JP2606280Y2 - 温水タンク - Google Patents

温水タンク

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JP2606280Y2
JP2606280Y2 JP1991087155U JP8715591U JP2606280Y2 JP 2606280 Y2 JP2606280 Y2 JP 2606280Y2 JP 1991087155 U JP1991087155 U JP 1991087155U JP 8715591 U JP8715591 U JP 8715591U JP 2606280 Y2 JP2606280 Y2 JP 2606280Y2
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Japan
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hot water
water tank
thermal fuse
heater
concave portion
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JP1991087155U
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恭広 柳川
武倍 岡田
重成 門松
馨 二村
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内蔵したヒータによっ
て給水を加熱する温水タンクに係り、特にヒータの異常
加熱の際に通電を遮断する温度ヒューズの取付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】衛生洗浄装置等に使用される小形の温水
タンクは、温度の低い水を短時間で所定の温水にする必
要があり、一般に発熱量の大きいシーズヒータが使用さ
れている。
【0003】このような温水タンクでは、タンク内に水
が充分供給されていない状態でシーズヒータに通電する
と、短時間で異常加熱し、この熱によって温水タンクや
これに付随する種々の部品が損傷してしまう。そこで、
このような状態を回避するために、異常発熱時にシーズ
ヒータの通電回路を遮断する温度ヒューズが設けられて
いる。
【0004】図7はその一例である衛生洗浄装置に設け
る温水タンクを示し、同温水タンク20は、タンク本体
21の上部に基板22を設けて密閉状態とし、内部には
シーズヒータ23,温度センサ29,導水管25等を設
けている。シーズヒータ23の上端部にはからだき防止
用の温度ヒューズ24を組み込んでおり、シーズヒータ
23が異常加熱すると、この熱によって温度ヒューズ2
4が溶断しシーズヒータ23の通電回路が遮断される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この温度ヒューズ24
は、上部に設けた押え板26と下部の受け板27との間
に挟み込まれ、固定用のナット28でシーズヒータ23
上端部の非発熱部に共締めした状態で取付けられてい
る。
【0006】
【0007】また、この温水タンクでは、温度ヒューズ
24の取付けのために、押え板26と受け板27との2
部材が必要であるため部品点数が多くなりコスト高にな
るという問題もある。
【0008】更に、温度ヒューズ24はシーズヒータ2
3自身からの伝熱によって溶断させるので、コスト面で
好ましい合成10cをタンク本体21及び基板22の素
材としたときには、温度ヒューズ24が基板22の表面
に接触しないようにすることが必要となる。このため、
温度ヒューズ24を基板22の表面から離れて浮いた状
態に取り付けることになり、その安定した固定が維持で
きないことが多く、その結果精度の高い作動にも影響を
与えてしまう。
【0009】そこで、本考案は、温水タンクに備える温
度ヒューズが高い精度を維持して合成樹脂製のタンクの
破壊を防止すると同時に部品点数も少なくて組み立ても
簡単な温水タンクを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、外郭材を合成
樹脂によって形成すると共に、内蔵したヒータの異常加
熱時に溶断して前記ヒータへの通電を遮断する温度ヒュ
ーズを備えた温水タンクであって、前記外郭材に、前記
温度ヒューズの外郭形状の一部に一致する凹部を形成
し、該凹部に前記温度ヒューズを平板状の押え板により
押圧固定してなることを特徴とする。
【0011】このような構成において、前記凹部に装着
した前記温度ヒューズをその上面から被覆・拘束する金
属製の押え板を前記外殻材に固定したものとすることが
できる。この場合、前記ヒータが前記外郭材から突き出
る部位の非発熱部に平板状の金属製の押え板を熱伝達可
能に連接したものとしてもよい。
【0012】
【作用】温度ヒューズは、温水タンクの外郭材の一つで
ある蓋に設けた取付け用の凹部に平板状の押え板により
押圧固定することによって、合成樹脂製の温水タンク自
身からの熱伝達を受けるので、保護対象である温水タン
クの温度を直接感知してその破壊を確実に防止する。ま
た、温度ヒューズがきっちりと嵌まり込むような凹部の
形状とすることによって、安定した固定が可能となるほ
か、凹部と温度ヒューズとの間の接触面をそのまま伝熱
面として利用できる。
【0013】金属製の押え板を備えるものでは、温度ヒ
ューズが被覆されるのでその保護が可能となるほか、
板状の押え板は熱伝達によって温水タンクの外郭材と同
じ温度に維持されるので、温度ヒューズに対する外乱を
抑えることができ、その検知精度が向上する。
【0014】そして、最も温度が上昇する温水タンクの
上端面に温度ヒューズを配置することによって、温度ヒ
ューズの作動精度の向上も図られる。
【0015】また、平板状の押え板をヒータの非加熱部
に連接するものでは、温水タンクの外郭材に加えてこの
ヒータからの熱伝達も可能なので、外乱をより効果的に
抑えて一層検知精度を向上させることが可能となる。
【0016】
【実施例】図1は便器本体にケーシングを一体化した便
器設備の全体を示す斜視図、図2はケーシングの内部を
示す正面図である。
【0017】図において、便器本体1には局部洗浄機能
を備えた衛生洗浄装置や洗浄水タンク等の機能部を納め
るケーシング2が一体化され、このケーシング2は便器
本体1に固定されるベース3によって支持されている。
そして、同ケーシング2には便座2a及び便蓋2bを一
体に備え、各機能部の操作は壁掛け式のリモコンR又は
ケーシング2の側部に設けた操作盤2cによって行う。
【0018】ベース3には洗浄水タンク4を固定すると
共に、局部洗浄及び乾燥のための機器を配列している。
局部洗浄用の機器は、外部の給水源に接続した温水タン
ク5,この温水タンク5の上面に固定したバルブユニッ
ト6及び洗浄水を噴出するノズル装置7等であり、乾燥
用の機器としては温風ファン8を組み込んでいる。これ
らの機器はコントローラ(図示せず)によって制御さ
れ、このコントローラもベース3の適当な位置に固定さ
れている。
【0019】温水タンク5は、図2に示すノズル装置7
への洗浄水の供給系に組み込まれ、その内部には加熱用
のシーズヒータや温度センサ,フロート等を内蔵してお
り、ケーシング2の端部から突き出た部分に開けた取付
け口に差し込んで固定されている。
【0020】図3は温水タンクをベースに組込んだ状態
を示す切欠側面図、図4は温水タンクの概略平面図、図
5は図4のA−A線矢視図、図6は要部の分解斜視図で
ある。
【0021】ベース3には温水タンク5を差し込む取付
け口3aを開け、その開口縁の前側及び後側には固定用
のビスをねじ込む固定座3bを形成している。また、温
水タンク5はいずれも合成樹脂製の本体5aとその上面
に蓋5bを外殻材として備え、この蓋5bの大きさを取
付け口3aよりも大きくしている。そして、本体5aを
取付け口3aに差し込んだ後には、蓋5bの下面が固定
座3bの上に載り、蓋5bにビス9を通してこれを固定
座3bにねじ込むことによって温水タンク5がベース3
に固定される。
【0022】図5に示す10は、温水タンクの熱源とし
て用いるシーズヒータであり、金属製パイプ10a内に
発熱線10bを備えた発熱部10cをタンク本体5aに
内蔵し、蓋5bから突出した上端部を非発熱部10dと
した構造である。この蓋5bから突出させた非発熱部1
0dにはボルト状に雄ねじ10eが螺刻され、この非発
熱部10dに異常加熱時にシーズヒータ10の通電回路
を遮断する温度ヒューズ押え板11が取付けられる。
【0023】温度ヒューズ押え板11は、図6の斜視図
に示すように、熱伝導性に優れた金属性の感熱板で形成
されたほぼ平板状であり、一側にボルト孔11aを有す
る取付部11bと他側には温度ヒューズ把持部11c有
し、更に把持部11cの端縁は下方に折り曲げ形成して
いる。
【0024】一方温水タンク5の蓋5bには、図5に示
すように、温度ヒューズ12を保護する熱導体の金属管
12aを取付けるための取付溝5cを設けている。この
取付け溝5cは断面が半円形で、断面円形の金属管12
aの上半分が突出する深さを有しており、金属管12a
がきっちりと嵌まり込んで両者が面接触可能としてい
る。
【0025】以上の構成において、押え板11のボルト
孔11aをシーズヒータ10端部の非発熱部10dに嵌
め込み、ナット11dを雄ねじ10eに螺合して固定す
る。これによって、図5に示すように、蓋5bの取付溝
5c内に設けた温度ヒューズ12の金属管12aが、押
え板11の把持部11cによって上方から押圧された状
態で固定される。
【0026】上記構成の温水タンク5は、図1に示すリ
モコンR又はケーシング2の側部に設けた操作盤2cの
スイッチをオンし、タンク本体5a内に充分に給水され
たとき、フロート(図示せず)によって安全装置が閉じ
られ、シーズヒータ10に通電してタンク本体5a内の
洗浄水を適温に昇温させる。そして、この温水が図2に
示すノズル装置7から局部に向け噴出される。
【0027】その際、安全装置の故障等で、シーズヒー
タ10が異常発熱すると、温水タンク5の蓋5bからも
同様に温度ヒューズ12に熱が伝導され、温度ヒューズ
12を溶断してシーズヒータ10への通電を遮断する。
また、この熱がシーズヒータ10の金属製パイプ10a
から温度ヒューズの押え板11に、更に、温度ヒューズ
12へと伝導される。
【0028】このように、本実施例では、従来のように
温度ヒューズ受け板を設けずに、蓋5aの取付溝内に温
度ヒューズ12を嵌め込み、この温度ヒューズ12を押
え板11で押圧した状態で取り付けている。このため、
温水タンク5の蓋5bから、常に温度ヒューズ12への
良好な熱伝導が確保でき、安定した作動を確保すること
ができる。
【0029】なお、上記実施例では押え板11として
は、熱伝導性に優れた金属製の感熱板について説明した
が、積極的な熱伝導を行わない耐熱性樹脂等によって押
え板11を形成することもできる。このような耐熱性樹
脂等によって形成した場合にも、タンク蓋からの熱伝導
によりシーズヒータ10の異常発熱時には温度ヒューズ
12を溶断してシーズヒータ10への通電を遮断するこ
とができる。
【0030】また、上記実施例では衛生洗浄装置に設け
た温水タンクについて述べたが、無論これに限定される
ものではなく、他の用途に使用される温水タンクにも適
用できるのはいうまでもない。
【0031】
【考案の効果】本考案では、温度ヒューズを合成樹脂製
の温水タンクに設けた凹部に平板状の押え板により押圧
固定するので、保護対象である温水タンクの温度を高い
精度で検知して異常加熱時での通電の遮断によって温水
タンクを確実に防止することができる。また、タンク本
体の外郭材に直接温度ヒューズを接触させて位置させる
ので、その安定した固定が維持でき、常に高い精度での
作動が可能となる。
【0032】また、金属製の押え板によって温度ヒュー
ズを被覆・拘束したり、この押え板をヒータに非加熱部
分に熱伝達可能に連接することによって、温度ヒューズ
に対する外乱を抑えることができ、より一層高い精度で
作動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛生洗浄装置を便器本体に備えた例を示す斜視
図である。
【図2】衛生洗浄装置のケーシング内部を示す正面図で
ある。
【図3】ベースへの温水タンクの組込みを示す切欠正面
図である。
【図4】温水タンクの概略平面図である。
【図5】図4に示す温水タンクのA−A線矢視図であ
る。
【図6】温水タンクの温度ヒューズ取付部の分解斜視図
である。
【図7】従来の温水タンクの断面図である。
【符号の説明】
1 便器本体 2 ケーシング 3 ベース 3a 取付け口 3b 固定座 4 洗浄水タンク 5 温水タンク 5a 温水タンク本体(外郭材) 5b 蓋(外郭材) 6 バルブユニット 7 ノズル装置 8 温風ファン 9 ビス 10 シーズヒータ 10a 金属製パイプ 10b 発熱線 10c 発熱部 10d 非発熱部 10e 雄ねじ 11 押え板 11a ボルト孔 11b 取付部 11c 把持部 11d ナット 12 温度ヒューズ 12a 金属管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡田 武倍 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 門松 重成 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)考案者 二村 馨 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−160755(JP,A) 実開 昭58−180973(JP,U) 実開 昭63−190963(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 9/20

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭材を合成樹脂によって形成すると共
    に、内蔵したヒータの異常加熱時に溶断して前記ヒータ
    への通電を遮断する温度ヒューズを備えた温水タンクで
    あって、前記外郭材に、前記温度ヒューズの外郭形状の
    一部に一致する凹部を形成し、該凹部に前記温度ヒュー
    ズを平板状の押え板により押圧固定してなる温水タン
    ク。
  2. 【請求項2】 前記凹部に装着した前記温度ヒューズを
    その上面から被覆・拘束する金属製の押え板を前記外殻
    材に固定してなる請求項1記載の温水タンク。
  3. 【請求項3】 前記ヒータが前記外郭材から突き出る部
    位の非発熱部に前記平板状の押え板を熱伝達可能に連接
    してなる請求項2記載の温水タンク。
  4. 【請求項4】 前記外郭材の上端面に、前記温度ヒュー
    ズの外郭形状の一部に一致する凹部を形成し、該凹部に
    前記温度ヒューズを面接触させて装着してなる請求項
    1、2又は3記載の温水タンク。
JP1991087155U 1991-10-24 1991-10-24 温水タンク Expired - Lifetime JP2606280Y2 (ja)

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JPH0540760U JPH0540760U (ja) 1993-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160755A (ja) * 1982-03-18 1983-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温水タンク
JPH0349178Y2 (ja) * 1985-03-30 1991-10-21
JPS63196045U (ja) * 1987-06-06 1988-12-16

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JPH0540760U (ja) 1993-06-01

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