JPH10257716A - ボールスクリュースプライン軸の駆動方法 - Google Patents

ボールスクリュースプライン軸の駆動方法

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JPH10257716A
JPH10257716A JP5930697A JP5930697A JPH10257716A JP H10257716 A JPH10257716 A JP H10257716A JP 5930697 A JP5930697 A JP 5930697A JP 5930697 A JP5930697 A JP 5930697A JP H10257716 A JPH10257716 A JP H10257716A
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JP
Japan
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shaft
ball screw
gear
spline
nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP5930697A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawajiri
喜広 川尻
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のボールスクリュースプライン軸の駆動
方法は、ボールねじナットとスプラインナットとを個別
のモータを用いて駆動していたため、モータが2個必要
であり、コストアップ及びスペースアップとなり、より
小型で安くと云うユーザーの要求に沿うことが困難であ
った。 【解決手段】 本発明によるボールスクリュースプライ
ン軸の駆動方法は、減速機構として1入力軸(20)で1出
力軸(23)1アイドラ軸(31)の差動ギヤ機構(24)を用い、
1個のモータ(5)のみで前記ボールスクリュースプライ
ン軸(2)を駆動することにより、省スペースでコストダ
ウンを達成できる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールスクリュー
スプライン軸の駆動方法に関し、特に、1入力軸及び1
出力軸1アイドラ軸型の差動ギヤ機構を用いることによ
り1個のモータのみでスプラインナットとスクリュナッ
トを回転させるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のボールス
クリュースプライン軸の駆動方法としては、例えば、図
6に示す方法が採用されていた。すなわち、図6におい
て符号1で示されるものは、ボールスクリュースプライ
ン軸2をボールねじナット3及びスプラインナット4を
介して軸方向移動及び軸回転自在に保持する取付台であ
り、この取付台1にはボールねじ入力モータ5及びスプ
ライン入力モータ6が設けられている。前記ボールねじ
入力モータ5の回転は1対の第1プーリ7及び第1ベル
ト8を介してボールねじナット3に接続され、前記スプ
ライン入力モータ6の回転は1対の第2プーリ9及び第
2ベルト10を介してスプラインナット4に接続されて
いる。
【0003】次に、動作について述べる。まず、ボール
ねじ入力モータ5の駆動によりボールねじナット3を回
転させると、ボールスクリュースプライン軸2をストロ
ークAの範囲において任意に軸方向移動させることがで
き、この軸2の下端に設けられたチャック11を点線の
ように移動させることができる。次に、このボールねじ
入力モータ5を停止させた状態でスプライン入力モータ
6のみを駆動してスプラインナット4のみを回転させる
と、軸方向にボールスクリューのリードに応じた移動を
伴って軸回転を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボールスクリュ
ースプライン軸の駆動方法は、以上のように構成されて
いたため、次のような課題が存在していた。すなわち、
ボールねじナット及びスプラインナットとを個別のモー
タを用いて駆動していたため、モータが2個必要であ
り、コストアップ及びスペースアップとなり、より小型
で安くと云うユーザーの要求に沿うことが困難であっ
た。特に、スプラインナットを回すと、軸が出入りする
ために、スクリューナットも同期して回さないと、軸の
回転のみができないため、制御的にも複雑となってい
た。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、1入力字句で1出力軸1ア
イドラ軸型の差動ギヤ機構を用いることにより1個のモ
ータのみでスプラインナットとスクリュナットを回転さ
せるようにしたボールスクリュースプライン軸の駆動方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるボールスク
リュースプライン軸の駆動方法は、モータの回転を減速
機構に連結されたスプラインナット及びスクリュナット
を介してボールスクリュースプライン軸に伝達し軸方向
移動及び軸回転させるようにしたボールスクリュースプ
ライン軸の駆動方法において、前記減速機構として1入
力軸で1出力軸1アイドラ軸の差動ギヤ機構を用い、1
個のモータのみで前記ボールスクリュースプラインを駆
動する方法である。また、前記差動ギヤ機構としてスパ
ーギヤを用い、また、前記差動ギヤ機構として遊星ギヤ
を用い、また、前記差動ギヤ機構としてベベルギヤを用
い、さらに、前記入力軸と前記スクリュナットとを1対
2のギヤ比で回転させ、前記出力軸とスプラインとを1
対1のギヤ比で回転させ、前記出力軸とアイドラ軸はブ
レーキにより個別に停止できる方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるボ
ールスクリュースプライン軸の駆動方法の好適な実施の
形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部
分については同一符号を用いて説明する。図1において
符号1で示されるものは取付体であり、この取付体1の
一側には第1回転検出器21を有するモータ5に駆動さ
れ第1ギヤ22を有する入力軸20が回転自在に設けら
れている。この入力軸20は減速機としてのスパーギヤ
型の差動ギヤ機構24の箱形の出力軸23内に軸受25
を介して内設され、この出力軸23内の入力軸20には
第2ギヤ26が固定されている。第3ギヤ29は入力軸
20と対向して前記出力軸23に軸受30を介して回転
自在に設けられたアイドラ軸31に固定されている。前
記出力軸23には1対の内部軸32、33が軸受34、
35を介して回転自在に設けられ、各内部軸32、33
には第4、第5ギヤ36、37が軸方向位置をずらせた
状態で各ギヤ26、29に噛合して設けられ、前述の出
力軸の出力軸23、各ギヤ26、29、36、37によ
って前記差動ギヤ機構24を構成している。
【0008】前記取付体1の上部位置には、軸方向移動
のZ軸移動を行うスクリュナット3と軸回転方向のR軸
回転を行うスプラインナット4とが一体状にボルト40
を介して固定配設されており、この各ナット3、4には
ボールスクリュースプライン軸2が回転及び軸移動自在
に貫通して設けられている。前記スクリュナット3には
第7ギヤ41がボルト42を介して一体状に固定されて
おり、前記スプラインナット4には第8ギヤ43がボル
ト44を介して一体状に固定されていると共に、この第
8ギヤ43は前記出力軸23にボルト45を介して一体
状に固定された出力ギヤ46と噛合している。なお、第
8ギヤ43には第2回転検出器47が接続され取付体1
に固定されている。したがって、前記スクリュナット3
の回転により前記ボールスクリュースプライン軸2をZ
軸に沿って軸方向移動を可能とし、前記スプラインナッ
ト4を回転により前記ボールスクリュースプライン軸2
をスプラインに沿ってR軸方向すなわち軸移動を伴わず
に軸回転することができる。なお、出力軸23は電磁型
等の第1ブレーキ50により停止でき、アイドラ軸31
は電磁型等の第2ブレーキ51により停止できるように
構成されている。
【0009】次に、動作について説明する。まず、第1
ブレーキ50をオンとして出力軸23を停止させた状態
でモータ5を駆動すると、第1ギヤ22と第7ギヤ41
の回転によってスクリュナット3のみが回転し(アイド
ラ軸31は出力軸23が停止のため空転する)、ボール
スクリュースプライン軸2は軸方向すなわちZ軸の移動
のみを行う。また、第1ブレーキ50をオフとし、第2
ブレーキ51のみをオンとしてアイドラ軸31を停止し
た状態でモータ5を駆動させると、第2ギヤ35と第5
ギヤ37のみが回転して出力軸23が回転し、互いに1
対2のギヤ比よりなる第1、第7ギヤ22、41により
スクリュナット3が回転すると共に、1対1ギヤ比より
なる出力ギヤ46と第8ギヤ43によってスプラインナ
ット4も同時に回転するが、各ギヤ22、41のギヤ比
が1対2であるため、スクリュナット3による軸2の軸
方向の出入りがキャンセルされて結果的にスプラインナ
ット4によるスプライン送りすなわち軸回転のみが出力
され、軸2はその位置で軸回転(R軸)のみの動作をす
る。従って、1個のみのモータ5により軸2の軸方向移
動(Z軸)のみ及び軸回転(R軸)のみを各ブレーキ5
0、51を選択作動させることにより任意に作動させる
ことができる。
【0010】また、前述の差動ギヤ機構24は、図1か
ら図3で示すスパーギヤ構造に限ることなく、図4及び
図5で示す周知の遊星ギヤ構造100を用いた場合も前
述と同様の作用を得ることができる。なお、図1と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略するが、第1
ブレーキ50のみをオンとすると、入力軸20とアイド
ラ軸31は逆方向に同一角度回転し、アイドラ軸31は
空転となる。また、第2ブレーキ51のみをオンとする
と、入力軸20と出力ギヤ46は同方向に回転し、出力
ギヤ46は入力軸20の1/2回転となる。
【0011】
【発明の効果】本発明によるボールスクリュースプライ
ン軸の駆動方法は、以上のように構成されているため、
次のような効果を得ることができる。すなわち、減速機
構として1入力軸出力軸アイドラ軸の差動ギヤ機構を用
いているため、1個のモータのみでボールスクリュース
プラインの軸方向送りのみ及び軸回転のみをブレーキを
用いて選択的に行うことができ、モータが1個で済むと
共に、全体形状が小型で各種機器への組み込みが容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボールスクリュースプライン軸の
駆動方法を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の要部を支援す斜視図である。
【図4】図2の他例を示す斜視図である。
【図5】図4の構成を示す断面図である。
【図6】従来構成を示す構成図である。
【符号の説明】
2 ボールスクリュースプライン軸 3 スクリュナット 4 スプラインナット 5 モータ Z軸 軸方向移動 R軸 軸回転 20 入力軸 23 出力軸 24 差動ギヤ機構 50、51 ブレーキ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(5)の回転を減速機構に連結され
    たスプラインナット(4)及びスクリュナット(3)を介して
    ボールスクリュースプライン軸(2)に伝達し軸方向移動
    (Z軸)及び軸回転(R軸)させるようにしたボールス
    クリュースプライン軸の駆動方法において、前記減速機
    構として1入力軸(20)で1出力軸(23)1アイドラ軸(31)
    の差動ギヤ機構(24)を用い、1個のモータ(15)のみで前
    記ボールスクリュースプライン(2)を駆動することを特
    徴とするボールスクリュースプライン軸の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記差動ギヤ機構(24)としてスパーギヤ
    を用いることを特徴とする請求項1記載のボールスクリ
    ュースプライン軸の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記差動ギヤ機構(24)として遊星ギヤを
    用いることを特徴とする請求項1記載のボールスクリュ
    ースプライン軸の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記差動ギヤ機構(24)としてベベルギヤ
    を用いることを特徴とする請求項1記載のボールスクリ
    ュースプライン軸の駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記入力軸(20)と前記スクリュナット
    (3)とを1対2のギヤ比で回転させ、前記出力軸(23)と
    スクリュナット(4)とを1対1のギヤ比で回転させ、前
    記出力軸(23)とアイドラ軸(51)はブレーキ(50、51)によ
    り個別に停止できることを特徴とする請求項1ないし3
    の何れかに記載のボールスクリュースプライン軸の駆動
    方法。
JP5930697A 1997-03-13 1997-03-13 ボールスクリュースプライン軸の駆動方法 Pending JPH10257716A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1167822A3 (de) * 1997-11-03 2002-09-04 Honeywell Ag Einrichtung zur Erzeugung einer Längsbewegung und/oder einer Drehbewegung
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