JPH0743919Y2 - バイメタル装置 - Google Patents

バイメタル装置

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JPH0743919Y2
JPH0743919Y2 JP4634787U JP4634787U JPH0743919Y2 JP H0743919 Y2 JPH0743919 Y2 JP H0743919Y2 JP 4634787 U JP4634787 U JP 4634787U JP 4634787 U JP4634787 U JP 4634787U JP H0743919 Y2 JPH0743919 Y2 JP H0743919Y2
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JP
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flexible copper
copper stranded
hole
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JP4634787U
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JPS63153455U (ja
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博寿 大石
豊平 石原
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回路遮断器等の過電流引きはずし装置とし
て使用されるバイメタル装置に関するものである。
〔従来の技術〕 第4図は従来の回路遮断器のOFF状態を示す主要部のみ
を示した側面図であり、図において、1は絶縁材からな
る筐体、2はこの筐体1に回転可能に軸承された操作ハ
ンドル、3は筐体1に回転可能に軸承された可動子、4
はこの可動子3に固着した可動接点、5は筐体1に固着
した固定子、6は可動接点4に対向するように固定子5
に固着した固定接点、7はその一端が可動子3に電気的
に接続される可撓銅撚線、8は一端を保持板(アーク走
行板)10に固着されたバイメタルで、上記可撓銅撚線7
の一端と接続されている。なお保持板10は外線接続用の
端子9に固着されている。
次に動作について説明する。電流は、端子9−保持板
(アーク走行板)10−バイメタル主体8−可撓銅撚線7
−可動子3と流れ、過電流になると、バイメタル主体8
は自己のジュール熱により図の右方向に湾曲し、遮断器
の引きはずし機構(図示せず)を作動させて、可動子3
を動かし、両接点4、6を開離させて遮断する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来、バイメタルと可撓銅撚線の溶接は、バイメタルと
して特に高膨張側にCu−Ni−Mn合金が使用されている材
質の場合、硬度及び融点が低いため、溶接強度を持たせ
る必要から溶接電流及び加圧力を増加すると、溶融が激
しくて溶融物が飛散し、またバイメタルが変形するとい
う問題があり、またMnが酸化しやすく、酸化物を形成し
た状態で、溶接すると、その酸化物内で剥離しやすく、
溶接強度が出ない等の問題があった。このため、安価で
作業性のよいスポット溶接が行えず、溶接面を磨いた直
後に高価なロウ付作業を行わなければならず、溶接の合
理化が図れないという欠点があった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、溶接面の磨き作業を廃止できるとともに、安価なス
ポット溶接の行えるバイメタル装置を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るバイメタル装置は、バイメタル主体に孔
を設け、その主体表面の開口周縁部に当接するよう可撓
銅撚線を溶接するようにしたものである。
〔作用〕
この考案においては、スポット溶接で形成される溶融物
(酸化物)はバイメタルに設けた孔に導かれ、飛散が防
止されるとともに、可撓銅撚線とバイメタルの接合部に
溶融物を介さずに接合できるので、溶接強度を十分保つ
ことができる。
〔実施例〕 第1図はこの考案の一実施例を示すもので、図におい
て、バイメタル8はその主体に孔8aが設けられており、
その主体表面の開口周縁部に当接するようその高膨張側
8bから可撓銅撚線7が溶接されるものである。なおその
他の構成は従来のものと同様につき説明を省略する。
次に作用について説明する。第2図と第3図は溶接部の
断面を示し、第2図は本考案による孔8aを設けたもの、
第3図は従来例の孔8aを設けないものである。図で明ら
かなように、孔を設けない場合は、可撓銅撚線7は酸化
溶融層9を介してバイメタル8と接合されているのに対
し、孔8aを設けると、酸化溶融物9は孔8a内に導かれて
可撓銅撚線7とバイメタル8は酸化溶融層を介さず接合
されている。なお図中8cはバイメタル8の低膨張側であ
る。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように、バイメタルに孔を設け、その
主体表面の開口周縁部に当接するよう可撓銅撚線を溶接
したもので、簡単な構成で溶接強度を十分に保つことが
でき、安価で信頼性のあるバイメタル装置が得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の分解斜視図、
第2図、第3図は本考案と従来例のものとの溶接部の比
較断面図、第4図はバイメタル装置の使用された回路遮
断器のOFF状態を示す要部のみを示した側面図である。 図中、7は可撓銅撚線、8はバイメタル、8aは孔、8bは
バイメタルの高膨張側である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイメタル主体に孔を設け、その主体表面
    の開口周縁部に当接するよう可撓銅撚線を溶接してなる
    バイメタル装置。
  2. 【請求項2】バイメタルは、高膨張側がCu−Ni−Mn合金
    で構成されている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    バイメタル装置。
  3. 【請求項3】可撓銅撚線は、バイメタルの高膨張側に溶
    接されている実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載のバイメタル装置。
JP4634787U 1987-03-27 1987-03-27 バイメタル装置 Expired - Lifetime JPH0743919Y2 (ja)

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JPS63153455U JPS63153455U (ja) 1988-10-07
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JP2009176554A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Kawamura Electric Inc 回路遮断器の過電流引き外し素子

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JPS63153455U (ja) 1988-10-07

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