JPH0540760U - 温水タンクの温度ヒユーズ取付構造 - Google Patents

温水タンクの温度ヒユーズ取付構造

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JPH0540760U
JPH0540760U JP8715591U JP8715591U JPH0540760U JP H0540760 U JPH0540760 U JP H0540760U JP 8715591 U JP8715591 U JP 8715591U JP 8715591 U JP8715591 U JP 8715591U JP H0540760 U JPH0540760 U JP H0540760U
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water tank
hot water
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lid
thermal fuse
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恭広 柳川
武倍 岡田
重成 門松
馨 二村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温水タンクに備えた温度ヒューズの作動を安
定化し、また取付け部品の点数を削減する。 【構成】 発熱部10cをタンク本体5aに内蔵させ非
発熱部10dを外部に突出させたシーズヒータ10の非
発熱部10dに押え板11の取付部11bを固定し、こ
の押え板11の把持部11cによって温度ヒューズ12
を温水タンク5の蓋5bに押圧固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、温水タンクに備えた温度ヒューズの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛生洗浄装置等に使用される小形の温水タンクは、温度の低い水を短時間で所 定の温水にする必要があり、一般に発熱量の大きいシーズヒータが使用されてい る。
【0003】 このような温水タンクでは、タンク内に水が充分供給されていない状態でシー ズヒータに通電すると、短時間で異常加熱し、この熱によって温水タンクやこれ に付随する種々の部品が損傷してしまう。そこで、このような状態を回避するた めに、異常発熱時にシーズヒータの通電回路を遮断する温度ヒューズが設けられ ている。
【0004】 図7はその一例である衛生洗浄装置に設ける温水タンクを示し、同温水タンク 20は、タンク本体21の上部に基板22を設けて密閉状態とし、内部にはシー ズヒータ23,温度センサ29,導水管25等を設けている。シーズヒータ23 の上端部にはからだき防止用の温度ヒューズ24を組み込んでおり、シーズヒー タ23が異常加熱すると、この熱によって温度ヒューズ24が溶断しシーズヒー タ23の通電回路が遮断される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この温度ヒューズ24は、上部に設けた押え板26と下部の受け板27との間 に挟み込まれ、固定用のナット28でシーズヒータ23上端部の非発熱部に共締 めした状態で取付けられている。
【0006】 一方、温度ヒューズ24は、接触状態にある押え板26及び受け板27からの 熱伝導によって作動するものであり、このため、固定用のナット28の締付具合 によっては、温度ヒューズ24と押え板26及び受け板27とが完全に接触せず 、加熱されたシーズヒータ23の熱が温度ヒューズ24に伝わらないという問題 がある。すなわち、ナット28の緩み具合によっては、異常加熱状態であるにも 拘わらず温度ヒューズ24が溶断せず、火災等の重大事故が発生することも想定 される。
【0007】 また、この温水タンクでは、温度ヒューズ24の取付けのために、押え板26 と受け板27との2部材が必要であるため部品点数が多くなりコスト高になると いう問題もある。
【0008】 そこで、本考案は、温水タンクに備えた温度ヒューズの作動を安定化し、また 取付け部品の点数を削減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、温水タンク本体と、該温水タンク本体 を密閉する蓋と、発熱部を前記タンク本体に内蔵させると共に非発熱部を外部に 突出させたシーズヒータと、前記非発熱部に取付け可能な取付部及び該取付部に 連設したヒューズ把持部を有する押え板と、前記シーズヒータの通電回路に組み 込んだ温度ヒューズとを備え、前記シーズヒータの非発熱部に前記押え板の取付 部を機械的に固定し、該押え板の把持部によって前記温度ヒューズを前記蓋に押 圧固定したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
温度ヒューズが温水タンクの蓋に押圧状態で固定されているため、押え板及び 温水タンクとの良好な接触状態を保つようになる。また、この蓋を介して異常加 熱された熱が温度ヒューズに伝導されるようになる。
【0011】
【実施例】 図1は便器本体にケーシングを一体化した便器設備の全体を示す斜視図、図2 はケーシングの内部を示す正面図である。
【0012】 図において、便器本体1には局部洗浄機能を備えた衛生洗浄装置や洗浄水タン ク等の機能部を納めるケーシング2が一体化され、このケーシング2は便器本体 1に固定されるベース3によって支持されている。そして、同ケーシング2には 便座2a及び便蓋2bを一体に備え、各機能部の操作は壁掛け式のリモコンR又 はケーシング2の側部に設けた操作盤2cによって行う。
【0013】 ベース3には洗浄水タンク4を固定すると共に、局部洗浄及び乾燥のための機 器を配列している。局部洗浄用の機器は、外部の給水源に接続した温水タンク5 ,この温水タンク5の上面に固定したバルブユニット6及び洗浄水を噴出するノ ズル装置7等であり、乾燥用の機器としては温風ファン8を組み込んでいる。こ れらの機器はコントローラ(図示せず)によって制御され、このコントローラも ベース3の適当な位置に固定されている。
【0014】 温水タンク5は、図2に示すノズル装置7への洗浄水の供給系に組み込まれ、 その内部には加熱用のシーズヒータや温度センサ,フロート等を内蔵しており、 ケーシング2の端部から突き出た部分に開けた取付け口に差し込んで固定されて いる。
【0015】 図3は温水タンクをベースに組込んだ状態を示す切欠側面図、図4は温水タン クの概略平面図、図5は図4のA−A線矢視図、図6は要部の分解斜視図である 。
【0016】 ベース3には温水タンク5を差し込む取付け口3aを開け、その開口縁の前側 及び後側には固定用のビスをねじ込む固定座3bを形成している。また、温水タ ンク5は本体5aとその上面に蓋5bを備え、この蓋5bの大きさを取付け口3 aよりも大きくしている。そして、本体5aを取付け口3aに差し込んだ後には 、蓋5bの下面が固定座3bの上に載り、蓋5bにビス9を通してこれを固定座 3bにねじ込むことによって温水タンク5がベース3に固定される。
【0017】 図5に示す10は、温水タンクの熱源として用いるシーズヒータであり、金属 製パイプ10a内に発熱線10bを備えた発熱部10cをタンク本体5aに内蔵 し、蓋5bから突出した上端部を非発熱部10dとした構造である。この蓋5b から突出させた非発熱部10dにはボルト状に雄ねじ10eが螺刻され、この非 発熱部10dに異常加熱時にシーズヒータ10の通電回路を遮断する温度ヒュー ズ押え板11が取付けられる。
【0018】 温度ヒューズ押え板11は、図6の斜視図に示すように、熱伝導性に優れた金 属性の感熱板で形成されたほぼ平板状であり、一側にボルト孔11aを有する取 付部11bと他側には温度ヒューズ把持部11c有し、更に把持部11cの端縁 は下方に折り曲げ形成している。
【0019】 一方温水タンク5の蓋5bには、図5に示すように、温度ヒューズ12を保護 する熱導体の金属管12aを取付けるための取付溝5cを設けている。この取付 け溝5cは断面が半円形で、断面円形の金属管12aの上半分が突出する深さを 有している。
【0020】 以上の構成において、押え板11のボルト孔11aをシーズヒータ10端部の 非発熱部10dに嵌め込み、ナット11dを雄ねじ10eに螺合して固定する。 これによって、図5に示すように、蓋5bの取付溝5c内に設けた温度ヒューズ 12の金属管12aが、押え板11の把持部11cによって上方から押圧された 状態で固定される。
【0021】 上記構成の温水タンク5は、図1に示すリモコンR又はケーシング2の側部に 設けた操作盤2cのスイッチをオンし、タンク本体5a内に充分に給水されたと き、フロート(図示せず)によって安全装置が閉じられ、シーズヒータ10に通 電してタンク本体5a内の洗浄水を適温に昇温させる。そして、この温水が図2 に示すノズル装置7から局部に向け噴出される。
【0022】 その際、安全装置の故障等で、シーズヒータ10が異常発熱すると、この熱が シーズヒータ10の金属製パイプ10aから温度ヒューズの押え板11に、更に 、温度ヒューズ12へと伝導され、温度ヒューズ12を溶断してシーズヒータ1 0への通電を遮断する。また、温水タンク5の蓋5bからも同様に温度ヒューズ 12に熱が伝導される。
【0023】 このように、本実施例では、従来のように温度ヒューズ受け板を設けずに、蓋 5aの取付溝内に温度ヒューズ12を嵌め込み、この温度ヒューズ12を押え板 11で押圧した状態で取り付けている。このため、温水タンク5の蓋5bから、 常に温度ヒューズ12への良好な熱伝導が確保でき、安定した作動を確保するこ とができる。
【0024】 なお、上記実施例では押え板11としては、熱伝導性に優れた金属製の感熱板 について説明したが、積極的な熱伝導を行わない耐熱性樹脂等によって押え板1 1を形成することもできる。このような耐熱性樹脂等によって形成した場合にも 、タンク蓋からの熱伝導によりシーズヒータ10の異常発熱時には温度ヒューズ 12を溶断してシーズヒータ10への通電を遮断することができる。
【0025】 また、上記実施例では衛生洗浄装置に設けた温水タンクについて述べたが、無 論これに限定されるものではなく、他の用途に使用される温水タンクにも適用で きるのはいうまでもない。
【0026】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案は、温度ヒューズを直接温水タンクの蓋に押圧 固定している。このため、押え板と温度ヒューズとの良好な接触状態を保つこと ができ、温度ヒューズ作動時間の安定化が可能となる。また、温水タンク本体か らの熱伝導によっても温度ヒューズが作動するため、押え板からの熱伝導が不十 分な場合にも確実に作動させることができる。さらに従来必要であった、温度ヒ ューズ受け板が不要となり部品点数の削減が図れることからコストダウンが達成 される。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛生洗浄装置を便器本体に備えた例を示す斜視
図である。
【図2】衛生洗浄装置のケーシング内部を示す正面図で
ある。
【図3】ベースへの温水タンクの組込みを示す切欠正面
図である。
【図4】温水タンクの概略平面図である。
【図5】図4に示す温水タンクのA−A線矢視図であ
る。
【図6】温水タンクの温度ヒューズ取付部の分解斜視図
である。
【図7】従来の温水タンクの断面図である。
【符号の説明】
1 便器本体 2 ケーシング 3 ベース 3a 取付け口 3b 固定座 4 洗浄水タンク 5 温水タンク 5a 温水タンク本体 5b 蓋 6 バルブユニット 7 ノズル装置 8 温風ファン 9 ビス 10 シーズヒータ 10a 金属製パイプ 10b 発熱線 10c 発熱部 10d 非発熱部 10e 雄ねじ 11 押え板 11a ボルト孔 11b 取付部 11c 把持部 11d ナット 12 温度ヒューズ 12a 金属管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡田 武倍 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内 (72)考案者 門松 重成 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)考案者 二村 馨 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水タンク本体と、該温水タンク本体を
    密閉する蓋と、発熱部を前記タンク本体に内蔵させると
    共に非発熱部を外部に突出させたシーズヒータと、前記
    非発熱部に取付け可能な取付部及び該取付部に連設した
    ヒューズ把持部を有する押え板と、前記シーズヒータの
    通電回路に組み込んだ温度ヒューズとを備え、前記シー
    ズヒータの非発熱部に前記押え板の取付部を機械的に固
    定し、該押え板の把持部によって前記温度ヒューズを前
    記蓋に押圧固定したことを特徴とする温水タンクの温度
    ヒューズ取付構造。
JP1991087155U 1991-10-24 1991-10-24 温水タンク Expired - Lifetime JP2606280Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160755A (ja) * 1982-03-18 1983-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温水タンク
JPS61164376U (ja) * 1985-03-30 1986-10-11
JPS63196045U (ja) * 1987-06-06 1988-12-16

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