JPS6322850Y2 - - Google Patents

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JPS6322850Y2
JPS6322850Y2 JP1979112747U JP11274779U JPS6322850Y2 JP S6322850 Y2 JPS6322850 Y2 JP S6322850Y2 JP 1979112747 U JP1979112747 U JP 1979112747U JP 11274779 U JP11274779 U JP 11274779U JP S6322850 Y2 JPS6322850 Y2 JP S6322850Y2
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JP
Japan
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lid
urethane foam
planting
hydroponic cultivation
soft urethane
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Expired
Application number
JP1979112747U
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English (en)
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JPS5630772U (ja
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水耕栽培用ベツドの蓋体に関し、さ
らに詳しくは、上部が下部に向けて略垂直状であ
りそれに続いて下部が下方へ向けて開傾斜状であ
る定植孔を有し、該定植孔の上部略垂直状部分に
は栽培作物を弾力的に保持する軟質ウレタンフオ
ームが嵌合されている水耕栽培用ベツドの蓋体に
関し、その目的とするところは、定植、採取など
の作業性が良くまた作物の育成に好適な構造の水
耕栽培用ベツドの蓋体を提供することにある。
従来の水耕栽培においては水耕栽培される作物
は、(i)ガレキなどを入れた小カツプで発芽せられ
その後水耕栽培用ベツドの蓋体の定植孔に嵌入定
植され水耕栽培されるか、(ii)路地などで発芽育苗
されその後前記小カツプに移植され前記定植孔に
定植されるか、または(iii)路地などで発芽育苗さ
れ、その後苗の茎部を軟質ウレタンフオームなど
でくるんだ状態で定植孔に嵌入され弾力的に保持
されて水耕栽培されるかのいずれかである。
栽培作物、栽培条件によつても左右されるであ
ろうが一般的にこれらの長短を比較すると、まず
第一の方法は定植作業が簡単であるが発芽させる
までの段階で広い苗床面積が必要とされる短所が
ある。第二の方法は苗床面積が少なくてすむ長所
はあるが定植作業が簡単でない。第三の方法は苗
床面積が少なくてすみさらに定植作業も簡単であ
りこの意味においては最も優れている。
ところが、第三の方法にも欠点がある。それは
栽培作物の苗が腐つてしまうことが多々あること
である。
その原因はいくつか考えられるが、軟質ウレタ
ンフオームが養液でぬれること、定植孔下部に栽
培作物の根が充満して通気が悪くなることなどが
主であると思われる。軟質ウレタンフオームでつ
つむ部分を根部より充分離れた茎部とし根部を定
植孔下部より完全に突出させれば、軟質ウレタン
フオームがぬれたり通気が悪化することもなくな
るのであるが、これをしうるくらいに苗を成長さ
せるには日数がかかりすぎて短期収穫をひとつの
目的とする水耕栽培の主旨に逆行することにな
る。
本考案はこのような状況に鑑みてなされたもの
であつて、水耕栽培用ベツドの厚肉の蓋体に、上
部は下部へ向けて略垂直状でありそれに続いて下
部は下方へ向けて開傾斜状である定植孔を複数個
設け、該定植孔の略垂直状上部には軟質ウレタン
フオームを嵌合して栽培作物の根部または根部に
近い茎部を弾力的に保持しうるよう水耕栽培用ベ
ツド蓋体を構成し、前記第三の方法にあつた欠点
を解消しようとするものである。
本考案に係る水耕栽培用ベツドの蓋体によれ
ば、路地などで発芽育苗した栽培作物の苗を軟質
ウレタンフオームでくるむようにして定植孔に嵌
合し弾力的に保持するので、定植、採取などの作
業性が良く特に観賞用の草花の栽培に好適であ
る。さらに、軟質ウレタンフオームは定植孔上部
の略垂直状部分において係止されかつ定植孔下部
は開傾斜状に下方へ向けて広がつているので、軟
質ウレタンフオームが養液によつてぬらされるこ
とがなく、定植孔下部に根が密集して通気性を悪
化させることもないので「根ぐされ」などにより
苗を腐らせることもない。
次に第1図に示す本考案に係る水耕栽培用ベツ
ドの蓋体の一実施例に基いて、更に詳細に説明す
る。尚、本考案がこれに限定されるものではな
い。
水耕栽培用ベツドAは、本考案に係る蓋体1お
よび基体ベツド2により成つている。
基体ベツド2は、熱可塑性樹脂発泡体製であ
り、周側壁内側に蓋体載置用の段3を有し、底面
には排水パイプおよび水位調整パイプ4を備えて
いる。
蓋体1は、熱可塑性樹脂発泡体製であり厚肉で
ある。本実施例では発泡ポリスチレン製であり厚
さは約30mmである。
蓋体1には、多数の定植孔5が設けられてお
り、それぞれに栽培作物の苗9が保持される。こ
れら定植孔5の上部6は下部に向けて略垂直な円
筒状であり下部7は逆ろうと状に下方へ向けて開
傾斜している。本実施例では円筒状部分6の深さ
が約10mm、逆ろうと状部分7の深さが約20mmであ
り、逆ろうとの開口角度は約90゜である。
軟質ウレタンフオーム8は定植孔上部6に嵌合
され栽培作物の苗9を弾力的に保持している。定
植孔の円筒状部分の上下で軟質ウレタンフオーム
が広がつているので構造的に安定となつている
が、これは定植孔下部が逆ろうと状にひろがつて
いることによるひとつの効果である。軟質ウレタ
ンフオーム8は定植孔下部へまでおよばないので
養液にぬれることはほとんどない。また、定植孔
下部が逆ろうと状で下部開口が広く、根による閉
塞がないので通気が良好であり、軟質ウレタンフ
オームがぬれたとしてもすぐかわくので苗に悪影
響を与えることがない。栽培作物の生育にとつて
も通気が良いことは好適条件である。
定植孔5の水平断面形状は本実施例では円形と
なるが、これに限定されず、軟質ウレタンフオー
ム8が嵌合しやすいようにダルマ形などにしても
よい。
以上のように、本考案に係る水耕栽培用ベツド
の蓋体は栽培作物の生育に好適であり、定植、採
取の作業が容易であり、従来のように苗を腐らせ
ることがない。尚、下部開口が広がつているので
養液へ有効に伸びる根の数も多数になる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る水耕栽培用ベツドの蓋
体の一実施例の破断説明図である。 A……水耕栽培用ベツド、1……蓋体、2……
基体ベツド、5……定植孔、6……略円筒状上
部、7……逆ろうと状下部、8……軟質ウレタン
フオーム、9……苗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面開口した箱状の基体ベツドとその蓋体とか
    らなる水耕栽培用ベツドにおいて、蓋体は厚肉で
    あり、蓋体に複数個設けられる定植孔が上部は下
    部に向けて略垂直状でありそれに続いて下部は下
    方に向けて開傾斜状であり、定植孔上部の略垂直
    状部分には軟質ウレタンフオームが栽培作物の根
    部または根部に近に茎部を弾力的に保持しうるよ
    う嵌合されており、かつ前記軟質ウレタンフオー
    ムの垂直方向の長さは前記定植孔上部の略垂直状
    部分の長さより長くて上端が蓋体上面に出て下端
    が開傾斜状部分に出ることが可能にされてなるこ
    とを特徴とする水耕栽培用ベツドの蓋体。
JP1979112747U 1979-08-15 1979-08-15 Expired JPS6322850Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979112747U JPS6322850Y2 (ja) 1979-08-15 1979-08-15

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JP1979112747U JPS6322850Y2 (ja) 1979-08-15 1979-08-15

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JPS5630772U JPS5630772U (ja) 1981-03-25
JPS6322850Y2 true JPS6322850Y2 (ja) 1988-06-22

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JP1979112747U Expired JPS6322850Y2 (ja) 1979-08-15 1979-08-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128330A (ja) * 1984-07-17 1986-02-08 株式会社日立製作所 植物育苗装置
JPH085532B2 (ja) * 1985-10-24 1996-01-24 レックスノルド・コーポレーション 広巾チエ−ンコンベヤ用のスプロケツト駆動装置
JP2019146540A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 フルタ電機株式会社 植栽パネル

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JPS5630772U (ja) 1981-03-25

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