JPH0244509Y2 - - Google Patents

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JPH0244509Y2
JPH0244509Y2 JP1981102289U JP10228981U JPH0244509Y2 JP H0244509 Y2 JPH0244509 Y2 JP H0244509Y2 JP 1981102289 U JP1981102289 U JP 1981102289U JP 10228981 U JP10228981 U JP 10228981U JP H0244509 Y2 JPH0244509 Y2 JP H0244509Y2
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JP
Japan
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coil
coil piece
piece
plate
low melting
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JP1981102289U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回路しや断器の短絡センサ用コイル
に関するものである。
従来例を第1図および第2図に示している。す
なわち、第1のコイル素片1と第2のコイル素片
2,3からなり、第1のコイル素片1は所定の板
幅Wおよび板厚Tをもつた銅製板状体をU字にわ
ん曲し、両端部4,5の幅方向の互いに反対側に
切欠き部6,7を形成している。この切欠き部
6,7の幅方向の深さDは板幅Wの半分以下であ
る。第2のコイル素片2,3は前記切欠き部6,
7の深さDに相当する板厚D′をもち、銅板を平
面Z字形に形成し、その一端部8,9は前記板厚
Tに相当する幅W′をもち、他端部は逃げ部10,
11を形成している。この第2のコイル素片2,
3の一端部8,9を切欠き部6,7に嵌合し、逃
げ部10,11を第1のコイル素片1の対向部す
なわち逃げ部10を端部5に、また逃げ部11を
端部6にそれぞれ対置すると、相互に間隔P1
絶縁間隙が形成され、また前記したように1/2W >Dであるから、第2のコイル素片2,3の対向
間隔も間隔P2の絶縁間隙が形成される。この状
態で前記切欠き部6,7において第1のコイル素
片1と第2のコイル素片2,3とをろう付けする
と第1図のようになり、他端部12,13からみ
ると1巻きの閉ループ形で内側が真円のコイルが
形成される。
ところが、この短絡センサ用コイルは、たとえ
ば225アンペアフレームのように大電流大容量の
回路しや断器に適用された場合、第1のコイル素
片1と第2、第3のコイル素片2,3の接合げ
が、厚物板金の抜き端面での接合となり、接触不
安定による通電時の局部発熱となる欠点があつ
た。またこれらの部材の加工品が高いという欠点
があつた。
したがつて、この考案の目的は、加工が簡単で
安価にすることができるとともに局部発熱を低減
できる短絡センサ用コイルを提供することであ
る。
この考案の一実施例を適用した225アンペアフ
レームの回路しや断器を第3図ないし第6図に示
す。すなわち図において、14は器台、15はカ
バー、16は電源側端子装置、17は負荷側端子
装置、18は固定接点、19は可動接点、20は
可動接触子、21はトリツプしや断機構部、22
はハンドル、23は引外しレバー、24は可動接
触子20に接続された銅より線、25は銅より線
に接続された第1の中継金具、26は中継金具2
5に接続されたプランジヤ式短絡センサAのコイ
ル、27はコイル26に接続された第2の中継金
具、28は中継金具27に接続されたバイメタル
加熱ヒータ、29は過電流検出用バイメタル、3
0は消弧装置である。この構成中、コイル26の
詳細は第4図および第5図のように、第1ないし
第3のコイル素片31〜33で形成している。第
1のコイル素片31は銅製の薄板34を複数枚積
層したもので、各薄板34は外形が正方形で下端
一側部に脚板35を延出し、中央部に1/4分だけ 角にした円形孔36を打抜きにより形成し、その
角部36aは脚板35に近い位置にあつて角部3
6aより外側縁にわたるスリツト37を形成し、
もつて平面G形を形成し、さらに円形孔36の周
縁部に多数の連結孔38を形成するとともにスリ
ツト37の上位に低溶融合金属Nをめつきしてい
る。第2のコイル素片32は銅製の薄板を平面コ
字形に打抜いたもので、内側は前記円形孔36と
同一半径の円弧に形成され、その縦寸法H1は前
記第1のコイル素片31の上端縁からスリツト3
7までの縦寸法H2と同一であり、また前記連結
孔38に対応して連結孔38′を形成するととも
に低溶融合金層N′を形成している。第3のコイ
ル素片33は第1のコイル素片31と同一であ
る。そこで、第1のコイル素片31の円形孔36
の中心に第2のコイル素片32の円弧の曲率中心
を一致して第1のコイル素片31に第2のコイル
素片32を重合すると、第2のコイル素片32の
下端部が第1のコイル素片31のスリツト37の
上縁に一致した状態となり、第3のコイル素片3
3を第4図のように第1のコイル素片31に対し
て逆向きにして第2のコイル素片32に孔中心を
合せて重合し、かしめ鋲39を連結孔38,3
8′に貫通して一体にかしめ連結し、さらに抵抗
溶接法等により加熱して薄板相互間およびコイル
素片相互間の低溶融合金層N,N′を溶融接合し、
もつてコイル26を形成する。そして脚板35が
重なつてなる脚40,41を前記中継金具25,
27にろう付けすると、電流は第1のコイル素片
31の脚40から矢印Pののように流れて第2の
コイル素片32に流れ、さらに第3のコイル素片
33に流れてその脚41に流れ、もつて1巻分の
ループを描くこととなる。したがつて円形孔36
内にプランジヤを有するコイル筒を通し、ヨーク
26′で支持すると電流の大きさによりプランジ
ヤを駆動できる。
この回路しや断器は、端子装置16,17を配
線路に接続し、ハンドル22をオンに倒すとコイ
ル26、接点18,19、ヒータ28を含む内部
電路に配線路の定格電流が通電される。そこで配
線路に事故が起つて過電流が流れた場合、ヒータ
28が発熱してバイメタル29をわん曲し、引外
しレバー23を動作させる。これにより機構部2
1のラツチが釈放され、バランスが崩れてトリツ
プフリーとなつて可動接触子20が開極動作す
る。一方配線路に短絡事故が起つた場合、短絡電
流がコイル26を流れることによりプランジヤを
吸引して可動接触子20を直接強制開極するとと
もにバイメタル29と同様に引外しレバー23を
作動し、これによつて可動接触子20が開極す
る。
このように構成したため、この短絡センサ用コ
イルは、単純形状の薄板を2種類打抜き、これを
積層重合することでコイルを形成でき、したがつ
て安価に製作できる。しかも相互は面接触で導電
するため従来に比して局部発熱は低減することが
できる。また薄板のばらつきに基づくコイルの長
さやコイル断面積の変動は、第2のコイル素片3
2の板厚を調整することにより抑えることがで
き、コイルの長さや断面積の均一化を図り、発熱
の安定化を図ることができる。さらに金属の面同
士が低溶融合金を介して金属間接合しているた
め、経年変化により板金部材の表面が酸化しても
影響を受けず、接触抵抗は安定する。また低溶融
合金層N,N′はコイル素片間で電流が分流する
位置に設ければほぼ十分であるたため、全面に層
を形成する場合に比して経済的である。
なお、この考案の短絡センサ用コイルの第1お
よび第3のコイル素片は1枚板を打抜いてもよ
い。またソレノイド型に限らずポツト型に適用で
きる。
以上のように、この考案の短絡センサ用コイル
は、平板を平面G形に形成するとともその表面に
低溶融導電層を形成した第1のコイル素片と、平
板を平面コ字形に形成してその表面に低溶融導電
層を形成するとともに自己の凹部中心を前記第1
のコイル素片の穴部中心に一致して重合された際
自己の両端が前記第1のコイル素片の開き部に達
しないようにした第2のコイル素片と、前記第1
のコイル素片と同形状であつて前記第1のコイル
素片に対して反転して前記第2のコイル素片に前
記第1のコイル素片の重合と同様に重合された第
3のコイル素片とを備え、前記第1のコイル素片
と前記第2のコイル素片との間、並びに前記第2
のコイル素片と前記第3のコイル素片との間を、
前記低溶融導電層により融着接合したため、従来
に比して加工が簡単で、安価に製造できるととも
に接触抵抗が安定して局部発熱を著しく低減でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の斜視図、第2図はその分解斜
視図、第3図はこの考案の一実施例を適用した回
路しや断器の一部破断側面図、第4図はコイルの
分解斜視図、第5図は薄板の斜視図、第6図はコ
イルの斜視図である。 31……第1のコイル素片、32……第2のコ
イル素片、33……第3のコイル素片、34……
薄板、35……脚板、36……円形孔、37……
スリツト、38,38′……連結孔、39……リ
ベツト鋲、40,41……脚、42,43……凹
凸部、N,N′……低溶融合金層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平板を平面G形に形成するとともその表面に
    低溶融導電層を形成した第1のコイル素片と、
    平板を平面コ字形に形成してその表面に低溶融
    導電層を形成するとともに自己の凹部中心を前
    記第1のコイル素片の穴部中心に一致して重合
    された際自己の両端が前記第1のコイル素片の
    開き部に達しないようにした第2のコイル素片
    と、前記第1のコイル素片と同形状であつて前
    記第1のコイル素片に対して反転して前記第2
    のコイル素片に前記第1のコイル素片の重合と
    同様に重合された第3のコイル素片とを備え、
    前記第1のコイル素片と前記第2のコイル素片
    との間、並びに前記第2のコイル素片と前記第
    3のコイル素片との間を、前記低溶融導電層に
    より融着接合した短絡センサ用コイル。 (2) 前記第1および第3のコイル素片はそれぞれ
    薄板で積層形成され、各薄板の表面に低溶融導
    電層が形成されている実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の短絡センサ用コイル。
JP10228981U 1981-07-08 1981-07-08 短絡センサ用コイル Granted JPS587453U (ja)

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JP10228981U JPS587453U (ja) 1981-07-08 1981-07-08 短絡センサ用コイル

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JP10228981U JPS587453U (ja) 1981-07-08 1981-07-08 短絡センサ用コイル

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JPS587453U JPS587453U (ja) 1983-01-18
JPH0244509Y2 true JPH0244509Y2 (ja) 1990-11-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49105130A (ja) * 1973-02-13 1974-10-04
JPS5431124B2 (ja) * 1977-06-15 1979-10-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821140Y2 (ja) * 1977-08-05 1983-05-04 八木アンテナ株式会社 プリント板を利用した変成器

Patent Citations (2)

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