JPS5937927B2 - 植物の生長の大きさを制限する方法及びその容器 - Google Patents

植物の生長の大きさを制限する方法及びその容器

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JPS5937927B2
JPS5937927B2 JP52004401A JP440177A JPS5937927B2 JP S5937927 B2 JPS5937927 B2 JP S5937927B2 JP 52004401 A JP52004401 A JP 52004401A JP 440177 A JP440177 A JP 440177A JP S5937927 B2 JPS5937927 B2 JP S5937927B2
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JP
Japan
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container
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plants
plant
wall
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ブルノ・グル−ベ−ル
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、植物がその種類と衝合に見合った大きさに生
長するのを制限して、植物を小物品に仕立て上げる方法
に関するものである。
「盆栽(Bonzai culturing)Jの名前
の下で特に日本及びカリフォルニアで発達した木の生長
を抑制する方法は非常に複雑で高度な技術を要する。
盆栽には、根の切断、枝や葉の剪定、刈り込み、鉢の植
え替え、肥料分の少ない土の選定など、多数の工程があ
る。
この方法には高度の尋問的知識と経験を有する栽培者に
よる注意が要求される。
ドイツ特許4935393によるワイヤー織布(Wov
en wire)からなる植物用容器は既知である。
ワイヤー織布には、取りはすしのできるプラスチックフ
オームの覆が取り付けである。
この容器は生長物を閉じ込めた媒体として土壌を保持し
ようとするものである。
その容器の特別な利点は、モルトブレンプラスチック(
moltpren plastic)のプラスチックフ
オームによって装飾的効果をポットに与えることと保水
のための隔離体として作用することである。
容器の壁に柔軟性を持たせて、容器の中の土がゆるむよ
うになっている。
容器の底にはプラスチックフオームが取り付けてないの
で、給水する場合には、通常のやり方、つまり水の入っ
た槽の中に容器をつけて、その底から水を吸収させる。
植物栽培用容器の構成法としては、そのほか、ドイツ特
許公開A2434538として知られている容器に軟質
フオームをライニングする方法がある。
植物の生長の初期の段階では、軟質フオームによって、
根が普通の材料でつくられている容器の壁を通って生長
するのを妨げる。
肥料は、一度づつ、容器の内側に与える。
植物が十分大きくなって植え替えができるようになった
らは、容器の外枠をはずして軟質フオームだけとして、
軟質フオームを付けたまま新しい場所に植えかえる。
この段階では、植物の根が軟質フオームの中に入り込む
のを妨げることはなく、根は周囲の土壌の中へ生長して
いく。
ドイツ特許公開A2434538に述べられているとこ
ろによると、軟質フオームは水分と空気の保持機能を有
するとともに、根が帯状にからまり合うのを防止するた
め、植物の生長速度を速めると言われている。
しかしこのやり方では、容器壁に達つした後、根は十分
な生長を遂げないで壁に対して接線方向に延びてしまい
この結果老成し根が乾燥してしまうという不都合の生じ
ることが一般的に知られている。
英国特許A1186730には、プラスチックワイヤー
あるいはジュート(インド麻)からなる植物栽培用容器
が記載されている。
材料は巻物として取り扱われ、それを拡げてブラケット
を使用して容器の形に保つ。
容器の中には土が充填されていて、植え替えの時まで容
器の内部の土壌から植物に肥料分が供給される。
植え替え後は、根は織物の障害を受けずに周囲の土壌中
に生長していく。
ドイツ特許公開41482922にはプラスチック製種
子容器が記載されており、その容器の側壁には大体2m
m×4mmの穴が40個あけられていて根が通り抜けら
れるようになっている。
この容器の場合には、植え替えの時、穴の中を通ってい
る根を損傷することなく、スリットを介して根より容器
を引離すことによって容易に根から容器が取りはずせる
ようになっている。
しかし、容器壁に小孔を有する前記の発明のうち、植物
の生長を制限することを目的としたものは一つもない。
それらの発明には植物の小物品化の手段として役立てう
るものはない。
そして、これらのものは、植物の小品化のためには他の
伝統的な植物用ポットより父上記したような複雑な盆栽
手段に依るものより秀れていない。
本発明は、植物の生長の大きさを制限する方法を提供す
るものであって、従来、それは特別の尋問的知識と経験
による、しかも、長期間の管理のもとに行なわれる複雑
な工程を経る必要があった。
本発明によれば、草花、植木、潅木を含む植物の生長を
、生来の期間内で簡単な方法によって制限することがで
きる。
本発明では、まず、容器の壁に植物の最も細い根の大部
分が通り抜けることのできないような寸法の開孔がとり
つけられている。
容器の壁の開孔の寸法は植物の種類によって異なり、各
々の植物に対しているいろな寸法の開孔を有する容器を
順次使用する試験を行なうことによって簡単に求められ
るが、開孔の寸法を0.1 mmにすると、大部分の植
物のもつとも細い根も小孔を通り抜けて生長することは
なかった。
そこで、この発明では、植物の根の大部分を通過させぬ
0.05〜0.1朋の径の開孔を密接させて壁に設けた
容器を用いるようにしている。
第1図の中に例示した容器1は円錐形で、第4図に示す
平面板4をクリップ3で固定することによって、容易に
形づくることができる。
円錐形は容器を形づくるのが容易であるという以外には
植物の生育上特別の意味はなく、本発明の効果に対して
はどのような形状でもよい。
簡単に形成できる容器形状であれば他のものも採用でき
る。
これに対して、容器の寸法は非常に重要であって、一般
の室内植物の場合には50立方センチメートルを越える
ことはない。
そこで、この発明では、通常サイズの植物育成に要する
よりは容量が極めて小さい容器を用いるようにしている
第1図および第4図の中の容器1の壁の黒い部分は、第
2図および第3図の中の開孔5を意味し、直径がおおよ
そ0.1 mmである。
容器1の壁2は厚さがおおよそ0.1 mmのステンレ
ススチール板でつくられている。
容器の壁材料としては、プラスチック材料のようなその
他の耐腐蝕性材料を使用することもできる。
穴あき板(Perforated 5heet )の代
わりには、糸あるいはワイヤーの間にすき間を有する織
布あるいは不織布を使用する。
そのような構造において、植物の根の圧力によって、開
孔が変形したり、あるいは拡大することのないように、
開孔にはある程度の堅固さが必要である。
栄養媒体(肥料媒体)を充填した容器の中に、小物の植
物、種、苗木、又は球根を植え付ける。
容器サイズの設計にあたっては、植物類が通常の状態で
摂取する栄養(肥料)の量よりも、少ない量しか摂取で
きないようにする。
そして、この発明ではこれらの根の大部分を容器外部へ
通過させず容器内部で根を充満せしめ、通常サイズの植
物が摂取するよりも少量の栄養液で、容器外部から上記
開孔を通過してくる栄養液、しか摂取できぬようにする
ものである。
植物類の根は、最初の時期には、容器の壁に向かって生
長していくが、壁に到達した後には、極めて細い根を除
いては殆ど小開孔5を通り抜けられない。
しかも小開孔5を通り抜けたこれら小量の僅かな根だけ
では容器1の外部の土から、通常の生長に必要な栄養分
(肥料分)を摂取することができない。
従って、容器1の内部に根が充満した時に、意図する植
物の成長の1抑制」が始まることになる。
この容器を使用すると、容器1の壁の内面に沿う根は帯
状にからまり合うような現象を生じない。
そうでなければ充分な数の追加的な細い根の形成なしに
根は接線的に継続生長してしまう。
容器1を囲む±6やあるいは、容器1がその中で保持さ
れる肥料分の溶解液の様な他の肥料媒体から植物の生長
のために、肥料分を摂取する細い毛根の生長は、開孔5
の面でさえぎられる。
そして、これら毛根は開孔5を通って外部から容器1の
内部に入って来る栄養液しか摂取できないので、いわば
肥料の摂取量は開孔5の寸法によって決定されることに
なる。
さらに、植物の成熟を司る肥料分を捜し求める根の生長
を妨げこれによって、植物類の樹勢を衰えさせずに、し
かも小物に仕上げることができる。
大部分の植物では、容器の壁の面積のうち開孔の占める
割合は少なくとも10%である。
植物によっては、たきえばサボテンのような場合には、
開孔の占める割合を少なくしても植物の栄養摂取は十分
である。
許容温度で育てた普通の観賞用植物の花や植物は通常の
如く実を作るがその実は小形化されている。
この方法によって非常に素晴らしい結果が得られた。
たとえは、ヒマワリを本発明に係る容器を使用して栽培
した場合、縦横の長さを1/10に、その占める容積を
1/1,000にすることができた。
果樹類の場合は、普通の寸法の1/100の大きさにで
きた。
ベゴニアの場合も同様な結果が得られた。
パンジーの場合は約1/2の大きさにできた。
ゼラニウムの場合は生長は小さく抑えられたが、花の大
きさは普通のものと同じであった。
植物の種類によっては、花や葉に変形をきたすものもあ
った。
本発明の方法をオリ用して植物を栽培する上での注意事
項は普通の鉢植え栽培の場合とほとんど同じである。
第5図には、大きな容器1の中に(本発明の方法に用い
る)小さな容器を入れた場合を示しであるが、庭に直接
この小さな容器を埋めこむことも可能である。
小さな容器を容器7に収容する場合普通の寸法である必
要はない。
このために窓の展示室に多数の草花や植物を並べること
ができる。
他の利点として、果樹類は非常に小さく仕立てられるの
で、冬期の保存、あるいは移転に便利である。
これらの小形化された実はJIE限定条件下で育成され
たとき普通サイズの植物を作る。
本発明の方法は植物学の研究にも応用できる。
本発明の方法を実施した栽培では、植物の生長のどの段
階についても、植物の総容積に対する根の割合は、これ
まで必要であると考えられてきた割合よりも小さかった
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の実施に用いる容器の概略図であ
る。 第2図は、第1図に示す容器の壁の拡大断面図である。 第3図は、第1図に示す容器の壁の表面の拡大図である
。 第4図は、第1図に示す容器を形成するための材料の平
面図である。 第5図は、第1図に示す容器の応用例を図に示したもの
で、容器には植物が植えられており、さらに、それは外
側の容器(植物用ポット)に埋められている。 図中、1・・・・・・容器、3・・・・・・クリップ、
5・・・・・・開孔、6・・・・・・土、7・・・・・
・大きな容器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 通常サイズの植物育成に要するよりは容量が極めて
    小さく、植物の根の大部分を通過させぬ0.05〜0.
    1 mmの径の開孔を密接させて壁に設けた容器内へ、 根のある植物や、その種、苗木、球根等を配置して根の
    大部分を容器外部へ通過させず容器内部で根を充満せし
    め、通常サイズの植物が摂取するよりも少量の栄養液で
    、容器外部から上記開孔を通過してくる栄養液、しか摂
    取できぬようにし、上記容器を栄養士内へ配して容器壁
    の外側を栄養媒体で囲むようにした植物の生長の大きさ
    を制限する方法。
JP52004401A 1976-01-21 1977-01-20 植物の生長の大きさを制限する方法及びその容器 Expired JPS5937927B2 (ja)

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JP52004401A JPS5937927B2 (ja) 1976-01-21 1977-01-20 植物の生長の大きさを制限する方法及びその容器

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DE00P2602107.8 1976-01-21
JP52004401A JPS5937927B2 (ja) 1976-01-21 1977-01-20 植物の生長の大きさを制限する方法及びその容器

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Publication Number Publication Date
JPS5293543A JPS5293543A (en) 1977-08-06
JPS5937927B2 true JPS5937927B2 (ja) 1984-09-12

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