JP2580425Y2 - サーキットプロテクタ - Google Patents

サーキットプロテクタ

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JP2580425Y2
JP2580425Y2 JP5751893U JP5751893U JP2580425Y2 JP 2580425 Y2 JP2580425 Y2 JP 2580425Y2 JP 5751893 U JP5751893 U JP 5751893U JP 5751893 U JP5751893 U JP 5751893U JP 2580425 Y2 JP2580425 Y2 JP 2580425Y2
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JP5751893U
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JPH0727040U (ja
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英一 橋本
修也 横堀
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は一対の端子間に流れる
電流が過大になると熱応動板が湾曲してスナップアクシ
ョン的に可動接点が固定接点から離れて過電流を遮断す
るようにしたサーキットプロテクタに関し、特にその初
期状態にリセットする部分に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のサーキットプロテクタは実開平4
−129448号公報に示すように、リセットつまみの
直線運動をスライダの回転運動に変換して、そのスライ
ダの回転によって熱応動板を反転させて初期状態に戻す
ものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように従来におい
ては、直線運動を回転運動に変換するため、そこに変換
損失が発生し、特にスライダの回転が円滑に行われない
場合はリセット動作のために比較的大きな力を必要と
し、リセット性能の信頼性が欠ける問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、リセ
ットつまみに絶縁片が取り付けられ、その絶縁片は初期
状態において可動接点に対してリセットつまみと反対側
に位置し、かつ、絶縁片の板面が熱応動板とほぼ平行と
されている。又、リセットつまみがばねによって抜け出
る方向に偏倚されている。
【0005】
【作用】一対の端子間に過電流が流れ熱応動板が加熱さ
れて湾曲し、遂にその板面に対して可動接点が固定接点
と反対側に位置するとスナップアクション的に可動接点
が固定接点から離れる。これにより可動接点と固定接点
の間に間隔ができて絶縁片が前記ばねの偏倚力によって
これら接点間に移動する。よって、熱応動板が冷却して
も絶縁片が介在されているため、可動接点は固定接点側
に移動することができないで熱応動板もその接点が離れ
た形状を保持する。しかし、リセットつまみを押し込む
と絶縁片が可動接点と固定接点の間から抜け出て可動接
点が固定接点側に移動し、つまり、熱応動板の板面より
固定接点側に移動して熱応動板が反転し、スナップアク
ション的に可動接点が固定接点と接触して初期状態とな
る。
【0006】
【実施例】以下、この考案によるサーキットプロテクタ
の実施例を図1及び2を参照して説明する。ケース11
は薄型の直方体をしており、ベース12とカバー13と
から構成され、つまり、ケース11の1つの細長い面を
ベース12で構成している。ケース11に第1、第2端
子14、15が内外に突出して固定される。この例で
は、耐熱性樹脂よりなるベース12にその板面を貫通し
た第1端子14、第2端子15がその長手方向に配列さ
れてインサート成形された場合である。又、これら第
1、第2端子14、15は板状端子であって、板面が配
列方向と平行とされている。なお、ベース12とカバー
13との固定はベース12の側面に形成された爪16
と、カバー13の対応する側板に形成された小孔17と
の係合によって行われる。
【0007】ケース11内において、第1端子14に固
定接点18が固定されてあり、また第2端子15に、例
えばバイメタルよりなる弾性熱応動板19の一端部が固
定される。図においては第2端子15に対してリベット
21により熱応動板19が固定された場合である。熱応
動板19の中間部は固定接点18と対向されている。ま
た熱応動板19にはコ字状スリット22が形成されて、
このスリット22に囲まれた可動片23が一体に設けら
れ、可動片23の連結部は固定接点側、つまり、第2端
子15と離れた側とされる。その可動片23の遊端部、
つまり第2端子15側において固定接点18と接離する
可動接点24が固定される。弾性熱応動板19の第2端
子15側の端部の中央部に、可動片23と対向し、その
延長方向に延びたU字又はV字状の折り曲げ凸条25が
形成されて、弾性熱応動板19の遊端部よりも幅が狭め
られ、応力が与えられ、その遊端部が固定接点18と反
対側にそるように湾曲されている。つまりスナップアク
ションに必要な応力的ひずみが与えられている。凸条2
5は固定接点18と反対側とされる。熱応動板19は端
子15の位置から遠ざかるに従って端子14から徐々に
離れるように斜めとされ、かつ、可動片23はその熱応
動板19の板面に対して固定接点18側に折り曲げられ
て位置している。
【0008】これにより熱応動板19が湾曲してその遊
端部が固定接点18側に移動して可動片23の遊端部が
熱応動板19の板面より反対側に位置すると、スナップ
アクション的に可動接点24が固定接点18より離れ
て、それまでと熱応動板19に対する可動片23の位置
が反対側となる。この考案においてはリセットつまみ2
7が熱応動板19とほぼ平行してケース11外に突出し
て移動自在に設けられる。リセットつまみ27はばね2
8によりその突出方向に偏倚される。即ち、カバー13
のベース12と対向する面において、端子14に対し端
子15と反対側の一端部に角穴29が開けられ、その角
穴29にほぼ嵌合した角柱状のリセットつまみ27がケ
ース11の一側内面に沿って移動自在に配され、リセッ
トつまみ27の内端面はベース12と接触した状態でケ
ース11より僅か突出している。リセットつまみ27の
内端面に穴31が形成され、穴31と対向してベース1
2の内面にピン32が突出され、ピン32に位置決めさ
れてコイルばね28が設けられ、コイルばね28は穴3
1内に位置してリセットつまみ27をケースから抜け出
る方向に偏倚している。
【0009】ケース11内においてリセットつまみ27
に絶縁片33が取り付けられ、絶縁片33の板面は熱応
動板19とほぼ平行し、かつ絶縁片33は可動接点24
のベース12側に位置し、これにより妨げられてベース
13と反対側への移動が阻止されている。図においては
絶縁片33は可動片23及びベース12の内面とそれぞ
れ接近している。
【0010】この構成において、端子14、15間に固
定接点18、可動接点24、更に熱応動板19を通じて
電流を流し、その電流が所定値より過大になると熱応動
板19のジュール熱による加熱が異常となり、熱応動板
19の遊端部が固定接点18側、つまり絶縁片33側に
湾曲移動し、可動片23の熱応動板19の板面に対する
位置が反対になると、スナップアクション的に熱応動板
19の遊端部が絶縁片33側に接近し、かつ、可動接点
24が固定接点18から離れ、図3に示す状態になる。
【0011】つまり、固定接点18と可動接点24との
間に間隔が生じ、ばね28の偏倚力によってつまみ27
が抜け出る側に移動して絶縁片33が接点18、24間
に位置される。この時、絶縁片33のリセットつまみ2
7の付け根部分が幅広とされて、そのつまみ27の突出
側の部分がストッパ34とされ、このストッパ34がケ
ース11の内面とぶつかってリセットつまみ27が抜け
出ないようにされ、かつ、その時、絶縁片33が固定接
点18と可動接点24との間に位置するようにされてい
る。
【0012】このようにして固定接点18に対して可動
接点24が離れて端子14、15間の電流が遮断され、
これにより熱応動板19のジュール熱による加熱も無く
なり、熱応動板19が冷えて初期状態にもどろうとする
が、絶縁板33に可動接点24が接触するようになって
も可動片23が熱応動板19に対して固定接点18と反
対側に位置しているため、熱応動板19が反転すること
ができないで図3に示す状態が保持される。このように
熱応動板19が冷えた状態においてリセットつまみ27
をケース11内にばね28の偏倚力に抗して押し込む
と、絶縁片33が固定接点18と可動接点24との間か
ら抜けて、熱応動板19がその弾性力により図1に示し
た状態スナップアクション的に反転してその遊端部が絶
縁片33から遠ざかるようになり、かつ、可動接点24
が固定接点18と接触する。
【0013】上述においては、熱応動板19をスナップ
アクションに必要な応力ひずみを折り曲げ凸条25を形
成して与えたが、この凸条25の部分をスリット22と
連通するように切り取って、その状態から切り取った部
分の溝が小さくなるように互いに接近して熱応動板19
を端子15に固定して、スナップアクション動作をする
ように構成してもよい。また、端子15への熱応動板1
9の固定はリベットによることなく、溶接その他でもよ
い。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によればリ
セットつまみに直接取り付けられた絶縁片をリセットつ
まみの直線運動の移動によって、固定接点と可動接点と
の間から抜けるようにし、又、これら両接点間に間隔が
生じると自動的に絶縁片が接点間に位置するようにして
いるため、従来のようにつまみの直線運動を回転運動に
変換する機構を必要とせず、それだけ構造が簡単で、か
つ、そのような変換のための損失がなく円滑にリセット
操作をすることができ、リセットに対する操作の信頼性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの考案の実施例を示しカバーの前面板を
取った正面図、Bは図AのI−I断面図である。
【図2】図1に示した実施例の分解斜視図。
【図3】図1に示した実施例の電流遮断状態を示す図1
と対応した図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−154078(JP,A) 特開 平1−159924(JP,A) 実開 昭57−135046(JP,U) 実開 昭57−178347(JP,U) 実開 平1−177849(JP,U) 実開 平4−129448(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 37/00 - 37/74

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに内外に突出して第1、第2端子
    が取り付けられ、 上記ケース内において上記第1端子に固定接点が設けら
    れ、 その固定接点と板面を対向させて弾性熱応動板の一端部
    が上記第2端子に固定され、 上記熱応動板にコ字状スリットが形成されて可動片が設
    けられ、その可動片の連結部は上記熱応動板の遊端部側
    とされ、 上記可動片の遊端部に上記固定接点と接離する可動接点
    が固定され、 上記熱応動板の加熱によりその遊端部が上記固定接点側
    に所定以上湾曲すると上記可動接点が上記固定接点から
    スナップアクション的に離れるようにされたサーキット
    プロテクタにおいて、 上記ケース内から突出して上記熱応動板とほぼ平行に移
    動自在に取り付けられたリセットつまみと、 そのリセットつまみを上記ケースより突出させる方向に
    偏倚するばねと、 上記リセットつまみに取り付けられ、上記可動接点が上
    記固定接点と接触した状態でその可動接点に対して上記
    リセットつまみと反対側に位置し、板面が上記熱応動板
    とほぼ平行した絶縁片と、 を具備することを特徴とするサーキットプロテクタ。
JP5751893U 1993-10-25 1993-10-25 サーキットプロテクタ Expired - Lifetime JP2580425Y2 (ja)

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JP5751893U JP2580425Y2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 サーキットプロテクタ

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JPH0727040U JPH0727040U (ja) 1995-05-19
JP2580425Y2 true JP2580425Y2 (ja) 1998-09-10

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