JP3217627U - 樹脂ポット - Google Patents

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Abstract

【課題】培養土の保水効果を持たせることができる樹脂ポットを提供する。
【解決手段】樹脂ポットの側面1及び底面2のほぼ全体に多数の細孔4を開けることにより、類似製品駄温鉢及びジフィーポットの性質に近い状態にすることで、育苗障害を解決する。樹脂ポットは、類似製品駄温鉢及びジフィーポットに比べて、安価、保管、管理、取扱いが容易である。更に本考案としての改良も比較的低コストで出来る。本考案によって農業分野のみならず、広く花木園芸関係等の植栽育苗が、地球温暖化への対応能力が出ることによって、これまで通り又は以上に樹脂ポットを使用出来る。
【選択図】図3

Description

本考案は農業及び園芸等の関係で、稚苗育成に効果を出すための樹脂ポット改良に関する。
野菜、菊等花木園芸の植物大半の育苗は、苗の品種、発育度等により、苗の大きさが異なるため、一度期に使用する樹脂ポットは数10、数100個となり、しかも規格の大小別に数種類を用意して育苗度に適した容器を使用している。
稚苗の場合、培養土、水、温度、日照への対応能力が低いため、人工的に環境を整えてやる必要があり、適度に融合しないと、良い苗の育成は望めない。
近年の地球温暖化により、極度の高温が早期から発生することで、稚苗期の容器栽培に障害が出る様になって来ている。特に稚苗育成期である4月・5月・6月にかけて、30度を上回る(植物は30度以上の気温が続くと、生育障害を起こすと云われている)日が度々あるようになると、樹脂ポット内の培養土中に含まれる水分が、急激に高温水となり、温度変化に対応出来ずに、根腐れ等による発育障害を起こす。
植物は全般に健苗の状態で育成しないと、最後まで生長の挽回出来ず望む成果、収穫にならず、場合によっては、苗が病弱になり枯死となり、当年の作り直しは出来ず、多大な損失となる。
地球温暖化が、問題視される前は、ごく普通に樹脂ポットを使用していたが、10年位前(平成20年頃)から、地球温暖化が顕著となり、3月・4月から夏日があるようになり、5月・6月と日時を追う毎に30度を越す高温の日が続くようになると、稚苗は思うように育ってくれない。こうした状態が毎年のように現れるようになって来た。
よって本考案は年毎に進む地球温暖化に対して、安価で、しかも保管の面、取扱い安さの面等から、広く使用されている樹脂ポットを改良することで地球温暖化と云われる前のように、稚苗栽培が出来るようにすることを目的とした改良。
同じ育苗目的で使用する容器には、別品に土を焼いた駄温鉢、土に帰るジフィーポット等があり、性能面では安定して捨てがたいところがあるが、特に価格面が大きく、他に保管・取扱いの面等、使い易さでは樹脂ポットの方が、広く一般的に普及している。そこで、樹脂ポットの改良をすることによって、これまで通り継続的に使用出来るようにすることが目的。
地球温暖化による生育障害を防ぐには、樹脂ポットの中の培養土が通気通水の良い状態で、その上、保水出来る状態である事が必要な事から樹脂ポットに対して図2及び図4で示す様に、図2の側面の側壁上部から約2割5分を除く以下全体に、又、図4で示す底面全体に細孔を開けることにより生育障害を起こす事なく、多孔質で出来ている焼物駄温鉢に近い生育効果が得られる。また上部2割5分の孔開けを除外することは、樹脂ポット上部は全面に開口しており通気通水についてさらなる補充は不要、但し孔の大小、多少により通気通水による保水効果に影響し、苗の生育の良否に関係するので注意が必要。
実験的には樹脂ポット全体に孔開けした状態で稚苗の栽培を実施しているが、地球温暖化で苗が病弱、枯死等することなく,ほぼ問題なく栽培が出来るようになって来た。
樹脂ポットの底面には、通気通水のための切り抜き丸穴(各規格によって穴の大きさ直径15mm〜20mmと少しずつ異なる)がある通常使用時には、培養土脱落防止として図3に示す樹脂ポット底面に使用する培養土落下防止用底網5と培養土落下防止用ゴロ土6の2点を使用しているが、底面全体に孔開けを施すことで、底網5及びゴロ土6は不要となり廃止としても従来と同程度の効果が得られる。
樹脂ポット栽培を以前から同じ方法で、育苗出来ていたものが地球温暖化によって、高温障害と思われるが、次第に根腐れ、病原菌の発生、枯死と云ったものが出現するようになって来た。一方で駄温鉢又はジフィーポットで同様な育苗をしているものについては、問題無く育苗出来るによって最近では、駄温鉢又はジフィーポットの方が使用の確実視をされている。ただ樹脂ポットは、安価・取扱いの手軽さ等から駄温鉢の持つ効果(多孔質によって通気通水がスムーズであり加えて保水力がある)に近い状態にするために、樹脂ポット全体に細孔を多数開けることにした。
このことによって駄温鉢と同程度の育苗が出来又樹脂ポットでの以前(地球温暖化と云われる前)の育苗状態とほぼ同じ結果であることが試験育苗を続けた結果実証出来た。
駄温鉢の持つ通気通水、保水力機能に近づけるため樹脂ポット全体に細孔を施す必要性はあるものの、細孔とは云っても、多孔質径孔と比べて遥かに大きな孔であるため、孔数が多過ぎても、保水力低下となり、かえって育苗に問題が生じ易いため、注意が必要である。そこで細孔の目安的孔数を表1で示す。
Figure 0003217627
上記の孔数と通気通水、保水力との関係は試験育苗を続けた結果おおむねの孔数の表示。
樹脂ポット底面2全体に孔開けをすることで、他の部材、培養土落下防止用底網5同じく培養土落下防止用ゴロ土6は不必要となり、樹脂ポットのみあれば作業が出来る。これによって部材費及び手間等コスト的に有利と云える。
図1は本考案となる樹脂ポットの模式的な斜視図 図2は図1の樹脂ポットであり本考案である孔開加工の状態を模式的に示す断面図 図3は図2で示す孔開加工を施した樹脂ポットの使用時の状態を誇張した主要部分の断面図 図4は樹脂ポットの孔開加工を施した底面であり底面2及び排水孔2aを見やすく模式的に示した底面図
以下本考案を実施の形態について図1、図2、図3、図4に基づいて説明する。
本考案の樹脂ポット10は、形状はほぼ同じであるが、使用時期苗の状態により寸法的な大きさが数種類に分かれていて、規格別に表1で表示した。
図1の側面1底面2のほぼ全体に細孔4を開けることによって多孔質の駄温鉢に近い状態にすることによって稚苗の生育を良好なものにすることが目的。
図2は、樹脂ポット10の断面図であり細孔4の開け位置は、樹脂ポット側面1上部より下方へ約2割5分は施さず、それ以下へ細孔4を開ける。
樹脂ポット10に対して、全体に細孔4を開けることについて、培養土8への潅水は上部開口部から培養土8の中及び側面1の内壁を、ゆっくり下方へ浸透するもので、その間通気通水の善し悪しによって根腐れ等の問題が起こり易いので、下方への孔数を多めにすることが効果的。
図3は樹脂ポット10の側面1内部へ孔開けを施し細孔4によって出来る内壁への丸孔折曲部7、培養土8を入れ植栽の様子、又底面2、培養土落下防止用底網5培養土落下防止用ゴロ土6を模式的に主要部を誇張して表した断面図。
図3で細孔4を開ける方法としては、樹脂ポット10の側面1を外壁より内部へ向けて押圧で細孔4を開ける方法が有効。
押圧で孔開けをすることの有効性は、外壁より圧力を掛けることにより内壁に丸孔折曲部が円形に盛り上がるため、樹脂ポット10の開口上部より潅水又は液肥潅注をした場合、内壁に添って流下する時点で各細孔4から外部へ流出する割合が少ないため、潅水潅注効果が高いことから通気通水と同時に、保水及び保肥効果が高いと認められる。
図3と図4にある、培養土落下防止用底網5及び培養土落下防止用ゴロ土6が不要については[0017]に記載の通りであるので省略するが、孔開けの際重要なことは、通気通水が適度にありその上で保水力がある。これにより保肥力も出る。そのため植栽稚苗にとって快適な環境であり、根張りが活発になれる。よって孔開けの多少の調節が必要であり、孔開時の側面1の内壁に突き出して出来る丸孔折曲部7も重要であることは、実証試験で明らか。
1・・・側面
2・・・底面
2a・・排水孔
3・・・樹脂ポット側面補強フランジ
4・・・細孔(多数により代表2・3個分を制限図指)
5・・・培養土落下防止用底網
6・・・培養土落下防止用ゴロ土
7・・・丸孔折曲部
8・・・培養土
9・・・欠番
10・・・樹脂ポット

Claims (2)

  1. 農業、園芸関係で植物栽培用として使用している既存の樹脂ポット、地球温暖化による気候の変化に対応させるための改良であって、樹脂ポット側面及び底面に細孔の加工を施す樹脂ポットの規格の大小によって孔数は若干異なるが、全面に約10mm四方間隔位の細孔を側面外壁から押圧によって実施することにより側面内壁に折曲部が突出することによって培養土の保水効果を持たせる樹脂ポット。
  2. 樹脂ポットの底面既存の15mm〜20mmの排水孔を廃止し、細孔を全面に開けることで通気通水機能を持たせ、底面・外壁から押圧孔開けによって保水力を補い、培養土落下防止用底網及び培養土落下防止用ゴロ土が不要となり、部材費及び手間等のコスト低減となる請求項1に記載の樹脂ポット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024014384A1 (ja) * 2022-07-13 2024-01-18 株式会社安震 植木鉢

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