JP2864590B2 - スイッチ用接点 - Google Patents

スイッチ用接点

Info

Publication number
JP2864590B2
JP2864590B2 JP32765689A JP32765689A JP2864590B2 JP 2864590 B2 JP2864590 B2 JP 2864590B2 JP 32765689 A JP32765689 A JP 32765689A JP 32765689 A JP32765689 A JP 32765689A JP 2864590 B2 JP2864590 B2 JP 2864590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
switch
thickness
joining
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32765689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03187114A (ja
Inventor
正浩 宗
哲哉 水野
瀬口  正弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP32765689A priority Critical patent/JP2864590B2/ja
Publication of JPH03187114A publication Critical patent/JPH03187114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2864590B2 publication Critical patent/JP2864590B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、スイッチ用接点に関するものである。
「従来の技術及びその問題点」 スイッチ用接点aとしては、第8図に示すように、異
種金属をそれぞれ通電保持部材bと接点接触部材cとし
て、ロー材等の低融点金属接合材dにより接合するとと
もに、接点接触部材cの接点当接部eを略平面としたも
のがある。このようなスイッチ用接点aは、例えばスタ
ータのマグネットスイッチの固定接点に用いられる。こ
の場合、接点の開閉に伴い、接点接触部材cが機械的作
用や電気的転移等により摩耗する。また、非常に厳しい
使用環境の下では、接点自体が発熱したり、コイル等の
発熱に因る異種金属間のバイメタル効果及び、車両側配
線の経時変化(配線抵抗増加)に伴う可動及び固定接点
間のチャタリングによる軽度の溶着が繰り返され、第9
図の鎖線で示すように通電保持部材bの反りが発生す
る。そして、接点接触部材cの摩耗が進んで限界に近づ
くと、同図に示すようにロー材等の低融点金属接合材d
層が露出してくる。このため、接触抵抗が増大したり、
最悪の場合は前記低融点金属接合材dにより、可動接点
が溶着する虞れがある。そこで、その対策を講じたスイ
ッチ用接点a′が第10図に示される。このスイッチ用接
点a′は、通電保持部材b′の端面と接点接触部材c′
の端面とを突き合わせて、低融点金属接合材d′により
接合したものである。しかしながら、前記両部材b′及
びc′の接合面の面積が少ないため、接合強度が十分で
なくスイッチ開閉動作の繰り返しにより、接点接触部材
c′が脱落するという問題点がある。
これに対しては、第11図に示すように、通電保持部材
b″と接点接触部材c″とを層状に接合して直角に折曲
したスイッチ用接点a″が提供されている。しかし、通
常接点接触部材c″は、Ag系,Pt,Au系等の高価な接点材
料を用いるから、前記の様な構造では、当該材料の使用
量が増加して相当なコスト高を招くという問題点があ
る。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、異種金属からなる通電保持部材と接点接触部材とを
低融点金属接合材で接合する場合の、接合強度を十分確
保するとともに、接点接触部材の摩耗による前記低融点
金属接合材層の露出を防止できるスイッチ用接点を提供
することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記問題点を解決するための具体的手段として、異種
金属からなる通電保持部材と接点接触部材とを金属接合
材により接合し、該接点接触部材の接点当接部を略平面
としたスイッチ用接点において、接点接触部材の自由端
部を通電保持部材との接合端部の厚さよりも厚くし、か
つ、接点接触部材の厚さを接合端部から自由端部に向か
って徐々に厚くなるようにしたことを特徴とするスイッ
チ用接点が提供される。
「作用」 上記スイッチ用接点によれば、接点接触部材の自由端
部を通電保持部材との接合端部の厚さよりも厚くし、か
つ、接点接触部材の厚さを接合端部から自由端部に向か
って徐々に厚くなるようにしているから、接点当接部に
おいて摩耗の激しい自由端部寄り部分に摩耗代を多くと
ることができ、スイッチ開閉動作の繰り返しによる機械
的作用や電気的転移によって接点当接部の摩耗が進んで
も、摩耗をその厚さの範囲内にとどめることができ、容
易に金属接合材層が露出することがない。
「実施例」 本発明の実施例を以下に説明する。
第1図は、本発明のスイッチ用接点1の斜視図、第2
図は断面図である。
スイッチ用接点1は、異種金属からなる通電保持部材
2と接点接触部材3によりなるもので、通電保持部材2
は、銅合金からなる導電材料により形成され、接点接触
部材3はAg系の銀スズ合金や銀タングステン合金等によ
り形成される。通電保持部材2は直角に折曲され、接合
段階2aが形成される。また、接点接触部材3は、前記接
合段部2aに対応する接合段部3aが形成される。そして、
通電保持部材2と接点接触部材3の接合段部2aと3aを重
ねて、低融点金属接合材であるロー材により接合固定す
る。接点接触部材3の上面は、接点当接部3bが平面状に
形成される。接点接触部材3の接合端部3cの厚さはt1
あり、自由端部3dの厚さはt2でありt2>t1となる(第2
図参照)。また、通電保持部材2には打抜きにより端子
接続用孔2bが形成され、一方接点接触部材3の接点当接
部3bには、逃げ凹部3eが形成される。
尚、第3図に示すように通電保持部材2には端部に向
かって徐々に連続的に厚さを薄くする接合斜面2a′を形
成し、接点接触部材3の下面には、接合端部3cから自由
端部3dに向かって徐々に連続的に厚さを厚くする接合斜
面3a′を形成し、前記と同様両接合斜面2a′と3a′とを
重ねて、ロー材4により接合固定して、スイッチ用接点
1とすることもできる。この場合、接点接触部材3の接
合端部3cの厚さはt1′であり、自由端部3dの厚さはt2
となりt2′>t1′となる。
前記したスイッチ用接点1は、第4図に示すように、
通電保持部材2の母材12の中央部に接合溝13を削成し、
該接合溝13に接点接触部材3を圧着してロー材4により
接合固定した後、一点鎖線部xを切断若しくは打抜き、
点線部yで折曲することにより、容易に大量生産を行う
ことができる。
以上説明したようにスイッチ用接点1は、接点接触部
材3の接合端部3cよりも自由端部3dの厚さを厚くした事
により、開閉動作の繰り返しによる接点当接部3bの摩耗
が進んでも、低融点金属接合材であるロー材4の層が露
出することがないから、ロー材4による接点の溶着等の
不都合の発生を防止することができる。
特に、図3に示すスイッチ用接点1では、接点接触部
材3の厚さが、接合端部3cから自由端部3dに向かって徐
々に厚くなっており、接点当接部3bにおいて摩耗の激し
い自由端部3d寄り部分の摩耗代を多くとった構成として
いるため、上記のロー材4の露出防止、及び接点の溶着
等の不都合の発生防止を、より確実に達成することがで
きる。
さらに、第2図A−A線断面の構造を第5図に示すよ
うに、通電保持部材2の両側端を接点接触部材3により
覆って、ロー材4の層が側部に直接露出することが無い
ようにすることにより、ロー材4の露出による前記不都
合の発生をより効果的に防止できる。また、スイッチ用
接点1は、通電保持部材2にロー材4を介して接点接触
部材3を接合しだけであり、簡単な構造とできる。
第6図は、前記した本発明のスイッチ用接点1を、マ
グネットスイッチ23に適用したスタータ21の概略の結線
図である。
このスタータ21は、モータ22,マグネットスイッチ23,
スタータスイッチ24などから構成される。マグネットス
イッチ23は、プルインコイル25,ホールディングコイル2
6,プランジャ27、固定接点である一対のスイッチ用接点
1,1及び図示しないリターンスプリングなどにより構成
される。スタータスイッチ24をオンすると、前記プルイ
ンコイル25及びホールディングコイル26が駆動され、両
コイル25,26の合成磁力によって、プランジャ27が吸引
される。プランジャ27のフランジ部は可動接点28とし
て、一対のスイッチ用接点1,1の接点当接部3b,3bに当接
し、該スイッチ用接点1,1間を橋絡することにより、マ
グネットスイッチ23を閉成する。マグネットスイッチ23
が閉成されるとプルインコイル25は、当該マグネットス
イッチ23により短絡されて電流が流れなくなるが、一度
プランジャ27が吸引されると、磁気抵抗が減少してホー
ルディングコイル26の磁力だけでプランジャ27を吸引保
持してモータ22を始動する。次いで、スタータスイッチ
24をオフすると、プルインコイル25とホールディングコ
イル26の両コイルを直列に電流が流れ、プルインコイル
25の磁力が逆となって、ホールディングコイル26の磁力
を打ち消すため、図示しないリターンスプリングにより
プランジャ27を戻して、マグネットスイッチ23を開成す
る。
マグネットスイッチ23の閉成毎に、スイッチ用接点1,
1の接点当接部3bに、可動接点28が当接するが、前記し
たようにスイッチ用接点1,1は、接点接触部材3の厚さ
を、通電保持部材2との接合端部3cよりも自由端部3dで
厚くしているから、接点当接部3dが、開閉に伴う機械的
作用や電気的転移により摩耗しても、容易にロー材4等
の金属接合材層が露出することがない。従って、ロー材
4の露出による接触抵抗の増大や可動接点の溶着等の不
都合が発生しない。
尚、スイッチ用接点1の接合部における通電保持部材
2と接点接触部材3の合計の厚さt3は、可動接点28のた
わみ代の3倍以下であり、また可動接点28の当接端部に
おける接点接触部材3の厚さt4は、可動接点28のたわみ
代以上であるのが望ましい(第7図参照)。
また、可動接点28を通電保持部材と接点接触部材との
接合構造とし、接点接触部材の通電保持部材との接合端
部の厚さよりも自由端部を厚くするようにしてもよい。
「発明の効果」 本発明は前記した構成を有し、異種金属からなる通電
保持部材と接点接触部材とを金属接合材により接合し、
接点接触部材の自由端部を通電保持部材との接合端部の
厚さよりも厚くし、かつ、接点接触部材の厚さを接合端
部から自由端部に向かって徐々に厚くしたから、摩耗し
やすい接点当接部の自由端部寄り部分に摩耗代を多くと
ることができ、スイッチ開閉に伴う接点当接部への機械
的作用や電気的転移により、接点当接部が摩耗しても、
摩耗をその厚さの範囲内にとどめることができ、金属接
合材が露出することがない。従って、金属接合材の露出
による接触抵抗の増大とか接点の溶着等の不具合の発生
を防止できるとともに、円滑なスイッチ開閉作動を行う
ことができるスイッチ用接点を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を示し、第1図はスイッチ用
接点の斜視図、第2図は断面図、第3図は他の実施例の
断面図、第4図はスイッチ用接点を大量生産するための
母材を示す斜視図、第5図は第2図A−A線の部分で切
断したスイッチ用接点の他の実施例の断面図、第6図は
本発明のスイッチ用接点を用いたスタータの概略結線
図、第7図は説明のための一部の断面図、第8図は従来
のスイッチ用接点の断面図、第9図は従来の場合の不都
合を説明した断面図、第10図及び第11図は従来のスイッ
チ用接点の断面図である。 1……スイッチ用接点、2……通電保持部材、3……接
点接触部材、3b……接点当接部、3c……接合端部、3d…
…自由端部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−95057(JP,A) 特開 昭61−195511(JP,A) 特開 昭61−288322(JP,A) 実開 昭55−36545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 1/00 - 1/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異種金属からなる通電保持部材と接点接触
    部材とを金属接合材により接合し、該接点接触部材の接
    点当接部を略平面としたスイッチ用接点において、 前記接点接触部材の自由端部を前記通電保持部材との接
    合端部の厚さよりも厚くし、かつ、前記接点接触部材の
    厚さが、前記接合端部から前記自由端部に向かって徐々
    に厚くなっていることを特徴とするスイッチ用接点。
JP32765689A 1989-12-18 1989-12-18 スイッチ用接点 Expired - Fee Related JP2864590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32765689A JP2864590B2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 スイッチ用接点

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32765689A JP2864590B2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 スイッチ用接点

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03187114A JPH03187114A (ja) 1991-08-15
JP2864590B2 true JP2864590B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=18201495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32765689A Expired - Fee Related JP2864590B2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 スイッチ用接点

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2864590B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5274046B2 (ja) * 2008-02-21 2013-08-28 三洋電機株式会社 車両用の電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03187114A (ja) 1991-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246306B1 (en) Electromagnetic relay with pressure spring
JP2762704B2 (ja) 回路遮断器
JP2864590B2 (ja) スイッチ用接点
JP3360593B2 (ja) 電磁継電器
US5497133A (en) Switch with improved contacts for use in high temperature environments
JP2959216B2 (ja) スイッチ用接点
JP3070785B2 (ja) 電磁接触器
JPH0743919Y2 (ja) バイメタル装置
JP2776879B2 (ja) 接点の溶接方法
JPS6032221A (ja) 交流駆動型電磁継電器
JP7435174B2 (ja) 切替装置
EP0927427B1 (en) Method of manufacturing an electromechanical relay
JP2567814B2 (ja) 電磁継電器
JPS61232523A (ja) 接点開閉装置
JP2946581B2 (ja) マグネットスイッチの製造方法
JP3230197B2 (ja) 回路遮断器
JPS6356664B2 (ja)
JPH0670143U (ja) 電磁継電器
JPS60232619A (ja) 複合電気接点材
JP2560877B2 (ja) 回路遮断器の固定接触子
JPS61220218A (ja) 接点開閉装置
JPH05242753A (ja) 接点開閉装置及び電磁リレー
JPH07220549A (ja) 接点開閉装置
JPH0340890B2 (ja)
JPH0750577B2 (ja) 溶接接点

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees