JPH0613018U - 複合電気接点 - Google Patents

複合電気接点

Info

Publication number
JPH0613018U
JPH0613018U JP6170192U JP6170192U JPH0613018U JP H0613018 U JPH0613018 U JP H0613018U JP 6170192 U JP6170192 U JP 6170192U JP 6170192 U JP6170192 U JP 6170192U JP H0613018 U JPH0613018 U JP H0613018U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
silver
electrical contact
copper
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6170192U
Other languages
English (en)
Inventor
靖一 田中
靖文 田中
茂 田部井
Original Assignee
中外電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中外電気工業株式会社 filed Critical 中外電気工業株式会社
Priority to JP6170192U priority Critical patent/JPH0613018U/ja
Publication of JPH0613018U publication Critical patent/JPH0613018U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭部金属と脚部金属とを冷間圧着して圧着面
の外方縁がバリ状に頭部より外方に突出するようにして
作ったバイメタル電気接点の脚部金属の台金と接する部
分が酸化緑青しないようにすることを目的とする。 【構成】 頭部の銀合金と脚部の銅又は銅合金との冷間
接合面のバリ出し部分を抜き取ったバイメタル等の複合
電気接点で、接点台金にかしめ付けされたときに接点台
金と接合する脚部の外周面には少なくとも銀メッキを有
するようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複合電気接点に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本考案になる頭部と脚部とが異なる金属からなる複合電気接点、例えばバイメ タルのリベット形状の電気接点は、その頭部の上面が接点面となり、その脚部を 銅又は銅合金等で作られた接点台金にかしめて用いられるものである。
【0003】 このようにして台金にかしめ付けられたバイメタル電気接点は、種々の電気機 器内に設けられて、電流の開閉等の電流制御のために広く用いられている。
【0004】 バイメタル電気接点の頭部をなすマトリックス中に錫酸化物等の金属酸化物粒 子が析出した銀合金のワイヤーを切断した短線材と、脚部をなす銅又は銅合金の ワイヤーを切断した短線材とを、同一軸線上に整列して両者を冷間圧着するとき 、両者の当接面がその全面にわたって圧着するように該当接面で頭部の銀合金と 脚部の銅又は銅合金が両部の軸線とほぼ直角に外方に膨出してバリ出しするよう に圧接することが好ましい。このバリ出し部分は、冷間圧着されたバイメタル電 気接点の本体から肉薄のリング状に抜き取られる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
かかるバイメタル電気接点の脚部と、この脚部と台金のかしめ部分の酸化緑青 化を防いで、バイメタル電気接点全体の導電性と熱の消散性を保証するために、 該脚部の外周に銀又は銀合金の薄層を有する銅又は銅合金のワイヤーを使うこと を、本出願人は特願平3−347579号の明細書に記載される発明にて提案し た。
【0006】 このような構成のバイメタル電気接点の場合には、バリ出し部分をバイメタル 電気接点の本体から抜きとるとき、銀合金の頭部と同径の脚部の上方部分の外周 面の銀又は銀合金の薄層も削り落されることになる。しかし、これでは、脚部の 銅又は銅合金の酸化緑青化を防止するために脚部の外周に設けられたせっかくの 銀又は銀台金がその役割を果せないことになるのではないかと苦慮した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
しかし、台金とのかしめ部分に当る外周面にだけにでも銀又は銀合金の薄い層 を脚部が有していれば、バイメタル電気接点はなお実用的に優れた導電性と熱の 消散性を有しう得るとが見い出された。以下、本考案の電気接点の実施例を図に より説明する。
【0008】
【実施例】
Ag−Sn8%−In4%−Ni0.1%の合金を内部酸化した銀合金の径2 .5mmのワイヤーを剪断した短線材を頭部1の材料とした。
【0009】 一方、脚部2の材料として、ワイヤー状の純銅の外周に銀をメッキし、これを 熱間でロール引きして得た外周面に2μmの銀の薄い層3を有する径2.5mm の銅ワイヤーを剪断した短線材を用いた。
【0010】 上記した銀−錫酸化物合金の短線材と、上記した銅の短線材とを剪断後に直ち に同一軸線上に並べて両者を加圧して冷間圧着した。このときに、両者の冷間圧 着面4が完全に圧着するように、頭部の銀合金の一部1′と脚部の銅の一部2′ が当接しながら圧力下で放射状に外方にフラッシュしてバリ出し部分5を作るよ うにした。このようにして得られたリベット形状のバイメタル接点は、図1に示 す通り、その頭部の径が4mmであり、バリ出し部分5の径が5.6mmであっ た。
【0011】 この接点からバリ出し部分5を取り去るために、内径が4mmの円形の刃先を 有するポンチで該接点をダイス抜きした。バリ出し部分5は、図2(a)の通り の側面と図2(b)の通りの平面のリング状に抜き取られた。
【0012】 得られたバイメタル接点は、図3の通り、頭部1の外径と実質的に同径で同一 面上にあるように切断された冷間圧着面の端縁5′を有した。該冷間圧着端縁に 続く脚部の外周面3′の銀メッキ3は、バリ出し部分のダイス抜きと同時に削り 落とされた。しかし、図3にて示される通り、脚部が台金6と接触する他の外周 面3′′′と3′′′′の銀メッキ3は何ら損なわれることがなかった。また、 脚部2の底面3″はワイヤーの切断面であるので、もともと銀メッキがなく、し かも台金とは接しないので、バイメタル接点の導電性と熱の消散性には組みしな いものである。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、バイメタル電気接点の冷間圧着面4は、その全面にわたって 強固な接着が保証され、しかも脚部の外周面はバリ出し部分5を抜き取った後で もその電気的な特性がほとんど損なわれない優れた効果が認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】バリ出し部分を有するように冷間圧着されたバ
イメタル電気接点の一部を切断した側面図である。
【図2】図1の電気接点から抜き取られたバリ出し部分
の(a)は側面図であり、(b)は平面図である。
【図3】本考案になるバイメタル電気接点の一部を切断
した側面図である。
【符号の説明】
1−接点の頭部 2−脚部 3−銀メッキ薄層 4−冷間圧着面 5−バリ出し部分 5′−冷間圧着面の切断された端縁 6−台金

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀−金属酸化物合金の頭部1と銅又は銅
    合金の脚部2とを冷間圧着した複合電気接点であって、
    該接点が接点台金6にかしめられたときにその脚部が該
    接点台金と当接する少なくとも外周面に銀メッキ3が施
    されていることを特徴とする複合電気接点。
  2. 【請求項2】 銀−金属酸化物合金の頭部1と銅又は銅
    合金の脚部2とを冷間圧着した複合電気接点であって、
    該両部の冷間圧着面4のバリ出し部分5の端縁5′が頭
    部の外径と実質的に同一面にあるように切断されてお
    り、上記両部の冷間圧着面の端縁に続き頭部の外径と実
    質的に同一の径を有するように膨出した脚部の外周面
    3′と脚部の底面3″を除く脚部の他の外周面3,
    3′′′が銀又は銀合金の薄い層を有してなることを特
    徴とする複合電気接点。
JP6170192U 1992-07-17 1992-07-17 複合電気接点 Pending JPH0613018U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6170192U JPH0613018U (ja) 1992-07-17 1992-07-17 複合電気接点

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6170192U JPH0613018U (ja) 1992-07-17 1992-07-17 複合電気接点

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0613018U true JPH0613018U (ja) 1994-02-18

Family

ID=13178816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6170192U Pending JPH0613018U (ja) 1992-07-17 1992-07-17 複合電気接点

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0613018U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0613018U (ja) 複合電気接点
JPH065049U (ja) 複合電気接点
JP2008251293A (ja) Snめっき付き銅合金端子及びその製造方法
WO2017119356A1 (ja) 複合電気接点
JP2007252091A (ja) 整流子片
JP3081155B2 (ja) 温度ヒューズおよびその製造方法
JPH0345513B2 (ja)
JPH062521U (ja) 電気接点用線材
JPH0523026B2 (ja)
JPS5990330A (ja) 電気接触子の製造方法
JP2662895B2 (ja) 台金付電気接点
JPH05166688A (ja) 電解コンデンサ用リードの製造方法
JPH05190045A (ja) クラッド電気接点材料
JPH0724180B2 (ja) 銀―錫酸化物系電気接点の製造方法
JPS62163213A (ja) 複合電気接点
JPS5954119A (ja) 複合接点
JPH0743919Y2 (ja) バイメタル装置
JPS6443512U (ja)
JPS6034465Y2 (ja) スポット溶接用電極
JPH01255117A (ja) 電気接点の製造方法
JPS5814683Y2 (ja) モ−タの整流子
JPH0355014B2 (ja)
JPH04253118A (ja) 接点
JPS58129710A (ja) 複合電気接点の製造方法
JPH0343916A (ja) リベット型クラッド接点