JPH07198002A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JPH07198002A
JPH07198002A JP2299094A JP2299094A JPH07198002A JP H07198002 A JPH07198002 A JP H07198002A JP 2299094 A JP2299094 A JP 2299094A JP 2299094 A JP2299094 A JP 2299094A JP H07198002 A JPH07198002 A JP H07198002A
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JP
Japan
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shaft
gear
input shaft
transmission
sun gear
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JP2299094A
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Itsuki Ban
五紀 伴
Keiichi Mori
敬一 森
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Secoh Giken Co Ltd
Original Assignee
Secoh Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機により負荷を駆動する装置の変速装置
を変速操作が簡単で小形・軽量なものにすること。 【構成】 入力軸の正方向或いは逆方向の回転によって
出力軸の回転方向は変えないで入力軸の回転速度に対す
る出力軸の回転速度を変えるようにした変速装置を遊星
歯車装置と1方向クラッチの組合わせにより構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】電動機による負荷を駆動する装置
例えば電動自転車、電動運搬車等の変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機による負荷を駆動する装置
の変速装置として入力軸の正方向或いは逆方向の回転に
よって出力軸の回転方向は変えないで入力軸の回転速度
に対する出力軸の回転速度を変えるものがあり、平歯車
列或いはプーリーとベルトを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、変速装置の大
きさと重量が増大し、また、入力軸と出力軸が同芯軸上
に出来ないので広い設置場所を必要とする等の問題点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段 電動機の出
力軸により回転される変速装置の入力軸と、入力軸と同
芯軸上に配設された変速装置の出力軸と、入力軸と出力
軸の間に入力軸および出力軸と同芯軸上に配設された中
間軸と、入力軸に固定された第1の太陽歯車と、第1の
太陽歯車に噛み合わされた第1の遊星歯車と、第1の遊
星歯車に噛み合わされて変速装置の枠体に固設された第
1の内歯車と、第1の遊星歯車を回動自在に支持する軸
が設けられて中間軸の1端に結合された第1のキャリア
と、変速装置の枠体に止着された軸に回動自在に支持さ
れた第2の遊星歯車と、第2の遊星歯車に噛み合わされ
て中間軸の中央に設けられた第2の太陽歯車と、入力軸
が正方向に回転したときのみ中間軸が第2の太陽歯車に
結合されるように中間軸と第2の太陽歯車の間に介装さ
れた第1の1方向クラッチと、第2の遊星歯車に噛み合
わされた第2の内歯車と、1端に第2の内歯車を保持し
他端が出力軸に結合された第2の内歯車の保持部材と、
入力軸が逆方向に回転したときのみ中間軸が出力軸に結
合されるように中間軸の他端と出力軸の間に介装された
第2の1方向クラッチとを有するものである。
【0005】第2の手段 電動機の出力軸により回転さ
れる変速装置の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設され
た変速装置の出力軸と、入力軸と出力軸の間に入力軸お
よび出力軸と同芯軸上に配設された中間軸と、入力軸に
固定された第1の太陽歯車と、第1の太陽歯車に噛み合
わされた第1の遊星歯車と、第1の遊星歯車に噛み合わ
されて変速装置の枠体に固設された第1の内歯車と、第
1の遊星歯車を回動自在に支持する軸が設けられて中間
軸の1端に結合された第1のキャリアと、中間軸の中央
に設けられた第2の太陽歯車と、第2の太陽歯車に噛み
合わされた第2の遊星歯車と、第2の遊星歯車を回動自
在に支持する軸が設けられた第2のキヤリアと、入力軸
が正方向に回転とたときのみ第2のキヤリアが変速装置
の枠体に固定されるように変速装置の枠体と第2のキヤ
リアの間に介装された第1の1方向クラッチと、第2の
遊星歯車に噛み合わされた第2の内歯車と、1端に第2
の内歯車を保持し他端が出力軸に結合された第2の内歯
車の保持部材と、入力軸が逆方向に回転したときのみ中
間軸が出力軸に結合されるように中間軸の他端と出力軸
の間に介装された第2の1方向クラッチとを有するもの
である。
【0006】第3の手段 電動機の出力軸により回転さ
れる変速装置の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設され
た変速装置の出力軸と、入力軸に設けられた第1の太陽
歯車と、入力軸が正方向に回転したときのみ第1の太陽
歯車が入力軸に結合されるように入力軸と第1の太陽歯
車の間に介装された第1の1方向クラッチと、変速装置
の枠体に止着された軸に回動自在に支持されて第1の太
陽歯車に噛み合わされた第1の遊星歯車と、第1の遊星
歯車に噛み合わされた第1の内歯車と、1端に第1の内
歯車を保持し他端に第2の太陽歯車が固設された第1の
内歯車の保持部材と、入力軸が逆方向に回転したときの
み第2の太陽歯車が入力軸に結合されるように入力軸と
第2の太陽歯車の間に介装された第2の1方向クラッチ
と、第2の太陽歯車に噛み合わされた第2の遊星歯車
と、第2の遊星歯車に噛み合わされて変速装置の枠体に
固設された第2の内歯車と、第2の遊星歯車を回動自在
に支持する軸が設けられて出力軸の1端に結合された第
2のキヤリアとを有するものである。
【0007】第4の手段 電動機の出力軸により回転さ
れる変速装置の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設され
た変速装置の出力軸と、入力軸に固設された第1の太陽
歯車と、第1の太陽歯車に噛み合わされた第1の遊星歯
車と、第1の遊星歯車を回動自在に支持する軸が設けら
れた第1のキヤリアと、入力軸が正方向に回転したとき
のみ第1のキヤリアが変速装置の枠体に固定されるよう
に変速装置の枠体と第1のキヤリアの間に介装された第
1の1方向クラッチと、第1の遊星歯車に噛み合わされ
た第1の内歯車と、1端に第1の内歯車を保持し他端に
第2の太陽歯車が固設された第1の内歯車保持部材と、
入力軸が逆方向に回転したときのみ第2の太陽歯車が入
力軸に結合されるように入力軸と第2の太陽歯車の間に
介装された第2の1方向クラッチと、第2の太陽歯車に
噛み合わされた第2の遊星歯車と、第2の遊星歯車に噛
み合わされて変速装置の枠体に固設された第2の内歯車
と、第2の遊星歯車を回動自在に支持する軸が設けられ
て出力軸の1端に結合された第2のキヤリアとを有する
ものである。
【0008】
【作用】本発明の変速装置によれば、遊星歯車装置と1
方向クラッチの組合わせにより入力軸の正方向或いは逆
方向の回転によって出力軸の回転方向は変えないで入力
軸の回転速度に対する出力軸の回転速度を変えるように
したので変速装置が小形、軽量になり、また、入力軸と
出力軸が同芯軸上に配置されるので狭い設置場所に取付
けることができる。
【0009】
【実施例】次に図面について本発明の1実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の手段の変速装置の縦断面図で
ある。図1において、電動機枠体1aに装着した電動機
端蓋1bに電動機の出力軸と共通の入力軸4が軸受2a
を介して回動自在に設けられ、出力側枠体5bの右端に
は出力軸7が軸受2bを介して回動自在に設けられてい
る。また、入力軸4と出力軸7の間には中間軸8が設け
られている。端蓋1bには変速装置3の枠体5を形成す
る入力側枠体5aが嵌着され、更にこの入力側枠体5a
に出力側枠体5bが嵌着されている。入力軸4の端部に
第1の太陽歯車6aが固設され外側の第1の遊星歯車6
bと噛み合わされている。第1の遊星歯車6bの外側に
は出力側枠体5aに固設された第1の内歯車6cが噛み
合わされている。第1の遊星歯車6bは第1のキャリア
9に設けた軸9aに回動自在に支持され、この第1のキ
ャリア9は中間軸の1端に結合されている。中間軸8の
中央外側には第2の太陽歯車10aが設けられ第2の遊
星歯車10bと噛み合わされている。
【0010】中間軸8と第2の太陽歯車10aの間には
入力軸4が正方向に回転したときのみ中間軸8が第2の
太陽歯車10aに結合されるように設けた第1の1方向
クラッチ12が介装されている。第2の遊星歯車10b
の外側には第2の内歯車10cが噛み合わされている。
1端に第2の内歯車10cを保持し他端の中央を突出さ
せて出力軸に結合させた第2の内歯車の保持部材11が
設けられていて、この第2の内歯車の保持部材11の突
出させた他端の内周と中間軸8の他端の間には入力軸4
が逆方向に回転したときのみ第2の内歯車の保持部材1
1が中間軸8と結合されるように設けた第2の1方向ク
ラッチ14が介装されている。
【0011】上記のように構成されている本発明の第1
の手段の1実施例の作用について説明する。図1,図
2,図3において、電動機の出力軸と共通の入力軸4が
正方向に回転したとき、第1の太陽歯車6aは正方向に
回転し、第1の遊星歯車6bは軸9aの周りに逆方向に
回転しながら第1の内歯車6cの内周を入力軸4の周り
に正方向に回転する。そのため、第1のキャリア9は組
合わせた歯車比により第1の減速をされて正方向に回転
する。従って、中間軸8は正方向に回転し第1の1方向
クラッチ12により第2の太陽歯車10aが結合されて
正方向に回転する。第2の遊星歯車10bは軸9bの周
りに逆方向に回転し第2の内歯車10cを中間軸8の周
りに逆方向に回転させる。そのため、第2の内歯車の保
持部材11は組合わせた歯数比により第2の減速をされ
て逆方向に回転し出力軸7は第1の減速および第2の減
速により大きい減速比で逆方向に回転する。このとき、
第2の1方向クラッチ14は遊転するので中間軸8から
第2の内歯車の保持部材11に回転は伝導されない。
【0012】入力軸4が逆方向に回転したとき、第1の
大陽歯車6aは逆方向に回転し第1の遊星歯車6bは軸
9aの周りに正方向に回転しながら第1の内歯車6cの
内周を入力軸4の周りに逆方向に回転する。そのため、
第1のキャリア9は組合わせた歯数比により第1の減速
をされて逆方向に回転する。従って、中間軸8は逆方向
に回転し第2の1方向クラッチ14により第2の内歯車
の保持部材11が結合されて出力軸7は第1の減速のみ
により小さい減速比で逆方向に回転する。このとき、第
1の1方向クラッチ12および第2の1方向クラッチは
遊転するので中間軸8から第2の太陽歯車10aおよび
第2の内歯車の保持部材11に回転は伝導されない。
【0013】図4は図1の装置の1部分を変更したもの
であり、第2の内歯車の保持部材11の他端と出力軸7
の結合を切離して出力軸7の1端にカップ状に形成され
たブラケット11aの底部を固設し、このブラケット1
1aの外周と第2の内歯車の保持部材11の他端の内周
との間に入力軸4が正方向に回転したときのみ第2の内
歯車の保持部材11がブラケット11aと結合されるよ
うに設けた第3の1方向クラッチ15が介装されてい
る。従って、入力軸4が逆方向に回転したとき、第2の
内歯車10cが中間軸8の周りに逆回転し第2の遊星歯
車10bおよび第2の太陽歯車10aの空転を防止して
入力軸4が逆方向に回転したときの回転抵抗が減少され
る。本発明が適用される他の手段においても所要の箇所
に1方向クラッチを付加することにより同様の作用があ
る。
【0014】図5は本発明の第2の手段の変速装置の1
実施例の縦断面図である。図5において、図1の第1の
手段の変速装置と相違する部分の構成と作用について説
明する。中間軸8の中央に第2の太陽歯車10aが固設
されていて外周には第2の遊星歯車10bが噛み合わさ
れ、この、第2の遊星歯車10bの外側には第2の内歯
車10cが噛み合わされている。第2の遊星歯車10b
を回動自在に支持する軸9bを設けた第2のキヤリア1
6が変速装置の入力側枠体5aの内側に設けられてい
る。第2のキヤリア16と入力側枠体5aの間には入力
軸4が正方向に回転したときのみ第2のキヤリア16が
入力側枠体5aに固定されるように設けた第1の1方向
クラッチ13が介装されている。
【0015】上記のように構成されている本発明の第2
の手段の1実施例の作用について説明する。図5,図
2,図9において、入力軸4が正方向に回転したとき、
第2の太陽歯車10aは正方向に回転し、第2の遊星歯
車10bは軸9bの周りに逆方向に回転しながら第2の
太陽歯車10aの周りを正方向に回転する。そのため、
第2のキヤリア16は中間軸8の周りに正方向に回転さ
せる力を受けて第1の1方向クラッチ13により第2の
キヤリア16は入力側枠体5aに固定される。従って、
第2の内歯車10cは中間軸8の周りに逆方向に回転
し、出力軸7は第1の減速および第2の減速による大き
い減速比で逆方向に回転する。
【0016】入力軸4が逆方向に回転したとき、第2の
太陽歯車10aは逆方向に回転し、第2の遊星歯車10
bは軸9bの周りに逆方向に回転しながら第2の太陽歯
車10aの周りを逆方向に回転する。そのため、第2の
キヤリア16は中間軸8の周りに逆方向に回転する。こ
のとき、第1の1方向クラッチ13は遊転するので第2
の遊星歯車10bと第2の内歯車10cから出力軸7に
回転は伝導されない。従って、入力軸4の逆方向の回転
により、中間軸8と第2の内歯車の保持部材11が第2
の1方向クラッチ14によって結合され出力軸7は第1
の減速のみの小さい減速比で逆方向に回転する。
【0017】図6は本発明の第3の手段の変速装置の1
実施例の縦断面図である。図6において、電動機枠体1
aに装着した電動機端蓋1bに電動機の出力軸と共通の
入力軸4が軸受2aを介して回動自在に設けられ、枠体
5の右端には出力軸7が軸受2bを介して回動自在に設
けられている。入力軸4に第1の太陽歯車6aが設けら
れ外側の第1の遊星歯車6bと噛み合わされている。こ
の第1の遊星歯車6bは電動機端蓋1bに止着された軸
9aに回動自在に支持されている。入力軸4と第1の太
陽歯車6aの間には入力軸4が正方向に回転したときの
み入力軸4が第1の太陽歯車6aに結合されるように設
けた第1の1方向クラッチ12が介装されている。
【0018】第1の遊星歯車6aの外側には第1の内歯
車6cが噛み合わされ、この、第1の内歯車6cを1端
に保持し第2の太陽歯車10aが他端に固設された第1
の内歯車の保持部材11が設けられている。第1の内歯
車の保持部材11の内周と入力軸4の間には入力軸4が
逆方向の回転をしたときのみ第1の内歯車保持部材11
を介して第2の太陽歯車10aが入力軸4と結合される
ように第2の1方向クラッチ14が介装されている。第
2の太陽歯車10aの外側には第2の遊星歯車10bが
噛み合わされていて、この第2の遊星歯車10bの外側
に枠体5に固設された第2の内歯車10cが噛み合わさ
れている。第2の遊星歯車10bは第2のキヤリア16
に設けた軸9bに回動自在に支持され、この第2のキヤ
リア16は出力軸7の1端に結合されている。
【0019】上記のように構成されている本発明の第3
の手段の1実施例の作用について説明する。図6,図
8,図10において、入力軸4が正方向に回転したと
き、第1の1方向クラッチ12の結合により第1の太陽
歯車6aは正方向に回転し第1の遊星歯車6bは軸9a
の周りに逆方向に回転して第1の内歯車6cは第1の太
陽歯車6aの周りに逆方向に回転する。第1の内歯車の
保持部材11は第1の減速をされて入力軸4の周りに逆
方向に回転し、第2の太陽歯車10aは入力軸4の周り
に逆方向に回転して、第2の遊星歯車10bは軸9bの
周りに正方向に回転しながら第2の太陽歯車10aの周
りに逆方向に回転する。そのため、第2のキヤリア16
は第2の減速をされて出力軸7の周りに逆方向に回転し
て出力軸7は逆方向に回転する。このとき、第2の1方
向クラッチ14は遊転するので入力軸4と第2の太陽歯
車10aは結合されない。従って、入力軸4の正方向の
回転により、出力軸7は第1の減速および第2の減速の
大きい減速比で逆方向に回転する。
【0020】入力軸4が逆方向に回転したとき第2の1
方向クラッチ14の結合により第1の内歯車の保持部材
11を介して第2の太陽歯車10aが逆方向に回転し第
2の遊星歯車10bは軸9bの周りに逆方向に回転しな
がら第2の太陽歯車10aの周りに逆方向に回転する。
そのため、第2のキヤリア16は第2の減速をされて出
力軸7の周りに逆方向に回転して出力軸7は逆方向に回
転する。このとき第1の1方向クラッチ12は遊転する
ので、入力軸4と第1の太陽歯車6aは結合されない。
従って、入力軸4の逆方向の回転により出力軸7は第2
の減速のみの小さい減速比で逆方向に回転する。
【0021】図7は本発明の第4の手段の変速装置の1
実施例の縦断面図である。図7に於て、図6の第3の手
段の変速装置と相違する部分の構成と作用について説明
する。入力軸4に第1の太陽歯車6aが固設され外側の
第1の遊星歯車6bと噛み合わされている。第1の遊星
歯車6bの外側には第1の内歯車6cが噛み合わされて
いる。第1の遊星歯車6bは第1のキヤリア9に設けた
軸9aに回動自在に支持され、第1のキヤリア9と枠体
5の間には入力軸4が正方向に回転したときのみ第1の
キヤリア9が電動機端蓋1bに固定されるように設けた
第1の1方向クラッチ13が介装されている。
【0022】上記のように構成されている本発明の第4
の手段の1実施例の作用について説明する。図7,図
8,図10において、入力軸4が正方向に回転したと
き、第1の太陽歯車6aは正方向に回転し、第1の遊星
歯車6bは軸9aの周りに逆方向に回転しながら第1の
太陽歯車6aの周りを正方向に回転する。そのため、第
1のキヤリア9は入力軸4の周りに正方向に回転する。
このとき、第1のキヤリア9は第1の1方向クラッチ1
3により電動機端蓋1bに固定される。従って、第1の
内歯車6cは入力軸の周りに逆方向に回転し、出力軸7
は第1の減速および第2の減速による大きい減速比で逆
方向に回転する。
【0023】入力軸4が逆方向に回転したとき、第2の
1方向クラッチ14の結合により、第1の内歯車の保持
部材11を介して第2の太陽歯車10aが逆方向に回転
し、第2の遊星歯車10bは軸9bの周りに逆方向に回
転しながら第2の太陽歯車10aの周りに逆方向に回転
する。そのため、第2のキヤリア16は第2の減速をさ
れて出力軸7の周りに逆方向に回転して出力軸7は逆方
向に回転する。このとき、第1の1方向クラッチ13は
遊転するので第1の遊星歯車6bと第2の内歯車6cか
ら第1の内歯車の保持部材11に回転は伝導されない。
従って、入力軸4の逆方向の回転により入力軸4と第2
の太陽歯車10aが第1の内歯車の保持部材11を介し
て第2の1方向クラッチ14により結合され、出力軸7
は第1の減速のみの小さい減速比で逆方向に回転する。
なお、キヤリアと入力軸,中間軸,出力軸の結合部また
は遊星歯車の軸の枠体との止着部に相互のラジアル方向
の変位が許容される構成にすると加工・組立に高い精度
を要しない。また、出力軸7を入力軸とし入力軸4を出
力軸とすると増速の変速装置になる。
【0024】
【発明の効果】上記の構成、作用を有するので、変速装
置が小形、軽量になり、また、入力軸と出力軸が同芯軸
上に配置されるので狭い設置場所に取付けることができ
る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される第1の手段の装置の1実施
例の縦断面図。
【図2】図1,図4,図5のA−A′の断面図。
【図3】図1,図4のB−B′の断面図。
【図4】図1の1部分を変更した装置の1実施例の縦断
面図。
【図5】本発明が適用される第2の手段の装置の1実施
例の縦断面図。
【図6】本発明が適用される第3の手段の装置の1実施
例の縦断面図。
【図7】本発明が適用される第4の手段の装置の1実施
例の縦断面図。
【図8】図6,図7のC−C′断面図。
【図9】図5のD−D′断面図。
【図10】図6,図7のE−E′断面図。
【符号の説明】
1a 電動機枠体 1b 電動機端蓋 2a,2b,2c 軸受 3 変速装置 4 入力軸 5 変速装置の枠体 5a 入力側枠体 5b 出力側枠体 6a 第1の太陽歯車 6b 第1の遊星歯車 6c 第1の内歯車 7 出力軸 8 中間軸 9 第1のキャリア 9a,9b 軸 10a, 第2の太陽歯車 10b 第2の遊星歯車 10c 第2の内歯車 11 第2の内歯車保持部材 11a ブラケット 12,13 第1の1方向クラッチ 14 第2の1方向クラッチ 15 第3の1方向クラッチ 16 第2のキヤリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の出力軸により回転される変速装置
    の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設された変速装置の
    出力軸と、入力軸と出力軸の間に入力軸および出力軸と
    同芯軸上に配設された中間軸と、入力軸に固設された第
    1の太陽歯車と、第1の太陽歯車に噛み合わされた第1
    の遊星歯車と、第1の遊星歯車に噛み合わされて変速装
    置の枠体に固設された第1の内歯車と、第1の遊星歯車
    を回動自在に支持する軸が設けられて中間軸の1端に結
    合された第1のキャリアと、変速装置の枠体に止着され
    た軸に回動自在に支持された第2の遊星歯車と、第2の
    遊星歯車に噛み合わされて中間軸の中央に設けられた第
    2の大陽歯車と、入力軸が正方向に回転したときのみ中
    間軸が第2の太陽歯車に結合されるように中間軸と第2
    の太陽歯車の間に介装された第1の1方向クラッチと、
    第2の遊星歯車に噛み合わされた第2の内歯車と、1端
    に第2の内歯車を保持し他端が出力軸に結合された第2
    の内歯車の保持部材と、入力軸が逆方向に回転したとき
    のみ中間軸が出力軸に結合されるように中間軸の他端と
    出力軸の間に介装された第2の1方向クラッチとを有す
    ることを特徴とする変速装置。
  2. 【請求項2】電動機の出力軸により回転される変速装置
    の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設された変速装置の
    出力軸と、入力軸と出力軸の間に入力軸および出力軸と
    同芯軸上に配設された中間軸と、入力軸に固設された第
    1の太陽歯車と、第1の太陽歯車に噛み合わされた第1
    の遊星歯車と、第1の遊星歯車に噛み合わされて変速装
    置の枠体に固設された第1の内歯車と、第1の遊星歯車
    を回動自在に支持する軸が設けられて中間軸の1端に結
    合された第1のキャリアと、中間軸の中央に設けられた
    第2の太陽歯車と、第2の太陽歯車に噛み合わされた第
    2の遊星歯車と、第2の遊星歯車を回動自在に支持する
    軸が設けられた第2のキヤリアと、入力軸が正方向に回
    転したときのみ第2のキヤリアが変速装置の枠体に固定
    されるように変速装置の枠体と第2のキヤリアの間に介
    装された第1の1方向クラッチと、第2の遊星歯車に噛
    み合わされた第2の内歯車と、1端に第2の内歯車を保
    持し他端が出力軸に結合された第2の内歯車の保持部材
    と、入力軸が逆方向に回転したときのみ中間軸が出力軸
    に結合されるように中間軸の他端と出力軸の間に介装さ
    れた第2の1方向クラッチとを有することを特徴とする
    変速装置。
  3. 【請求項3】電動機の出力軸により回転される変速装置
    の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設された変速装置の
    出力軸と、入力軸に設けられた第1の太陽歯車と、入力
    軸が正方向に回転したときのみ第1の太陽歯車が入力軸
    に結合されるように入力軸と第1の太陽歯車の間に介装
    された第1の1方向クラッチと、変速装置の枠体に止着
    された軸に回動自在に支持されて第1の太陽歯車に噛み
    合わされた第1の遊星歯車と、第1の遊星歯車に噛み合
    わされた第1の内歯車と、1端に第1の内歯車を保持し
    他端に第2の太陽歯車が固設された第1の内歯車の保持
    部材と、入力軸が逆方向に回転したときのみ第2の太陽
    歯車が入力軸に結合されるように入力軸と第2の太陽歯
    車の間に介装された第2の1方向クラッチと、第2の太
    陽歯車に噛み合わされた第2の遊星歯車と、第2の遊星
    歯車に噛み合わされて変速装置の枠体に固設された第2
    の内歯車と、第2の遊星歯車を回動自在に支持する軸が
    設けられて出力軸の1端に結合された第2のキヤリアと
    を有することを特徴とする変速装置。
  4. 【請求項4】電動機の出力軸により回転される変速装置
    の入力軸と、入力軸と同芯軸上に配設された変速装置の
    出力軸と、入力軸に固設された第1の太陽歯車と、第1
    の太陽歯車に噛み合わされた第1の遊星歯車と、第1の
    遊星歯車を回動自在に支持する軸が設けられた第1のキ
    ヤリアと、入力軸が正方向に回転したときのみ第1のキ
    ヤリアが変速装置の枠体に固定されるように変速装置の
    枠体と第1のキヤリアの間に介装された第1の1方向ク
    ラッチと、第1の遊星歯車に噛み合わされた第1の内歯
    車と、1端に第1の内歯車を保持し他端に第2の太陽歯
    車が固設された第1の内歯車保持部材と、入力軸が逆方
    向に回転したときのみ第2の太陽歯車が入力軸に結合さ
    れるように入力軸と第2の太陽歯車の間に介装された第
    2の1方向クラッチと、第2の太陽歯車に噛み合わされ
    た第2の遊星歯車と、第2の遊星歯車に噛み合わされて
    変速装置の枠体に固設された第2の内歯車と、第2の遊
    星歯車を回動自在に支持する軸が設けられて出力軸の1
    端に結合された第2のキヤリアとを有することを特徴と
    する変速装置。
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