JP3506658B2 - 炊飯器などの電気器具におけるプラグ孔のカバー構造 - Google Patents
炊飯器などの電気器具におけるプラグ孔のカバー構造Info
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- JP3506658B2 JP3506658B2 JP2000148541A JP2000148541A JP3506658B2 JP 3506658 B2 JP3506658 B2 JP 3506658B2 JP 2000148541 A JP2000148541 A JP 2000148541A JP 2000148541 A JP2000148541 A JP 2000148541A JP 3506658 B2 JP3506658 B2 JP 3506658B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は本体内部にコードリ
ールを収容し、収容したコードリールに巻き取られるコ
ードのプラグを器外に引き出すために、本体底部に比較
的大きなプラグ孔を穿設する炊飯器などの電気器具であ
って、コードリールの組み立て後に前記プラグ孔を覆う
プラグ孔のカバー構造に関する発明である。
ールを収容し、収容したコードリールに巻き取られるコ
ードのプラグを器外に引き出すために、本体底部に比較
的大きなプラグ孔を穿設する炊飯器などの電気器具であ
って、コードリールの組み立て後に前記プラグ孔を覆う
プラグ孔のカバー構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】本体内部にコードリールを収容する電気
器具では、コードリールを組み立てた後にコードリール
に巻き取られるコードのプラグ部分を器外に引き出すた
めに比較的大きなプラグ孔を穿設しておく必要がある。
一方、この大きなプラグ孔が開口したままでは、外観上
の見栄えを損なうとともにプラグが器内に引き込まれて
しまう。そのため、従来の炊飯器などの本体内部にコー
ドリールを収容する電気器具においては、コードリール
を本体内部に組み立てコードリールを引き出した後にプ
ラグ孔を覆うために、コードを引き出すための小さな孔
を備えたプラグ孔カバーを装着していた。
器具では、コードリールを組み立てた後にコードリール
に巻き取られるコードのプラグ部分を器外に引き出すた
めに比較的大きなプラグ孔を穿設しておく必要がある。
一方、この大きなプラグ孔が開口したままでは、外観上
の見栄えを損なうとともにプラグが器内に引き込まれて
しまう。そのため、従来の炊飯器などの本体内部にコー
ドリールを収容する電気器具においては、コードリール
を本体内部に組み立てコードリールを引き出した後にプ
ラグ孔を覆うために、コードを引き出すための小さな孔
を備えたプラグ孔カバーを装着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、大きな
プラグ孔を別部材のプラグ孔カバーで覆う方法では、部
品点数が増えるとともにその組み立て工程が必要なため
コストアップの一因となっていた。このような実情に鑑
み、本発明は新規なプラグ孔のカバー構造を提供し、部
品点数を減らすことによってコストダウンをはかること
を目的とするものである。
プラグ孔を別部材のプラグ孔カバーで覆う方法では、部
品点数が増えるとともにその組み立て工程が必要なため
コストアップの一因となっていた。このような実情に鑑
み、本発明は新規なプラグ孔のカバー構造を提供し、部
品点数を減らすことによってコストダウンをはかること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】電気炊飯器などの電気器
具には、本体1内部にコードリール8を収容するととも
に、本体上端部に開閉自在の蓋7を設けたものがある。
この場合、本体底部にコードリールを組み立てた後に、
コードリール8に巻き取られるコードのプラグ9を器外
に引き出すために比較的大きなプラグ孔16を穿設してい
る。また、本体上端部に開閉自在の蓋7を装着する場
合、本体1と蓋7とのヒンジ部分をヒンジカバー14によ
って覆っている。本発明は、本体1内部にコードリール
8を縦位置に収容するとともに、本体上端部に開閉自在
の蓋7を設け、本体底部にコードリール8に巻き取られ
るコードのプラグ9を通過させるためのプラグ孔 16 を穿
設した炊飯器などの電気器具において、本体内部にヒン
ジカバー14の一部にプラグ孔カバー部17を形成し、ヒン
ジカバー14を装着することによって同時にプラグ孔をも
覆うようにする。これによって、従来用いられていた別
部材のプラグ孔カバーを省略する。
具には、本体1内部にコードリール8を収容するととも
に、本体上端部に開閉自在の蓋7を設けたものがある。
この場合、本体底部にコードリールを組み立てた後に、
コードリール8に巻き取られるコードのプラグ9を器外
に引き出すために比較的大きなプラグ孔16を穿設してい
る。また、本体上端部に開閉自在の蓋7を装着する場
合、本体1と蓋7とのヒンジ部分をヒンジカバー14によ
って覆っている。本発明は、本体1内部にコードリール
8を縦位置に収容するとともに、本体上端部に開閉自在
の蓋7を設け、本体底部にコードリール8に巻き取られ
るコードのプラグ9を通過させるためのプラグ孔 16 を穿
設した炊飯器などの電気器具において、本体内部にヒン
ジカバー14の一部にプラグ孔カバー部17を形成し、ヒン
ジカバー14を装着することによって同時にプラグ孔をも
覆うようにする。これによって、従来用いられていた別
部材のプラグ孔カバーを省略する。
【0005】従来用いられていた別部材のプラグ孔カバ
ーを省略する別の方法として、プラグ孔16に隣接する本
体1の一部、例えばプラグ孔16の一つの辺から弱化線18
によって連続するヒンジ孔カバー部17を形成しておき、
本体内部にコードリール8を組み立てた後、ヒンジ孔カ
バー部17を折曲して本体底部に開口する大きなプラグ孔
16を覆うようにしてもよい。これによって、別部材のプ
ラグカバーを装着することなくプラグ孔16を覆うことが
できる。
ーを省略する別の方法として、プラグ孔16に隣接する本
体1の一部、例えばプラグ孔16の一つの辺から弱化線18
によって連続するヒンジ孔カバー部17を形成しておき、
本体内部にコードリール8を組み立てた後、ヒンジ孔カ
バー部17を折曲して本体底部に開口する大きなプラグ孔
16を覆うようにしてもよい。これによって、別部材のプ
ラグカバーを装着することなくプラグ孔16を覆うことが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る炊飯器などの
電気器具におけるプラグ孔のカバー構造の実施の形態を
添付の図に基づいて説明する。図1は、一部を切欠して
示す炊飯器の側面図、図2は図1に示す炊飯器であっ
て、背部のみを示す分解斜視図である。
電気器具におけるプラグ孔のカバー構造の実施の形態を
添付の図に基づいて説明する。図1は、一部を切欠して
示す炊飯器の側面図、図2は図1に示す炊飯器であっ
て、背部のみを示す分解斜視図である。
【0007】図1に示す炊飯器は、底体2と胴3で構成
する本体1の内部に釜4を収容し、釜4を支受する態様
で配置した保護枠5に設けたコイル6によって釜5を電
磁誘導加熱によって加熱するものである。本体1の上端
開放部には、背部を支点として開閉する蓋7を配置し、
蓋7に装着した内蓋7aによって釜を密閉し炊飯の調理を
行うことができるようにしている。
する本体1の内部に釜4を収容し、釜4を支受する態様
で配置した保護枠5に設けたコイル6によって釜5を電
磁誘導加熱によって加熱するものである。本体1の上端
開放部には、背部を支点として開閉する蓋7を配置し、
蓋7に装着した内蓋7aによって釜を密閉し炊飯の調理を
行うことができるようにしている。
【0008】本体1の底部、具体的には側面背部にコー
ドリール8を縦位置に収容し、このコードリール8に巻
き取られるコードのプラグ9を底体2の背部から器外に
引き出している。すなわち本体底部、図示例では底体2
の一部に、少なくとも前記プラグを通過させることがで
きる比較的大きなプラグ孔16を穿設している。縦位置に
配置するコードリール8は、コードリールの一部に形成
した突起8aを底体2の係止孔10に係止させるとともに、
胴3を組み立てることによって底体2と胴3の一部とで
コードリール8を挟持させている。本体1と蓋7は、背
部において軸11によって開閉自在に軸支し、ヒンジバネ
12によって常時開放方向に付勢させるとともに、蓋7の
先端部分を図示していないロック爪によって閉蓋状態を
維持できるようにし、ロックボタン13によってロック爪
を掛脱することによって自由に蓋を開閉することができ
る。
ドリール8を縦位置に収容し、このコードリール8に巻
き取られるコードのプラグ9を底体2の背部から器外に
引き出している。すなわち本体底部、図示例では底体2
の一部に、少なくとも前記プラグを通過させることがで
きる比較的大きなプラグ孔16を穿設している。縦位置に
配置するコードリール8は、コードリールの一部に形成
した突起8aを底体2の係止孔10に係止させるとともに、
胴3を組み立てることによって底体2と胴3の一部とで
コードリール8を挟持させている。本体1と蓋7は、背
部において軸11によって開閉自在に軸支し、ヒンジバネ
12によって常時開放方向に付勢させるとともに、蓋7の
先端部分を図示していないロック爪によって閉蓋状態を
維持できるようにし、ロックボタン13によってロック爪
を掛脱することによって自由に蓋を開閉することができ
る。
【0009】本体1と蓋7のヒンジ機構は特に限定され
るものではないが、図示実施形態のヒンジ機構では軸11
やヒンジバネ12などの内部機構が露出することになる。
そのため、ヒンジカバー14を本体1、具体的には胴3に
ビス15止めすることによってヒンジ部分を覆うようにし
ている。ヒンジカバー14は、本体上部のヒンジ部分のみ
を覆う大きさではなく、下方に延長して底体2に穿設し
たプラグ孔16をも覆うようにしている。すなわち、ヒン
ジカバー14の一部にプラグ孔カバー部17を形成してお
き、このプラグ孔カバー部17によって大きなプラグ孔16
を覆う。プラグ孔カバー部17は、プラグ孔16を完全に閉
塞するようなものではなく、少なくともプラグ孔16の一
部を覆い、コードが通過しかつプラグ9が本体内部に引
き込まれない小さなコード孔が形成される形状としてお
く。
るものではないが、図示実施形態のヒンジ機構では軸11
やヒンジバネ12などの内部機構が露出することになる。
そのため、ヒンジカバー14を本体1、具体的には胴3に
ビス15止めすることによってヒンジ部分を覆うようにし
ている。ヒンジカバー14は、本体上部のヒンジ部分のみ
を覆う大きさではなく、下方に延長して底体2に穿設し
たプラグ孔16をも覆うようにしている。すなわち、ヒン
ジカバー14の一部にプラグ孔カバー部17を形成してお
き、このプラグ孔カバー部17によって大きなプラグ孔16
を覆う。プラグ孔カバー部17は、プラグ孔16を完全に閉
塞するようなものではなく、少なくともプラグ孔16の一
部を覆い、コードが通過しかつプラグ9が本体内部に引
き込まれない小さなコード孔が形成される形状としてお
く。
【0010】以上述べた構造によって、ヒンジカバー14
をビス15止めする一つの組み立て工程によって、底体に
穿設した大きなプラグ孔16を覆うことができるととも
に、プラグ孔16を覆うために従来用いられていたプラグ
孔カバーを省略することが可能となる。図1,図2に示
す実施形態では、ヒンジカバー14にプラグ孔カバー部17
を形成しておき、ヒンジカバー14を装着することによっ
てプラグ孔16をも覆うことができるようにしている。プ
ラグ孔カバーを省略する別の方法として、図3に示すよ
うにプラグ孔カバー部17を本体の一部に形成しておくこ
ともできる。すなわち、プラグ孔16に隣接する本体の一
部に弱化線18によって連続する態様で胴又は底体といっ
た本体1の一部にプラグ孔カバー部17を成型しておき、
本体1の内部にコードリール8を組み立てた後にプラグ
孔カバー部17を折曲してプラグ孔16を覆うようにする。
をビス15止めする一つの組み立て工程によって、底体に
穿設した大きなプラグ孔16を覆うことができるととも
に、プラグ孔16を覆うために従来用いられていたプラグ
孔カバーを省略することが可能となる。図1,図2に示
す実施形態では、ヒンジカバー14にプラグ孔カバー部17
を形成しておき、ヒンジカバー14を装着することによっ
てプラグ孔16をも覆うことができるようにしている。プ
ラグ孔カバーを省略する別の方法として、図3に示すよ
うにプラグ孔カバー部17を本体の一部に形成しておくこ
ともできる。すなわち、プラグ孔16に隣接する本体の一
部に弱化線18によって連続する態様で胴又は底体といっ
た本体1の一部にプラグ孔カバー部17を成型しておき、
本体1の内部にコードリール8を組み立てた後にプラグ
孔カバー部17を折曲してプラグ孔16を覆うようにする。
【0011】図3に示す実施形態では、底体2の側壁で
あってプラグ孔16の一辺に、弱化線18で連続する態様で
プラグ孔カバー部17を成型しておき、コードリール8を
組み立てた後に弱化線18でプラグ孔カバー部17を折曲
し、二点鎖線で示すようにプラグ孔16を覆うようにして
いる。プラグ孔カバー部17には、コードリール8に巻き
取られるコードが通過し、プラグ9が本体内部に引き込
まれない大きさのコード孔17a が形成されている。プラ
グ孔カバー部17は、折曲することによって本体1の一部
に係合し組み立て状態が維持されるようにしてもよい
が、ヒンジカバー14によって固定し折曲した状態が維持
されるようにしてもよい。
あってプラグ孔16の一辺に、弱化線18で連続する態様で
プラグ孔カバー部17を成型しておき、コードリール8を
組み立てた後に弱化線18でプラグ孔カバー部17を折曲
し、二点鎖線で示すようにプラグ孔16を覆うようにして
いる。プラグ孔カバー部17には、コードリール8に巻き
取られるコードが通過し、プラグ9が本体内部に引き込
まれない大きさのコード孔17a が形成されている。プラ
グ孔カバー部17は、折曲することによって本体1の一部
に係合し組み立て状態が維持されるようにしてもよい
が、ヒンジカバー14によって固定し折曲した状態が維持
されるようにしてもよい。
【0012】高機能の電気炊飯器として、近年高圧状態
で炊飯することができるものが圧力式として知られるよ
うになった。この種炊飯器では、蓋に大きな内圧が作用
するため、先端にフック状の支持部20を形成したヒンジ
金具19を本体にしっかりと固定し、軸11が上方に移動す
ることを防止することによって大きな内圧に耐えること
ができるようにしている。従来のヒンジ金具は、外向き
の斜め下方に向けて開口するフック状の支持部20を備え
ていたため、大きく傾けて下からヒンジ金具の支持部を
軸11に引っ掛けた後ヒンジ金具を正位置に回動させて装
着する必要があった。したがって、ヒンジ金具の回動軌
跡上にあたる本体の一部に、例えばヒンジ金具の突出部
分を回動させることができるように孔を設ける必要が生
じ、それだけ強度が落ちるとともに組み立て作業にも手
数を要していた。
で炊飯することができるものが圧力式として知られるよ
うになった。この種炊飯器では、蓋に大きな内圧が作用
するため、先端にフック状の支持部20を形成したヒンジ
金具19を本体にしっかりと固定し、軸11が上方に移動す
ることを防止することによって大きな内圧に耐えること
ができるようにしている。従来のヒンジ金具は、外向き
の斜め下方に向けて開口するフック状の支持部20を備え
ていたため、大きく傾けて下からヒンジ金具の支持部を
軸11に引っ掛けた後ヒンジ金具を正位置に回動させて装
着する必要があった。したがって、ヒンジ金具の回動軌
跡上にあたる本体の一部に、例えばヒンジ金具の突出部
分を回動させることができるように孔を設ける必要が生
じ、それだけ強度が落ちるとともに組み立て作業にも手
数を要していた。
【0013】これに対し、図5に示すヒンジ金具19は、
内向きに開口させたフック状の支持部20を金具本体21か
ら突出させている。したがって、図4に二点鎖線で示す
位置にヒンジ金具19を組み立てる場合に、ヒンジ金具を
背部からほぼ水平方向に移動させることによって装着す
ることができる。そのため、本体のヒンジ金具取付部に
大きな孔を穿つ必要がない。なお、図5に示すヒンジ金
具本体21には、前方に向けて突出する水平部21a を形成
しこの水平部21a が本体の内部に入り込むようにしてい
る(図4参照)。ヒンジ金具21は、図2に示すようにビ
ス22によって本体(胴)にしっかりと固定される。図面
上の29は、ヒンジ金具に設けたビス孔である。
内向きに開口させたフック状の支持部20を金具本体21か
ら突出させている。したがって、図4に二点鎖線で示す
位置にヒンジ金具19を組み立てる場合に、ヒンジ金具を
背部からほぼ水平方向に移動させることによって装着す
ることができる。そのため、本体のヒンジ金具取付部に
大きな孔を穿つ必要がない。なお、図5に示すヒンジ金
具本体21には、前方に向けて突出する水平部21a を形成
しこの水平部21a が本体の内部に入り込むようにしてい
る(図4参照)。ヒンジ金具21は、図2に示すようにビ
ス22によって本体(胴)にしっかりと固定される。図面
上の29は、ヒンジ金具に設けたビス孔である。
【0014】ヒンジ金具19を装着したヒンジ部分には、
図4に示すように露出するヒンジの内部機構を覆うヒン
ジカバー14をビス15によって固定する。そのため、胴3
のヒンジ部にはヒンジカバー14のビス止めのためにボス
23を形成している。一方、ヒンジ金具には装着の際にボ
ス23が邪魔にならないように貫通孔24を穿設し、ボス23
が貫通孔24に嵌まり込むようにしている。これにより、
ヒンジ金具を装着した後にヒンジカバー14をビス止めす
ることができるとともに、ボス23がボス孔24に嵌まり込
むことによってヒンジ金具の位置決め効果を奏する。
図4に示すように露出するヒンジの内部機構を覆うヒン
ジカバー14をビス15によって固定する。そのため、胴3
のヒンジ部にはヒンジカバー14のビス止めのためにボス
23を形成している。一方、ヒンジ金具には装着の際にボ
ス23が邪魔にならないように貫通孔24を穿設し、ボス23
が貫通孔24に嵌まり込むようにしている。これにより、
ヒンジ金具を装着した後にヒンジカバー14をビス止めす
ることができるとともに、ボス23がボス孔24に嵌まり込
むことによってヒンジ金具の位置決め効果を奏する。
【0015】高機能の電気炊飯器の一態様として、表示
手段や操作手段を蓋の上面に配置する場合がある。この
ようなものでは、制御のために蓋内のフラットケーブル
25に対して本体側のフラットケーブル26を接続する必要
が生じる。蓋内のフラットケーブル25はヒンジ部分から
器外に導出し、中継基板27を介して本体内部から導出さ
れるフラットケーブル26と接続する。この際、炊飯時の
凝結水などの水分が蓋内から導出されるフラットケーブ
ル25を伝って流れ出す可能性がある。そこで、フラット
ケーブル25を伝って流れ出した水分が中継基板27にかか
らないように工夫した構造の一例を図6及び図7に示し
ている。
手段や操作手段を蓋の上面に配置する場合がある。この
ようなものでは、制御のために蓋内のフラットケーブル
25に対して本体側のフラットケーブル26を接続する必要
が生じる。蓋内のフラットケーブル25はヒンジ部分から
器外に導出し、中継基板27を介して本体内部から導出さ
れるフラットケーブル26と接続する。この際、炊飯時の
凝結水などの水分が蓋内から導出されるフラットケーブ
ル25を伝って流れ出す可能性がある。そこで、フラット
ケーブル25を伝って流れ出した水分が中継基板27にかか
らないように工夫した構造の一例を図6及び図7に示し
ている。
【0016】すなわち、ヒンジ部の下方において本体
1、図示例では胴2の一部に、図7に示すようなL字状
の庇28を形成しておき、この庇の内部に中継基板27を配
置しておく。その状態で、蓋内から導出されたフラット
ケーブル25を庇28の下端開放部から庇28内に導入し中継
基板27の上部に接続する。一方、本体内部から導出され
るフラットケーブル26を中継基板27の下部に接続する。
これにより、フラットケーブル25には下から上に折り返
すトラップ部が形成され、中継基板27への水の進入を防
止することができる。
1、図示例では胴2の一部に、図7に示すようなL字状
の庇28を形成しておき、この庇の内部に中継基板27を配
置しておく。その状態で、蓋内から導出されたフラット
ケーブル25を庇28の下端開放部から庇28内に導入し中継
基板27の上部に接続する。一方、本体内部から導出され
るフラットケーブル26を中継基板27の下部に接続する。
これにより、フラットケーブル25には下から上に折り返
すトラップ部が形成され、中継基板27への水の進入を防
止することができる。
【0017】本体側のフラットケーブル26は、底体2も
しくは胴に形成した孔部から本体内部に導入されるが、
フラットケーブル25及び26は少なくとも一部が器外に露
出することになる。そこで、本発明に係るヒンジカバー
14によってフラットケーブル25及び26の器外に露出して
いる部分を覆うようにする。すなわち、以上述べた実施
形態のヒンジカバー14は、ヒンジ部分を覆う機能の他
に、底体のプラグ孔16を覆う機能と、フラットケーブル
25,26を覆う機能を兼用することになる。
しくは胴に形成した孔部から本体内部に導入されるが、
フラットケーブル25及び26は少なくとも一部が器外に露
出することになる。そこで、本発明に係るヒンジカバー
14によってフラットケーブル25及び26の器外に露出して
いる部分を覆うようにする。すなわち、以上述べた実施
形態のヒンジカバー14は、ヒンジ部分を覆う機能の他
に、底体のプラグ孔16を覆う機能と、フラットケーブル
25,26を覆う機能を兼用することになる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の炊飯器などの電
気器具におけるプラグ孔のカバー構造によれば、ヒンジ
部分を覆うヒンジカバーを装着することによって同時に
本体の一部に穿設されているプラグ孔を覆い、従来使用
していた別部品としてのプラグ孔カバーを省略すること
ができる。したがって、部品点数をそれだけ減少させる
ことができるとともに、その組み立て工程を必要としな
いためコストダウンをはかることができる効果がある。
気器具におけるプラグ孔のカバー構造によれば、ヒンジ
部分を覆うヒンジカバーを装着することによって同時に
本体の一部に穿設されているプラグ孔を覆い、従来使用
していた別部品としてのプラグ孔カバーを省略すること
ができる。したがって、部品点数をそれだけ減少させる
ことができるとともに、その組み立て工程を必要としな
いためコストダウンをはかることができる効果がある。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様に部品点数を減少させコストダウンをは
かることができるとともに、ヒンジカバーを装着しない
電気器具や、ヒンジカバー装着部から離れた部分にプラ
グ孔が穿設される形態の電気器具においてもプラグカバ
ーを省略することができる。
載の発明と同様に部品点数を減少させコストダウンをは
かることができるとともに、ヒンジカバーを装着しない
電気器具や、ヒンジカバー装着部から離れた部分にプラ
グ孔が穿設される形態の電気器具においてもプラグカバ
ーを省略することができる。
【図1】本発明を炊飯器に応用した実施形態を示すもの
であって、一部を切欠して示す炊飯器全体の側面図、
であって、一部を切欠して示す炊飯器全体の側面図、
【図2】図1の炊飯器における背部のみを示す分解斜視
図、
図、
【図3】プラグ孔を覆うプラグ孔カバーを本体の一部に
形成した実施形態を示す部分断面図、
形成した実施形態を示す部分断面図、
【図4】図1に示す炊飯器のヒンジ部分のみの断面図、
【図5】ヒンジ金具の一例を示す斜視図、
【図6】ヒンジ部におけるフラットケーブルの接続状態
を示す背面図、
を示す背面図、
【図7】図6のVII −VII 線断面図。
1…本体、 2…底体、 3…胴、 4…釜、 5…保
護枠、 6…コイル、7…蓋、 8…コードリール、
9…プラグ、 10…係止孔、 11…軸、 12…ヒンジバ
ネ、 13…ロックボタン、 14…ヒンジカバー、 15…
ビス、 16…プラグ孔、 17…プラグ孔カバー部、 18
…弱化線、 19…ヒンジ金具、 20…支持部、 21…金
具本体、 22…ビス、 23…ボス、 24…貫通孔、 2
5,26…フラットケーブル、 27…中継基板、 28…
庇。
護枠、 6…コイル、7…蓋、 8…コードリール、
9…プラグ、 10…係止孔、 11…軸、 12…ヒンジバ
ネ、 13…ロックボタン、 14…ヒンジカバー、 15…
ビス、 16…プラグ孔、 17…プラグ孔カバー部、 18
…弱化線、 19…ヒンジ金具、 20…支持部、 21…金
具本体、 22…ビス、 23…ボス、 24…貫通孔、 2
5,26…フラットケーブル、 27…中継基板、 28…
庇。
Claims (2)
- 【請求項1】本体内部にコードリールを縦位置に収容す
るとともに、本体上端部に開閉自在の蓋を設け、本体底
部にコードリールに巻き取られるコードのプラグを通過
させるためのプラグ孔を穿設した炊飯器などの電気器具
において、本体と蓋とのヒンジ部分を覆うヒンジカバー
の一部にプラグ孔カバー部を形成し、該プラグ孔カバー
部によって本体底部に穿設した前記プラグ孔を覆うこと
を特徴とする炊飯器などの電気器具におけるプラグ孔の
カバー構造。 - 【請求項2】本体内部にコードリールを縦位置に収容す
るとともに、本体底部にコードリールに巻き取られるコ
ードのプラグを通過させるためのプラグ孔を穿設した炊
飯器などの電気器具において、プラグ孔に隣接する本体
の一部に弱化線によって連続させたプラグ孔カバー部を
形成し、本体底部にコードリールを組み立てた後にプラ
グ孔カバー部を折曲して本体底部に開口する前記プラグ
孔を覆うことを特徴とする炊飯器などの電気器具におけ
るプラグ孔のカバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148541A JP3506658B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 炊飯器などの電気器具におけるプラグ孔のカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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