JP3468157B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3468157B2
JP3468157B2 JP10775299A JP10775299A JP3468157B2 JP 3468157 B2 JP3468157 B2 JP 3468157B2 JP 10775299 A JP10775299 A JP 10775299A JP 10775299 A JP10775299 A JP 10775299A JP 3468157 B2 JP3468157 B2 JP 3468157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器に係り、詳
しくは、内鍋の蓋を加熱する構造としながら、カバー蓋
を丸洗いできるように取外し自在とされた炊飯器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の炊飯器の一例が特許公報第26
38455号に記載されている。その炊飯器は、図12
に示すように、本体器71の上面に、アーム体72とカ
バー蓋73とを相互に組付けた構成の蓋体74が取付け
られている。アーム体72は、上面略中央の領域から後
方に延びる形状で形成され、その後端部で本体器71に
枢支されている。カバー蓋73は、アーム体72の前部
および両サイドを囲う形状で形成され、図13に示すよ
うに、上記アーム体72に下側から組付けて係止させる
ことにより、このアーム体72と一体に開閉動作を生じ
るようになっている。
【0003】本体器71内には、図14に示すように、
内部に装着された内鍋75を底部側から加熱するため、
複数のシーズヒータ76が埋め込まれた熱盤タイプのメ
インヒータ77が底部側に配置されている。一方、前記
蓋体74のカバー蓋73には、内鍋75の上面開口を覆
う放熱板78が取付けられている。また、内鍋75の中
心線よりもやや後端(図において右端)側の位置に、内
鍋75内で発生する蒸気を外部に逃がす調圧部79が、
アーム体72を貫通して上方に延びる形状で設けられて
いる。そして、アーム体72における上記調圧部79回
りに蓋ヒータ80が設けられ、この蓋ヒータ80によっ
て放熱板78を適当な温度に加熱し得るようになってい
る。このように、蓋ヒータ80を調圧部79の周りに配
備することで、保温時の温度むらを極力無くせるととも
に、蓋ヒータ80をアーム体72における後端側の枢支
部に近づけたことで、蓋ヒータ80のリード線の短縮化
が図れる等の利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、主と
して炊き上げ後の保温時の温度むら回避に主眼を置いた
ものであったため、炊飯時について考えた場合には一考
の余地が残されている。すなわち、炊飯時には、内鍋7
5をその下方に配置したメインヒータ77で加熱すると
ともに、蓋ヒータ80で内鍋75の蓋である放熱板78
も加熱することにより、内鍋75における上下部位での
温度差を少なくして良好な加熱条件を得るようにしてあ
るが、蓋ヒータ80をアーム体72の枢支部に近接配置
すると、放熱板78に対しても蓋ヒータ80が端に寄っ
た状態になり、このため、加熱時における放熱板78の
温度均一化については改善の余地が残されていた。
【0005】本発明の目的は、カバー蓋を本体器に対し
て取外しできる構造、及び蓋ヒータで内鍋の蓋も加熱で
きる構造を備えながら、炊飯時における加熱むらを改善
してより熱的条件の良い炊飯器を得る点にある。又、ア
ーム体とカバー蓋との連結構造部の見直しによる軽量化
や、合理化等も目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 第1発明は、内鍋を収容する本体器と、本体器の一側に
枢支されるアーム体と、アーム体に対して着脱自在に装
備されて本体器の蓋となるカバー蓋と、アーム体に装備
される蓋ヒータとを備えてある炊飯器において、アーム
体を、内鍋の開口直径線上のほぼ中央部または中央部を
越える位置まで延設して、このアーム体に、蓋ヒータを
内鍋の開口のほぼ中央部に位置するように設けるととも
に、内鍋内の蒸気を外部に逃がす調圧部をこのアーム体
の本体器への枢支部と蓋ヒータとの間に位置するように
設け、アーム体の支持アームと、カバー蓋の軸部との嵌
合構造によって、カバー蓋を軸部周りの回動によってア
ーム体に対して昇降揺動できる引掛け機構を構成してあ
ことを特徴としている。
【0007】第2発明は、内鍋を収容する本体器と、本
体器の一側に枢支されるアーム体と、アーム体に対して
着脱自在に装備されて本体器の蓋となるカバー蓋と、ア
ーム体に装備される蓋ヒータとを備えてある炊飯器にお
いて、アーム体を、内鍋の開口直径線上のほぼ中央部ま
たは中央部を越える位置まで延設して、このアーム体
に、蓋ヒータを内鍋の開口のほぼ中央部に位置するよう
に設けるとともに、内鍋内の蒸気を外部に逃がす調圧部
をこのアーム体の本体器への枢支部と蓋ヒータとの間に
位置するように設け、内鍋の蓋となる放熱板をカバー蓋
に備えて、調圧部が放熱板上に配置され、放熱板に形成
された複数の通気孔を通って内鍋内の蒸気を調圧部に導
くように構成してあることを特徴とする。
【0008】第3発明は、内鍋を収容する本体器と、本
体器の一側に枢支されるアーム体と、アーム体に対して
着脱自在に装備されて本体器の蓋となるカバー蓋と、ア
ーム体に装備される蓋ヒータとを備えてある炊飯器にお
いて、アーム体を、内鍋の開口直径線上のほぼ中央部ま
たは中央部を越える位置まで延設して、このアーム体
に、蓋ヒータを内鍋の開口のほぼ中央部に位置するよう
に設けるとともに、内鍋内の蒸気を外部に逃がす調圧部
をこのアーム体の本体器への枢支部と蓋ヒータとの間に
位置するように設け、カバー蓋に、アーム体を入り込ま
せるための下方に凹入した装填部を設けるとともに、ア
ーム体における蓋ヒータ部分を放熱板の上面に当接させ
る接当孔を装填部に形成し、カバー蓋とアーム体とを、
装填部における長手方向の一端側に形成した軸部と、軸
部を下方から受け止めるべくアーム体に形成された支持
アームとで成る引掛け機構、及び装填部に備えたロック
機構とで連結一体化させてあることを特徴とする。
【0009】〔作用・効果〕 請求項1〜3の構成によれば、アーム体を内鍋の開口直
径線上のほぼ中央部または中央部を越える位置まで延設
して、蓋ヒータを内鍋の開口のほぼ中央に位置させたの
で、蓋ヒータが内鍋開口の端に寄って位置する従来のも
のに比べて、蓋ヒータ作動時の加熱による温度分布の均
一化が促進され、より温度むらの少ない状態で内鍋開口
に対して加熱できるようになる。
【0010】一般に、炊飯スイッチや表示パネル等の操
作部は、取扱いを考慮した構造上、カバー蓋の開閉部、
すなわちアーム体の枢支部と反対側に配置するようにな
るから、調圧部を蓋ヒータとアーム体枢支部との間に配
置すれば、該調圧部と操作部との間隔を無理なく遠ざけ
ることができ、炊飯時に吹き出す蒸気と手指等との干渉
おそれをより少なくすることができる。
【0011】つまり、調圧部は必ずしも内鍋開口の中央
に無ければならいというものではなく、多少端に寄って
も十分機能するものであることの認識に基づくことによ
り、加熱時における温度分布の均一化を図るべく蓋ヒー
タを内鍋開口の中央に寄せることが想起できたのであ
る。又、蓋ヒータが内鍋開口の中央に寄ることは、保温
時の温度むらも少なくできて好都合であるとともに、ヒ
ータ面積(発熱面積)を従来よりも大きくすることがで
き、内鍋の大容量化に対応し易いとか炊飯の迅速化が行
えるようにもなる。
【0012】請求項1の構成によれば、アーム体の支持
アームと、カバー蓋の軸部との嵌合構造によって、カバ
ー蓋を軸部周りの回動によってアーム体に対して昇降揺
動できる引掛け機構を構成してあるから、カバー蓋を軸
部周りの回動によってアーム体から相対的に下げ揺動さ
せたり、軸部周りでカバー蓋をアーム体に対して持ち上
げ揺動させることができる。
【0013】請求項2の構成によれば、放熱板上に調圧
部を配置し、放熱板に形成された通気孔を通って内鍋内
の蒸気を調圧部に導くように構成したので、元々蓋カバ
ーとは別部品である放熱板を使って蒸気通路を形成する
ことができ、別途、蒸気通路用の部品を設ける必要が無
くなる。又、その複数の蒸気通路は、放熱板としての端
部に位置するようになるので、放熱板の温度変化部分を
小さな範囲に収めることが可能になり、蓋ヒータの加熱
作用を極力均一な状態にすることの妨げとなり難い点で
好都合である。その結果、蓋ヒータによる極力均一な加
熱作用を得ながら、蒸気逃がし用の調圧部を廉価に構成
できる利点がある。
【0014】請求項3の構成によれば、アーム体装填用
として下方に凹入した装填部をカバー蓋に設け、アーム
体の蓋ヒータ部分を放熱板の上面に当接させる接当孔を
装填部に形成したので、蓋ヒータの熱を効率よく放熱板
に伝導できるとともに、アーム体からカバー蓋を取外し
た状態では、接当孔から放熱板の中心部分の上面が露呈
されるので、点検や清掃等のメインテナンスが行い易
い。詰まり、蓋ヒータの熱を効率よく放熱板に伝導でき
るとともに、放熱板部分の点検や清掃等のメインテナン
ス操作に便利となるようにできた。
【0015】そして、カバー蓋に形成した軸部と、アー
ム体に形成された支持アームとで成る引掛け機構と、ロ
ック機構との2箇所の機構でアーム体とカバー蓋とをし
っかりと相対連結固定できる。支持アームは軸部を下方
から受け止めるので、ロック機構を解除しても、直ちに
引掛け機構も解除されることにはならないので、カバー
蓋をアーム体から外した勢いで落としてしまう不都合が
生じ難いようになる。その結果、外したカバー蓋を誤っ
て落としてしまう等の不都合が生じ難くなって、取扱い
し易い状態でアーム体に対してカバー蓋を着脱できる利
点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1、図2及び図11に炊飯器
の全体図が示され、本体器1内に内鍋3を収容し、本体
器1の後部にヒンジ軸4により枢支した蓋体5により、
内鍋3及び本体器1の開口部3a,1aを同時に開閉す
る蓋となるように構成してある。
【0017】本体器1は、金属製の内ケース7と合成樹
脂製の外装ケース8とで構成されている。外装ケース8
は、有底の本体8a、及び肩部材8bとを胴継ぎ連結し
て構成されている。内ケース7は、上端の外向きフラン
ジ7aを、肩部材8bが形成する本体器開口部1aの開
口縁部下面に当てがった状態にて固定してある。図2に
示すように、ネジ9により外装ケース8と内ケース7と
は、内ケース7の下向き凸部27と本体8aの底部との
間にネジ9を通して互いに連結してある。
【0018】内ケース7の下側に第1主ヒータ11を、
かつ、内ケース7の底部周囲の湾曲面部分の下側の第2
主ヒータ12を夫々配置してあるとともに、内ケース7
の底部中央には第1、第2の主ヒータ11,12を加熱
制御するための温度センサ16を配置してある。温度セ
ンサ16は、その上面が内鍋3の底面に接触するように
内ケース7を上方に突出貫通してあり、内鍋3の炊飯温
度や保温温度を検出できるようにしてある。
【0019】本体器1の内ケース7の胴部の周りには、
この内ケース7を加熱可能な保温用の胴部ヒータ17が
巻付けられるように装備され、内ケース7の全体からの
輻射熱によって内鍋3の加熱及び保温を行うように構成
されている。内ケース7の胴部の周りに、胴部ヒータ1
7を外側から覆う状態の断熱材を装備すれば、炊飯及び
保温時の外部への熱の逃げを極力防止するようになって
好都合である。
【0020】内ケース7及び外装ケース8の胴部間の前
部空間内には制御基盤18を設けてあり、肩部材8bの
前部に設けた操作パネル19の内側に位置する操作基盤
21と共に、各種のモード設定とそれに応じた制御、及
び操作状態や動作状態の表示のための制御を行うように
してある。本体器1の外装ケース8の内側の空間部24
には、電気コードを引き出せるように巻き取り収納した
コードリール25が収納されている。
【0021】制御基盤18及び操作基盤21は、合成樹
脂製の制御ホルダ22に保持され、肩部材8bの前部の
下面に、ネジ23で取り付けられている。肩部材8bが
係止している本体器1の後半部外周の段部59には、倒
伏したハンドル60を格納できるようにしてあり、この
ハンドル60は、これの両端に一体に設けた内向きの枢
軸60aを、肩部材8bの軸穴61に挿入して枢支され
ている。枢軸60aの先端外周にはストッパ片(図示せ
ず)が突設され、ハンドル60の非使用状態となる所定
の回動姿勢でのみ、軸穴61の切欠き(図示せず)と対
向してハンドル60を着脱することができる。
【0022】図1〜図3、及び図7に示すように、内鍋
3及び本体器1の開口部3a,1aを開閉する蓋体5
は、本体器1の後側にてヒンジ4で枢支されたアーム体
31と、このアーム体31に着脱自在に装備されたカバ
ー蓋32とで構成されている。このカバー蓋32におけ
る内鍋3の開口部3aに対向する裏面範囲は放熱板34
で形成され、アーム体31にカバー蓋32が装着された
一体状態では、平面視において円形の放熱板34のほぼ
中央に位置する蓋ヒータ37をアーム体31に備えてあ
る。
【0023】蓋ヒータ37はアーム体31の熱伝導板3
5上に載置され、この熱伝導板35を介して放熱板34
に熱伝導し、内鍋3の開口部3aの全域を加熱できるよ
うにしてある。又、蓋ヒータ37からのリード線36
は、アーム体31の本体器1への枢支部を迂回する状態
で本体器1に配線されている。尚、蓋ヒータ37は、マ
イカ式でもコード式でも良い。
【0024】図3及び図5〜図7に示すように、アーム
体31は、先端にヒータ内蔵部31aを備えた合成樹脂
製の上カバー41と、この上カバー41に下面から当て
て嵌め込み装着された下板43とで構成され、下板43
のヒータ内蔵部31aに相似するやや小径な開口42を
有している。この開口42に熱伝導板35をシールパッ
キン13を介して若干の上下動が可能に上方から嵌め合
わせて開口42の口縁にて下方より支持してある。
【0025】図1、図3、図6に示すように、ヒンジ軸
4による本体器1への枢支部は、下板43の開口42の
口縁部から後方へ延びる取付け板43bの下向き折り曲
げ基部43cの両側板43dに通したヒンジ軸4を、肩
部材8bに設けた後方に開放する固定軸受部8cと、こ
れに後方から嵌め付けた軸受蓋部材8dとで挟持するこ
とにより行い、この挟持作用とともに軸受蓋部材8dが
固定軸受部8cの後方への開放部を蓋するようにしてあ
る。
【0026】軸受蓋部材8dの下辺部の左右に設けた下
向きの突起8gを、肩部材8b上面の係合穴8hに嵌め
合わせるとともに、左右一対の挟持腕8fの先端を固定
軸受部8cの上端部に形成した係合穴8iに嵌め合わせ
ることにより、固定軸受部8cに安定して枢支すること
ができる。
【0027】アーム体31の上カバー41と下板43と
の間には、上カバー41の内面に沿う状態となってヒン
ジ軸4の周りに左右2箇所の巻回部を有した巻きばね4
5を装備してある。巻きばね45の両端部45aとは逆
向きに延びた中央張出し部45bを肩部材8bの固定軸
受部8cの基部が位置する部分に開設した穴8jに係合
させることにより、アーム体31を、すなわち蓋体5を
開く方向に付勢してある。
【0028】従って、蓋体5は巻きばね45に抗して閉
じ状態とされるが、閉じ状態ではカバー蓋32前端部の
係止部32aが肩部材8bの前部に設けられ、常時ロッ
ク位置にあるようにばね47で付勢されたロックレバー
46をばね47に抗して押動し、枢軸48を中心に反時
計周り方向に回動させることにより、蓋体5のロックを
解除することができるように構成してある。
【0029】図3,4,6,8,9に示すように、カバ
ー蓋32は、基本的には合成樹脂製の上カバー51のみ
で構成され、この上カバー51は、上方に凸となる湾曲
状の外面52から下向きリブ53を一体形成して必要な
強度が備わるように構成された型成形品である。そし
て、カバー蓋32の蓋体5としての本体器1への枢支側
には、アーム体31が上方から入り込みで嵌まり合うよ
うに凹入した装填部14が形成されるとともに、アーム
体31における蓋ヒータ部分、すなわち熱伝導板35を
放熱板34の上面に当接させるための接当孔55を装填
部14に形成してある。
【0030】カバー蓋32における装填部14の周囲部
分は、上方に凹入した空間部15が形成されたくり抜き
構造としてあり、余分な肉を落として蓋体5としての軽
量化を図ってある。空間部15にグラスウール等の断熱
材(図示せず)を充填して断熱性を向上させると好都合
である。又、空間部15への水の侵入を防ぐため、放熱
板34と下向きリブ53とに亘ってこれら両者の間を閉
塞するための仕切り部材49を設けるとともに、仕切り
部材49と放熱板34との間に作用する第1シール部材
50と、仕切り部材49と下向きリブ53との間に作用
する第2シール部材54とを介して仕切り部材49をカ
バー蓋32に固定してある。
【0031】つまり、2種のシール部材50,54を介
して仕切り部材49を圧入的に放熱板34と下向きリブ
53との間に装着させてあり、換言すれば、1個の仕切
り部材49で2個のシール部材50,54を装着できる
ようになっている。又、下向きリブ53は、放熱板34
の上面外郭に沿って当接する状態に外面52から垂下形
成され、外面52の下縁部分と下向きリブ53との間の
部分に、上方に向かって凹入した肉抜き部48を形成し
てあり、これによってもカバー蓋32の軽量化を図って
ある。
【0032】図3〜図10に示すように、カバー蓋32
の根元側(蓋体5としての本体器1への枢支部側)に
は、板面部10に続く軸部9を一体形成してあるととも
に、アーム体31嵌合用の装填部14の先端側壁面20
に、ロック爪係合用の係合凹部26を形成してある。そ
して、アーム体31の根元側(蓋体5としての本体器1
への枢支部側)には、軸部9を下方から受けるフック状
の支持アーム28を左右に延びる一体品として形成して
あるとともに、アーム体31の先端部には、カバー蓋3
2のアーム体31への装着動作によって自動的にロック
作動するロック機構2を装備してある。
【0033】ロック機構2は、ロック爪29をバネ62
等の弾性機構によって突出付勢させた一般的な構造のも
のであり、アーム体31の上面に設けた操作片30の矢
印イ方向へのスライド操作によってロック爪29を退入
移動できるようにしてある。尚、操作片30はロック爪
29の突出付勢力により、通常は、スライド用凹部33
における手前側(操作パネル19側)に寄った位置に存
在しており、アーム体31とカバー蓋32との合体時に
は、ロック爪29がカバー蓋32に形成されたロック爪
29と略同形状で凹入したロック受け部63に係入した
状態となる。
【0034】図3、図7に示すように、アーム体31に
カバー蓋32が合体された蓋体5においては、これら両
者31,32が互いに遊び無く嵌まり合い、蓋ヒータ3
7は放熱板34のほぼ中央に位置し、かつ、シールパッ
キン13の弾性によって放熱板34の上面に押圧接触す
るようにアーム体31に配置されている。又、カバー蓋
32の外面52とアーム体31の上カバー41上面とで
上方に凸となる一連一体の湾曲した円滑な蓋表面が形成
されるように構成してあり、カバー蓋32をアーム体3
1から取り外せる構造としながら外観を向上させてあ
る。尚、操作片30の上面も蓋表面と一体の面を形成す
るよう、埋設状態としてある。
【0035】又、内鍋3内の蒸気を外部に逃がす調圧部
38を、アーム体31の本体器1への枢支部と蓋ヒータ
37との間に位置させてカバー蓋32に一体的に配設し
てある。調圧部38は、放熱板34の後方寄り部分に形
成された複数の通気孔39と、蒸気逃がし通路40や調
圧ボール42等を調圧ケース38kに備えた一般的な構
造である。このため、アーム体31における蓋ヒータ3
7の直後位置には、調圧部38を挿通するための装備孔
44が形成されている。調圧ボール42を押し上げて上
昇してきた蒸気は、蒸気逃がし通路40から調圧ケース
38kの上面に形成された蒸気孔65を通って器外に出
て行く。又、調圧ケース38kとアーム体31との間に
はパッキン64が介装されている。
【0036】カバー蓋32には、放熱板34の下方に配
置された内鍋3に対する内蓋56を備えてあり、この内
蓋56は、調圧部38に形成された第1装着部57と、
放熱板34における調圧部38と反対側の部分に設けた
第2装着部58との2個所で取付け支持してある。第1
装着部57及び第2装着部58は、共に弾性材製で断面
が横向きH状の止着部を備えたパッキン部材で構成さ
れ、それら止着部で内蓋56を挟み込んで支持するよう
になっている。
【0037】図3〜図6を参照して、カバー蓋32のア
ーム体31への着脱操作について説明すると、カバー蓋
32をアーム体31から外すには、先ず、操作片30を
開放側(矢印イ側)に手指でスライドさせてロック爪2
9を退入移動させて、カバー蓋32の係合凹部26との
係合を解除する。次いで、カバー蓋32を軸部9周りの
回動によってアーム体31から相対的に下げ揺動し、そ
れによってカバー蓋32の根元側部分を若干上方移動さ
せることができる状態がもたらされるので、それから軸
部9を支持アーム28から外すことにより、カバー蓋3
2をアーム体31から取り去ることができる。
【0038】又、カバー蓋32をアーム体31に装着す
るには、取外すときの反対の手順に操作すれば良く、先
ず、カバー蓋32をアーム体31に対して直交する位の
相対角度状態で軸部9を支持アーム28に載せ付け、そ
れからその軸部9周りでカバー蓋32をアーム体31に
対して持ち上げ揺動すれば、ロック爪29の下側が傾斜
面に形成されていることから、カバー蓋32の縁角32
bとの接当によってロック爪29が自動的に退入移動す
る。そして、尚も上昇揺動すれば、正規の装着位置に到
達した時点で突出付勢されているロック爪29が係合凹
部26に自動的に飛び出して係合し、装着操作が完了す
る。
【0039】つまり、装着するときには、軸部9を支持
アーム28に載せ付けた後は、カバー蓋32を単に持ち
上げ揺動するだけで自動的に装着状態がもたらされるよ
うになっている。尚、アーム体31の支持アーム28
と、カバー蓋32の軸部9との嵌合構造によって引掛け
機構6が構成されている。
【0040】図1、図3に示すように、第2シール部材
54には、断面が「く」字状に形成されたリング状の襞
部54Aを備えており、蓋体5の閉じ状態では、内鍋3
開口部3aの口縁に襞部54Aが屈曲変形して弾性的に
接当することにより、放熱板34が内鍋3の開口部3a
を隙間無く閉じるように構成してある。このとき、カバ
ー蓋32は本体器1の開口部1aに被さって、これの肩
部材8bと極めて微小な所定間隔を隔てた状態で覆う閉
じ状態となるように設定されている。
【0041】〔別実施形態〕 調圧部38を小型化して、蓋ヒータ37が環状の放熱板
34の丁度中央に位置させても良く、これは請求項1に
言う「ほぼ中央」に含まれるものである。又、さらに小
型化した複数の調圧部38を蓋ヒータ37とヒンジ軸4
との間に配置して、蓋ヒータ37をより大きくしながら
放熱板34のほぼ中央に配置し、熱容量を増大させた構
造も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】炊飯器の全体構造を示す一部切欠き側面図であ
る。
【図2】炊飯器の全体構造を示す一部切欠き正面図であ
る。
【図3】カバー蓋がアーム体に装備された蓋体としての
断面図である。
【図4】カバー蓋の断面図である。
【図5】アーム体の断面図である。
【図6】カバー蓋のアーム体への着脱操作状態を示す作
用図である。
【図7】蓋体の平面図である。
【図8】カバー蓋の上カバー単品を示す平面図である。
【図9】図8におけるA−A線断面図である。
【図10】アーム体の平面図である。
【図11】炊飯器の全体斜視図である。
【図12】従来の炊飯器の全体斜視図である。
【図13】図12の炊飯器における蓋体の分解斜視図で
ある。
【図14】図12に示した炊飯器の縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体器 2 ロック機構 3 内鍋 6 引掛け機構 9 軸部 14 装填部 28 支持アーム 31 アーム体 32 カバー蓋 34 放熱板 37 蓋ヒータ 38 調圧部 39 通気孔 41 上面 52 外面 55 接当孔 56 内蓋 57 第1装着部 58 第2装着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−163456(JP,A) 特開2000−70145(JP,A) 特開 平3−112512(JP,A) 特開 平4−336009(JP,A) 実開 昭60−149329(JP,U) 実開 平4−52812(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋を収容する本体器と、該本体器の一
    側に枢支されるアーム体と、該アーム体に対して着脱自
    在に装備されて前記本体器の蓋となるカバー蓋と、前記
    アーム体に装備される蓋ヒータとを備えてある炊飯器で
    あって、 前記アーム体を、前記内鍋の開口直径線上のほぼ中央部
    または中央部を越える位置まで延設して、このアーム体
    に、前記蓋ヒータを前記内鍋の開口のほぼ中央部に位置
    するように設けるとともに、前記内鍋内の蒸気を外部に
    逃がす調圧部をこのアーム体の本体器への枢支部と前記
    蓋ヒータとの間に位置するように設け、前記アーム体の
    支持アームと、前記カバー蓋の軸部との嵌合構造によっ
    て、前記カバー蓋を前記軸部周りの回動によって前記ア
    ーム体に対して昇降揺動できる引掛け機構を構成してあ
    炊飯器。
  2. 【請求項2】 内鍋を収容する本体器と、該本体器の一
    側に枢支されるアーム体と、該アーム体に対して着脱自
    在に装備されて前記本体器の蓋となるカバー蓋と、前記
    アーム体に装備される蓋ヒータとを備えてある炊飯器で
    あって、 前記アーム体を、前記内鍋の開口直径線上のほぼ中央部
    または中央部を越える位置まで延設して、このアーム体
    に、前記蓋ヒータを前記内鍋の開口のほぼ中央部に位置
    するように設けるとともに、前記内鍋内の蒸気を外部に
    逃がす調圧部をこのアーム体の本体器への枢支部と前記
    蓋ヒータとの間に位置するように設け、前記内鍋の蓋と
    なる放熱板を前記カバー蓋に備えて、前記調圧部が前記
    放熱板上に配置され、該放熱板に形成された複数の通気
    孔を通って前記内鍋内の蒸気を前記調圧部に導くように
    構成してある 炊飯器。
  3. 【請求項3】 内鍋を収容する本体器と、該本体器の一
    側に枢支されるアーム体と、該アーム体に対して着脱自
    在に装備されて前記本体器の蓋となるカバー蓋と、前記
    アーム体に装備される蓋ヒータとを備えてある炊飯器で
    あって、 前記アーム体を、前記内鍋の開口直径線上のほぼ中央部
    または中央部を越える位置まで延設して、このアーム体
    に、前記蓋ヒータを前記内鍋の開口のほぼ中央部に位置
    するように設けるとともに、前記内鍋内の蒸気を外部に
    逃がす調圧部を このアーム体の本体器への枢支部と前記
    蓋ヒータとの間に位置するように設け、前記カバー蓋
    に、前記アーム体を入り込ませるための下方に凹入した
    装填部を設けるとともに、前記アーム体における前記蓋
    ヒータ部分を前記放熱板の上面に当接させる接当孔を前
    記装填部に形成し、 前記カバー蓋と前記アーム体とを、前記装填部における
    長手方向の一端側に形成した軸部と、該軸部を下方から
    受け止めるべく前記アーム体に形成された支持アームと
    で成る引掛け機構、及び前記装填部に備えたロック機構
    とで連結一体化させてある 炊飯器。
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