JP2711821B2 - 群生植物の栽培方法 - Google Patents

群生植物の栽培方法

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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば「もやし」或い
は「かいわれ」等の群生植物を栽培し商品化するための
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】群生植物を高品質の下に栽培し且つ新鮮
な形態で食卓に提供するため、本出願人において、既
に、特公平1−42645号(特願昭59−23578
1号)及び特公平2−33342号(特願昭60−16
9201号)並びに特願平4−213160号により、
育種方法及び育種装置を提案したところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術によれ
ば、単位容器内において群生植物を栽培するに際し、該
容器内の植物の成長度合を均一ならしめ、商品価値を著
しく向上せしめることが可能になった。また、群生植物
の根毛を除去する所謂根切りと、茎に付着した種子殻取
りが可能になった。
【0004】然しながら、本発明者において、その後、
更に研究したところによると、前記従来技術では、栽培
工程において、栽培初期から栽培中期を経て栽培終期に
至るまで、茎長を均一化せしめるための人為的な作業を
必要とし、自動化が困難であるという問題を知見した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した群生植物の栽培方法を提供するものであり、その
手段として構成したところは、上方からの散水を流下せ
しめつつ単位容器の栽培床上で群生植物を栽培する方法
において、底部に多数の目孔2aを設けた浅底状に形成
された上部開口状の単位容器2を、外枠容器1における
多数の目孔1aを設けた底部に敷設し、該単位容器2に
播種を行い、複数の単位容器2、2を上下に積層するこ
とにより、下層の単位容器2の上部開口を上層の単位容
2の底部により閉塞せしめると共に、最上層の単位容
器2の上部開口を多数の目孔を設けた押え蓋3により閉
塞せしめた状態で群生植物を発芽せしめ、発芽後の成長
時における群生植物の自力により最下層の単位容器2を
除く上層の単位容器2と押え蓋を持ち上げさせること
より茎長を抑制し揃えると共に、各単位容器2の上部開
口縁から内側に突出せしめたリブ9により成長中の群生
植物Pが単位容器2の開口部から外部へ広がることを防
止しつつ群生植物を成長せしめるように構成した点にあ
る。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述す
る。
【0007】図1ないし図6に示す一つの実施例におい
て、群生植物の栽培装置は、外枠容器1と、単位容器2
と、押え蓋3を備えている。
【0008】前記外枠容器1は、多数の目孔1aを設け
た矩形の底部4と、該底部4の対向二辺から起立した起
立壁5、5を有する。図示実施例において、底部4の目
孔1aは、ネットの網目から構成されているが、その
他、目の細かい格子により構成しても良く、板材に多数
の小孔を開設することにより構成しても良い。
【0009】図1ないし図5に示すように、複数の外枠
容器1、1は、前記起立壁5、5を介して積層自在であ
り、このため、各外枠容器1の底部4における対向二辺
の下面には係止溝6が設けられている。
【0010】前記単位容器2は、図2ないし図5に示す
ように、栽培床を構成する底部7に多数の目孔2aを有
し、周壁8を背の低いものとした浅底状の上部開口容器
であり、透明又は半透明のプラスチック薄板から真空成
形等により一体に成形され、好ましくは、上部開口縁か
ら内側に突出するリブ9を周壁8に形成している。尚、
単位容器2の目孔2aは、多数の小孔により構成されて
いるが、ネットその他の別部材により底部7を形成する
ことにより目孔2aを構成しても良い。
【0011】前記押え蓋3は、単位容器2の上部開口を
閉塞する多数の目孔3aを備えており、図例の場合、後
述するように縦横に敷設された複数の単位容器2に跨が
って載置される大型のものに形成されているが、単位容
器2に対して一対一の関係で載置されるように小型化し
ても良い。前記目孔3aは、図例のようなネットの網目
により構成する他、目の細かい格子や、板材に穿設した
多数の小孔により構成しても良いが、後述するように、
成長時の群生植物が自力により持ち上げ可能なように押
え蓋3の全体を軽量とすることが必要である。
【0012】以上の栽培装置を用いて実施される栽培方
法について説明する。
【0013】図2に示すように、複数の外枠容器1、1
を積層せしめた状態において、外枠容器1の底部4に
は、多数の単位容器2、2が敷設される。図例の場合、
単位容器2は、上下に二層となるように積層される。そ
こで、各単位容器2には、種子Sが播種され、上層の単
位容器2に押え蓋3を載置される。従って、上層の単位
容器2、2は、上部開口を押え蓋3により閉塞され、下
層の単位容器2のそれぞれの上部開口は、上層の単位容
器2の底部7により閉塞される。
【0014】前記のようにセットされた装置は、25度
C程度の室内に設置され、上方より散水装置にて大体1
日3回程度散水される。上方からの散水は、外枠容器1
の目孔1a、押え蓋3の目孔3a、単位容器2の目孔2
aを介して流下され、全ての単位容器2内の種子Sを適
度に濡らすことができる。
【0015】図3に示す初期栽培期間において、種子S
から発芽した群生植物Pは、種子により成長早さが異な
るが、早期に成長した群生植物Pは、上部開口を閉塞さ
れた状態で成長を抑制され、遅れて成長した群生植物P
と背の高さが揃えられる。即ち、下層の単位容器2の上
部開口は、上層の単位容器2の底部7により閉塞されて
おり、上層の単位容器2の上部開口は、押え蓋3により
閉塞されている。尚、発芽と共に、種子の根が単位容器
2の底部7に絡みつき固定される。この初期栽培期間
中、前述のように1日3回程度の散水が行われる。
【0016】図4に示す中期栽培期間において、群生植
物Pが揃って成長するにつれて、上層の単位容器2及び
押え蓋3は、それぞれ徐々に持ち上げられる。
【0017】即ち、下層の単位容器2において栽培され
る群生植物Pは、上層の単位容器2の底部7により上方
から抑制された状態で成長をコントロールされつつ茎長
を揃えられ、上層の単位容器2の荷重を均等に支持した
状態で徐々に成長し、上層の単位容器2を持ち上げなが
ら成長する。
【0018】一方、上層の単位容器2において栽培され
る群生植物Pは、押え蓋3により上方から抑制された状
態で成長をコントロールされつつ茎長を揃えられ、押え
蓋3の荷重を均等に支持した状態で徐々に成長し、押え
蓋3を持ち上げながら成長する。この中期栽培期間中、
前述のように1日3回程度の散水が行われる。
【0019】尚、この中期栽培期間において、群生植物
Pは、単位容器2の開口部から上方に延び成長するが、
単位容器2の開口部から外部へ広がるように成長しよう
とする植物は、リブ9の干渉を受けて成長の方向を修正
され、外部へ広がることなく上向きに成長せしめられ
る。
【0020】図5に示す終期栽培期間において、前述の
ように1日3回程度の散水を行うことにより、上下に積
層された単位容器2、2のそれぞれの群生植物Pは、茎
長を揃えて長く成長し、栽培を完了する。この成長過程
において、前述と同様に、下層の単位容器2の群生植物
Pは、成長時の自力により上層の単位容器2を持ち上
げ、また、上層の単位容器2の群生植物Pは、成長時の
自力により押え蓋3を持ち上げ、成長をコントロールさ
れつつ茎長を揃えられた状態で群生植物Pの栽培が完了
する。
【0021】尚、栽培された群生植物Pは、根毛Paを
単位容器2の底部7に絡めつつ貫通して長く成長せしめ
ており、該群生植物Pを単位容器2から離脱し難く固定
されている。
【0022】栽培を完了した単位容器2は、図6(A)
に示すように、前記外枠容器1から取り出され、単位容
器2と群生植物Pを全体として洗浄すると共に、茎に残
存した種子殻Pbを除去され、水切りの後、図6(B)
に示すように、単位容器2と共に群生植物Pを外装用包
装容器10により包装され、市場に出荷される。この外
装用包装容器10は、例えばプラスチックフィルムから
成る袋を用いることができ、特に、図6(B)のような
従来では見られなかった横ピロー包装を可能とする。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、群生植物は、栽培中、
上下に積層された単位容器2、2の間 においては上層の
単位容器2の底部により、また、最上層の単位容器2に
おいては押え蓋3により、抑制されつつ茎長を揃えられ
て成長するので、商品価値に優れた高品質の群生植物を
商品として提供することができる。特に、本発明によれ
ば、積層した単位容器2及び押え蓋3により茎長を揃え
つつ、成長時における群生植物の自力により上層の単位
容器2と押え蓋3を持ち上げさせると共に、各単位容器
2の上部開口縁から内側に突出せしめたリブ9により成
長中の群生植物Pが単位容器2の開口部から外部へ広が
らないように抑制しつつ群生植物を成長させることによ
り栽培を完了するものであるから、栽培期間中、従来の
ように頻繁に容器の組替えを行う等、茎長を均一化せし
めるための人為的な作業を頻繁に要することはなく、生
産性に優れると共に、自動化に適した群生植物の栽培方
法及び装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る群生植物の栽培装置を
示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施例に係る群生植物の栽培方法に
おける播種状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の1実施例に係る群生植物の栽培方法に
おける初期栽培期間の成長状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の1実施例に係る群生植物の栽培方法に
おける中期栽培期間の成長状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の1実施例に係る群生植物の栽培方法に
おける終期栽培期間の成長状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の1実施例に係る群生植物の栽培方法に
基づき栽培した群生植物を示し、(A)は包装前の状態
の斜視図、(B)は包装後の状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 外枠容器 1a 目孔 2 単位容器 2a 目孔 3 押え蓋 3a 目孔 4 底部 5 起立壁 6 係止溝 7 底部 9 リブ 10 外装用包装容器 S 種子 P 群生植物 Pa 根毛 Pb 種子殻

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方からの散水を流下せしめつつ単位容
    器の栽培床上で群生植物を栽培する方法において、底部
    に多数の目孔2aを設けた浅底状に形成された上部開口
    状の単位容器2を、外枠容器1における多数の目孔1a
    を設けた底部に敷設し、該単位容器2に播種を行い、複
    数の単位容器2、2を上下に積層することにより、下層
    単位容器2の上部開口を上層の単位容器2の底部によ
    り閉塞せしめると共に、最上層の単位容器2の上部開口
    を多数の目孔を設けた押え蓋3により閉塞せしめた状態
    で群生植物を発芽せしめ、発芽後の成長時における群生
    植物の自力により最下層の単位容器2を除く上層の単位
    容器2と押え蓋を持ち上げさせることにより茎長を抑制
    し揃えると共に、各単位容器2の上部開口縁から内側に
    突出せしめたリブ9により成長中の群生植物Pが単位容
    器2の開口部から外部へ広がることを防止しつつ群生植
    物を成長せしめることを特徴とする群生植物の栽培方
    法。
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