容器1の底部4における対向二辺
の下面には係止溝6が設けられている。
【0015】前記単位容器2は、図2ないし図5に示す
ように、栽培床を構成する底部7に多数の目孔2aを有
し、周壁8を背の低いものとした浅底状の上部開口容器
であり、透明又は半透明のプラスチック薄板から真空成
形等により一体に成形され、好ましくは、上部開口縁か
ら内側に突出するリブ9を周壁8に形成している。尚、
単位容器2の目孔2aは、多数の小孔により構成されて
いるが、ネットその他の別部材により底部7を形成する
ことにより目孔2aを構成しても良い。
ように、栽培床を構成する底部7に多数の目孔2aを有
し、周壁8を背の低いものとした浅底状の上部開口容器
であり、透明又は半透明のプラスチック薄板から真空成
形等により一体に成形され、好ましくは、上部開口縁か
ら内側に突出するリブ9を周壁8に形成している。尚、
単位容器2の目孔2aは、多数の小孔により構成されて
いるが、ネットその他の別部材により底部7を形成する
ことにより目孔2aを構成しても良い。
【0016】前記押え蓋3は、単位容器2の上部開口を
閉塞する多数の目孔3aを備えており、図例の場合、後
述するように縦横に敷設された複数の単位容器2に跨が
って載置される大型のものに形成されているが、単位容
器2に対して一対一の関係で載置されるように小型化し
ても良い。前記目孔3aは、図例のようなネットの網目
により構成する他、目の細かい格子や、板材に穿設した
多数の小孔により構成しても良いが、後述するように、
成長時の群生植物が自力により持ち上げ可能なように押
え蓋3の全体を軽量とすることが必要である。
閉塞する多数の目孔3aを備えており、図例の場合、後
述するように縦横に敷設された複数の単位容器2に跨が
って載置される大型のものに形成されているが、単位容
器2に対して一対一の関係で載置されるように小型化し
ても良い。前記目孔3aは、図例のようなネットの網目
により構成する他、目の細かい格子や、板材に穿設した
多数の小孔により構成しても良いが、後述するように、
成長時の群生植物が自力により持ち上げ可能なように押
え蓋3の全体を軽量とすることが必要である。
【0017】以上の栽培装置を用いて実施される栽培方
法について説明する。
法について説明する。
【0018】図2に示すように、複数の外枠容器1、1
を積層せしめた状態において、外枠容器1の底部4に
は、多数の単位容器2、2が敷設される。図例の場合、
単位容器2は、上下に二層となるように積層される。そ
こで、各単位容器2には、種子Sが播種され、上層の単
位容器2に押え蓋3を載置される。従って、上層の単位
容器2、2は、上部開口を押え蓋3により閉塞され、下
層の単位容器2のそれぞれの上部開口は、上層の単位容
器2の底部7により閉塞される。
を積層せしめた状態において、外枠容器1の底部4に
は、多数の単位容器2、2が敷設される。図例の場合、
単位容器2は、上下に二層となるように積層される。そ
こで、各単位容器2には、種子Sが播種され、上層の単
位容器2に押え蓋3を載置される。従って、上層の単位
容器2、2は、上部開口を押え蓋3により閉塞され、下
層の単位容器2のそれぞれの上部開口は、上層の単位容
器2の底部7により閉塞される。
【0019】前記のようにセットされた装置は、25度
C程度の室内に設置され、上方より散水装置にて大体1
日3回程度散水される。上方からの散水は、外枠容器1
の目孔1a、押え蓋3の目孔3a、単位容器2の目孔2
aを介して流下され、全ての単位容器2内の種子Sを適
度に濡らすことができる。
C程度の室内に設置され、上方より散水装置にて大体1
日3回程度散水される。上方からの散水は、外枠容器1
の目孔1a、押え蓋3の目孔3a、単位容器2の目孔2
aを介して流下され、全ての単位容器2内の種子Sを適
度に濡らすことができる。
【0020】図3に示す初期栽培期間において、種子S
から発芽した群生植物Pは、種子により成長早さが異な
るが、早期に成長した群生植物Pは、上部開口を閉塞さ
れた状態で成長を抑制され、遅れて成長した群生植物P
と背の高さが揃えられる。即ち、下層の単位容器2の上
部開口は、上層の単位容器2の底部7により閉塞されて
おり、上層の単位容器2の上部開口は、押え蓋3により
閉塞されている。尚、発芽と共に、種子の根が単位容器
2の底部7に絡みつき固定される。この初期栽培期間
中、前述のように1日3回程度の散水が行われる。
から発芽した群生植物Pは、種子により成長早さが異な
るが、早期に成長した群生植物Pは、上部開口を閉塞さ
れた状態で成長を抑制され、遅れて成長した群生植物P
と背の高さが揃えられる。即ち、下層の単位容器2の上
部開口は、上層の単位容器2の底部7により閉塞されて
おり、上層の単位容器2の上部開口は、押え蓋3により
閉塞されている。尚、発芽と共に、種子の根が単位容器
2の底部7に絡みつき固定される。この初期栽培期間
中、前述のように1日3回程度の散水が行われる。
【0021】図4に示す中期栽培期間において、群生植
物Pが揃って成長するにつれて、上層の単位容器2及び
押え蓋3は、それぞれ徐々に持ち上げられる。
物Pが揃って成長するにつれて、上層の単位容器2及び
押え蓋3は、それぞれ徐々に持ち上げられる。
【0022】即ち、下層の単位容器2において栽培され
る群生植物Pは、上層の単位容器2の底部7により上方
から抑制された状態で成長をコントロールされつつ茎長
を揃えられ、上層の単位容器2の荷重を均等に支持した
状態で徐々に成長し、上層の単位容器2を持ち上げなが
ら成長する。
る群生植物Pは、上層の単位容器2の底部7により上方
から抑制された状態で成長をコントロールされつつ茎長
を揃えられ、上層の単位容器2の荷重を均等に支持した
状態で徐々に成長し、上層の単位容器2を持ち上げなが
ら成長する。
【0023】一方、上層の単位容器2において栽培され
る群生植物Pは、押え蓋3により上方から抑制された状
態で成長をコントロールされつつ茎長を揃えられ、押え
蓋3の荷重を均等に支持した状態で徐々に成長し、押え
蓋3を持ち上げながら成長する。この中期栽培期間中、
前述のように1日3回程度の散水が行われる。
る群生植物Pは、押え蓋3により上方から抑制された状
態で成長をコントロールされつつ茎長を揃えられ、押え
蓋3の荷重を均等に支持した状態で徐々に成長し、押え
蓋3を持ち上げながら成長する。この中期栽培期間中、
前述のように1日3回程度の散水が行われる。
【0024】尚、この中期栽培期間において、群生植物
Pは、単位容器2の開口部から上方に延び成長するが、
単位容器2の開口部から外部へ広がるように成長しよう
とする植物は、リブ9の干渉を受けて成長の方向を修正
され、外部へ広がることなく上向きに成長せしめられ
る。
Pは、単位容器2の開口部から上方に延び成長するが、
単位容器2の開口部から外部へ広がるように成長しよう
とする植物は、リブ9の干渉を受けて成長の方向を修正
され、外部へ広がることなく上向きに成長せしめられ
る。
【0025】図5に示す終期栽培期間において、前述の
ように1日3回程度の散水を行うことにより、上下に積
層された単位容器2、2のそれぞれの群生植物Pは、茎
長を揃えて長く成長し、栽培を完了する。この成長過程
において、前述と同様に、下層の単位容器2の群生植物
Pは、成長時の自力により上層の単位容器2を持ち上
げ、また、上層の単位容器2の群生植物Pは、成長時の
自力により押え蓋3を持ち上げ、成長をコントロールさ
れつつ茎長を揃えられた状態で群生植物Pの栽培が完了
する。
ように1日3回程度の散水を行うことにより、上下に積
層された単位容器2、2のそれぞれの群生植物Pは、茎
長を揃えて長く成長し、栽培を完了する。この成長過程
において、前述と同様に、下層の単位容器2の群生植物
Pは、成長時の自力により上層の単位容器2を持ち上
げ、また、上層の単位容器2の群生植物Pは、成長時の
自力により押え蓋3を持ち上げ、成長をコントロールさ
れつつ茎長を揃えられた状態で群生植物Pの栽培が完了
する。
【0026】尚、栽培された群生植物Pは、根毛Paを
単位容器2の底部7に絡めつつ貫通して長く成長せしめ
ており、該群生植物Pを単位容器2から離脱し難く固定
されている。
単位容器2の底部7に絡めつつ貫通して長く成長せしめ
ており、該群生植物Pを単位容器2から離脱し難く固定
されている。
【0027】栽培を完了した単位容器2は、図6(A)
に示すように、前記外枠容器1から取り出され、単位容
器2と群生植物Pを全体として洗浄すると共に、茎に残
存した種子殻Pbを除去され、水切りの後、図6(B)
に示すように、単位容器2と共に群生植物Pを外装用包
装容器10により包装され、市場に出荷される。この外
装用包装容器10は、例えばプラスチックフィルムから
成る袋を用いることができ、特に、図6(B)のような
従来では見られなかった横ピロー包装を可能とする。
に示すように、前記外枠容器1から取り出され、単位容
器2と群生植物Pを全体として洗浄すると共に、茎に残
存した種子殻Pbを除去され、水切りの後、図6(B)
に示すように、単位容器2と共に群生植物Pを外装用包
装容器10により包装され、市場に出荷される。この外
装用包装容器10は、例えばプラスチックフィルムから
成る袋を用いることができ、特に、図6(B)のような
従来では見られなかった横ピロー包装を可能とする。
【0028】(第2実施例)図7に示す第2実施例にお
いて、押え蓋3は、敷設された単位容器2、2の上部開
口に侵入する凸底部11、11を備え、各凸底部11に
多数の目孔3aを形成している。
いて、押え蓋3は、敷設された単位容器2、2の上部開
口に侵入する凸底部11、11を備え、各凸底部11に
多数の目孔3aを形成している。
【0029】従って、この第2実施例によれば、近隣し
て敷設された単位容器2、2の上部に押え蓋3を載置す
るに際し、押え蓋3の凸底部11を対応する単位容器2
の開口部に侵入せしめることにより、単位容器2内での
種子の乱れを防ぎ、単位容器2の底部7に種子Sを均一
的に播種した状態を保持できる。
て敷設された単位容器2、2の上部に押え蓋3を載置す
るに際し、押え蓋3の凸底部11を対応する単位容器2
の開口部に侵入せしめることにより、単位容器2内での
種子の乱れを防ぎ、単位容器2の底部7に種子Sを均一
的に播種した状態を保持できる。
【0030】尚、その他の構成は、上記第1実施例と同
様である。
様である。
【0031】(第3実施例)図8及び図9に示す第3実
施例において、群生植物の栽培装置は、育種容器21
と、押え蓋22とを備えている。
施例において、群生植物の栽培装置は、育種容器21
と、押え蓋22とを備えている。
【0032】前記育種容器21は、長方形とされた底部
に多数の目孔21aを設けた皿部23を備えると共に、
該容器21の短い側の対向二辺から起立するスペーサ壁
24、24を有する。従って、図8(A)のように、複
数の育種容器21、21を交互に90度位相をずらせた
状態で積層したとき、下層の育種容器21の皿部23に
対して上層の育種容器21の皿部23が積層載置され
る。尚、前記目孔21aは、ネットの網目から構成され
ているが、その他、目の細かい格子により構成しても良
く、板材に多数の小孔を開設することにより構成しても
良い。
に多数の目孔21aを設けた皿部23を備えると共に、
該容器21の短い側の対向二辺から起立するスペーサ壁
24、24を有する。従って、図8(A)のように、複
数の育種容器21、21を交互に90度位相をずらせた
状態で積層したとき、下層の育種容器21の皿部23に
対して上層の育種容器21の皿部23が積層載置され
る。尚、前記目孔21aは、ネットの網目から構成され
ているが、その他、目の細かい格子により構成しても良
く、板材に多数の小孔を開設することにより構成しても
良い。
【0033】一方、図8(B)のように、複数の育種容
器21、21を同位相の状態で積層したとき、下層の育
種容器21のスペーサ壁24、24上に上層の育種容器
21が積層載置される。このため、各育種容器21、2
1の短い側の対向二辺の下面には下方のスペーサ壁24
を嵌合自在とする係止溝25が設けられている。
器21、21を同位相の状態で積層したとき、下層の育
種容器21のスペーサ壁24、24上に上層の育種容器
21が積層載置される。このため、各育種容器21、2
1の短い側の対向二辺の下面には下方のスペーサ壁24
を嵌合自在とする係止溝25が設けられている。
【0034】前記押え蓋22は、育種容器21における
皿部23の上部開口を閉塞する目孔22aを備えてい
る。この目孔22aは、図例のような目の細かい格子に
より構成する他、ネットの網目により構成しても良く、
板材に多数の小孔を開設することにより構成しても良い
が、後述するように、成長時の群生植物が自力により持
ち上げ可能なように押え蓋22の全体を軽量とすること
が必要である。
皿部23の上部開口を閉塞する目孔22aを備えてい
る。この目孔22aは、図例のような目の細かい格子に
より構成する他、ネットの網目により構成しても良く、
板材に多数の小孔を開設することにより構成しても良い
が、後述するように、成長時の群生植物が自力により持
ち上げ可能なように押え蓋22の全体を軽量とすること
が必要である。
【0035】以上の栽培装置を用いて実施される栽培方
法について説明する。
法について説明する。
【0036】図9(A)に示すように、下層の育種容器
21の皿部23に種子Sを播種した後、上層の育種容器
21を相互に位相を90度ずらせた状態で積層し、上層
の育種容器21の皿部23により下層の播種された皿部
23の上部開口を閉塞する。
21の皿部23に種子Sを播種した後、上層の育種容器
21を相互に位相を90度ずらせた状態で積層し、上層
の育種容器21の皿部23により下層の播種された皿部
23の上部開口を閉塞する。
【0037】前記のようにセットされた装置は、25度
C程度の室内に設置され、上方より散水装置にて大体1
日3回程度散水される。上方からの散水は、上下に積層
された育種容器21、21の皿部23、23の目孔21
aを介して流下され、それぞれの皿部23内に播種され
た種子Sを適度に濡らす。そこで、図9(A)に示す初
期栽培期間において、種子Sから発芽した群生植物P
は、種子により成長早さが異なるが、早期に成長した群
生植物Pは、上部開口を閉塞された状態で成長を抑制さ
れ、遅れて成長した群生植物Pと背の高さが揃えられ
る。
C程度の室内に設置され、上方より散水装置にて大体1
日3回程度散水される。上方からの散水は、上下に積層
された育種容器21、21の皿部23、23の目孔21
aを介して流下され、それぞれの皿部23内に播種され
た種子Sを適度に濡らす。そこで、図9(A)に示す初
期栽培期間において、種子Sから発芽した群生植物P
は、種子により成長早さが異なるが、早期に成長した群
生植物Pは、上部開口を閉塞された状態で成長を抑制さ
れ、遅れて成長した群生植物Pと背の高さが揃えられ
る。
【0038】次いで、群生植物Pの芽が皿部23の上部
開口より突出する前に、上下の育種容器21、21を組
み替える。即ち、上下の育種容器21、21を同位相の
状態で積層し、下層の育種容器21に対して上層の育種
容器21をスペーサ壁24を介して離隔状態に保持せし
める。そこで、育種容器21の皿部23に押え蓋22を
載置し、該皿部23の上部開口を押え蓋22の目孔22
aにより閉塞する。この状態で、1日3回程度の散水を
行い、中期栽培期間を迎える。この中期栽培期間におい
て、図9(B)に示すように、群生植物Pが揃って成長
するにつれて、押え蓋22は、徐々に持ち上げられる。
即ち、群生植物Pは、押え蓋22により上方から抑制さ
れた状態で成長をコントロールされつつ茎長を揃えら
れ、押え蓋22の荷重を均等に支持した状態で徐々に成
長し、押え蓋22を持ち上げながら成長する。
開口より突出する前に、上下の育種容器21、21を組
み替える。即ち、上下の育種容器21、21を同位相の
状態で積層し、下層の育種容器21に対して上層の育種
容器21をスペーサ壁24を介して離隔状態に保持せし
める。そこで、育種容器21の皿部23に押え蓋22を
載置し、該皿部23の上部開口を押え蓋22の目孔22
aにより閉塞する。この状態で、1日3回程度の散水を
行い、中期栽培期間を迎える。この中期栽培期間におい
て、図9(B)に示すように、群生植物Pが揃って成長
するにつれて、押え蓋22は、徐々に持ち上げられる。
即ち、群生植物Pは、押え蓋22により上方から抑制さ
れた状態で成長をコントロールされつつ茎長を揃えら
れ、押え蓋22の荷重を均等に支持した状態で徐々に成
長し、押え蓋22を持ち上げながら成長する。
【0039】引き続き、1日3回程度の散水を行うこと
により、図示省略しているが、終期栽培期間を迎えるこ
とにより、群生植物Pは、茎長を揃えて長く成長し、栽
培を完了する。この成長過程において、前述と同様に、
群生植物Pは、成長時の自力により押え蓋22を持ち上
げ、成長をコントロールされつつ茎長を揃えられた状態
で群生植物Pの栽培が完了する。
により、図示省略しているが、終期栽培期間を迎えるこ
とにより、群生植物Pは、茎長を揃えて長く成長し、栽
培を完了する。この成長過程において、前述と同様に、
群生植物Pは、成長時の自力により押え蓋22を持ち上
げ、成長をコントロールされつつ茎長を揃えられた状態
で群生植物Pの栽培が完了する。
【0040】尚、栽培された群生植物Pは、根毛Paを
皿部23の目孔21aに絡めつつ貫通して長く成長せし
められる。
皿部23の目孔21aに絡めつつ貫通して長く成長せし
められる。
【0041】栽培を完了した後、皿部23上で群生植物
Pは、図9(B)に示すカッター部材26により根切り
される。即ち、カッター部材26は、育種容器21の一
対のスペーサ壁24、24間に摺動自在に挿入される枠
体27と、該枠体27の自由端近傍に張設された線条の
刃28を有し、枠体27を皿部23に沿って進入せしめ
ることにより、群生植物Pは刃28により一挙に根切り
される。尚、根切りにより皿部23から分離された群生
植物Pは、適宜包装袋等に収納されて市場に出荷され
る。
Pは、図9(B)に示すカッター部材26により根切り
される。即ち、カッター部材26は、育種容器21の一
対のスペーサ壁24、24間に摺動自在に挿入される枠
体27と、該枠体27の自由端近傍に張設された線条の
刃28を有し、枠体27を皿部23に沿って進入せしめ
ることにより、群生植物Pは刃28により一挙に根切り
される。尚、根切りにより皿部23から分離された群生
植物Pは、適宜包装袋等に収納されて市場に出荷され
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、群生植物は、栽培中、
押え蓋により抑制されつつ茎長を揃えられて成長するの
で、商品価値に優れた高品質の群生植物を商品として提
供することができる。特に、本発明によれば、押え蓋に
より茎長を揃えつつ、成長時における群生植物の自力に
より押え蓋を持ち上げさせることにより栽培を完了する
ものであるから、栽培期間中、従来のように頻繁に容器
の組替えを行う等、茎長を均一化せしめるための人為的
な作業を頻繁に要することはなく、生産性に優れると共
に、自動化に適した群生植物の栽培方法及び装置を提供
できるという効果がある。
押え蓋により抑制されつつ茎長を揃えられて成長するの
で、商品価値に優れた高品質の群生植物を商品として提
供することができる。特に、本発明によれば、押え蓋に
より茎長を揃えつつ、成長時における群生植物の自力に
より押え蓋を持ち上げさせることにより栽培を完了する
ものであるから、栽培期間中、従来のように頻繁に容器
の組替えを行う等、茎長を均一化せしめるための人為的
な作業を頻繁に要することはなく、生産性に優れると共
に、自動化に適した群生植物の栽培方法及び装置を提供
できるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例に係る群生植物の栽培装置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る群生植物の栽培方法
における播種状態を示す縦断面図である。
における播種状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る群生植物の栽培方法
における初期栽培期間の成長状態を示す縦断面図であ
る。
における初期栽培期間の成長状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例に係る群生植物の栽培方法
における中期栽培期間の成長状態を示す縦断面図であ
る。
における中期栽培期間の成長状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例に係る群生植物の栽培方法
における終期栽培期間の成長状態を示す縦断面図であ
る。
における終期栽培期間の成長状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例に係る群生植物の栽培方法
に基づき栽培した群生植物を示し、(A)は包装前の状
態の斜視図、(B)は包装後の状態の斜視図である。
に基づき栽培した群生植物を示し、(A)は包装前の状
態の斜視図、(B)は包装後の状態の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る群生植物の栽培方法
及び装置を示し、(A)は装置の斜視図、(B)は左半
部に播種状態を示し、右半部に中期栽培期間の状態を示
す縦断面図である。
及び装置を示し、(A)は装置の斜視図、(B)は左半
部に播種状態を示し、右半部に中期栽培期間の状態を示
す縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る群生植物の栽培装置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る群生植物の栽培方法
を示し、(A)は播種状態を示す縦断面図、(B)は初
期栽培期間ないし中期栽培期間の状態を示す縦断面図、
(C)は栽培後の群生植物の根切り状態を示す斜視図で
ある。
を示し、(A)は播種状態を示す縦断面図、(B)は初
期栽培期間ないし中期栽培期間の状態を示す縦断面図、
(C)は栽培後の群生植物の根切り状態を示す斜視図で
ある。
1 外枠容器 1a 目孔 2 単位容器 2a 目孔 3 押え蓋 3a 目孔 4 底部 5 起立壁 6 係止溝 7 底部 9 リブ 10 外装用包装容器 11 凸底部 21 育種容器 21a 目孔 22 押え蓋 22a 目孔 23 皿部 24 スペーサ壁 25 係止溝 26 カッター部材 S 種子 P 群生植物 Pa 根毛 Pb 種子殻
Claims (8)
- 【請求項1】 単位容器の栽培床上で群生植物を栽培す
る方法において、底部に多数の目孔を設けた浅底状に形
成された上部開口状の単位容器に播種を行うと共に、該
単位容器に多数の目孔を設けた押え蓋を載置することに
より単位容器の上部開口を閉塞せしめ、前記押え蓋の目
孔及び単位容器の目孔を介して上方からの散水を流下せ
しめ、単位容器内で群生植物を発芽せしめると共に、発
芽後の成長時における群生植物の自力により押え蓋を持
ち上げさせることを特徴とする群生植物の栽培方法。 - 【請求項2】 上方からの散水を流下せしめつつ単位容
器の栽培床上で群生植物を栽培する方法において、底部
に多数の目孔を設けた浅底状に形成された上部開口状の
単位容器を、外枠容器における多数の目孔を設けた底部
に敷設し、該単位容器に播種を行い、複数の外枠容器を
近接間隔の下に積層することにより、単位容器の上部開
口を上層の外枠容器の底部により閉塞せしめた状態で群
生植物を発芽せしめ、次いで、複数の外枠容器を離隔間
隔の下に積層すると共に、単位容器に多数の目孔を設け
た押え蓋を載置することにより該単位容器の上部開口を
閉塞せしめ、発芽後の成長時における群生植物の自力に
より押え蓋を持ち上げさせることを特徴とする群生植物
の栽培方法。 - 【請求項3】 底部に多数の目孔を設けた浅底状に形成
された上部開口状の単位容器と、多数の目孔を設けると
共に複数の単位容器を敷設自在とした底部を有する外枠
容器と、前記敷設された単位容器に載置され該単位容器
の上部開口を閉塞する多数の目孔を設けた押え蓋とから
成り、前記押え蓋は、成長時における群生植物の自力に
より持ち上げ自在な軽量体により構成されて成ることを
特徴とする群生植物の栽培装置。 - 【請求項4】 外枠容器が成長時の群生植物の茎形より
も背の高い起立壁を備え、該起立壁を介して複数の外枠
容器を積層自在に構成されて成ることを特徴とする請求
項3に記載の群生植物の栽培装置。 - 【請求項5】 押え蓋が単位容器の上部開口に侵入する
凸底部を備えて成ることを特徴とする請求項3又は4に
記載の群生植物の栽培装置。 - 【請求項6】 単位容器の上部開口縁が内側に突出する
リブを備えて成ることを特徴とする請求項3、4又は5
に記載の群生植物の栽培装置。 - 【請求項7】 育種容器の栽培床上で群生植物を栽培す
る方法において、多数の目孔を設けた育種容器の皿部に
播種を行うと共に、該皿部に多数の目孔を設けた押え蓋
を載置することにより該皿部の上部開口を閉塞せしめ、
前記押え蓋の目孔及び皿部の目孔を介して上方からの散
水を流下せしめ、皿部内で群生植物を発芽せしめると共
に、発芽後の成長時における群生植物の自力により押え
蓋を持ち上げさせることを特徴とする群生植物の栽培方
法。 - 【請求項8】 上方からの散水を流下せしめつつ育種容
器の栽培床上で群生植物を栽培する方法において、多数
の目孔を設けた育種容器の皿部に播種を行うと共に、多
数の目孔を設けた別の育種容器の皿部を前記播種された
皿部に積層載置することにより該播種された皿部の上部
開口を閉塞せしめ、該皿部内で群生植物を発芽せしめた
後、下層の育種容器に対して上層の育種容器をスペーサ
を介して上方に離隔して保持せしめると共に、下層の育
種容器の皿部に多数の目孔を設けた押え蓋を載置するこ
とにより該皿部の上部開口を閉塞せしめ、該皿部内で群
生植物を成長せしめ、該成長時における群生植物の自力
により押え蓋を持ち上げさせることを特徴とする群生植
物の栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327154A JPH06133656A (ja) | 1992-10-24 | 1992-10-24 | 群生植物の栽培方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327154A JPH06133656A (ja) | 1992-10-24 | 1992-10-24 | 群生植物の栽培方法及び装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7260614A Division JP2711821B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 群生植物の栽培方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133656A true JPH06133656A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=18195918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4327154A Pending JPH06133656A (ja) | 1992-10-24 | 1992-10-24 | 群生植物の栽培方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133656A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101813A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Yasuke Tamamura | もやし栽培装置 |
CN105494075A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-04-20 | 樊晓霖 | 一种限氧加压抑根增粗的豆芽孵化桶及其豆芽孵化方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5758829A (en) * | 1980-09-27 | 1982-04-08 | Asahi Bussan | Method and instrument for producing malt |
JPS58205437A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | 有限会社大村水耕園 | 貝割大根の育成方法 |
JPS6229923A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-07 | 藤原 保信 | 育種装置 |
JPS6257665B2 (ja) * | 1982-09-30 | 1987-12-02 | Ciba Geigy | |
JPH0239831A (ja) * | 1988-06-16 | 1990-02-08 | Young-Keun Park | 大豆モヤシ栽培装置 |
-
1992
- 1992-10-24 JP JP4327154A patent/JPH06133656A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5758829A (en) * | 1980-09-27 | 1982-04-08 | Asahi Bussan | Method and instrument for producing malt |
JPS58205437A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | 有限会社大村水耕園 | 貝割大根の育成方法 |
JPS6257665B2 (ja) * | 1982-09-30 | 1987-12-02 | Ciba Geigy | |
JPS6229923A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-07 | 藤原 保信 | 育種装置 |
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Cited By (2)
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CN105494075A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-04-20 | 樊晓霖 | 一种限氧加压抑根增粗的豆芽孵化桶及其豆芽孵化方法 |
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