JPH0220224A - 袋詰め栽培床及び植物の植え付け方法並びに植え換え方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は植木鉢やプランタ−を必要とせず据置するのみ
で簡単に使用できる袋詰め栽培床と、この栽培床を利用
した植物の植え付け並びに植え換え方法に関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来、家庭園芸等で草花や野菜を栽培するには、植木鉢
やプランタ−に土及び肥料を入れるかまたは市販されて
いる各種の肥料を混ぜ合わせた培養土を詰め込み、そこ
へ植物の苗または種を植え付けしている。

また、植物が成長して植木鉢が小さくなると大きな鉢へ
植え換えをして育てている。

［発明が解決しようとする課題］ このように従来は植物の育成に植木鉢又はプランタ−を
使用しているが、植え付けのための栽培床を作るに鉢等
に土と肥料を入れ又は培養土を入れるなど手を汚して面
倒な作業をせねばならず手間が掛かる。また、これらは
大型のものも有って使用しない時はその保管場所に苦慮
しており、しかも特に鉢は陶器製のものが多く破損し易
いという欠点を有している。

また、植物が成長するに従い植え換えを必要とするとき
も、植え付けと同様に手間が掛かり、その上植物の生育
環境を大きく変化させたり、折角生長した根を無用に切
断したりして損傷させるなど技術的にも難しく、引いて
は成長を阻害するおそれが有る。しかも、この場合鉢は
当然−回り大きいものを用意しておかなければならない
。

そこで、本発明の目的は据置するのみで簡単に使用でき
、しかも使用済になればそのまま投棄できるようにして
、従来の問題点を総て解消した画期的な袋詰め栽培床及
び該栽培床を利用した植物の植え付け方法並びに植え換
え方法を提供することにある。

［課題を解決するための手段及び作用］かかる目的を達
成するため、本発明は数種類の園芸用土、肥料その他の
微量要素を配合した培養土を非通水性を有し上下面が扁
平な袋に詰め込みし、該袋の一側面にミシン目等による
適宜形状の切込線を入れて容易に剥れ易い剥離部を設け
、該剥離部」二面を覆うようにシールを貼着した構成、
または培養土を詰め込みした袋の一側面に適宜形状の植
込口を設け、該植込口を覆うように剥離容易なシールを
貼着した構成よりなる。

そして、シールを貼着した面を表面とすると共に裏面に
適宜手段により多数の水抜き穴を設けて据置し、前記シ
ールを剥離して植込口を開設し、該植込口から培養土中
に植物の苗または種を植え付けるようにする。また、成
長した植物が植え換え時期にきたとき、シールを剥離し
て植込口を開設すると共に裏面に複数の水抜き穴を設け
た栽培床を新たに据置し、その上に前記植え換えすべき
栽培床を積み重ねるようにする。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を図面と共に説明する。

第１図に示したものは本発明に係る袋詰め栽培床であり
、該栽培床は数種類の園芸用土、肥料その他の微量要素
を配合した培養土を包装袋に所定量詰め込んで一般に市
販されるものを利用している。

すなわち、袋１は一定量の培養土２を詰め込みして所要
の厚さを持ち、上下面を扁平とした略直方形を成す。ま
た、袋１の材質は、使用に際して太陽光を受ける屋外に
て半年位は脆化しない程度の耐候性を有するものであり
、素材としては非通水性のプラスチック製フィルムを使
って作られている。そして、袋１の一側面１ａには商品
名３や、使用説明４を表示し、他側面］−ｂには中央に
第３図に示すように間欠的に一部分を残したミシン目に
よる円形状の切込線５を入れて剥れ易い剥離部６を設け
、さらにこの剥離部６をすっぽりと被覆保護させる大き
之のシール７を接着剤を介して貼着する。

次に、このように構成された袋詰め栽培床の使用につい
て説明する。袋１の商品名３や使用説明４を表示した面
１ａに第４図に示すように例えば鋏８の先端部により適
宜数の水抜き穴９をあけ、この水抜き穴９が裏側になる
ようにして、栽培床をアパートのベランダや庭先等に据
置する。そして、表面に貼着されるシール７を剥離させ
、袋１の表面中央部の剥離部６をシール７と共に周囲の
切込線５で切り取り、植込口１０を開設して、培養土２
を露出させる。

最後に、この植込口１０から、第５図に示すように植物
Ｂの苗を培養土２に植え付け、後で潅水しておく。植え
付けた後の管理は水やり程度でよく、手数は掛からない
。種を植え付けする場合も同様である。

このようにして植え付けられた植物Ｂが生長するに従っ
て植え換えが必要になったときは、第６図、第７図に示
すように新しい栽培床をシール７を貼着した面を表面と
すると共に該シール７を剥離して植込口１０を開設し、
裏側に多数の水抜き穴９を設けて据置し、該栽培床上面
に前記植え換えるべき植物が植えられた袋詰め栽培床を
そのまま積み重ねれば良い。これにより上段の栽培床に
植わる植物Ｂの根が裏面に設けた複数の水抜き穴９から
下段の栽培床内に植込口１０を介して侵入して該栽培床
の培養土２中にも張り巡らし更に成長を続ける。

また、生長した植物Ｂを安定良く支えるため添え木Ｃを
あてがう場合には、添え木Ｃの下部を上下に重なる二つ
の栽培床に貫通させれば立て易くてしかも安定に保持さ
せることができる。

ベランダやコンクリート上で使用する場合で、根焼けや
過乾燥の心配があるときは、古いマットやこも、故紙等
を下敷きにすればよい。また、室内等水の付いては困る
場所では体型やトイレで受止めさせれば床面を汚さず、
トイレの中に水が貯まっても根腐れを起こすことなく植
物を生育させることができる。

このように、袋１として培養土２を市販するに使用され
る包装袋を使用すれば、培養土２を他の容器例えば鉢等
に移し替える手間は全く不要となる。また、上記実施例
では袋１の一側面に切込線５を入れてシール７と共に剥
れる剥離部６を設けた構成を説明したが、第８図の断面
に示す如く袋１の側面に始めから開口すなわち植込口１
０を設け、該植込口１０を覆うように剥離容易なシール
７を貼着する構成としても良い。

尚、袋１の形状は方形状に限らず丸形、六角形等であっ
ても本発明の目的を達成し得ること勿論である。

［発明の効果］ 以上に述べたように本発明の袋詰め栽培床は、植木鉢の
代りとして使用することで、植木鉢が不要であることは
勿論のこと、植物の種又は苗が有ればいつでもどこでも
手軽に植え付けができ鉢へ培養土を詰め込むといった従
来の手間は一切不要となる。

そして、植物の植え込みは簡単にできて、特別な技術を
必要としない。

さらに植物が生長して植え換え時期には、生長した植物
を植え込んだままの栽培床を新しい栽培床の上に積み重
ねるだけでよいから、従来のように太き目の植木鉢を用
意して培養土を詰めたり、植え込まれている植物を一旦
引抜いてまた植え付けるといった手間が一切不要であり
、しかも根を傷めることがないから生長を阻害すること
もない。

しかも、植木鉢やプランタ−に比べて嵩張らないために
場所を取らず、育成が終了した時はそのまま投棄すれば
良く便利であり、また特に狭いスペースでの家庭園芸に
は好適である等有益な効果を多々奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例に係わるもので、第１図は袋”詰
め栽培床の表面から見た斜視図、第２図は同裏面から見
た斜視図、第３図は同上要部の断面図、第４図及び第５
図は植物の植え付け方法を説明するための斜視図、第６
図及び第７図は植物の植え換え方法を説明するための斜
視図、第８図は要部の他の実施例を示す断面図である。 １・・・袋、１ａ・・・−側面、２・・・培養土、５・
・・切込線、６・・・剥離部、７・・・シール、９・・
・水抜き穴、１０・・・植込口。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）数種類の園芸用土、肥料その他の微量要素を配合
   した培養土を非通水性を有し上下面を扁平とした袋に詰
   め込みし、該袋の一側面にミシン目等による適宜形状の
   切込線を入れて容易に剥れ易い剥離部を設け、該剥離部
   上面を覆うようにシールを貼着したことを特徴とする袋
   詰め栽培床。
2. （２）数種類の園芸用土、肥料その他の微量要素を配合
   した培養土を非通水性を有し上下面を扁平とした袋に詰
   め込みし、該袋の一側面に適宜形状の植込口を設け、該
   樋込口を覆うように剥離容易なシールを貼着したことを
   特徴とする袋詰め栽培床。
3. （３）請求項１または２記載の袋詰め栽培床をシールを
   貼着した面を表面とすると共に裏面に適宜手段により多
   数の水抜き穴を設けて据置し、前記シールを剥離して植
   込口を開設し、該植込口から培養土中に植物の苗または
   種を植え付けるようにしたことを特徴とする植物の植え
   付け方法。
4. （４）請求項３記載の方法により成長した植物が植え換
   え時期にきたとき、請求項１又は２記載の袋詰め栽培床
   をシールを貼着した面を表面とすると共に該シールを剥
   離して植込口を開設し、裏面に適宜手段により多数の水
   抜き穴を設けて据置し、該袋詰め栽培床の上面に前記植
   え換えるべき植物が植えられた袋詰め栽培床をそのまま
   積み重ねるようにしたことを特徴とする植物の植え換え
   方法。