JPH0112370Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0112370Y2
JPH0112370Y2 JP1981181713U JP18171381U JPH0112370Y2 JP H0112370 Y2 JPH0112370 Y2 JP H0112370Y2 JP 1981181713 U JP1981181713 U JP 1981181713U JP 18171381 U JP18171381 U JP 18171381U JP H0112370 Y2 JPH0112370 Y2 JP H0112370Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal piece
heater member
connecting metal
bimetal
brazing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981181713U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5887249U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18171381U priority Critical patent/JPS5887249U/ja
Publication of JPS5887249U publication Critical patent/JPS5887249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0112370Y2 publication Critical patent/JPH0112370Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回路遮断器、特に熱動素子部のロー
付の安定化を計かるようにした回路遮断器に関す
るものである。
従来、この種の回路遮断器において、主電流導
体をなす接続金属片と、接続金属片とヒータ部材
との間に引外し用の熱動素子としてバイメタルを
挾み一体にロー付接続したものが使用されている
が、接続部に3枚の金属板を接合するロー付作業
はロー付温度の各接合間の相違で安定させること
が困難である。
従つて、この考案の主な目的は上述の欠点を除
き、ロー付接続部の接触抵抗の安定性、ロー付作
業の向上を計かるように回路遮断器を提供するこ
とにある。
この考案は要約すれば、主電流導体をなす接続
金属片とヒータ部材との間にバイメタルを挾んで
一体にロー付接続するものにおいて、バイメタル
のロー付接続部に貫通孔が設けられ、この貫通孔
を介して接続金属片の一部とヒータ部材との一部
が一体に直接ロー付されるようにした回路遮断器
である。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は添付図面を参照して行なう以下の詳細な説明
から明らかとなろう。
第1図はこの考案の一実施例を示す3極形回路
遮断器の閉路状態の側断面図で、その中央極に開
閉接触子装置の操作機構が接続された回路遮断器
が示されている。同図において、回路遮断器は外
被として絶縁材料からつくられたモールドベース
1とモールドカバー2とを有し、電源側および負
荷側端子導体3,3′と、電源側端子導体3の上
面に装着された固定接触子4と、一端に固定接触
子4と対接する可動接触子6を有し、且つ他端が
可撓導体7と接続された可動接触子杆5とが設け
られている。可撓導体7の他端は接続板8を介し
て中間接続端子9により接続金属片10に接続さ
れている。接続金属片10は良導電体若しくは抵
抗体で形成されるのが好適である。時限引外し用
の熱動素子としてのバイメタル11と、このバイ
メタル11を加熱するヒータ部材12が設けられ
ていて、バイメタル11は基部において接続金属
片10の折り曲げ部とヒータ部材12の立上る一
端基部との間に挾まれ且つ一体にロー付接続され
ている。ヒータ部材12はバイメタル11に沿つ
て立上り、上部において湾曲して折り返され、他
端折り曲げ部が負荷側端子導体3′に接続されて
いる。端子導体3,3′と、この間の固定接触子
4、可動接触子6、可動接触子杆5、可撓導体
7、接続金属片10ならびにバイメタル11の接
続部を介したヒータ部材12が主電路導体を形成
している。
可動接触子杆5はコンタクトホルダ部材を一体
に絶縁物によつて成形されたコンタクトクロスバ
ー13の回動軸13′を支点として開閉位置間を
回動する。開閉位置へ回動する操作機構としてリ
ンク15の一端がコンタクトクロスバー13と軸
16により連結されており、またリンク15の他
端はトグルリンク軸17によりリンク18の一端
に連結されている。また、リンク18の他端は軸
19により引外しレバー20に枢着されている。
開閉レバー21は下端が固定フレームに回動自
在に支承され、上端にはモールドカバー2から突
出した絶縁物からなる操作ハンドル22が一体に
装着されている。また、開閉レバー21の操作ス
プリング23は開閉レバー21の上端とトグルリ
ンク軸17との間に架設されており、リンク1
5,18と共にトグルリンクを形成している。
掛金24は一端が引外しレバー20の先端と釈
放自在に係合されており、掛金24は軸25によ
り回動自在に支承され、常時時計方向の偏倚力を
受けて先端部(図示しない)は引外し杆26から
の突起爪(図示しない)と係合している。バイメ
タル12の上端には引外し杆26と対応する調整
ねじ27が設けられて、引外し杆26との対向間
隙を調整できるようになつている。バイメタル1
2をコの字形に囲撓する瞬時引外し用電磁石引外
し装置の固定鉄心28は電磁石支持板29に支持
されている。可動鉄片30は中央部を軸31にて
回動自在に支承され、下端部は固定鉄心28と対
応し、上端部は引外し杆26と対応し、更に上端
折り曲げ部と電磁石支持板29との間に可動鉄片
スプリング32が架設されていて可動鉄片30を
常時時計方向に偏倚している。
上述のように構成されるこの種の回路遮断器に
おいて、過電流時限引外し用の熱動素子の傍熱形
式として従来より第2図に示すようにバイメタル
11の基端部を主電流導体の接続金属片10とヒ
ータ部材12との間に挾んでロー付接続されたも
のが使用されており、この場合にロー材料を接続
金属片10とバイメタル11、ならびにバイメタ
ル11とヒータ部材12との間に挾み、接続金属
片10とヒータ部材12の両側から大電流を流し
て加熱してロー付けするが、3枚の金属板を接合
するロー付作業は材質の異なるロー付温度の接合
間の相違によつて安定させることが困難でロー付
状態が不安定となり、ロー付接続部の接触抵抗に
バラツキを生じ、引外し電流値が安定しない原因
となつている。
第3図、第4図はこの考案の実施例の要部を示
すもので、バイメタル11のロー付接続部に貫通
孔11aを設け、この貫通孔11aに対応して接
続金属片10に突起部10aが、またヒータ部材
12には突起部12aが夫々設けられ、第4図に
示されるようにバイメタル11の貫通孔11aに
接続金属片10の突起部10aとヒータ部材12
の突起部12aとを挿入して突き合せるようにし
て接続金属片10とバイメタル11とヒータ部材
12とが一体にロー付けされている。この場合に
貫通孔11aと接続金属片10とヒータ部材12
の夫々の突起部10a,12aとによりロー付の
位置決めが容易となりロー付の作業性が向上す
る。また、ロー材料はバイメタル11の貫通孔1
1a内において、バイメタル11に比べて比較的
抵抗値の等しい接続金属片の突起部10aとヒー
タ部材12の突起部12aを介して接続金属片1
0とヒータ部材12とが一体に直接ロー付けされ
ることにより、ロー付が確実となり、接続部の接
触抵抗が安定したロー付の状態が得られる。
第5図はこの考案の他の実施例を示すもので、
バイメタル11には2つの貫通孔11a,11b
が設けられ、1つの貫通孔11aには接続金属片
10に設けられた突起部10aが貫通されて先端
がヒータ部材12の一部と接触するように設けら
れ、また他の貫通孔11bをヒータ部材12に設
けられた突起部12aが貫通して先端が接続金属
片10の一部と接触するように設けられ、接続金
属片10、バイメタル11とヒータ部材12とを
一体にロー付けすることにより、接続金属片10
とヒータ部材12とは夫々突起部10a,12a
を介してお互いに直接ロー付される部分をもつて
おり、接触抵抗が安定したロー付状態が得られ
る。
尚、実施列には接続金属片10ならびにヒータ
部材12に夫々突起部10a,12aが設けられ
たものが開示されているが、第5図に示されるバ
イメタル11の貫通孔に接続金属片10に設けた
突起部10aが貫通されてヒータ部材12の一部
と接触するようにのみ構成されてもよく、或はバ
イメタル11の貫通孔にヒータ部材12に設けら
れた突起部12aが貫通されて接続金属片10の
一部と接触するようにのみ構成されてもよい。す
なわち、接続金属片10或はヒータ部材12のい
ずれか一方にのみ突起部を形成して突起部がヒー
タ部材12或は接続金属片10の一部と接触する
ようにして直接ロー付けされてもよい。
この考案は上述の如く回路遮断器の接続金属片
10と、ヒータ部材12との間に熱動引外し素子
としてのバイメタル11を挾んで一体にロー付接
続するものにおいて、バイメタル11のロー付接
続部に貫通孔が設けられ、この貫通孔に接続金属
片10およびヒータ部材12に設けられた突起部
10a,12a、或は接続金属片10、ヒータ部
材12のいずれか一方に設けられた突起部を挿入
して接続金属片10の一部とヒータ部材12の一
部とが一体に直接ロー付されるようにしたもので
あるので、ロー付接続部の位置が決定されるため
ロー付作業が向上し且つロー付が確実となり、ロ
ー付接続部の接触抵抗の安定したロー付状態が保
持され、通電時の引外し電流値のバラツキが少な
くロー付接続部の発熱による損傷のない回路遮断
器が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施の背景となる回路遮断
器の側断面図を示し、第2図は従来のロー付接続
部の要部断面図、第3図はこの考案による要部の
分解斜視図、第4図はこの考案による要部断面説
明図、第5図はこの考案の他の実施例を示す要部
断面説明図である。 図中、10:接続金属片、10a:突起部、1
1:バイメタル、11a,11b:貫通孔、1
2:ヒータ部材、12a:突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回路遮断器の主電流導体をなす接続金属片と、
    前記接続金属片とヒータ部材との間に熱動引外し
    素子としてのバイメタルを挟んで一体にロー付接
    続するものにおいて、前記バイメタルのロー付接
    続部に貫通孔が設けられ、前記貫通孔を介して前
    記接続金属片の一部と前記ヒータ部材との一部が
    一体に直接ロー付されて成る回路遮断器。
JP18171381U 1981-12-08 1981-12-08 回路遮断器 Granted JPS5887249U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18171381U JPS5887249U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 回路遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18171381U JPS5887249U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 回路遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5887249U JPS5887249U (ja) 1983-06-13
JPH0112370Y2 true JPH0112370Y2 (ja) 1989-04-11

Family

ID=29979434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18171381U Granted JPS5887249U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 回路遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5887249U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418191Y2 (ja) * 1986-10-24 1992-04-23
JPH089878Y2 (ja) * 1988-05-20 1996-03-21 松下電工株式会社 バイメタル支持装置
JP6432906B2 (ja) * 2015-04-24 2018-12-05 三菱電機株式会社 回路遮断器の熱動引外し装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5684838A (en) * 1979-11-17 1981-07-10 Bbc Brown Boveri & Cie Electric switch for protecting line with overcurrent thermal tripping unit

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230273Y2 (ja) * 1977-03-11 1987-08-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5684838A (en) * 1979-11-17 1981-07-10 Bbc Brown Boveri & Cie Electric switch for protecting line with overcurrent thermal tripping unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5887249U (ja) 1983-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001035330A (ja) サーマルプロテクタ
US4528540A (en) Thermostat
JP2825642B2 (ja) サーキットブレーカーのラインターミナルおよびアークスタック
JPH0112370Y2 (ja)
US4339642A (en) Current switching member for circuit breakers
JP2844026B2 (ja) サーモスタット
US4047134A (en) Circuit breaker
US2230713A (en) Circuit breaker
JPH0743912Y2 (ja) 回路遮断器
JPH0641328Y2 (ja) 回路遮断器
JPS5917081Y2 (ja) 回路遮断器の発熱体固定構造
US4806899A (en) Thermal circuit breaker
JPS64690Y2 (ja)
JP7247796B2 (ja) バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法
JPH0350597Y2 (ja)
CA1160666A (en) Current switching member for circuit breakers
JPS5913731Y2 (ja) 回路しや断器の熱応動装置
JPS5933141Y2 (ja) トリツプフリ−型バイメタルスイツチ
JPH021011Y2 (ja)
JPH0244509Y2 (ja)
JPH0326613Y2 (ja)
US2758174A (en) Circuit breakers
JPH04518Y2 (ja)
JP3230197B2 (ja) 回路遮断器
JP3841987B2 (ja) 回路遮断器