JPH06129498A - 回転運動伝達装置 - Google Patents
回転運動伝達装置Info
- Publication number
- JPH06129498A JPH06129498A JP30453392A JP30453392A JPH06129498A JP H06129498 A JPH06129498 A JP H06129498A JP 30453392 A JP30453392 A JP 30453392A JP 30453392 A JP30453392 A JP 30453392A JP H06129498 A JPH06129498 A JP H06129498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- gears
- ferromagnetic material
- transmission device
- play
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gear Transmission (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯車やねじの一対の凹部や凸部の噛み合い部
における遊びを無くすることにより、回転運動を精度良
く伝達することができる回転運動伝達装置を得ること。 【構成】 モ―タ1の出力軸5と最終軸3を、それぞれ
ギア6,10,12,14とピニオンギア7,11,1
3を介して連結する。各ギアまたはピニオンギアは強磁
性体材料で形成する。ギアとピニオンギアの噛み合い部
には磁力が作用して、遊びが無くなる。
における遊びを無くすることにより、回転運動を精度良
く伝達することができる回転運動伝達装置を得ること。 【構成】 モ―タ1の出力軸5と最終軸3を、それぞれ
ギア6,10,12,14とピニオンギア7,11,1
3を介して連結する。各ギアまたはピニオンギアは強磁
性体材料で形成する。ギアとピニオンギアの噛み合い部
には磁力が作用して、遊びが無くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モ―タの減速機等に用
いられる平歯車や動力の伝達に用いられる各種歯車、あ
るいは、部材同志の締結や位置決め等に用いられる各種
ねじの、噛み合い精度を向上して回転運動を精度良く伝
達する回転運動伝達装置に関する。
いられる平歯車や動力の伝達に用いられる各種歯車、あ
るいは、部材同志の締結や位置決め等に用いられる各種
ねじの、噛み合い精度を向上して回転運動を精度良く伝
達する回転運動伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転運動伝達装置の一例として
は、例えば、モ―タの減速機に使用される平歯車を組み
合わせたものがある。歯数の異なる平歯車を組み合わせ
てモ―タの回転運動を減速しながらトルクの増大を計る
ものである。
は、例えば、モ―タの減速機に使用される平歯車を組み
合わせたものがある。歯数の異なる平歯車を組み合わせ
てモ―タの回転運動を減速しながらトルクの増大を計る
ものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のものも含
めてどのような種類の歯車やねじにおいても、その凹部
と凸部の噛み合い部分に大小の差異はあるもののいくら
かの遊びが存在し、回転運動の伝達時にその遊び量に応
じた伝達誤差が生じる問題があった。この遊びは歯車機
構においてはいわゆるバックラッシュと呼ばれているも
のであり、回転運動を噛み合い部によって伝達する機構
上避けることのできないものである。伝達誤差が生じる
と、回転運動伝達時に入力値に対する出力値が誤差を生
じることとなり、特に高精度を要求される位置決めを行
なう場合においては問題となるのである。
めてどのような種類の歯車やねじにおいても、その凹部
と凸部の噛み合い部分に大小の差異はあるもののいくら
かの遊びが存在し、回転運動の伝達時にその遊び量に応
じた伝達誤差が生じる問題があった。この遊びは歯車機
構においてはいわゆるバックラッシュと呼ばれているも
のであり、回転運動を噛み合い部によって伝達する機構
上避けることのできないものである。伝達誤差が生じる
と、回転運動伝達時に入力値に対する出力値が誤差を生
じることとなり、特に高精度を要求される位置決めを行
なう場合においては問題となるのである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、噛み合い部
における遊びを極力小さくすることにより、回転運動の
伝達精度を向上させることのできる回転運動伝達装置を
得ることである。
における遊びを極力小さくすることにより、回転運動の
伝達精度を向上させることのできる回転運動伝達装置を
得ることである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、歯車やねじ等の
一対の凹部と凸部の噛み合いにより回転運動を伝達する
ものにおいて、一対の凹部と凸部の少なくともいづれか
一方を強磁性体で形成し、一対の他方を磁性体材又は強
磁性体材で形成したものである。
るために講じた本発明の技術的手段は、歯車やねじ等の
一対の凹部と凸部の噛み合いにより回転運動を伝達する
ものにおいて、一対の凹部と凸部の少なくともいづれか
一方を強磁性体で形成し、一対の他方を磁性体材又は強
磁性体材で形成したものである。
【0006】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
歯車やねじの一対の凹部と凸部の噛み合い部の少なくと
もいづれか一方を強磁性体材で形成し、他方を磁性体材
又は強磁性体材で形成したことにより、凹部と凸部の噛
み合い部は強磁性体の磁力により一定方向の吸引力又は
反発力を受けることにより、遊びを無くすことができ
る。磁力を発生するものは一対の噛み合い部の一方のみ
でも良く、両方の磁力により更に確実に遊びを無くすこ
ともできる。又、強磁性体材としては、歯車やねじの全
体を強磁性体材料で形成することも、噛み合い部だけを
強磁性体材料で形成することも、噛み合い部の内部に強
磁性体材を配置して外部を磁性体で形成することも、あ
るいは、噛み合い部の両方を磁性体材で形成しその一方
のみに強磁性体材を塗布することにより形成することも
できる。
歯車やねじの一対の凹部と凸部の噛み合い部の少なくと
もいづれか一方を強磁性体材で形成し、他方を磁性体材
又は強磁性体材で形成したことにより、凹部と凸部の噛
み合い部は強磁性体の磁力により一定方向の吸引力又は
反発力を受けることにより、遊びを無くすことができ
る。磁力を発生するものは一対の噛み合い部の一方のみ
でも良く、両方の磁力により更に確実に遊びを無くすこ
ともできる。又、強磁性体材としては、歯車やねじの全
体を強磁性体材料で形成することも、噛み合い部だけを
強磁性体材料で形成することも、噛み合い部の内部に強
磁性体材を配置して外部を磁性体で形成することも、あ
るいは、噛み合い部の両方を磁性体材で形成しその一方
のみに強磁性体材を塗布することにより形成することも
できる。
【0007】
【実施例】本発明の具体例を示す実施例を説明する。本
実施例においてはモ―タ1の減速機2に用いる各ギアを
着磁部材で形成した例を示す。モ―タ1と減速機2、減
速機2の最終軸3、及び、最終軸3の回転位置を検出す
るポテンショメ―タ4とで回転運動伝達装置を構成す
る。
実施例においてはモ―タ1の減速機2に用いる各ギアを
着磁部材で形成した例を示す。モ―タ1と減速機2、減
速機2の最終軸3、及び、最終軸3の回転位置を検出す
るポテンショメ―タ4とで回転運動伝達装置を構成す
る。
【0008】モ―タ1の出力軸5と噛み合わせて第1ギ
ア6を配置する。第1ギア6は第1ピニオンギア7と一
体に形成する。第1ピニオンギア7の上下端には軸受け
8,9を配置する。同様にして順次、第2ギア10と第
2ピニオンギア11、第3ギアと第3ピニオンギア、第
3ピニオンギア13に噛み合わせた最終軸ギア14、及
び、最終軸ギア14を最終軸3と一体に形成する。最終
軸ギア14はギア15,16を介してポテンショメ―タ
4とも連結する。上記した一対の各ギア及びピニオンギ
アのいづれか一方を少なくとも強磁性体で形成すると共
に、他方は磁性体または強磁性体で形成する。
ア6を配置する。第1ギア6は第1ピニオンギア7と一
体に形成する。第1ピニオンギア7の上下端には軸受け
8,9を配置する。同様にして順次、第2ギア10と第
2ピニオンギア11、第3ギアと第3ピニオンギア、第
3ピニオンギア13に噛み合わせた最終軸ギア14、及
び、最終軸ギア14を最終軸3と一体に形成する。最終
軸ギア14はギア15,16を介してポテンショメ―タ
4とも連結する。上記した一対の各ギア及びピニオンギ
アのいづれか一方を少なくとも強磁性体で形成すると共
に、他方は磁性体または強磁性体で形成する。
【0009】モ―タ1が正方向あるいは逆方向に回転し
て出力軸5が回転すると、その回転は順次ギアとピニオ
ンギアに伝達されて、最終軸3を回転させると共に、ポ
テンショメ―タ4を回転量に応じて変位させる。この場
合、各ギアとピニオンギアは強磁性体の磁力により一定
方向の吸引力あるいは反発力を受けることにより、遊び
すなわちバックラッシュが無くなり、正逆方向の回転運
動を最終軸3及びポテンショメ―タ4へ精度良く伝達す
ることができる。
て出力軸5が回転すると、その回転は順次ギアとピニオ
ンギアに伝達されて、最終軸3を回転させると共に、ポ
テンショメ―タ4を回転量に応じて変位させる。この場
合、各ギアとピニオンギアは強磁性体の磁力により一定
方向の吸引力あるいは反発力を受けることにより、遊び
すなわちバックラッシュが無くなり、正逆方向の回転運
動を最終軸3及びポテンショメ―タ4へ精度良く伝達す
ることができる。
【0010】本実施例においては、ギアによる回転運動
の伝達例を示したが、ねじによる回転運動を軸線方向の
直線運動へ伝達する場合も同様に行なうことができる。
の伝達例を示したが、ねじによる回転運動を軸線方向の
直線運動へ伝達する場合も同様に行なうことができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、歯車やねじの一対の凹部や
凸部の噛み合い部を磁力により一定方向に吸引あるいは
反発させることによって、噛み合い部の遊びを無くすこ
とができる。従って、伝達精度の向上した回転運動伝達
装置を得ることができる。
記のように本発明によれば、歯車やねじの一対の凹部や
凸部の噛み合い部を磁力により一定方向に吸引あるいは
反発させることによって、噛み合い部の遊びを無くすこ
とができる。従って、伝達精度の向上した回転運動伝達
装置を得ることができる。
【図1】本発明の回転運動伝達装置の実施例を示す構成
図である。
図である。
1 モ―タ 2 減速機 3 最終軸 4 ポテンショメ―タ 5 出力軸 6 第1ギア 7 第1ピニオンギア
Claims (1)
- 【請求項1】 歯車やねじ等の一対の凹部と凸部の噛み
合いにより回転運動を伝達するものにおいて、一対の凹
部と凸部の少なくともいづれか一方を強磁性体材で形成
し、一対の他方を磁性体材又は強磁性体材で形成したこ
とを特徴とする回転運動伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30453392A JPH06129498A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 回転運動伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30453392A JPH06129498A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 回転運動伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129498A true JPH06129498A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17934152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30453392A Pending JPH06129498A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 回転運動伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129498A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0251651A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-21 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 動力伝達装置及びプラスチック磁石歯車の製造方法 |
JPH04131554A (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-06 | Berumateitsuku:Kk | 磁気利用のバックラッシュ防止歯車 |
JPH04266654A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-22 | Sony Corp | 磁性歯車及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP30453392A patent/JPH06129498A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0251651A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-21 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 動力伝達装置及びプラスチック磁石歯車の製造方法 |
JPH04131554A (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-06 | Berumateitsuku:Kk | 磁気利用のバックラッシュ防止歯車 |
JPH04266654A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-22 | Sony Corp | 磁性歯車及びその製造方法 |
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