JPH04518Y2 - - Google Patents

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JPH04518Y2
JPH04518Y2 JP1984188818U JP18881884U JPH04518Y2 JP H04518 Y2 JPH04518 Y2 JP H04518Y2 JP 1984188818 U JP1984188818 U JP 1984188818U JP 18881884 U JP18881884 U JP 18881884U JP H04518 Y2 JPH04518 Y2 JP H04518Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は回路に定格電流を越える過電流が流れ
た場合に、直ちに回路を遮断するために使用され
るサーキツトブレーカーの構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種の目的に使用されるサーキツトブ
レーカーとしては第5図に斜視図、第6図に縦断
面図で例示したようなものが一般的に知られてい
る。
即ち、従来のサーキツトブレーカーは、両端部
に接点a1を固着し、中心部をネジdにより蓋fを
有するケースc内に固定した湾曲板状体からなる
バイメタルaを、その接点a1においてケースc内
に固定した2本の回路端子bの端子端末部b1に対
向させて構成されている。しかして正常の通電状
態においては、端子端末部b1にバイメタルaの接
点a1が接触して端子b間に閉回路が形成される
が、この閉回路に異常を生じてバイメタルaに定
格電流を越える過電流が流れた場合には、バイメ
タルaがその内部抵抗により加熱され、規定温度
以上に上昇するとa′の状態に反転して接点a1が端
子端末部b1から離れ、端子b間の回路が遮断され
る構造となつている。
しかし、かかる従来のサーキツトブレーカーに
あつては、バイメタルaの反転温度はバイメタル
の構成材料によつて規定される温度以外にもその
形状に左右され、又、バイメタルの接点a1と端子
端末部b1は、それらの接触抵抗を減少して通電性
能を良好に保持する上から、接点a1は端子端末部
b1側に強く押し付けられるように形成されてお
り、この接圧力の相異によつてもバイメタルaの
反転温度が変化する。さらに、電流値が大となる
程バイメタルaは熱変形による歪を生じ易く、バ
イメタルの接点a1と端子端末部b1間の接圧低下を
来たして接触抵抗が増加し、通電性能を低下させ
る等の欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来のサーキツトブレーカーのかかる
欠点に着目してなされたもので、バイメタルの接
点と端子端末部との接圧がバイメタルの形状や熱
変形等による歪等により影響を受けることがな
く、常に一定圧に保持されて安定した通電並びに
遮断性能を有するサーキツトブレーカーを提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、ケース
に植設された一対の端子の一方側端子の端末部に
バイメタルの一端部を固着され、該バイメタルの
中間部には、該一端部側から湾曲部と当接用突部
とをそれぞれ連成し、該バイメタルの他端部に設
けた接点を他方側端子の端末部に接触可能とし、
前記ケース乃至その蓋部に、該当接用突部に対向
する押え用突出部を設けて成る構造を採用するも
のである。
(作用) 通常時は、バイメタルの当接用突部とケース側
の押え用突出部との当接により接点が端子端末部
に弾力的に接触して、バイメタルの形状や熱変形
等による歪みの影響を受けることなく一定した接
圧を保つ。異常時には、該バイメタルの湾曲部が
伸長して、当接用突部が押え用突出部から離脱す
ると同時に、バイメタルが反転して、接点が端子
端末部から離間する。
(実施例) 以下に本考案を実施例を示す添付の図面に基づ
いて説明する。
即ち、本考案のサーキツトブレーカーは第1図
に一部切欠斜視図、第2図にその縦断面図で示し
たように、一端1aを一方の端子2の端末部2a
に固着するとともに、他端を他方の端子2の端末
部2bに対向して弾発的に接触する自由端部1b
に形成し、上面に当接用突部3を設けてなるバイ
メタル1と、バイメタル1の当接用突部3と係合
してバイメタルの自由端部1bを前記端子端末部
2bに接触させる押え用突出部4とから構成され
る。
しかして、バイメタル1はその当接用突部3の
後方に湾曲部1dが形成され、加熱及び冷却によ
つて湾曲部1dが伸張及び収縮する材料で構成さ
れるが、材料自体が加熱冷却により伸縮する性質
を有するものであれば湾曲部1dは必ずしも必要
としない。
又、端子2の端末部2a,2bはケース5内に
夫々固定され、バイメタル1はその一端1aが一
方の端子端末部2aに固着されるとともに、自由
端部1bが接点1cを介して他方の端子端末部2
bに対向するようにケース5内に収容される。
又、ケース5の上面には蓋体6が覆設され、押
え用突出部4は蓋体6の下面に設けられている。
又、7は蓋体6のバイメタル1の当接用突部3上
方にほぼ対向する位置に設けられた窓である。
以上の構成において、正常の通電状態において
は、第2図に示すようにバイメタル1は当接用突
部3を介して押え用突出部4に押圧され、バイメ
タル1の自由端部1bにおいて接点1cを介して
端子端末部2bと接触するが、バイメタル1が過
電流により規定温度以上に加熱された場合にはバ
イメタル1が変位、即ちバイメタル1の湾曲部1
dが伸長して、当接用突部3が押え用突出部から
離脱すると同時に、バイメタル1が反転し、バイ
メタル1の接点1cが端子端末部2bから離間す
る。
第1図に示す実施例では当接用突部3はバイメ
タル1の両側縁延設部を屈折する等の手段で板状
に形成され、押え用突出部4は前部にテーパ面4
aを形成させて後述する当接用突部3の治具によ
る復帰を容易にするように形成されているが必ず
しもかかる形状に限定されない。
次に本考案の作用を第2図及び第3図、第4図
の作用説明図に基づいて説明する。
即ち、第2図は端子2及びバイメタル1で形成
される閉回路に定格電流が流れている正常な通電
状態を示し、バイメタル1はその弾発力に抗して
当接用突部3を介して押え用突出部4により押圧
され、接点1cと端子端末部2bとは一定の接圧
で接触している。
しかし、回路に定格電流を越える過電流が流れ
てバイメタル1が規定温度以上に加熱されるとき
は、第3図に示すようにバイメタル1の湾曲部1
dが伸張し、当接用突部3は押え用突出部4の下
面を摺動してやがて押え用突出部4から外れるに
至る。第3図は突起3が押え用突出部4から外れ
る直前の状態を示している。次いで、第4図に示
すように当接用突部3が押え用突出部4による押
圧から解除させると同時に、バイメタル1の弾発
力により接点1cは端子端末部2bから離れ回路
が遮断される。
次に再び回路を閉状態にセツトする場合には、
蓋体6の窓7から治具を挿入して当接用突部3を
押し下げ、押え用突出部4との係合を解除される
ことにより、温度の低下したバイメタル1はその
復元力により初期形状に戻り、当接用突部3を押
え用突出部4に当接させた状態で接点1cを端子
端末部2dに接触させる。
(考案の効果) 本考案のサーキツトブレーカーは以上詳細に説
明した構成及び作用よりなり、バイメタルの端子
端末部に対する接圧は、バイメタルに設けた当接
用突部及びケース又は蓋体に設けた押え用突出部
との係合により、その係合が外れるまで常に一定
に保持されるから、従来のバイメタルのようにバ
イメタルの形状及び接圧による影響を受けること
がなく、安定した遮断性能を得ることができる。
又、バイメタルが加熱による熱変形をきたして
も、これによる接圧低下の影響を受けることがな
く、安定した通電性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のサーキツトブレーカーの一部
切欠斜視図、第2図は同縦断面図、第3図及び第
4図は同作用説明図、第5図は従来のサーキツト
ブレーカーの斜視図、第6図は同縦断面図を示
す。 1……バイメタル、1d……湾曲部、2……端
子、3……当接用突部、4……押え用突出部、5
……ケース、6……蓋体、7……窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに植設された一対の端子の一方側端子の
    端末部にバイメタルの一端部を固着させ、該バイ
    メタルの中間部には、該一端部側から湾曲部と当
    接用突部とをそれぞれ連成し、該バイメタルの他
    端部に設けた接点を他方側端子の端末部に接触可
    能とし、前記ケース乃至その蓋部に、該当接用突
    部に対向する押え用突出部を設けて、通常時は、
    該当接用突部と該押え用突出部との当接により前
    記接点が前記端末部に弾力的に接触し、異常時に
    は、前記湾曲部が伸長して、該当接用突部が該押
    え用突出部から離脱すると共に、該バイメタルが
    反転して、該接点が該端末部から離間することを
    特徴とするサーキツトブレーカー。
JP1984188818U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH04518Y2 (ja)

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JP1984188818U JPH04518Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JP1984188818U JPH04518Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JPS61103850U JPS61103850U (ja) 1986-07-02
JPH04518Y2 true JPH04518Y2 (ja) 1992-01-09

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JP2002197954A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Alps Electric Co Ltd 熱応動スイッチ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036200U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16

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