JPS6284727A - 暖房便座 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 時、表面より暖を採る暖房便座に関するものである。

従来の技術 従来この種の暖房便座は、例えば特開昭６８−１５７４
２０号公報に示されているように、第６図および、その
Ａ部拡大を示す第７図のような構成になっていた。

すなわち、内部ヒータ１を有する便座２と、内部にヒー
タ１の温度を制御する制御装置３を有する本体４で構成
されており、ヒータ１と制御装置３は、リード線５で電
気接続されている。リード線５は２重の絶縁被覆を有す
る４芯の電線であり、便座２と本体４を回動自在に支持
する回動軸６の軸中心を貫通して配線され、一方は便座
２の内部で固定部材７により固定され、他方は本体４内
の制御装置に接続されている。回動軸６は、便座２側の
端部にツバ部８を有した略円筒体で、便座２と一体に形
成されたリブ９で端部が支持されたスプリング１０によ
り、ソバ部８を押圧されて取付けられている。回動軸６
が、便座２及び本体４を貫通する穴には、それぞれＱ　
ＩＪング１ｊ　、１２が挿着されており、水等の浸入を
防止するようになっている。１３は制御装置３に電源を
供給する電源コードであり、１４は制御装置３に接続さ
れた温度調節スイッチである。　。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成のものにあっては、男性が小用
を行なうために便座２を回動させて立て掛けた時、リー
ド線５にねじり力が加わり、リード線６の反撥力で便座
２が倒れてくることがあった。その際には使用者が便座
２に手をそえて用を足さねばならず、使用上不具合であ
った。そこで本発明はこのような問題を解決するもので
ある。

問題点を解決するだめの手段 そして、上記問題点を解況する本発明の手段は、便座の
ヒータと本体に設けた制御装置を接続するリード線を回
動軸中を貫通配線させると共に、そのリードｇ４が貫通
配線された回動軸に自立手段を設けたものである。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、男子小用時など、便座を回動じて立て掛けた
時、回動軸中を貫通配線しているリード線にねじりが加
わり、その反撥力で便座を倒そうとする力が発生するが
、リード線が貫通している回動軸に自立手段が堰付けら
れているため、反撥力に抗して、便座を確実に自立保持
させることが出来る。自立手段がリード線の反撥力の発
生している近傍の回動軸に設けられているため、自立手
段の設定荷重を最少にすることが可能である。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。第１図は、一実施例を示す暖房便座の分解斜視図であ
り、１５は内部にヒータ１６が配設され、使用者が着座
することにより表面から暖を採る便座である。１７は本
体であり、ベース１８とケース１９により外殻が構成さ
れている。ペース１８の−Ｆ面には、便座１５の内部に
取付けられた温度センサー（図示しない）の入力に応じ
て、前記ヒータ１６への通電を制御し、便座１６の表面
温度を一定に保つ制御装置２０が取付けられている。便
座１５の後部両端には回動軸２１と回動軸２２が設けら
れており、回動軸２２は便座１５と一体に形成されてい
る。回動軸２１はペース１８から一体に立ち上がり上面
にＵ溝を有する固定壁２３のＵ溝部に嵌装され、上部よ
り取付金具２４をねじ止めすることに上り回動自在に固
定されており、回動軸２２は同じくベース１８から一体
に立ち上がり側面に横穴を有する固定壁２５の横穴に回
動自在に貫挿されている。２６は非使用時、便座１６の
表面を覆う便ブタであり、切割りされた軸受穴を有する
一対のヒンジ部２７．２７’を有し、前記回動軸２１及
び回動軸２２に嵌着されている。すなわち、便座１５及
び便ブタ２６は、回動軸２１及び回動軸２２により、本
体１７に、独立して回動自在に支持されており、便座１
６に着座する前には、便ブタ２６のみを、男子小用時に
は便座１５及び便ブタ２６を同時に、回動して立て掛け
ることが出来る。２８は、便座１５の内部のヒータ１６
端末及び温度センサ一端末から導ひかれ、制御装置２０
にコネクターにより電気的に接続される４本のリード線
であり回動軸２１の軸中心を貫通して配線されている。

２９は便座１６の表面温度を調節する調節ボリュームで
あり、ケース１９の側面の横穴３０を貫通して挿着され
た、使用者が操作するつまみ３１と機械的に接続されて
いる。３２は制御装置２０へ電源を供給する電源コード
であり、そのコード出口部３３はペース１日に嵌着され
ている。３４は保護カバーであり、前述した制御装置２
０．取付金具２４．リード線２８、回動軸２１の一部、
調節ボリーム３０．及びコード出口部３４を上部から覆
い、本体１７内に万−水や汚水や腐食性ガス等が浸入し
ても、内部部品が腐食するのを防止している。

第２図は、第１図を組立てた状態で、回動軸２１の軸方
向に切断した断面図である。回動軸２１は、便座１５に
圧挿されており、第３図の斜視図のように、上方が半円
筒状で下方が略角柱となった圧搾部３５と便ブタ２６の
回動部３６と、ペース１８への回動固定部３７と、カム
体３８から成る一体成形品であり、ポリアセタール樹脂
などの耐摩性の高い材料で形成されている。圧挿部３６
の下面には回動軸２１を便座１６に圧入した時、便座１
６の壁３９に係止され回動軸２１の抜は止めとなる爪状
の突起４０が設けられている。圧挿部３５は、便座１６
から突出した耳部４１に圧入されるが、圧挿部３６の外
形寸法は、耳部４１の圧入代の寸法と等しいか若干小さ
めであり、圧入後１回動軸２１のガタ付きはほとんどな
いようになっている。

また、圧挿部３５の形状が非円状であるため、便座１５
を回動させた時、回動軸２１は確実に便座１５と同一角
度の回動を行ない、回動軸２１が便座１５に対して回動
するようなことはないようになっている。４２は円周方
向に設けた円形のリブであり、回動軸２１を伝って水等
が本体１７内に入りこまないようにした水きりである。

リプ４２は取付部材２４．固定壁２３に接して回動軸２
１の軸方向の移動を防止する目的をも有している。

回動軸２１の軸中心部はリード穴４３が貫通しており、
このリード穴４３にリード線２８が貫通配線されている
。４４は、リード穴４２の内部でリード線２日を束ねる
チューブである。

第４図は第２図の左側方から見た略断面図である。

回動軸２１に一体成形されたカム体３８の下方には、ペ
ース１８に取付けられたバネ板４６が取付けられている
。カム体３８は第３図のように回動軸２１の軸中心に対
してアーム状で先端に凸部４６を有しており、バネ板４
６は中央部が山状に隆起部４７を有している。

次に、この一実施例の構成における作用を説明する。男
子使用者が、小用の際、便座１５の先端部を持ち上げ、
便座を立て掛けると、便座１５と連動して回動軸２１及
び回動軸２２が回動する。

その際、リード線２８にはねじりが加わり、その反撥力
で便座を倒す方向に力が加わる。しかし、便座１５が略
垂直に回動された時、第６図のように、カム体３８の凸
部４６とバネ板４６の隆起部４７が当接し、リード線２
８の反撥力よりはるかに大きい便座１５を自立させる力
が働き、便座１６が倒れてくることがない。便座１５が
更に回動すると、便ブタ２６がケース１９に寄りかかり
、一定の角度を持って自立することになる。

このように本実施例の構成によれば、便座１５を回動さ
せて立て掛けた時、回動軸２１を貫通しているリード線
２８のねじれによる反撥力をカム体３８とバネ板４５か
らなる自立手段によって吸収することが出来、便座１６
が倒れてくるようなことがなく、安定して自立させるこ
とが出来る。

また、自立手段がリード線２８の貫通している回動軸２
１自身に設けられているため、リード線２８の反撥力の
発生している近傍で反撥力を吸収することになり、最も
合理的で自立手段のバネ板４５の荷重投手を發小限にと
どめることが出来、便座１６の回動に要する力も小さく
なり回動がスムーズである。もし仮に、自立手段が回動
軸２１以外の位１作、たとえば、回動軸２２に取付けら
れた場合などは、便座１６を立て掛けた時回動軸２２は
自立手段により保持され便座１６は一応自立するが、回
動軸２１はリード線２８の反撥力で戻され、便座１５に
若干のひねりが加わることになる。

その際、便座１６が若干の前傾を起こすこともあり、便
座１６の自重で便座１６が倒れようとする。

したがって、自立手段は、便座１６の自重をも支える必
要があり、荷重の設定が大きくしなければならない。自
立手段の設定を大きくすると、便座１６を自立させるに
要する回動力が大きくなって、回動操作が重くなり、使
用上不具合である。

さらに、本実施例では、回動軸２１が軸中心にリード穴
４３を有し、便ブタ２６の回動部３６と、ペースへの回
動固定部３７と、カム体３８からなる一体成形品であり
、便座１６の耳部４１に外部より圧入することにより固
定されているため、リード線２日の貫通配線作業が容易
で、組立が簡単である。また、回動部２１のみ耐摩耗性
の高い材料を使用することにより低価格で、便ブタ２６
やペース１８や取付金具２４の回転摺動や、バネ板４４
との摺動など、ハードな使用に対しても充分耐えつる耐
久性の高い暖房便座を提供し得るものである。

なお、本実施例では、自立手段としてカム体３８とバネ
板４５による構成としたが、何らこの構成にこだわるも
のではなく、たとえば、バネ板はスプリングや樹脂製の
弾性体であっても、本発明の効果を奏するものである。

発明の効果 本発明は、便座のヒータと制御装置を接続するリード線
を回動軸中を貫通させると共に、リード線が貫通した回
動軸に自立手段を設けたものであり、次のような効果を
奏する。

すなわち、便座を回動させて立て掛けた時、回動軸を貫
通しているリード線のねじれによる反撥力を自立手段に
よって吸収することが出き、便座が倒れて来るようなこ
とがない。

また、自立手段がリード線の貫通している回動軸に設け
られているため、リード線の反撥力の発生している最も
近傍で反撥力を吸収することが出来、最も合理的で、自
立手段の荷重を最小限とすることか出来る、すなわち、
便座の回動操作力が小さくなり、スムーズな回動が可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す暖房便座の分解斜視図
、第２図は第１図を組立てた状態で回動軸の軸方向に切
断した略断面図、第３図は回動軸の斜視外観図、第４図
は第２図の左側方から見た略断面図、第５図は便座を立
て掛けた時のカム体とバネ板の状態を示す図、第６図は
従来の暖房便座を示す千面略断面図、第７図は第６図の
Ａ部拡大図である。 １６・・・・・・便座、１６・・・・・・ヒータ、１７
・・・・・・本体、２０・・・・・・制御装置、２１・
・・・・・回動軸、２２・・・・・・回動軸、２６・・
・・・・便ブタ、２８・−・・・・リード線、３８・・
・・・・カム体、４６・・・・・・バネ板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ＩＪ
−−イ！歴 Ｎ−７１１Ｔｔ兵 ３を一一−イ！７゛タ凋６０１シさ（ｉト２７−−−回
動Ｔ！Ｉ充部 勇　３　図　　　　　　　　　　　　　　　　３８・−
乃４堡＠−゛にイムー完起 嘘４廃−盲 ユー；麟謬 ≦シ社０豐 ｆ５−−・便座 ４Ｅ−−一凸舒 ４７−　陽剋砕 ｆ−−ヒータ −１ｕ ５−−−リート縁 ６一−回ｐＨｊ吻 ９−一−り丁

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヒータを内蔵した便座と、本体と、前記便座の後
   方両端に設け、前記便座を前記本体に回動自在に取り付
   ける一対の回動軸と、前記本体の内部に設けた前記ヒー
   タの制御装置と、前記ヒータと前記制御装置を電気的に
   接続するリード線と、前記便座を自立させる自立手段を
   備え、前記一対の回動軸のいずれか一方に、その軸中心
   中を前記リード線が貫通配線されると共に前記自立手段
   が取付けられた暖房便座。
2. （２）自立手段は、回動軸に設けたカム体と、本体に設
   けたバネ体で構成される特許請求の範囲第１項記載の暖
   房便座。
3. （３）回動軸とカム体を一体に形成した特許請求の範囲
   第２項記載の暖房便座。
4. （４）回動軸とカム体の材料を耐摩耗性の高い材料で形
   成した特許請求の範囲第２項又は第３項記載の暖房便座
   。