JP3041838B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3041838B2
JP3041838B2 JP3250792A JP25079291A JP3041838B2 JP 3041838 B2 JP3041838 B2 JP 3041838B2 JP 3250792 A JP3250792 A JP 3250792A JP 25079291 A JP25079291 A JP 25079291A JP 3041838 B2 JP3041838 B2 JP 3041838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度ヒューズなどの感
熱素子を取り付けた炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】炊飯器は、器本体の内ケース内に収容さ
れ米と水を入れた容器を、器本体に設けたヒーターによ
り加熱して炊飯を行うものである。このような炊飯器に
おいて、ヒーターを通断電制御するためのリレー接点の
溶着などの何らかの異常が発生した際の過熱防止のため
に、所定温度以上になったとき溶断して、ヒーターを断
電する温度ヒューズを設けることが行われている。この
温度ヒューズの配設位置としては、内ケースの外周上部
が好ましいことが周知である。これは、通常使用時の温
度余裕が確保できること、すなわち、通常使用時に温度
ヒューズが誤って溶断するのを防げることと、異常発生
時の即断性に優れ、異常時に内ケース部分の損害を最少
にとどめられることとによる。しかしながら、温度ヒュ
ーズを器本体に保持するホルダー部から温度ヒューズへ
の熱伝達と、内ケースの外周面からホルダー部への熱伝
達とがよくないと、特に、異常時に温度ヒューズの動作
が遅れて、器本体の損害が大きくなる。したがって、温
度ヒューズの器本体への取付構造については、製造上の
ばらつきを吸収しながら、温度ヒューズと内ケースとの
熱的応答性を十分に確保することが重要な設計上の要点
となっている。
【0003】従来、温度ヒューズの器本体への取付構造
としては、例えば、温度ヒューズを嵌め込む凹状のホル
ダー部を有するΩ形状の取付具を器本体に下方からのね
じ止めにより取付けて、取付具を内ケースのほぼ垂直な
外周面上部に接触させるものがある。しかし、この構造
では、製造上のばらつきから、温度ヒューズと内ケース
との熱的応答性が損なわれやすい。一方、取付具を水平
方向のねじ止めにより取付け、取付具を内ケースのほぼ
垂直な外周面に押し付けるように接触させることも考え
られる。この構造によれば、取付具と内ケースとの接触
は確実なものとできる。しかし、組立作業は、形状上の
問題で、器本体などを使用時の垂直方向を垂直方向とし
て行い、また、内ケースの水平方向外周側に外ケースが
あることなどから、水平方向のねじ止めは面倒である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来
は、Ω形状の取付具を器本体に下方からのねじ止めによ
り取付けて、取付具を内ケースのほぼ垂直な外周面上部
に接触させていたため、製造上のばらつきから、温度ヒ
ューズと内ケースとの熱的応答性が損なわれやすい問題
があった。また、取付具を水平方向のねじ止めにより取
付けるとすると、接触性は向上するものの、組立作業性
が低下する問題が生じる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、製造上のばらつきが多少あっても、温度
ヒューズと内ケースとの確実な熱的応答性を確保できる
とともに、温度ヒューズ部分の組立作業性のよい炊飯器
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の炊飯器は、前記
目的を達成するために、上面を開口した容器と、この容
器が内部に収容される内ケースを外ケースの内側に内蔵
した器本体と、この器本体内に設けられ前記容器を加熱
する加熱手段と、前記内ケースの水平方向外周側上部に
配設され温度に応じて動作する感熱素子と、この感熱素
子を前記器本体に取付ける取付具とを備え、この取付具
は、上下方向に重ねられる第1片部と第2片部とからな
るとともに、前記第1片部に、前記感熱素子が内部に収
容される垂直方向に開口した凹状のホルダー部と、この
ホルダー部に一体に繋がる感熱部とを設け、前記第2片
部に、前記感熱素子を前記ホルダー部の垂直方向の開口
側から押さえてこのホルダー部に固定するとともに前記
感熱部をほぼ水平方向に押圧して前記内ケースのほぼ垂
直な外周面部に接触させる感熱素子押え部を設けてな
り、重なった前記第1片部および第2片部をほぼ垂直方
向のねじ止めにより前記器本体に取付けたものである。
【0007】
【作用】本発明の炊飯器においては、感熱素子の取付け
に際して、まず、取付具の第1片部のホルダー部内に感
熱素子を収容した後、第1片部と第2片部とを重ねて、
この第2片部の感熱素子押え部をホルダー部の垂直方向
の開口側に位置させる。ついで、第1片部および第2片
部をほぼ垂直方向のねじ止めにより器本体に取付ける。
この状態で、感熱素子押え部が、感熱素子をホルダー部
の垂直方向の開口側から押えてこのホルダー部に固定す
るとともに、このホルダー部に一体に繋がる感熱部をほ
ぼ水平方向に押圧して内ケースのほぼ垂直な外周面部に
接触させる。これにより、製造上のばらつきが多少あっ
ても、感熱素子および取付具の接触性と取付具および内
ケースの接触性とが確実なものとなり、温度ヒューズと
内ケースとの熱的応答性が良好なものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の炊飯器の一実施例について、
図面を参照して説明する。1は上面を開口した器本体
で、この器本体1は、上面を開口した外ケース2と、こ
の外ケース2の内側に位置する上面を開口した内ケース
3となどからなっている。前記外ケース2は、プラスチ
ック製で、下部ケース部材4とこの下部ケース部材4上
に固定された枠部材5とからなっている。そして、この
枠部材5の上部内周側には庇部6が形成されている。前
記内ケース3は、熱伝導性に優れたアルミニウム製で、
上端部にフランジ部7を有している。そして、この内ケ
ース3のフランジ部7は、枠部材5の庇部6の内周部に
数箇所の断熱スペーサー8を介してねじ9により固定さ
れており、内ケース3と外ケース2とは非接触になって
いる。また、前記下部ケース部材4の下面部には、回転
台11が水平回転自在に支持されているとともに、この回
転台11の上方に位置して、コードリール12が水平回転自
在に支持されている。このコードリール12は、プラグ13
を先端に接続した電源コードを巻き出し可能に巻き取る
ものである。また、前記内ケース3内の下側周辺部に
は、加熱手段としての炊飯ヒーター14が設けられてい
る。一方、前記内ケース3の外周面下部には、加熱手段
としての胴ヒーター15が設けられている。また、前記内
ケース3内の下面部を貫通して温度センサー16が設けら
れている。この温度センサー16は、上下動自在になって
いるとともに上方へ付勢されている。さらに、前記両ケ
ース2,3間で器本体1の前部には、電源ユニット17が
設けられているとともに、この電源ユニット17の上方に
位置して、かつ、枠部材5の前面に露出させて操作部18
が設けられている。
【0009】そして、前記内ケース3の水平方向外周側
上部には、感熱素子である温度ヒューズ21が配設されて
いる。この温度ヒューズ21は、管状のものであり、外面
がシリコーンチューブなどの絶縁チューブ22により被覆
されて、絶縁保護されている。これとともに、温度ヒュ
ーズ21には、リード線23が接続されており、このリード
線23が前記電源ユニット17に電気的に接続されている。
前記温度ヒューズ21を器本体1に取付けるための取付具
26は、特に図3に示すように、熱伝導性に優れたアルミ
ニウム製で、第1片部27と第2片部28とがヒンジ部29に
より一体に繋がったものである。第1片部27と第2片部
28とには、挿通孔30,31がそれぞれ形成されている。ま
た、第1片部27の両側縁には、爪部32が形成されてい
る。そして、第1片部27の反ヒンジ部29側は、ほぼU字
形状に屈曲していて、凹状のホルダー部33が形成されて
いるとともに、このホルダー部33に一体に繋がる感熱部
34とが形成されている。一方、第2片部28の反ヒンジ部
29側は、ほぼコ字形状に屈曲していて、感熱素子押え部
としての温度ヒューズ押え部35となっている。そして、
図1および図2に示すように、ホルダー部33内に温度ヒ
ューズ21が収容され、ヒンジ部29が折り曲げられて第1
片部27と第2片部28とが重ねられるとともに、上下方向
に重なった第1片部27および第2片部28の挿通孔30,31
に下方から挿通された固定ねじ36が断熱スペーサー8に
形成されたねじボス37に螺合されていることにより、温
度ヒューズ21が取付具26を介して器本体1に取付けられ
ている。この状態で、温度ヒューズ21は、温度ヒューズ
押え部35によりホルダー部33の下向きの開口側から押え
られてこのホルダー部33に固定されている。これととも
に、温度ヒューズ押え部35によりほぼ水平方向に押圧さ
れた感熱部34が内ケース3のほぼ垂直な外周面上部であ
る熱伝導部38に接触している。
【0010】41は上面を開口したアルミニウム製の容器
で、この容器41は、前記内ケース3内に挿脱自在に収容
されるものである。そして、前記容器41の上端部には、
内ケース3のフランジ部7上に載るフランジ部42が形成
されているとともに、このフランジ部42の外周部からさ
らに立上がる環状立上がり部43が形成されている。46
は、前記器本体1の上面開口を開閉自在に閉塞する外蓋
で、この外蓋46は、プラスチック製の第1の外蓋部材47
と、この第1の外蓋部材47の下側に空間を形成しつつ取
付けられたプラスチック製の第2の外蓋部材48と、この
第2の外蓋部材48の下側に空間を形成しつつ取付けられ
た金属製例えばアルミニウム製の第3の外蓋部材49とか
らなっており、前記器本体1にヒンジ50により上下方向
へ回転自在に支持されている。ここで、このヒンジ50の
構成を図10および図11をも参照しながらより詳しく説明
する。器本体1の枠部材5の後面には、凹部51が形成さ
れており、この凹部51内には、複数の支持リブ52,53が
形成されている。そして、これら支持リブ52,53にシャ
フト54が枢支されており、このシャフト54は、凹部51内
にねじ55により固定された押え金具56により押えられて
いる。これとともに、前記シャフト54は、前記第1の外
蓋部材47に形成された一対のアーム部57を貫通してお
り、こうして、器本体1に外蓋46が軸着されている。ま
た、前記第2の外蓋部材48の後端部には、外蓋46の開放
時の衝撃を緩衝するためのブレーキスプリング58がねじ
59により固定されている。さらに、前記シャフト54に
は、外蓋46の開成用のねじりコイルばねなどからなる一
対のヒンジスプリング60が巻装されており、これらヒン
ジスプリング60は、一端部が前記枠部材5の支持リブ52
に形成されたばね受け部61に引っ掛けられており、他端
部が前記第2の外蓋部材48のブレーキスプリング58に引
っ掛けられている。これにより、外蓋46は、開放方向へ
付勢されている。なお、前記枠部材5の凹部51は、ヒン
ジカバー62により覆われている。一方、前記枠部材5の
上側前端部には、ばね63により付勢されたクランプ64が
枢着されている。このクランプ64は、第2の外蓋部材48
の前端部に形成された爪部65に係脱自在に係合して外蓋
46を閉じた状態に保持するものである。
【0011】また、前記第3の外蓋部材49の下側には、
アルミニウム製の内蓋66が内蓋ホルダー67を介して保持
されている。この内蓋66は、前記容器41のフランジ部42
上に載って、容器41の上面開口を開閉自在に閉塞するも
のである。そして、前記内蓋66には、複数の流通孔71が
開口形成されている。また、前記第3の外蓋部材49の後
部には、内蓋66の流通孔71に連通する流通孔72が中心よ
り外周側に形成されている。さらに、前記第2の外蓋部
材48には、第3の外蓋部材49の流通孔72の上方位置に上
方へ膨出した膨出部73が形成されており、この膨出部73
の上面部には、前記第3の外蓋部材49の流通孔72に連通
し、かつ、第1の外蓋部材47の上側外面に露出した蒸気
口74が開口形成されている。また、前記第3の外蓋部材
49の外周部と第2の外蓋部材48との間には、図7にも示
すようなゴム製の円環状の蓋パッキング75が挟み込まれ
ている。この蓋パッキング75は、図8および図9にも示
すように、固定部76と、前記容器41の環状立上がり部43
に圧接するリップ部77とを有している。前記固定部76
は、第2の外蓋部材48に形成された凹溝48a に、第3の
外蓋部材49の外周縁部に形成された立上がり部78ととも
に圧入されて固定されるものである。さらに、前記第3
の外蓋部材49の流通孔72の周辺部と第2の外蓋部材48の
膨出部73の下側周辺部との間には、ゴム製の円板状の蒸
気口パッキング79が介在させてある。この蒸気口パッキ
ング79は、円筒状になっていて、前記膨出部73内の下部
に圧入されているとともに、この膨出部73の下端部に形
成された段部80と、第3の外蓋部材49の流通孔72の周縁
部に形成された立上がり部81とにより挟まれて固定され
る固定部82を下部に有している。そして、蒸気口パッキ
ング79の上面部には、十字形状の流通孔83が形成されて
いる。さらに、前記第3の外蓋部材49は、その外周部に
おいて、計7本のねじ84,85により第2の外蓋部材48に
固定されているが、蒸気口パッキング79からより離れて
位置した5本のねじ84の締代d1が0.2mm であるのに対し
て、蒸気口パッキング79の両側近傍に位置する2本のね
じ85の締代d2は、0.8mm とより大きくなっている。この
ような構成により、ねじ84,85を締めると、主に第3の
外蓋部材49が締代d1,d2分変形しながら、両パッキング
75,79が第2の外蓋部材48と第3の外蓋部材49との間に
締付けられて固定される。なお、第2の外蓋部材48と第
3の外蓋部材49とを固定するねじ84,85は、計7本に限
るものではないが、7本以外の場合でも、ねじ84,85の
うち蒸気口パッキング79の近傍に位置するねじ85の締代
d2を他のねじ84の締代d1よりも大きくするとよい。
【0012】さらに、前記第3の外蓋部材49の裏面すな
わち上面には、蓋ヒーター91が設けられている。この蓋
ヒーター91は、内部に抵抗線を備え、外被をシリコーン
ゴムまたはガラス編組により被覆したコード状のもので
ある。そして、図12および図13にも示すように、蓋
ヒーター91の放熱を行う放熱板である第3の外蓋部材49
の上面に貼着された両面粘着テープ92上に、蓋ヒーター
91が載せられており、さらに、その上をアルミニウム製
のシート93が覆って、蓋ヒーター91が固定されている。
前記蓋ヒーター91は、これへの給電用のリード線94と接
続子95を介して接続されている。このリード線94は、外
被をガラス編組により被覆し、あるいは、さらにシリコ
ーンワニスを塗布したシリコーンゴム絶縁電線である。
そして、蓋ヒーター91とリード線94との接続部分の充電
金属部は、シリコーンゴムなどからなる絶縁チューブ96
により覆われて、絶縁保護されている。それに加えて、
特に炊飯中外蓋46内に侵入するおそれのある蒸気の侵入
を防ぐための防水加工として、絶縁チューブ96内には、
これとリード線94との間に耐熱性を有するRTVシリコ
ーンゴム97が注入されている。そして、前記リード線94
は、第2の外蓋部材48において蓋パッキング75の内周側
でかつ蒸気口パッキング79の外側の位置に形成されたリ
ード線通孔98を介して第1の外蓋部材57と第2の外蓋部
材58との間の空間部へ導出されている。さらに、前記リ
ード線94は、ヒンジ50部分を通して器本体1側に導入さ
れているが、ヒンジ50においては、一方のヒンジスプリ
ング60に上側から接触する位置に配線されている。そし
て、このヒンジスプリング60に接触する部分および器本
体1側から出る部分において、リード線94の外周側に、
対摩耗性を有する保護部材、例えば、フッ素樹脂(テフ
ロン)テープ99が巻き付けてある。さらに、前記リード
線94は、枠部材5の凹部51内において、器本体1内の電
源ユニット17からのリード線100 に中継コネクター101
を介して接続されている。なお、前記第1の外蓋部材47
と第2の外蓋部材48との間に形成された空間部には断熱
材106 が設けられている。
【0013】つぎに、前記の構成につき、その作用を説
明する。まず、温度ヒューズ21の取付け方法について説
明する。当初、取付具26は、図3に示すように、第1片
部27と第2片部28とが真直ぐになっている。そして、図
2に示すように、まず取付具26の第1片部27のホルダー
部33内に絶縁チューブ22を被せた温度ヒューズ21を収容
した後、ヒンジ部29を折り曲げて第1片部27と第2片部
28とを重ね()、この第2片部28の温度ヒューズ押え
部35をホルダー部33の垂直方向の開口側に位置させる。
これにより、ホルダー部33内の温度ヒューズ21が仮止め
される。なお、アルミニウム板からなる取付具26は強度
的に弱いので、組立て作業をやり直す必要が生じて、ヒ
ンジ部29を何度も折り曲げたような場合、このヒンジ部
29が破断してしまうことがあるが、このようなときで
も、第1片部27の両側縁の爪部32を折り曲げて第2片部
28の両側縁部に引っ掛けることにより、第1片部27と第
2片部28とを正規に重なった状態に保持できる。つい
で、温度ヒューズ21とともに取付具26を器本体1内に取
付けるが、これは、互いに固定された内ケース3および
枠部材5に下部ケース部材4を組付ける前に、内ケース
3および枠部材5を上下逆さにした状態で行う。そし
て、図1に示すように、上下に重なった第1片部27と第
2片部28との挿通孔30,31に上から固定ねじ36を挿通
し、このねじ36を絶縁スペーサー8のねじボス37に螺着
する()。これにより、ねじ36の頭部で押さえ付けら
れて、取付具26の両片部27,28が完全に閉じた状態で器
本体1に固定される。この状態では、ねじ36の締付け力
により、第2片部28の温度ヒューズ押え部35が温度ヒュ
ーズ21をホルダー部33の上(使用時において下)の開口
側から弾性的に押え()、このホルダー部33内に確実
に固定する。これとともに、温度ヒューズ押え部35は、
ホルダー部33に一体に繋がる感熱部34をほぼ水平方向で
内ケース3へ向けて押圧し()、内ケース3のほぼ垂
直な外周面上部である熱伝導部38に弾性力を有する状態
で接触させる。これとともに、感熱部34は、温度ヒュー
ズ押え部35の端面部がストッパーとなることにより、内
ケース3に確実に当接した状態に保たれる。
【0014】以上のような温度ヒューズ21の取付構造に
よれば、つぎのような効果が得られる。まず、組立工程
上、ねじを水平方向に止める操作は、作業性を悪化させ
るが、本実施例においては、温度ヒューズ21用の固定ね
じ36を垂直方向に止められるので、ねじ止めがしやす
く、作業性が良好である。また、このような簡単なねじ
止め操作により、温度ヒューズ21を取付具26に確実に固
定できるとともに、この取付具26の感熱部34を内ケース
3に確実に接触させられる。したがって、製造上各部の
寸法のばらつきが多少あっても、温度ヒューズ21と内ケ
ース3との確実な熱的応答性を確保できる。より詳しく
説明すると、固定ねじ36による締付けにより、取付具26
の温度ヒューズ押え部35が良好な熱伝導効果を得るため
のホルダー部33に温度ヒューズ21を確実に接触した状態
で固定するとともに、同じ温度ヒューズ押え部35が弾性
を有する感熱部34を内ケース3の外周面に弾性力を生じ
させつつかつ離れないように当接させるので、部品の寸
法誤差があっても、これを十分に吸収しながら、温度ヒ
ューズ21と内ケース3との確実な熱的応答性を確保でき
る。しかも、温度ヒューズ21の取付けのための構造は簡
単である。
【0015】つぎに、使用時の動作について説明する。
使用時には、水と米を入れた容器41を内ケース3内に収
容し、外蓋46を閉じる。炊飯時には、主に炊飯ヒーター
14が容器41を加熱するが、胴ヒーター15も容器41を加熱
し、さらに、主に内蓋66への結露防止のため蓋ヒーター
91が内蓋66を加熱する。また、炊飯後の保温時には、胴
ヒーター15および蓋ヒーター91が適宜加熱して、容器41
中のご飯を一定温度に保つ。なお、炊飯および保温中に
は、温度センサー16により検出される容器41の温度など
に基づいてヒーター14,15,91が制御される。また、容
器41内で発生する蒸気は、内蓋66の流通孔71、第3の外
蓋部材49の流通孔72、蒸気口パッキング79内および第2
の外蓋部材48の膨出部73内を通って、蒸気口74から排出
される。このとき、容器41の上部周囲の環状立上がり部
43に蓋パッキング75が当接していることにより、外蓋46
外および内への蒸気の漏れが防がれる。これとともに、
蒸気口パッキング79により、この部分における外蓋46内
への蒸気の漏れが防がれる。こうして、蒸気は、前述の
正規の経路のみを通って、炊飯器外へ排出される。な
お、回転台11があるために、容易に器本体1を水平回転
させられ、これにより、蒸気口74の位置を変えて、これ
より排出される蒸気が部屋の壁などに当たらないように
できる。ところで、炊飯中などに、何らかの異常が生じ
て、温度ヒューズ21の温度が所定値を越えると、この温
度ヒューズ21が溶断して、ヒーター14,15,91が強制的
に断電される。これにより、過熱が防止され、器本体1
の損害が防がれる。その際、前述のように、温度ヒュー
ズ21と内ケース3との確実な熱的応答性が確保されてい
ることにより、温度ヒューズ21は的確に溶断し、過熱が
的確に防止される。
【0016】ところで、蒸気口74は、使用中に触ること
を防ぐために、製品正面よりも後方に位置しており、第
3の外蓋部材49にあっては、その中心よりも外側へずれ
た外周部に近い位置に蒸気の通る流通孔72がある。第3
の外蓋部材49は、蓋ヒーター91の熱伝導をよくするため
などの理由で、アルミニウム製等の金属製となっている
が、流通孔72の周囲の部分の強度は、この流通孔72が開
いているために、他の部分に比べて弱くなる傾向にあ
り、場合によっては、始めから流通孔72の周囲の部分の
水平度が悪化していることがある。そのため、第3の外
蓋部材49を第2の外蓋部材48に固定している7本のねじ
84,85の締代が全て同じであったとすると、第3の外蓋
部材49を第2の外蓋部材48に固定した際の蓋パッキング
75および蒸気口パッキング79に対する締付け力は、流通
孔72部分において弱くなる。その結果、部品の寸法のば
らつきなどにより、炊飯時に、蒸気口パッキング79部分
に生じた隙間から第3の外蓋部材49と第2の外蓋部材48
との間に蒸気が漏れ、さらに、第2の外蓋部材48のリー
ド線通孔98から第1の外蓋部材47内に蒸気が侵入して、
この第1の外蓋部材47の上側外面が熱くなってしまった
り、断熱材106 が水に濡れてその効果が低下したり、外
蓋36内に水が溜まったり、さらにヒンジ50部分を介して
器本体1内に水が垂れてしまったりするなどの問題が生
じる。このような問題は、特に前述のように第3の外蓋
部材49の流通孔72部分の水平度が悪化している場合に顕
著となる。ところが、前記実施例においては、蒸気口パ
ッキング79の両側近傍に位置する2本のねじ85の締代d2
を他のねじ84の締代d1よりも大きくしたので、ねじ84に
よる蓋パッキング75の締付けよりも、ねじ85による蓋パ
ッキング75および蒸気口パッキング79の締付けの方が強
力なものとなる。すなわち、第2の外蓋部材48と第3の
外蓋部材49との間に生じる締付け力は、蓋パッキング75
の他に蒸気口パッキング79を挟んでいる流通孔72の周囲
の部分で、蓋パッキング75のみを挟んでいる他の部分よ
りも大きなものがもとより必要であるが、蓋パッキング
75の両側近傍のねじ85の締代d2をより大きくしたことに
より、ここでより大きな締付け力を生じさせられる。そ
して、例え蓋パッキング75の両側近傍のねじ85を締めた
とき、前述のような強度上の理由により、第3の外蓋部
材49が変形して締付け力が弱くなる傾向になったときで
も、ねじ85の締代d2が他のねじ84の締代d1よりも大きい
ことにより、この締代d1分の変形をさらに越えて蓋パッ
キング75および蒸気口パッキング79を締付けることがで
きる。したがって、外蓋46内などへの蒸気の漏れを確実
に防げ、外蓋46の上側外面が熱くなってしまったり、断
熱材106 が水に濡れてその効果が低下したり、外蓋36内
に水が溜まったり、さらにヒンジ50部分を介して器本体
1内に水が垂れてしまったりするなどの危険を確実に防
げる。
【0017】また、外蓋46内に設けられた蓋ヒーター91
と器本体1内の電源ユニット17とを接続するリード線94
は、もとより外蓋46用のヒンジ50部分を通さなければな
らない。ところが、製品の小形化やデザイン上の都合な
どでヒンジ50を小形化した場合、特にこのヒンジ50の幅
を小さくした場合、このヒンジ50部分でいかにリード線
94の配線スペースを確保するかが問題になる。ヒンジ50
を小形化した場合でも、外蓋46の支持用のシャフト54や
外蓋46の開成用のヒンジスプリング60にリード線94を接
触させれば、その配線は可能である。しかし、シャフト
54やヒンジスプリング60は、金属製であって、かつ、摺
動を伴うものなので、リード線94を接触させると、この
リード線94が摩耗しやすい。したがって、リード線94の
外被は、耐摩耗性を有するものでなければならない。こ
のようなリード線94としては、テフロン外被電線が有効
なものである。すなわち、フッ素樹脂(テフロン)は、
表面の滑り性および耐摩耗性が良好なので、金属製のヒ
ンジスプリング60に接触した状態で外蓋46の開閉が繰り
返されたとしても、リード線94の絶縁被覆が痛んだり、
摩耗によって擦れ滓などが生じるおそれがなくなる。し
かしながら、外被自体がフッ素樹脂からなるテフロン外
被電線は、つぎのような問題を有している。まず、一般
的に耐摩耗性を有するフッ素樹脂は接着性が悪いので、
リード線94をテフロン外被電線とした場合、蓋ヒーター
91とリード線94との接続部分におけるシリコーンゴム97
との接着性が悪くなり、前記接続部分に力が加わったり
すると、リード線94とシリコーンゴム97との間に隙間が
生じ、防水性が悪化するおそれがある。また、不必要な
部分も全てフッ素樹脂となるので、コストが高くなる。
これに対して、前記実施例においては、リード線94に外
被がガラス編組またはシリコーンを含浸させたガラス編
組からなるものを用い、ヒンジスプリング60に接触する
部分および器本体1側から出る部分、すなわち、耐摩耗
性が要求される部分においてのみリード線94にフッ素樹
脂テープ99を巻き付けたので、安価にできる。これとと
もに、蓋ヒーター91とリード線94との接続部分を覆う絶
縁チューブ96内において、リード線94と防水用のシリコ
ーンゴム97との接着状態がよくなるので、組立に際して
のリード線94の引き回し時や使用に際しての外蓋46の開
閉時などに、リード線94に対して外力が作用しても、テ
フロン外被電線の場合のように、リード線94と防水用の
シリコーンゴム97との間に隙間が生じて、防水性が悪化
するようなことがない。したがって、かりに外蓋46内に
蒸気が侵入したようなときでも、絶縁性能が悪化するよ
うなことはない。また、リード線94の外被の厚さは0.2m
m 程度であり、万が一に外被が痛んだ場合には、芯線が
露出して危険であるが、前記実施例においては、リード
線94の外被がフッ素樹脂テープ99の内側にあるので、絶
縁性を確保できる。このフッ素樹脂テープ99により、リ
ード線94が耐摩耗性の悪いシリコーンゴムやガラス編
組を外被としたものであるにもかかわらず、もとより外
蓋46の開閉に伴う絶縁被覆の損傷や摩耗を防げ、絶縁
被覆の損傷に起因する芯線部の電気的短絡や断線などの
危険を防止でき、安全性を確保できることはもちろんで
ある。そして、 0.2mm以下程度の材厚のフッ素樹脂テー
プ99を1重巻程度に巻けば、リード線94の柔軟性を失う
ことなく、すなわち、外蓋46の開閉動作に支障をきたす
ことなく、リード線94を十分に保護できる。実験の結果
によれば、フッ素樹脂テープ99を巻いていない耐摩耗性
の悪いリード線94では、外蓋46の3000回の開閉で断線率
が50%になったのに対して、フッ素樹脂テープ99を巻い
たリード線94では、 30000回の開閉で断線は0であっ
た。なお、前記リード線94の外被の材質は、シリコーン
系やガラス編組系に限定されるものではなく、接着性の
よいものであればよい。
【0018】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、温度ヒューズ21の取付けに本発明の構
成を適用した例について説明したが、温度ヒューズ21以
外の、温度センサーとして利用されるサーミスターなど
の感熱素子の取付けにも本発明の構成を適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、内ケースの水平方向外
周側上部に位置させる感熱素子の取付けのために、上下
方向に重ねられる第1片部と第2片部とからなる取付具
を用い、第1片部に、感熱素子が内部に収容される凹状
のホルダー部と、このホルダー部に一体に繋がる感熱部
とを設け、第2片部に、感熱素子をホルダー部の垂直方
向の開口側から押さえてこのホルダー部に固定するとと
もに感熱部をほぼ水平方向に押圧して内ケースのほぼ垂
直な外周面部に接触させる感熱素子押え部を設け、重な
った第1片部および第2片部をほぼ垂直方向のねじ止め
により器本体に取付けるので、製造上の寸法のばらつき
が多少あっても、感熱素子を取付具に確実に接触させら
れるとともに、この取付具を内ケースに確実に接触させ
られ、したがって、温度ヒューズと内ケースとの確実な
熱的応答性を確保でき、また、それにもかかわらず、温
度ヒューズの取付けのための構造は簡単であり、さら
に、ねじ止めは垂直方向に行えるので、組立作業性がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の一実施例を示す温度ヒューズ
部分の断面図である。
【図2】同上温度ヒューズの取付け方法を示す断面図で
ある。
【図3】同上取付具の斜視図である。
【図4】同上一部を断面にした全体の背面図である。
【図5】同上一部を断面にした全体の底面図である。
【図6】同上全体の断面図である。
【図7】同上パッキングを含めた第3の外蓋部材の底面
図である。
【図8】同上図7のA−A断面図である。
【図9】同上図7のB−B断面図である。
【図10】同上ヒンジ部分の断面図である。
【図11】同上ヒンジ部分の背面図である。
【図12】同上蓋ヒーターとリード線との接続部分の断
面図である。
【図13】同上図12のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 器本体 2 外ケース 3 内ケース 14 炊飯ヒーター(加熱手段15 胴ヒーター(加熱手段) 21 温度ヒューズ(感熱素子) 26 取付具 27 第1片部 28 第2片部 33 ホルダー部 34 感熱部 35 温度ヒューズ押え部(感熱素子押え部) 41 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−154110(JP,A) 実開 平3−92414(JP,U) 実開 昭54−113065(JP,U) 実開 昭62−198638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口した容器と、この容器が内部
    に収容される内ケースを外ケースの内側に内蔵した器本
    体と、この器本体内に設けられ前記容器を加熱する加熱
    手段と、前記内ケースの水平方向外周側上部に配設され
    温度に応じて動作する感熱素子と、この感熱素子を前記
    器本体に取付ける取付具とを備え、この取付具は、上下
    方向に重ねられる第1片部と第2片部とからなるととも
    に、前記第1片部に、前記感熱素子が内部に収容される
    垂直方向に開口した凹状のホルダー部と、このホルダー
    部に一体に繋がる感熱部とを設け、前記第2片部に、前
    記感熱素子を前記ホルダー部の垂直方向の開口側から押
    さえてこのホルダー部に固定するとともに前記感熱部を
    ほぼ水平方向に押圧して前記内ケースのほぼ垂直な外周
    面部に接触させる感熱素子押え部を設けてなり、重なっ
    た前記第1片部および第2片部をほぼ垂直方向のねじ止
    めにより前記器本体に取付けたことを特徴とする炊飯
    器。
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