JP7247796B2 - バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法 - Google Patents

バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7247796B2
JP7247796B2 JP2019129831A JP2019129831A JP7247796B2 JP 7247796 B2 JP7247796 B2 JP 7247796B2 JP 2019129831 A JP2019129831 A JP 2019129831A JP 2019129831 A JP2019129831 A JP 2019129831A JP 7247796 B2 JP7247796 B2 JP 7247796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bimetal
heater
thickness direction
contact
circuit breaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019129831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021015722A (ja
Inventor
高峰 廣▲瀬▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority to JP2019129831A priority Critical patent/JP7247796B2/ja
Publication of JP2021015722A publication Critical patent/JP2021015722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7247796B2 publication Critical patent/JP7247796B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

本発明は、バイメタル及びヒーターを備えたバイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法に関する。
回路遮断器には、電源側端子及び負荷側端子の間を過電流が流れると、バイメタルが加熱されて湾曲し、このバイメタルの湾曲動作が開閉機構のトリップバーに接触して接触子を開極させる熱動形の過電流引外し装置が組み込まれている。
バイメタルを加熱する装置として、電流の流れにより発熱するヒーターを備え、このヒーターの発熱によりバイメタルを加熱して湾曲させるバイメタル装置が知られている。
このバイメタル装置が組み込まれている過電流引外し装置を備えた回路遮断器として、例えば特許文献1の装置が知られている。
この特許文献1の装置は、板状のバイメタルの自由端を開閉機構の一部に近接配置し、バイメタルの外周に、条材または線材のヒーターを巻き付けて接合し、電源側端子及び負荷側端子の間に過電流が流れる際に、ヒーターの発熱によってバイメタルの自由端側が湾曲することで、開閉機構が接触子の開極動作を行なうようにしている。
特開2011-258560号公報
ところで、バイメタルの外周に条材や線材のヒーターが巻き付けられているバイメタル装置は、ヒーターの巻き付け作業が複雑になるおそれがあるとともに、巻き付け位置の寸法管理が必要となる。また、発熱量を大きくするためにヒーターの通電断面積を小さくする場合には、ヒーターとバイメタルとの接合部の面積が小さくなるので、バイメタルとヒーターとの接合工程の厳密な管理が必要となる。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、バイメタルへのヒーターの装着作業を簡単に行うことができるとともに、バイメタルへのヒーターの巻き付け位置の厳密な寸法管理を不要とすることができるバイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るバイメタル装置は、長尺な板状部材で一端が支持されているバイメタルと、バイメタルに装着されたヒーターと、を備え、バイメタル及びヒーターへの通電によりヒーターに加熱されたバイメタルの自由端側を板厚方向の所定方向に湾曲させるバイメタル装置であって、ヒーターは、バイメタルを板厚方向から挟み込むことで装着され、バイメタルの板厚方向の一方の面及び他方の面に面接触しながら交互に蛇行し、かつ一端側から前記自由端側に向けて延在する1本の帯状体を備えているとともに、バイメタルの一方の面が高膨張する側の面であり、バイメタルの他方の面が低膨張する側の面であり、一方の面に接触するヒーターの帯状体を幅が狭い形状とし、他方の面に接触するヒーターの帯状体を幅が広い形状とした。
また、本発明に係る回路遮断器の過電流引外し装置は、上記バイメタル装置を備えて開閉機構のトリップバーに接触させることで前記開閉機構の開極動作を行なう回路遮断器の過電流引外し装置であって、バイメタルの自由端をトリップバーの近接配置し、電流経路に過電流が流れてヒーターが発熱し、ヒーターの発熱により加熱されたバイメタルの自由端側が板厚方向に湾曲してトリップバーに接触するようにした。
また、本発明に係るバイメタル装置用ヒーターの形成方法は、上記バイメタル装置で使用されるヒーターを形成する方法であって、平板形状の金属材料に対してプレス打ち抜き加工を行うことで、1本の帯状体が複数回蛇行しながら延在するプレス成形品を形成し、プレス成形品を幅方向中央部に沿って山折り方向に曲げることにより、長手方向の端部から見て略U字形状の前記ヒーターを形成する。
本発明に係るバイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法によれば、バイメタルへのヒーターの装着作業を簡単に行うことができるとともに、バイメタルへのヒーターの巻き付け位置の厳密な寸法管理を不要とすることができる。
本発明に係る回路遮断器の概略構成を示す断面図である。 本発明に係る回路遮断器の過電流引外し装置を構成する第1実施形態のバイメタル装置を示す斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のバイメタル装置を構成するヒーターを形成する前のプレス成形品を示す図である。 本発明に係る第2実施形態のバイメタル装置を示す斜視図である。 本発明に係る第3実施形態のバイメタル装置を示す斜視図である。 本発明に係る第4実施形態のバイメタル装置を示す斜視図である。
次に、図面を参照して、本発明に係る第1から第4実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1から第4実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<第1実施形態の回路遮断器>
先ず、図1から図3を参照して本発明に係る第1実施形態の回路遮断器について説明する。
図1に示すように、本実施形態の回路遮断器は、ケース1とカバー2とからなる絶縁容器内に、消弧室3と、過電流引外し装置4と、固定接触子5と、可動接触子6と、可動接触子6を回動自在に保持するホルダ7と、可動接触子6をホルダ7を介して開閉動作させる開閉機構8と、を備えている。
固定接触子5には固定接点5aが形成されている。可動接触子6には、固定接触子5の固定接点5aに接触する可動接点6aが形成されている。
固定接触子5には中継端子11の一端が接続されている。可動接触子6には、電源側接続板9の一端が電気的に接続されており、電源側接続板9の他端側に電源側端子9aが形成されている。
消弧室3は、固定接点5aと可動接点6aとの間の開閉動作に起因して発生したアークを消弧する。
開閉機構8は、開閉操作を行うハンドル16と、ハンドル16と連動して動作するハンドルレバー17と、上トグル18、下トグル19からなるトグルリンク機構21と、ラッチ20と、ラッチ20と係合するラッチ受け23と、ラッチ受け23を回動させてラッチ20及びラッチ受け23の係合を外すトリップバー24とを備えている。
過電流引外し装置4は、電源側端子9a及び負荷側端子30の間を過電流が流れると、バイメタル装置25のバイメタル26が開閉機構8のトリップバー24に接触して可動接触子6が固定接触子5から開離して開極状態とする装置である。
バイメタル装置25は、図2にも示すように、中継端子11の他端に下部が接続されている長尺な板状部材であるバイメタル26と、バイメタル26の上部の自由端に係合し、トリップバー24との間に所定のギャップを設けるように進退可能とした調整ネジ27と、バイメタル26の外周に装着され、バイメタル26及び負荷側接続板28に接続されている帯状のヒーター29と、を備えている。負荷側接続板28は負荷側端子30に接続されている。なお、ヒーター29とバイメタル26との間に、ヒーター29とバイメタル26との接続部分以外に図示しない絶縁チューブや絶縁テープ等の絶縁物を設け、電流の分流を防止するようにしてもよい。
図3は、ヒーター29として形成される前のプレス成形品31を示すものであり、平板形状金属材料のプレス打ち抜き加工を行うことで、帯状体29aが複数回蛇行しながら延在する形状とされ、帯状体29aの一端に接合部となる第1接続端部29bが形成され、帯状体29aの他端に第2接続端部29cが形成されている。ここで、帯状体29a、第1接続端部29b、第2接続端部29cは、同一の幅寸法に設定されている。
そして、このプレス成形品31を、図3の幅方向中央部に設けた折り線Lに沿って山折り方向に曲げることにより、長手方向の端部から見て略U字形状のヒーター29が形成される。
このヒーター29は、図2に示すように、バイメタル26の外周を板厚方向から挟み込むことで装着され、帯状体29aがバイメタル26の板厚方向の一方の面から他方の面に交互に面接触しながら蛇行して延在している。そして、ヒーター29の上部に位置する第1接続端部29bがバイメタル26の一方の面に接合により接続され、下部に位置する第2接続端部29cが負荷側接続板28に接続されている。
本実施形態の回路遮断器は、固定接触子5と可動接触子6とが閉じた閉極状態では、図1に示すように、電源側接続板9、可動接触子6、固定接触子5、中継端子11、バイメタル26、ヒーター29、負荷側接続板28及び負荷側端子30の電流経路で電流が流れる。
そして、電流経路を流れる電流が過負荷状態になると、ヒーター29から発生する熱によってバイメタル26が図1の時計回り方向に湾曲し、バイメタル26の先端に設けた調整ネジ27がトリップバー24に接触し、トリップバー24は時計回り方向に回動する。このトリップバー24の回動によりラッチ受け23が回動し、ラッチ20及びラッチ受け23の係合が外れてトグルリンク機構21が動作し、下トグル19に連結されたホルダ7が回動し、可動接触子6が固定接触子5から開離して開極状態となる。
次に、第1実施形態の過電流引外し装置4を構成しているバイメタル装置25の効果について説明する。
本実施形態のバイメタル装置25を構成するヒーター29は、帯状体29aが蛇行している方向の幅方向中央部に沿って長手方向の端部から見て略U字状に折り曲げられた形状とされ、バイメタル26の外周を板厚方向から挟み込むことで、バイメタル26の板厚方向の一方の面及び他方の面に交互に接触してバイメタル26の下部から自由端まで延在するように装着される。このため、バイメタル26の外周に条材や線材のヒーターを巻き付ける従来構造と比較して、バイメタル26へのヒーター29の装着作業を簡単に行うことができるとともに、従来装置のようなヒーターの巻き付け位置の厳密な寸法管理が不要となる。したがって、本実施形態のバイメタル装置25は、組み立てを容易に行うことができる。
また、ヒーター29は、平板形状金属材料のプレス打ち抜き加工を行うことで、帯状体29aが複数回蛇行しながら延在する形状としてプレス成形品31を形成し、このプレス成形品31を、幅方向中央部に設けた折り線Lに沿って山折り方向に曲げることにより、長手方向の端部から見て略U字形状に形成されており、プレス加工及び折り曲げ加工を行うことで簡単にヒーター29を形成することができるので、ヒーター29の部品単価の低減を図ることができる。
<第2実施形態の過電流引外し装置>
次に、図4は、本発明に係る第2実施形態のバイメタル装置25を示すものである。なお、図1から図3で示した第1実施形態の構成と同一構成部分には、同一符号を付して説明は省略する。
本実施形態のバイメタル装置25は、バイメタル26の外周を板厚方向から挟み込んだ状態でヒーター29が装着されているが、第1実施形態のヒーター29と異なる点は、帯状体29aの下部から上方に延在する上方延長部29dが形成されており、この上方延長部29dの上端部に第2接続端部29cが形成されている点である。ここで、帯状体29a、第1接続端部29b、上方延長部29d、第2接続端部29cは、同一の幅寸法に設定されている。
本実施形態によると、負荷側接続板28と第2接続端部29cとの接続位置をバイメタル26の自由端側の上方にしたい場合には、ヒーター29の帯状体36aの下部から上方に延在する上方延長部29dの高さ寸法を大きく設定すればよく、負荷側接続板28と第2接続端部29cとの接続位置をバイメタル26の基端側の下方にしたい場合には、上方延長部29dの高さ寸法を小さく設定すればよい。このように、上方延長部29dの高さ寸法を変化させることで、負荷側接続板28と第2接続端部29cとの接続位置を自由に変化させることができるので、回路遮断器の内部部品の配置自由度を向上させることができる。
<第3実施形態の過電流引外し装置>
次に、図5は、本発明に係る第3実施形態のバイメタル装置25を示すものである。
本実施形態は、バイメタル26の外周を板厚方向から挟み込んだ状態でヒーター36が装着されている。ヒーター36は、第1実施形態のヒーター29と同様に、平板形状金属材料のプレス打ち抜き加工を行うことで、帯状体36aが複数回蛇行しながら延在する形状とされ、帯状体36aの一端に第1接続端部36bが形成され、帯状体36aの他端に第2接続端部36cが形成されている。そして、帯状体36aの幅方向中央部に設けた折り線に沿って山折り方向に曲げることにより、長手方向の端部から見て略U字形状に形成されている。
本実施形態のヒーター36は、バイメタル26に接続する第1接続端部36bの幅寸法をA、負荷側接続板28に接続する第2接続端部36cの幅寸法をB、帯状体36aの幅寸法をCとすると、第2接続端部36cの幅寸法Bと帯状体36aの幅寸法Cは同一寸法であり(B=C)である。そして、第1接続端部36bの幅寸法Aは、第2接続端部36cの幅寸法B及び帯状体36aの幅寸法Cより大きな寸法に設定されている。(A>B、A>C)。
次に、第3実施形態のバイメタル装置25の効果について説明する。
通常のバイメタル装置は、ヒーター36の発熱量を増大させるために、ヒーター36の通電断面積を小さくする方法が考えられるが、ヒーター36の全ての部分の通電断面積を小さくすると、過電流が流れたときに、バイメタル26との接続部が熱的劣化で早期に損傷するおそれがある。
そこで、本実施形態のバイメタル装置25のヒーター36は、帯状体36aの幅寸法Cを小さく設定することでヒーター発熱量を増大させ、バイメタル26に接続する第1接続端部36bの幅寸法Aを大きく設定することで、第1接続端部36bの過剰の発熱を抑制している。したがって、本実施形態のバイメタル装置25は、ヒーター36の発熱量を増大させながら、第1接続端部36bの熱的劣化を防止することができる。
<第4実施形態の過電流引外し装置>
さらに、図6は、本発明に係る第4実施形態のバイメタル装置25の要部を示すものである。
本実施形態のバイメタル装置25は、バイメタル26の外周を板厚方向から挟み込んだ状態でヒーター37が装着されている。ここで、バイメタル26の湾曲方向は、図6の矢印で示す時計回り方向であり、バイメタル26の一方の面26aが高膨張する側の面であり、他方の面26bが低膨張する側の面である。
本実施形態のヒーター37は、他の実施形態と同様に、平板形状金属材料のプレス打ち抜き加工を行うことで、帯状体37aが複数回蛇行しながら延在する形状とされ、帯状体37aの一端に第1接続端部37bが形成され、帯状体37aの他端に第2接続端部37cが形成されている。そして、帯状体37aの幅方向中央部に設けた折り線に沿って山折り方向に曲げることにより、長手方向の端部から見て略U字形状に形成されている。
ここで、本実施形態のヒーター37の帯状体37aは、小さな幅寸法Dの幅狭部37a1と、大きな幅寸法E(E>D)の幅広部37a2とが交互に蛇行して形成されており、バイメタル26の外周を板厚方向から挟み込んだときに、高膨張する側の面である一方の面26aに幅狭部37a1が面接触し、低膨張する側の面である他方の面26bに幅広部37a2が面接触した状態で装着される。
次に、第4実施形態のバイメタル装置25の効果について説明する。
ヒーター37の帯状体37aを構成する幅狭部37a1は、通電断面積が小さいので通電した際に発熱量が大きく、幅広部37a2は、通電断面積が大きいので通電した際に発熱量が小さくなる。
バイメタル26の高膨張する側の面である一方の面26aに発熱量が大きい幅狭部37a1が面接触した状態で配置され、バイメタル26の低膨張する側の面である他方の面26bに発熱量が小さい幅広部37a2が面接触した状態で配置されているので、バイメタル26に対するヒーター37の発熱量の調整を簡単に行うことができる。
なお、上述した第1から第4実施形態では、回路遮断器の過電流引外し装置4に組み込んだバイメタル装置25について説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、例えば熱動形過負荷継電器の接点機構を駆動するバイメタル装置であっても同様の効果を奏することができる。
1 ケース
2 カバー
2a ミドルカバー
2b トップカバー
3 消弧室
4 過電流引外し装置
5 固定接触子
5a 固定接点
6 可動接触子
6a 可動接点
7 ホルダ
8 開閉機構
9 電源側接続板
9a 電源側端子
10 電気接続板
11 中継端子
16 ハンドル
17 ハンドルレバー
18 上トグル
19 下トグル
20 ラッチ
21 トグルリンク機構
23 ラッチ受け
24 トリップバー
25 バイメタル装置
26 バイメタル
26a バイメタルの板厚方向の一方の面
26b バイメタルの板厚方向他方の面
27 調整ネジ
28 負荷側接続板
29 ヒーター
29a 帯状体
29b 第1接続端部
29c 第2接続端部
30 負荷側端子
31 プレス成形品
36 ヒーター
36a 帯状体
36b 第1接続端部
36c 第2接続端部
37 ヒーター
37a 帯状体
37a1 幅狭部
37a2 幅広部
37b 第1接続端部
37c 第2接続端部

Claims (5)

  1. 長尺な板状部材で一端が支持されているバイメタルと、前記バイメタルに装着されたヒーターと、を備え、前記バイメタル及び前記ヒーターへの通電により前記ヒーターに加熱された前記バイメタルの自由端側を板厚方向の所定方向に湾曲させるバイメタル装置であって、
    前記ヒーターは、前記バイメタルを板厚方向から挟み込むことで装着され、前記バイメタルの板厚方向の一方の面及び他方の面に面接触しながら交互に蛇行し、かつ前記一端側から前記自由端側に向けて延在する1本の帯状体を備えているとともに、
    前記バイメタルの前記一方の面が高膨張する側の面であり、前記バイメタルの前記他方の面が低膨張する側の面であり、前記一方の面に接触する前記ヒーターの前記帯状体を幅が狭い形状とし、前記他方の面に接触する前記ヒーターの前記帯状体を幅が広い形状としたことを特徴とするバイメタル装置。
  2. 前記バイメタルに接続される前記ヒーターの一方の接続端部は、前記バイメタルの板厚方向の一方の面及び他方の面に接触している前記帯状体と比較して幅寸法が増大していることを特徴とする請求項1記載のバイメタル装置。
  3. 前記ヒーターの他方の接続端部は、前記ヒーターが蛇行している方向に沿って延在する延長部の端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバイメタル装置。
  4. 請求項1から請求項の何れか1項に記載のバイメタル装置を備え、開閉機構のトリップバーに接触させることで前記開閉機構の開極動作を行なう回路遮断器の過電流引外し装置であって、
    前記バイメタルの自由端を前記トリップバーに近接配置し、電流経路に過電流が流れて前記ヒーターが発熱し、前記ヒーターの発熱により加熱された前記バイメタルの自由端側が板厚方向に湾曲して前記トリップバーに接触するようにしたことを特徴とする回路遮断器の過電流引外し装置。
  5. 請求項1から請求項の何れか1項に記載のバイメタル装置で使用されるヒーターを形成する方法であって、
    平板形状の金属材料に対してプレス打ち抜き加工を行うことで、1本の前記帯状体が複数回蛇行しながら延在するプレス成形品を形成し、
    前記プレス成形品を幅方向中央部に沿って山折り方向に曲げることにより、長手方向の端部から見て略U字形状の前記ヒーターを形成することを特徴とするバイメタル装置用ヒーターの形成方法。
JP2019129831A 2019-07-12 2019-07-12 バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法 Active JP7247796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019129831A JP7247796B2 (ja) 2019-07-12 2019-07-12 バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019129831A JP7247796B2 (ja) 2019-07-12 2019-07-12 バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021015722A JP2021015722A (ja) 2021-02-12
JP7247796B2 true JP7247796B2 (ja) 2023-03-29

Family

ID=74530886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019129831A Active JP7247796B2 (ja) 2019-07-12 2019-07-12 バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7247796B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105558A (ja) 2011-11-11 2013-05-30 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57101460U (ja) * 1980-12-15 1982-06-22
JPS5963949U (ja) * 1982-10-22 1984-04-27 三菱電機株式会社 回路しや断器
JPS62147622A (ja) * 1985-12-23 1987-07-01 三菱電機株式会社 熱動素子

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105558A (ja) 2011-11-11 2013-05-30 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021015722A (ja) 2021-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101834102B (zh) 电路断路器的过电流跳闸装置
US6215379B1 (en) Shunt for indirectly heated bimetallic strip
JP5327038B2 (ja) 回路遮断器
JP5745180B2 (ja) 回路遮断器
JP7247796B2 (ja) バイメタル装置、このバイメタル装置を組み込んだ回路遮断器の過電流引外し装置及びバイメタル装置用ヒーターの形成方法
KR20040042627A (ko) 소형 열동형 과부하 계전기
JP2844026B2 (ja) サーモスタット
JPH02288039A (ja) 押しボタン操作式過電流保護スイツチ
JP4905112B2 (ja) 回路遮断器の過電流引外し装置
US2180421A (en) Control device
JP6822257B2 (ja) 回路遮断器
JP5812813B2 (ja) 回路遮断器
US4047134A (en) Circuit breaker
JP2009076355A (ja) サーマルリレー
WO2023135887A1 (ja) サーマルリレー
JP5041543B2 (ja) 回路遮断器のバイメタル調整構造
CN216698261U (zh) 断路器的热过载脱扣器
JP3830664B2 (ja) 回路遮断器
JP7384180B2 (ja) 回路遮断器
CN215911378U (zh) 断路器
JPH0112370Y2 (ja)
JP5570023B2 (ja) 回路遮断器
JP6432906B2 (ja) 回路遮断器の熱動引外し装置
US3235690A (en) Inductively coupled thermally responsive member
KR20170123092A (ko) 회로차단기의 직접식 트립 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20220314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7247796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150