JPH0613012B2 - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JPH0613012B2
JPH0613012B2 JP22713585A JP22713585A JPH0613012B2 JP H0613012 B2 JPH0613012 B2 JP H0613012B2 JP 22713585 A JP22713585 A JP 22713585A JP 22713585 A JP22713585 A JP 22713585A JP H0613012 B2 JPH0613012 B2 JP H0613012B2
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JP
Japan
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toilet seat
control device
lead wire
main body
base
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Expired - Lifetime
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JP22713585A
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JPS6284726A (ja
Inventor
宏之 松井
和明 藤田
由隆 森川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、洋風便器に取付け、使用者の臀部等を温め
る暖房便座に関するものである。
従来の技術 従来この種の暖房便座は、例えば、特開昭58−157
420号公報に示されているように、第5図および、そ
のA部抜大を示す第6図のような構成になっていた。
すなわち、内部に電気ヒータ1を有する便座2と、内部
に前記電気ヒータ1の温度を制御する制御装置3を有す
るケース本体4で構成されており、電気ヒータ1と制御
装置3は、リード線5で電気接続されている。リード線
5は、2重の絶縁被覆を有する電線であり、便座2とケ
ース本体4を回動自在に支持する回動軸6の軸中心を貫
通して配線され、便座1内部で固定部材7により固定さ
れている。回動軸6は、便座2側の端部にツバ部8を有
した円筒体で、便座2側からスプリング9でツバ部8を
押圧することにより取付けられている。回動軸6が、便
座2及びケース本体4を貫通する穴にはそれぞれOリン
グ10,11が挿着されており、水等の浸入を防止する
ようになっている。12は、制御装置3に電源を供給す
る電源コードであり、13は、制御装置3に接続された
温度調節スイッチである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成のものでは、ケース本体4内
に、水や汚水や腐食性ガスが侵入した時、ケース本体4
内の制御装置3やリード線5が腐食し、制御不能や通電
不能となることがあった。暖房便座は、便器上に設置し
て使用されるものであり、誤って小便などの汚水がかけ
られたり、掃除の際に水や洗剤がかけられる可能性が高
く、また、使用雰囲気もアンモニアや硫化水素などの腐
食性ガスの濃度も高い。従来のものでは、回動軸8の貫
通部はOリング10,11で防水しているが、ケース本
体4の継目や電源コード12の引出し口や温度調節スイ
ッチ13から、水や汚水や腐食性ガスの浸入が起こり、
上述した不具合が容易に生ずるおそれのあるものであっ
た。
また、リード線5は回動軸6の軸中心を貫通して配線さ
れ、一端が便座2の内部で固定部材7で固定され、他端
が制御装置3に接続されているため、便座2をケース本
体4に対して回動させたとき、リード線5には、ねじり
力が働くが、リード線5は、少しでも水や汚水や腐食性
ガスの影響を緩和するように2重の絶縁被覆を有した一
体の電線で構成されており、ねじりに対する反撥力が強
い。したがって、便座2の回動が堅く、動きがスムーズ
でなかったり、便座2を立て掛けてもリード線5の反撥
力で倒れたりすることもあった。
問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決するために本発明は、便座のヒ
ータと本体内に設けた制御装置を接続するリード線を回
動軸中を貫通配線すると共に、制御装置および回動軸か
ら露出して制御装置に達するリード線を上部から本体外
カバーとは別の内カバーで覆うものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、制御装置および回動軸から露出して制御装置
に達するリード線を外カバーの内部で更に内カバーで覆
うことにより、水や汚水や腐食性ガスに対して2重の遮
閉が可能となり、制御回路及びリード線を腐食による制
御不能や断線から守ることが出来る。
また、リード線が腐食に対して確実に保護されるため、
1重絶縁の細い電線を使用することが出来、ねじり力に
対して、充分吸収が可能となる。したがって、便座を回
動させても、回転がスムーズで、便座を立て掛けても、
リード線の反撥力で便座が倒れるようなことがない。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図は、一実施例を示す暖房便座の分解斜視図で
あり、14は内部に電気ヒータ15が配設され、使用者が
着座することにより表面から暖を採る便座である。16
はベース、17は外カバーとなるケースであり、このベ
ース16とケース17とで本体18の外殻が構成され
る。19は、非使用時、便座14を覆う為の便フタであ
る。
第2図,第3図および第4図は、いずれも本体18の要
部断面図であり、第2図は、本体18の長手方向の断
面、第3図は第2図のA−A付近を切断した断面、第4
図は第3図のB−B付近を切断した断面を示す。20
は、前記電気ヒータ15への通電を制御して便座14の
表面温度をコントロールする制御装置であり、プリント
基板21上に、各種電子部品や調節ボリューム22が取
付けられている。制御装置20は、電気ヒータ15及び
電気ヒータ15の近傍に設けられた温度検出素子(図示
しない)と、リード線23で電気的に接続されている。
リード線23は独立した4本の一重絶縁被覆された単芯
電線であり、第4図の如く、便座14の後端部に設けた
耳部24とこの耳部24に圧入固定された回動軸25の
内部を貫通して便座14の内部から本体18内へ導びか
れ、制御装置20にコネクター26,27で接続されて
いる。回動軸25内を通過するリード線23は保護チュ
ーブ28で保護されている。なお回動軸25のフランジ
25Aは第4図の左方に移動させれば後述の壁34の切
欠側壁34Aに当接して、弁座14の左方への容易な抜
け防止をしている。4本のリード線23は保護チューブ
28の内径より細く、充分なすき間を有している。回動
軸25の先端にはカム29が一体に設けられており、男
子小用時など、便座14を回動させて立て掛け、ほぼ直
立させた時、このカム29が下方のベース16に取付け
られたバネ板30に圧接し、便座14が倒れてくるのを
防止している。回動軸25と対向する位置には、回動軸
31が耳部32と一体に設けられている。回動軸31
は、ベース16から一体に立上がった壁33の横穴にクリ
アランスをもって挿入され、回動軸25は、ベース16
から一体に立上がり上面に略U溝を持った壁34に置か
れ上部より押え金具35で同じくクリアランスをもって支
持されることにより、便座14は、ベース16すなわち
本体18に回動自在に保持される。ベース16には、前
記制御装置20,リード線23及びバネ板30を取りか
こむようにベース16と一体のリブ36が設けられてお
り、上方から、内カバー37が制御装置20,リード線
23,カム29,バネ板30および押え金具35をつつ
み込むように設けられ、リブ36に嵌合してねじ38で
固定されている。制御装置20はベース16から立上が
ったボス39と内カバー37から垂下したボス40により
挾持されている。41は電源を供給する電源コードであ
り、モールドされたコード出口部42が、内カバー37
の切欠部に嵌合し、ベース16との間で挟み込まれて固
定されている。プリント基板21に直接固定された調節
ボリューム、22は、リブ36にもナット43で固定さ
れており、ケース17を設けた横穴44を貫通して導びか
れた調節つまみ45の軸46に挿入されている。使用者
が調節つまみ45を回動操作することにより、調節ボリ
ューム22の抵抗値を変化させ、便座14の表面温度を
調節することが出きる。
ケース17は側内面に、2ヶ所の爪部47を有してお
り、ベース16の両端の円弧部48に、係止することに
より固定されている。
また、ベース16の下面には、便器(図示しない)への
取付ボルト49が一対、設けられている。
また、便座14は略O型で内面に電気ヒータ15が配設さ
れ下面が開口した上板50と、上板50の開口部に嵌合
して、超音波溶着等により接合された裏板51からな
り、内部へ水等の浸入がしにくい構造となっている。
以上、本実施例の構成によれば、制御装置20及び電気
ヒータ15と制御装置20を接続するリード線23の回
動軸25から制御装置20に達する部分が、内カバー3
7で完全に覆われているため、万一、水や汚水や腐食性
ガスが、本体18のベース16とケース17の嵌合部等
から浸入しても、内カバー37で遮断され、制御装置2
0やリード線23が腐食することがない。
また、本実施例によれば、リード線23が上述のように
腐食から、保護されているため、1重絶縁の細い電線を
使用することが出き、回動によるねじりを吸収すること
が可能となり、便座14の回動が非常にスムーズとな
る。
また、便座14を立て掛けても、リード線23の反撥力
で倒れてくるようなことがない。実施例では、更に、便
座14の自立性を高めるため、カム29と、バネ板30
を設けているが、この場合でも、リード線23の反撥力
がないため、バネ板30の設定荷重を小さくすることが出
き、操作性が非常によい。
また、本実施例では、制御装置20,リード線23に加
えて、調節ボリューム22,カム29,バネ板30を
も、内カバー37内に収納しており、それらの腐食をも
防止することが出きる。
また、本実施例では、ケース17とベース16が2ヶ所
の爪部47と円弧部48で係止されており、ケース17
を左右に引張れば、爪部47が外れてケース17を取り
外すことが出来る。すなわち、本体18を便器に取付け
た状態でも本体18の内部点検が可能で保守性が良い。
発明の効果 本発明は、便座のヒータと本体内に設けた制御装置を接
続するリード線を回動軸中を貫通配線すると共に、制御
装置および回動軸から露出して制御装置に達するリード
線を上部から本体外カバーとは別の内カバーで覆ってい
るので、万一、本体内に水や汚水や腐食性ガスが浸入し
ても、制御装置及びリード線が腐食することがなく、制
御不能や通電不能となることがない。
また、リード線が腐食から保護されるため、ねじりに対
する反撥力の弱い細い電線を使用することが出来、便座
の回動が非常にスムーズになり、操作性を向上させるこ
とが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す暖房便座の分解斜視
図、第2図は同本体長手方向の要部断面図、第3図は第
2図のA−A付近を切断した本体要部断面図、第4図は
第3図のB−B付近を切断した本体要部断面図、第5図
は従来の暖房便座を示す平面略断面図、第6図は第5図
のA部拡大図である。 14……便座、15……電気ヒータ、16……ベース、
17……ケース、18……本体、20……制御装置、2
3……リード線、25……回動軸、37……内カバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータを内蔵した便座と、ベースと外カバ
    ーよりなる本体と、前記便座を前記本体に回動自在に取
    り付ける回動軸と、前記本体の内部に設けた前記ヒータ
    の制御装置と、前記ヒータと前記制御装置を電気的に接
    続するリード線を備え、前記リード線を前記回動軸中に
    貫通配線するとともに、前記制御装置と、前記回動軸か
    ら露出して前記制御装置に達するリード線とを上部から
    内カバーで覆う構成とした暖房便座。
  2. 【請求項2】リード線は、一線ずつ単独で構成した電線
    とした特許請求の範囲第1項記載の暖房便座。
JP22713585A 1985-10-11 1985-10-11 暖房便座 Expired - Lifetime JPH0613012B2 (ja)

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JPS6284726A JPS6284726A (ja) 1987-04-18
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