JPS6310974B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6310974B2 JPS6310974B2 JP58140448A JP14044883A JPS6310974B2 JP S6310974 B2 JPS6310974 B2 JP S6310974B2 JP 58140448 A JP58140448 A JP 58140448A JP 14044883 A JP14044883 A JP 14044883A JP S6310974 B2 JPS6310974 B2 JP S6310974B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- roots
- plant
- plants
- wall
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Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
- A01G9/02—Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
- A01G9/029—Receptacles for seedlings
- A01G9/0291—Planting receptacles specially adapted for remaining in the soil after planting
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G22/00—Cultivation of specific crops or plants not otherwise provided for
- A01G22/60—Flowers; Ornamental plants
- A01G22/67—Dwarf trees, e.g. bonsai
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、植物がその種類と樹令に見合つた大
きさに生長するのを制限して、植物を小物品に仕
立て上げる容器に関するものである。「盆栽
(Bonzai culturing)」の名前の下で特に日本及び
カリフオルニアで発達した木の生長を抑制する方
法は非常に複雑で高度な技術を要する。盆栽に
は、根の切断、枝や葉の剪定、刈り込み、鉢の植
え替え、肥料分の少ない土の選定など、多数の工
程がある。この方法には高度の専問的知識と経験
を有する栽培者による注意が要求される。
きさに生長するのを制限して、植物を小物品に仕
立て上げる容器に関するものである。「盆栽
(Bonzai culturing)」の名前の下で特に日本及び
カリフオルニアで発達した木の生長を抑制する方
法は非常に複雑で高度な技術を要する。盆栽に
は、根の切断、枝や葉の剪定、刈り込み、鉢の植
え替え、肥料分の少ない土の選定など、多数の工
程がある。この方法には高度の専問的知識と経験
を有する栽培者による注意が要求される。
ドイツ特許No.935393によるワイヤー織布
(Wovenwire)からなる植物用容器は既知であ
る。ワイヤー織布には、取りはずしのできるプラ
スチツクフオームの覆が取り付けてある。この容
器は生長物を閉じ込めた媒体として土壤を保持し
ようとするものである。その容器の特別な利点
は、モルトプレンプラスチツク(moltpren
plastic)のプラスチツクフオームによつて装飾
的効果をポツトに与えることと保水のための隔離
体として作用することである。容器の壁に柔軟性
を持たせて、容器の中の土がゆるむようになつて
いる。容器の底にはプラスチツクフオームが取り
付けてないので、給水する場合には、通常のやり
方、つまり水の入つた槽の中に容器をつけて、そ
の底から水を吸収させる。
(Wovenwire)からなる植物用容器は既知であ
る。ワイヤー織布には、取りはずしのできるプラ
スチツクフオームの覆が取り付けてある。この容
器は生長物を閉じ込めた媒体として土壤を保持し
ようとするものである。その容器の特別な利点
は、モルトプレンプラスチツク(moltpren
plastic)のプラスチツクフオームによつて装飾
的効果をポツトに与えることと保水のための隔離
体として作用することである。容器の壁に柔軟性
を持たせて、容器の中の土がゆるむようになつて
いる。容器の底にはプラスチツクフオームが取り
付けてないので、給水する場合には、通常のやり
方、つまり水の入つた槽の中に容器をつけて、そ
の底から水を吸収させる。
植物栽培用容器の構成法としては、そのほか、
ドイツ特許公開No.2434538として知られている容
器に軟質フオームをライニングする方法がある。
植物の生長の初期の段階では、軟質フオームによ
つて、根が普通の材料でつくられている容器の壁
を通つて生長するのを妨げる。肥料は、一度づ
つ、容器の内側に与える。植物が十分大きくなつ
て植え替えができるようになつたならば、容器の
外枠をはずして軟質フオームだけとして軟質フオ
ームを付けたまま新しい場所に植えかえる。この
段階では、植物の根が軟質フオームの中に入り込
むのを妨げることはなく、根は周囲の土壌の中へ
生長していく。ドイツ特許公開No.2434538に述べ
られているところによると、軟質フオームは水分
と空気の保持機能を有するとともに、根が帯状に
からまり合うのを防止するため、植物の生長速度
を速めると言われている。しかしこのやり方で
は、容器壁に達つした後、根は十分な生長を遂げ
ないで壁に対して接線方向に延びてしまいこの結
果老成し根が乾燥してしまうという不都合の生じ
ることが一般的に知られている。
ドイツ特許公開No.2434538として知られている容
器に軟質フオームをライニングする方法がある。
植物の生長の初期の段階では、軟質フオームによ
つて、根が普通の材料でつくられている容器の壁
を通つて生長するのを妨げる。肥料は、一度づ
つ、容器の内側に与える。植物が十分大きくなつ
て植え替えができるようになつたならば、容器の
外枠をはずして軟質フオームだけとして軟質フオ
ームを付けたまま新しい場所に植えかえる。この
段階では、植物の根が軟質フオームの中に入り込
むのを妨げることはなく、根は周囲の土壌の中へ
生長していく。ドイツ特許公開No.2434538に述べ
られているところによると、軟質フオームは水分
と空気の保持機能を有するとともに、根が帯状に
からまり合うのを防止するため、植物の生長速度
を速めると言われている。しかしこのやり方で
は、容器壁に達つした後、根は十分な生長を遂げ
ないで壁に対して接線方向に延びてしまいこの結
果老成し根が乾燥してしまうという不都合の生じ
ることが一般的に知られている。
英国特許No.1186730には、プラスチツクワイヤ
ーあるいはジユート(インド麻)からなる植物栽
培用容器が記載されている。材料は巻物として取
り扱われ、それを拡げてブラケツトを使用して容
器の形に保つ。容器の中には土が充填されてい
て、植え替えの時まで容器の内部の土壤から植物
に肥料分が供給される。植え替え後は、根は織物
の障害を受けずに周囲の土壤中に生長していく。
ーあるいはジユート(インド麻)からなる植物栽
培用容器が記載されている。材料は巻物として取
り扱われ、それを拡げてブラケツトを使用して容
器の形に保つ。容器の中には土が充填されてい
て、植え替えの時まで容器の内部の土壤から植物
に肥料分が供給される。植え替え後は、根は織物
の障害を受けずに周囲の土壤中に生長していく。
ドイツ特許公開No.1482922にはプラスチツク製
種子容器が記載されており、その容器の側壁には
大体2mm×4mmの穴が40個あけられていて根が通
り抜けられるようになつている。この容器の場合
には、植え替えの時、穴の中を通つている根を損
傷することなく、スリツトを介して根より容器を
引離すことによつて容易に根から容器が取りはず
せるようになつている。
種子容器が記載されており、その容器の側壁には
大体2mm×4mmの穴が40個あけられていて根が通
り抜けられるようになつている。この容器の場合
には、植え替えの時、穴の中を通つている根を損
傷することなく、スリツトを介して根より容器を
引離すことによつて容易に根から容器が取りはず
せるようになつている。
しかし、容器壁に小孔を有する前記の発明のう
ち、植物の生長を制限することを目的としたもの
は一つもない。それらの発明には植物の小物品化
の手段として役立てうるものはない。そして、こ
れらのものは、植物の小品化のためには他の伝統
的な植物用ポツトより又上記したような複雑な盆
栽手段に依るものより秀れていない。
ち、植物の生長を制限することを目的としたもの
は一つもない。それらの発明には植物の小物品化
の手段として役立てうるものはない。そして、こ
れらのものは、植物の小品化のためには他の伝統
的な植物用ポツトより又上記したような複雑な盆
栽手段に依るものより秀れていない。
本発明は、植物の生長の大きさを制限する容器
を提供するものであつて、従来、植物の生長の大
きさを制御するためには特別の専問的知識と経験
による、しかも、長期間の管理のもとに行なわれ
る複雑な工程を経る必要があつた。本発明によれ
ば、草花、植木、潅木を含む植物の生長を、生来
の期間内で簡単に制限することができる。
を提供するものであつて、従来、植物の生長の大
きさを制御するためには特別の専問的知識と経験
による、しかも、長期間の管理のもとに行なわれ
る複雑な工程を経る必要があつた。本発明によれ
ば、草花、植木、潅木を含む植物の生長を、生来
の期間内で簡単に制限することができる。
本発明では、まず、容器の壁に植物の最も細い
根の大部分が通り抜けることのできないような寸
法の開孔がとりつけられている。容器の壁の開孔
の寸法は植物の種類によつて異なり、各々の植物
に対していろいろな寸法の開孔を有する容器を順
次使用する試験を行なうことによつて簡単に求め
られるが、開孔の寸法を0.1mmにすると、大部分
の植物のもつとも細い根も小孔を通り抜けて生長
することはなかつた。そこで、この発明では植物
の根の大部分を通過させぬ0.05〜0.1mmの径の開
孔を壁に密接させて設けた。
根の大部分が通り抜けることのできないような寸
法の開孔がとりつけられている。容器の壁の開孔
の寸法は植物の種類によつて異なり、各々の植物
に対していろいろな寸法の開孔を有する容器を順
次使用する試験を行なうことによつて簡単に求め
られるが、開孔の寸法を0.1mmにすると、大部分
の植物のもつとも細い根も小孔を通り抜けて生長
することはなかつた。そこで、この発明では植物
の根の大部分を通過させぬ0.05〜0.1mmの径の開
孔を壁に密接させて設けた。
第1図の中に例示した容器1は円錐形で、第4
図に示す平面板4をクリツプ3で固定することに
よつて、容易に形づくることができる。円錐形は
容器を形づくるのが容易であるという以外には植
物の生育上特別の意味はなく、本発明の効果に対
してはどのような形状でもよい。簡単に形成でき
る容器形状であれば他のものも採用できる。これ
に対して、容器の寸法は非常に重要であつて、一
般の室内植物の場合には50立方センチメートルを
越えることはない。そこで、この発明では通常サ
イズの植物育成に要するよりは容量が極めて小さ
いものとした。第1図および第4図の中の容器1
の壁の黒い部分は、第2図および第3図の中の開
孔5を意味し、直径がおおよそ0.1mmである。容
器1の壁2は厚さがおおよそ0.1mmのステンレス
スチール板でつくられている。容器の壁材料とし
ては、プラスチツク材料のようなその他の耐腐蝕
性材料を使用することもできる。穴あき板
(Perforated sheet)の代わりには、糸あるいは
ワイヤーの間にすき間を有する織布あるいは不織
布を使用する。そのような構造において、植物の
根の圧力によつて、開孔が変形したり、あるいは
拡大することのないように、開孔にはある程度の
堅固さが必要である。
図に示す平面板4をクリツプ3で固定することに
よつて、容易に形づくることができる。円錐形は
容器を形づくるのが容易であるという以外には植
物の生育上特別の意味はなく、本発明の効果に対
してはどのような形状でもよい。簡単に形成でき
る容器形状であれば他のものも採用できる。これ
に対して、容器の寸法は非常に重要であつて、一
般の室内植物の場合には50立方センチメートルを
越えることはない。そこで、この発明では通常サ
イズの植物育成に要するよりは容量が極めて小さ
いものとした。第1図および第4図の中の容器1
の壁の黒い部分は、第2図および第3図の中の開
孔5を意味し、直径がおおよそ0.1mmである。容
器1の壁2は厚さがおおよそ0.1mmのステンレス
スチール板でつくられている。容器の壁材料とし
ては、プラスチツク材料のようなその他の耐腐蝕
性材料を使用することもできる。穴あき板
(Perforated sheet)の代わりには、糸あるいは
ワイヤーの間にすき間を有する織布あるいは不織
布を使用する。そのような構造において、植物の
根の圧力によつて、開孔が変形したり、あるいは
拡大することのないように、開孔にはある程度の
堅固さが必要である。
栄養媒体(肥料媒体)を充填した容器の中に、
小物の植物、種、苗木、又は球根を植え付ける。
容器サイズの設計にあたつては、植物類が通常の
状態で摂取する栄養(肥料)の量よりも、少ない
量しか摂取できないようにする。そして、この発
明ではこれら根の大部分を壁2の外部へ通過させ
ず壁2の内部で充満せしめ、通常サイズの植物が
摂取するよりも少量の栄養液で、外部から上記小
開孔5を通過してくる栄養液しか摂取できぬよう
にするものである。植物類の根は、最初の時期に
は、容器の壁2に向かつて生長していくが、壁2
に到達した後には、極めて細い根を除いては殆ど
小開孔5を通り抜けられない。しかも小開孔5を
通り抜けたこれら小量の僅かな根だけでは容器1
の外部の土から、通常の生長に必要な栄養分(肥
料分)を摂取することができない。従つて、容器
1の内部(即ち、壁2の内部)に根が充満した時
に、意図する植物の生長の「抑制」が始まること
となる。この容器を使用すると、容器1の壁の内
周に沿う根は帯状にからまり合うような現象を生
じない。そうでなければ充分な数の追加的な細い
根の形成なしに根は接線的に継続生長してしま
う。容器1を囲む土6やあるいは、容器1がその
中で保持される肥料分の溶解液の様な他の肥料媒
体から植物の生長のために、肥料分を摂取する細
い毛根の生長は、開孔5の面でさえぎられる。そ
して、これら毛根は、開孔5を通つて外部から容
器1の内部に入つてくる栄養液しか摂取できない
ので、いわば肥料の摂取量は開孔5の寸法によつ
て決定されることとなる。さらに、植物の成熟を
司る肥料分を捜し求める根の生長を妨げこれによ
つて、植物類の樹勢を衰えさせずに、しかも小物
に仕上げることができる。大部分の植物では、容
器の壁の面積のうち開孔の占める割合は少なくと
も10%である。植物によつては、たとえばサボテ
ンのような場合には、開孔の占める割合を少なく
しても植物の栄養摂取は十分である。許容温度で
育てた普通の観償用植物の花や植物は通常の如く
実を作るがその実は小形化されている。
小物の植物、種、苗木、又は球根を植え付ける。
容器サイズの設計にあたつては、植物類が通常の
状態で摂取する栄養(肥料)の量よりも、少ない
量しか摂取できないようにする。そして、この発
明ではこれら根の大部分を壁2の外部へ通過させ
ず壁2の内部で充満せしめ、通常サイズの植物が
摂取するよりも少量の栄養液で、外部から上記小
開孔5を通過してくる栄養液しか摂取できぬよう
にするものである。植物類の根は、最初の時期に
は、容器の壁2に向かつて生長していくが、壁2
に到達した後には、極めて細い根を除いては殆ど
小開孔5を通り抜けられない。しかも小開孔5を
通り抜けたこれら小量の僅かな根だけでは容器1
の外部の土から、通常の生長に必要な栄養分(肥
料分)を摂取することができない。従つて、容器
1の内部(即ち、壁2の内部)に根が充満した時
に、意図する植物の生長の「抑制」が始まること
となる。この容器を使用すると、容器1の壁の内
周に沿う根は帯状にからまり合うような現象を生
じない。そうでなければ充分な数の追加的な細い
根の形成なしに根は接線的に継続生長してしま
う。容器1を囲む土6やあるいは、容器1がその
中で保持される肥料分の溶解液の様な他の肥料媒
体から植物の生長のために、肥料分を摂取する細
い毛根の生長は、開孔5の面でさえぎられる。そ
して、これら毛根は、開孔5を通つて外部から容
器1の内部に入つてくる栄養液しか摂取できない
ので、いわば肥料の摂取量は開孔5の寸法によつ
て決定されることとなる。さらに、植物の成熟を
司る肥料分を捜し求める根の生長を妨げこれによ
つて、植物類の樹勢を衰えさせずに、しかも小物
に仕上げることができる。大部分の植物では、容
器の壁の面積のうち開孔の占める割合は少なくと
も10%である。植物によつては、たとえばサボテ
ンのような場合には、開孔の占める割合を少なく
しても植物の栄養摂取は十分である。許容温度で
育てた普通の観償用植物の花や植物は通常の如く
実を作るがその実は小形化されている。
この容器によつて非常に素晴らしい結果が得ら
れた。たとえば、ヒマワリを本発明に係る容器を
使用して栽培した場合、縦横の長さを1/10に、そ
の占める容積を1/1000にすることができた。果樹
類の場合は、普通の寸法の1/100の大きさにでき
た。ベゴニアの場合も同様な結果が得られた。パ
ンジーの場合は約1/2の大きさにできた。ゼラニ
ウムの場合は生長は小さく抑えられたが、花の大
きさは普通のものと同じであつた。植物の種類に
よつては、花や葉に変形をきたすものもあつた。
本発明の容器を使用して植物を栽培する上での注
意事項は普通の鉢植え栽培の場合とほとんど同じ
である。第5図には、大きな容器7の中に(本発
明に係る)小さな容器を入れた場合を示してある
が、庭に直接この小さな容器を埋めこむことも可
能である。小さな容器を容器7に収容する場合普
通の寸法である必要はない。このために窓の展示
室に多数の草花や植物を並べることができる。他
の利点として、果樹類は非常に小さく仕立てられ
るので、冬期の保存、あるいは移転に便利であ
る。これらの小形化された実は非限定条件下で育
成されたとき普通サイズの植物を作る。本発明は
植物学の研究にも応用できる。本発明に係る容器
を使用した栽培では、植物の生長のどの段階につ
いても、植物の総容積に対する根の割合は、これ
まで必要であると考えられてきた割合よりも小さ
かつた。
れた。たとえば、ヒマワリを本発明に係る容器を
使用して栽培した場合、縦横の長さを1/10に、そ
の占める容積を1/1000にすることができた。果樹
類の場合は、普通の寸法の1/100の大きさにでき
た。ベゴニアの場合も同様な結果が得られた。パ
ンジーの場合は約1/2の大きさにできた。ゼラニ
ウムの場合は生長は小さく抑えられたが、花の大
きさは普通のものと同じであつた。植物の種類に
よつては、花や葉に変形をきたすものもあつた。
本発明の容器を使用して植物を栽培する上での注
意事項は普通の鉢植え栽培の場合とほとんど同じ
である。第5図には、大きな容器7の中に(本発
明に係る)小さな容器を入れた場合を示してある
が、庭に直接この小さな容器を埋めこむことも可
能である。小さな容器を容器7に収容する場合普
通の寸法である必要はない。このために窓の展示
室に多数の草花や植物を並べることができる。他
の利点として、果樹類は非常に小さく仕立てられ
るので、冬期の保存、あるいは移転に便利であ
る。これらの小形化された実は非限定条件下で育
成されたとき普通サイズの植物を作る。本発明は
植物学の研究にも応用できる。本発明に係る容器
を使用した栽培では、植物の生長のどの段階につ
いても、植物の総容積に対する根の割合は、これ
まで必要であると考えられてきた割合よりも小さ
かつた。
本発明は、一つの応用例を示す図によつて、以
下に説明してある。第1図は本発明の一実施例を
示す容器の概略図である。第2図は、第1図に示
す容器の壁の拡大断面図である。第3図は、第1
図に示す容器の壁の表面の拡大図である。第4図
は、第1図に示す容器を形成するための材料の平
面図である。第5図は、第1図に示す容器の応用
例を図に示したもので、容器には植物が植えられ
ており、さらに、それは外側の容器(植物用ポツ
ト)に埋められている。 図中、1……容器、2……壁、3……クリツ
プ、5……開孔、6……土、7……大きな容器。
下に説明してある。第1図は本発明の一実施例を
示す容器の概略図である。第2図は、第1図に示
す容器の壁の拡大断面図である。第3図は、第1
図に示す容器の壁の表面の拡大図である。第4図
は、第1図に示す容器を形成するための材料の平
面図である。第5図は、第1図に示す容器の応用
例を図に示したもので、容器には植物が植えられ
ており、さらに、それは外側の容器(植物用ポツ
ト)に埋められている。 図中、1……容器、2……壁、3……クリツ
プ、5……開孔、6……土、7……大きな容器。
Claims (1)
- 1 通常サイズの植物育成に要するよりは容量が
極めて小さく、植物の根の大部分を通過させず外
部より通過してくる栄養液の摂取を制限する0.05
〜0.1mmの径の開孔を、壁に密接させて設けた植
物の生長の大きさを制限する容器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19762602107 DE2602107C2 (de) | 1976-01-21 | 1976-01-21 | Verfahren zum Beschränken des Größenwachstums von Pflanzen und Behälter zur Durchfuhrung des Verfahrens |
DE2602107.8 | 1976-01-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5991819A JPS5991819A (ja) | 1984-05-26 |
JPS6310974B2 true JPS6310974B2 (ja) | 1988-03-10 |
Family
ID=5967901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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