JPH05196103A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

Info

Publication number
JPH05196103A
JPH05196103A JP4169721A JP16972192A JPH05196103A JP H05196103 A JPH05196103 A JP H05196103A JP 4169721 A JP4169721 A JP 4169721A JP 16972192 A JP16972192 A JP 16972192A JP H05196103 A JPH05196103 A JP H05196103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
gear
shaft
input
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4169721A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0772581B2 (ja
Inventor
Jong Oh Ra
鍾 五 羅
Jun Young Lim
俊 榮 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH05196103A publication Critical patent/JPH05196103A/ja
Publication of JPH0772581B2 publication Critical patent/JPH0772581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/72Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion with a secondary drive, e.g. regulating motor, in order to vary speed continuously
    • F16H3/721Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion with a secondary drive, e.g. regulating motor, in order to vary speed continuously with an energy dissipating device, e.g. regulating brake or fluid throttle, in order to vary speed continuously

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】連続的に円滑かつ容易に変速できる連続変速装
置を提供する。 【構成】入力太陽ギア14と、これに歯合される第1差
動ギア36と、第1差動ギア36に歯合される第2差動
ギア42を備え、各第1、2差動ギア36、42を回動
可能に保持する各キャリア22、28を備える。該キャ
リア28には出力軸30が備わる。第1差動ギア36の
後部には低速用リングギア46を、第2差動ギアの前部
には後進用リングギア52を歯合し、第2差動ギアの後
部には調整軸16を備える太陽ギア18が歯合される。
そして、変速のために低、中、高速および後進用ブレー
キシステム60、62、66、64を備える。これによ
り、動力を断続するクラッチ装置等や、ギアの着脱・切
替え操作等を必要とせず、低速から後進駆動まで円滑か
つ容易に変速が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速装置に関する。詳
細には、如何なる場合においてもギアの着脱や切り換え
操作等をする必要がなく、またクラッチ装置等で駆動力
原との遮断あるいは連結をする必要もなく、入力軸に入
力される駆動力を出力軸の負荷に相応する回転に変速さ
せて出力することができる変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般的に用いられている変速
装置は、自動制御と手動によるものとにかかわらず、設
定されているギア比を択一的に選択して変速するように
構成されている。かかる変速装置においては、出力軸で
要求される負荷に対して対応可能な多段ギアで構成され
るため、変速時には、ギアの着脱や切り換え操作等をし
なければならない煩雑さと、入力を遮断あるいは連結さ
せるクラッチ装置等と組合せることが必要になるため、
構造的にも著しく複雑になり、さらにはその取り付けス
ペースも大きく取る必要が生じていた。そして、特に車
両等へ使用されている場合等には、出力軸の負荷に相応
して迅速にクラッチの断続操作と変速操作を行なう必要
があるため、変速ショック等を少なくするためには細心
の注意を払わなければならないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、かかる問題
を解決するために、本出願人によって、アメリカ合衆国
特許第5062823号(1991.11/5)に開示
された先行技術がある。しかしながら、該先行技術にお
いては、上記問題点は解決できるものの、入力回転方向
と出力回転方向とを相反するようにするためには、すな
わち後進駆動するためには、別体に後進駆動用の装置等
を設ける必要があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、クラッチ等の複雑な機構を用いずに迅速に
変速操作を行なうことができ、回転力を円滑かつ充分に
伝達することができると共に、後進駆動をも可能にした
簡単な構造を有する変速装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る変速装置は、請求項1に記載のように、機関で生じた
動力を伝達しうる入力太陽ギアと、該入力太陽ギアと歯
合される第1差動ギアと、該第1差動ギアと歯合されて
回転する第2差動ギアを備え、各第1・第2差動ギアを
回転可能に軸支する各固定ピンと、これらを保持するキ
ャリアと、該キャリアと一体的に形成された出力軸を備
え、第1差動ギアの一端部に低速用リングギアを歯合
し、第2差動ギアの一端部には後進用リングギアを歯合
し、該第2差動ギアの他端部には太陽ギアを歯合させ、
該太陽ギアと一体的に形成される調整軸を備えた一つの
差動ギアセットを含んで構成される。
【0006】請求項2に記載の発明にかかる変速装置に
おいては、各第1、第2差動ギアの前部と後部の歯数を
相異ならせた構成とした。請求項3に記載の発明にかか
る変速装置においては、各第1、第2差動ギアの前部と
後部の歯数を同一にした構成とした。請求項4に記載の
発明にかかる変速装置においては、請求項1に記載の発
明にかかる構成のうち、調整軸、太陽ギア、入力軸と調
整軸の間のベアリングおよび中速用ブレーキシステムを
除去し、中・高速駆動のために連動システムを用いた構
成とした。
【0007】請求項5に記載の発明にかかる変速装置に
おいては、請求項1に記載の発明にかかる構成のうち、
調整軸、太陽ギア、入力軸と調整軸の間のベアリングを
除去し、また、入力太陽ギアの位置を換えて、あわせて
第1差動ギアと第2差動ギアの位置、および低速用リン
グギアと後進用リングギアの位置を各々換えて、中・高
速駆動のために、入力軸と低速用リングギアの間に回転
差異をもたせたり、あるいは一体に回転させるようにで
きる連動システムを用いる構成とした。
【0008】
【作用】かかる請求項1に記載の構成において、出力軸
に負荷がかかって停止状態の際には、入力される動力
は、速度を調整する太陽ギアと低速用リングギアとを入
力回転方向と反対方向に回転させて中立状態となり、入
力回転方向と反対方向に回転している前記低速用リング
ギアに低速用ブレーキシステムによって、制動力を徐々
にかけて低速用リングギアを完全に停止させると、出力
軸に動力が低速で伝達される。そして、太陽ギアと一体
的に形成された調整軸に中速用ブレーキシステムにより
制動力をかけて調整軸を停止させると、動力が中速で出
力軸に伝達される。また、公知の装置や機構を応用した
連動システムを用いて入力軸と調整軸とを一体的に連結
すると、入力軸と調整軸とは一つの回転体となり、動力
が高速で伝達されることになる。さらに、後進用リング
ギアに後進用ブレーキシステムによって制動力をかけ
て、後進用リングギアの回転を停止させると、入力軸の
回転方向と反対方向に出力軸は回転するため、後進が可
能になる。
【0009】請求項2、請求項3に記載の構成によれ
ば、上記作用に加えて、出力軸へ伝達される回転速度差
を各差動ギアによって変えることができる。請求項4に
記載の構成によれば、調整軸、太陽ギア、入力軸と調整
軸の間のベアリングおよび中速用ブレーキシステムを除
去し、低速用ブレーキシステムの代わりに、入力軸と低
速用リングギアの間に回転差異をもたせたり、あるいは
一体に回転させるようにできる連動システムを用いて、
変速を行なうことができる。その他の作用は請求項1に
記載の発明にかかる作用と同様である。
【0010】請求項5に記載の構成によれば、請求項1
に記載の発明にかかる構成のうち、調整軸、太陽ギア、
入力軸と調整軸の間のベアリングを除去し、また、入力
太陽ギアの位置を換えて、あわせて第1差動ギアと第2
差動ギアの位置、および低速用リングギアと後進用リン
グギアの位置を各々換えて、中・高速駆動のために、入
力軸と低速用リングギアの間に回転差異をもたせたり、
あるいは一体に回転させるようにできる連動システムを
用いて、変速を行なうことができる。その他の作用は、
請求項4に記載の構成の配置を変えただけなので、請求
項4に記載の発明にかかる作用と同様である。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を添付の図面に基づいて説明
する。本発明の第1の実施例にかかる変速装置10を図
1、図2に示す。図において、図示しない機関の駆動軸
から駆動力が入力される入力軸12が設けられ、該入力
軸12は第1部分12Aと第2部分12Bを有する。ま
た、該第1部分12Aと第2部分12Bとの間には、入
力太陽ギア14が入力軸12に一体的に形成されてい
る。該第1部分12Aの外周には、ベアリング20、2
0’を介在して、中空の調整軸16が入力軸12から独
立して回転可能に軸支保持されている。そして、前記調
整軸16の一端部16Aには太陽ギア18が一体的に形
成されている。
【0012】太陽ギア18付近の調整軸16の外周に、
円板形キャリア22がベアリング24Aを介在して、調
整軸16から独立して回転可能に軸支保持されている。
また、中空円筒部26を有するキャリア28が、ベアリ
ング24Bを介在して、入力軸12から独立して回転可
能に、入力軸12の第2部分12Bの外周に軸支保持さ
れる。そして、該キャリア28は、出力軸30と一体的
に形成されている。
【0013】前記キャリア22、28の各々を一体的に
回転可能にするために、複数の固定ピン32AA、32
BBからなる固定ピン32A、32Bが、両キャリア2
2、28の間をかけ渡すように、複数の固定ピン32A
A、32BBの各々の両端部が両キャリア22、28に
設けられている開口部に互い違いに、挿入保持されてい
る。すなわち、複数の固定ピン32AAの一端部はキャ
リア22に、他端部はキャリア28に挿入固定され、そ
して複数の固定ピン32BBも同様にして、キャリア2
2、28に挿入保持されるが、これら各固定ピン32A
A、32BBは、各々互い違いに配置されている。そし
て、固定ピン32Aのキャリア28側の外周には、ベア
リング34、34’を介在して複数の第1差動ギア36
Aからなる第1差動ギア36が回転自由に軸支されると
共に、キャリア22側の外周には、前記第1差動ギア3
6が遊動するのを防止するように、ブッシング38が各
々嵌挿固定されている。また、固定ピン32Bのキャリ
ア22側の外周には、ベアリング40、40’を介在し
て複数の第2差動ギア40Aからなる第2差動ギア40
が回転自由に軸支されるとともに、固定ピン32Bのキ
ャリア28側の外周には、固定ピン32Aの場合と同様
に、ブッシング44が各々嵌挿固定されている。
【0014】なお、本実施例では、固定ピン32AA、
第1差動ギア36Aおよびベアリング34、34’を一
組として計三組を使用し、同様に、固定ピン32BB、
第2差動ギア42Aおよびベアリング40、40’を一
組として計三組を使用する構成としたが、このような個
数は限定されるものではない。そして、各第1差動ギア
36Aの中心は、すなわち複数の固定ピン32AAは、
入力軸12と同心円上に各々配置されているので、各第
1差動ギア36Aが接することができるピッチ円は、前
記同心円の内側と外側に各々一つずつ存するが、該内側
ピッチ円において、各第1差動ギア36Aの後部36R
が、入力太陽ギア14と噛合され、同様に外側ピッチ円
上では、低速リングギア46と噛合されている。前記低
速リングギア46は管軸ボス部48を有し、該管軸ボス
部48の内周と、中空円筒部26の外周との間にはベア
リング50が軸支保持されているので、低速リングギア
46は、中空円筒部26から独立して回転可能に中空円
筒部26の外周に軸支保持される。
【0015】なお、各第1差動ギア36Aの前部36F
は、各第2差動ギア42Aの後部42Rと噛合されてい
る。また、各第2差動ギア42Aの前部42Fが、各第
1差動ギア36Aの場合と同様に、内側ピッチ円におい
て太陽ギア18と歯合され、外側ピッチ円において後進
用リングギア52と噛合される。該後進用リングギア5
2は管軸ボス部54を有し、該管軸ボス部54の内周と
調整軸16の外周との間にベアリング56が軸支固定さ
れ、後進用リングギア52は内周軸16から独立して回
転可能に調整軸16の外周に軸支保持される。
【0016】そして、各段階別に変速を行なうために、
外部より制動力をかけられるブレーキシステムが用いら
れる。まず、低速状態で低速用リングギア46に制動力
をかけるために、低速用リングギア46の管軸ボス部4
8の外周に低速用ブレーキシステム60が設けられてい
る。中速状態では、調整軸16、すなわち、太陽ギア1
8を調整するが、このために調整軸16の外周に中速用
ブレーキシステム62が設けられる。後進のためには、
後進用リングギア52に制動力をかけるが、このため、
後進用リングギア52の外周に後進用ブレーキシステム
64が設けられている。
【0017】つづいて、高速状態においては、入力軸1
2と調整軸16を一体に回転させるが、このために連動
システム66が用いられる。ここで、連動システム66
は、入力軸12と調整軸16とを一体に回転させること
ができるだけでなく、その間に回転差異を持たせること
も可能なもので、公知の装置や機構、すなわち、流体ク
ラッチ、トルクコンバータ、電気・電子クラッチ等を応
用したシステムを指している。ここでは、これらの公知
技術については、具体的な説明を省略する。
【0018】なお、本実施例では、かかるブレーキシス
テムを調整軸16あるいは管軸ボス部48の外周に配置
して説明したが、制動力をかけて調整することが可能な
設置位置や構造を有すれば、本実施例に限定する必要は
ない。また、上述の低速、中速、高速、および後進用ブ
レーキシステムは、自動制御あるいは手動によってもよ
く、また、制動方式については、電気、電子、油・空
圧、摩擦車等のメカニズムを全て適用できるが、ここで
はより簡単な制動方式であるライニング方式、すなわち
ライニングを押圧することによって、低速時の低速用リ
ングギア46と中速時の調整軸16、および後進時の後
進用リングギア52を制動させうる方式を用いて説明し
たが、これに限定するものではない。
【0019】このように構成された変速装置10の動力
伝達過程と変速状態を中立、低速、中速、高速、および
後進状態に分けて、より詳細に説明する。本発明にかか
る変速装置10は、自動車および産業機械等の駆動力を
変速して出力させることが要求される如何なる場合にお
いても適用可能であるが、ここでは特に自動車に適用さ
れた一例について説明する。
【0020】また、説明の都合上、図面の右側から見た
時、時計方向に回転する方向を入力軸の回転方向とし、
この入力軸と同一回転方向を各図面では上向き矢印の方
向に定義して説明することにする。 1.中立状態(図3、および表1)
【0021】
【表1】
【0022】中立状態は、図3に示すように機関の駆動
力が出力軸30に出力されず、空回転している状態であ
る。すなわち、機関の駆動軸から回転力が入力される
と、入力軸12は回転し、この軸に一体的に形成された
入力太陽ギア14は入力軸12と同一方向Aに回転す
る。そして、入力太陽ギア14が回転することによって
これに噛合された各第1差動ギア36Aが各固定ピン3
2AAを中心に、入力太陽ギア14と反対の回転方向B
に回転する。この際、負荷がかかって停止している出力
軸30と一体的に形成されたキャリア28により、第1
差動ギア36は固定ピン32Aを中心に自転だけするよ
うになる。また、第1差動ギア36と噛合されている低
速用リングギア46は入力太陽ギア14の回転方向と反
対方向Cに回転する。そして、各第1差動ギア36Aと
噛合された各第2差動ギア42Aも、同様に、各固定ピ
ン32BBを中心に第1差動ギア36Aの回転方向と反
対の回転方向D、すなわち、入力太陽ギア14と同一な
回転方向に自転するようになる。そして、第2差動ギア
42と噛合された後進用リングギア52は入力太陽ギア
14の回転方向と反対の回転方向Eに回転するようにな
り、この際、太陽ギア18は入力太陽ギア14の回転方
向と反対の回転方向Fに回転し、入力された回転力は空
回転するようになる。
【0023】かかる中立状態では、キャリア28と一体
的に形成された出力軸30に負荷がかかって、出力軸は
停止している状態であるので、第1・第2差動ギア3
6、42と太陽ギア18と低速用リングギア52は空回
転し、すなわち、入力軸12に入力された駆動力は、出
力軸30に伝達されないまま空回転するようになる。 2.低速状態(図4、および表2)
【0024】
【表2】
【0025】低速状態は、出力軸30の回転が、徐々に
増加する状態であって、上述の中立状態で低速用リング
ギア46の管軸ボス部48の外周に設けた低速用ブレー
キシステム60により制動力P1をかけると、中立状態
で入力軸12と反対方向Cに回転していた低速用リング
ギア46の回転力は減少して、停止するようになり、あ
わせて、出力軸30の回転は前記低速用リングギア46
の回転減少および停止にともなって、徐々に増加するこ
とになる。すなわち、低速用リングギア46の回転が減
少して停止する際、第1差動ギア36は自転を併行しな
がら低速用リングギア46の内側周囲を回転、すなわち
公転するようになり、キャリア22、28を回転方向G
に回転させるようになるため、キャリア28と一体的に
形成された出力軸30を回転させるようになる。
【0026】ここで、かかる低速状態の各ギア等の回転
方向に注目すると、第1差動ギア36は入力太陽ギア1
4の回転方向Aと反対の回転方向Bに回転し、キャリア
22、28と出力軸30は入力太陽ギア14の回転方向
Aと同一の回転方向Gに回転する。そして、第1差動ギ
ア36は固定ピン32Aを中心に回転方向Bに自転しな
がらキャリア22、28と共に、低速用リングギア46
の内側を入力軸12と同一の回転方向Gに公転する。
【0027】3.中速状態(図5、および表3)
【0028】
【表3】
【0029】中速状態は、低速状態よりも出力軸30の
回転を増加させようとする場合に変速される状態で、低
速状態で低速用リングギア46にかけられた制動力P1
を解除し、調整軸16に設けられた中速用ブレーキシス
テム62によって制動力P2をかけると、入力軸12と
反対方向Fに回転していた調整軸16と一体的に形成さ
れた太陽ギア18の回転力は、減少して停止することに
なる。すなわち、太陽ギア18の回転が減少して停止す
ることで、第2差動ギア42は自転が減少されながら太
陽ギア18の外周を公転するようになり、キャリア2
2、28の回転(G方向)を増加させるようになり、キ
ャリア28と一体的に形成された出力軸30の回転も増
加する。この際、出力軸の回転方向は入力太陽ギア14
と同一の回転方向である。
【0030】ここで、かかる中速状態の各ギアの回転方
向に注目すると、第1差動ギア36に噛合された低速用
リングギア46と第2差動ギア42に噛合された後進用
リングギア52は全て入力太陽ギア14と同一の回転方
向H、Iに回転し、第2差動ギア42の内側に噛合され
た太陽ギア18が停止することによって、キャリア2
2、28の回転力は一層増大し、第1、2差動ギア等の
自転は減少する状態になる。
【0031】4.高速状態(図6、および表4)
【0032】
【表4】
【0033】高速状態は、中速状態よりも一層加速させ
るために変速される状態で、調整軸16にかけられた制
動力P2を解除して、連動システム66を用いて入力軸
12と調整軸16を一体的に回転させる。このような高
速状態においては、入力軸12からの回転力が2系統に
分離され伝達されるが、まず、入力軸12と一体的に形
成されている入力太陽ギア14を回転させ、入力太陽ギ
ア14と第1差動ギア36に伝達される系統と、調整軸
16を入力軸12と一体に回転させて、太陽ギア18を
回転させ、太陽ギア18と第2差動ギア42に伝達され
る系統がある。
【0034】かかる2系統を通過した回転力はキャリア
22、28で合流して出力軸30を回転させることにな
る。言い換えれば、入力太陽ギア14と太陽ギア18に
入力される回転が、同一速度、同一方向であるため第1
差動ギア36と第2差動ギア42を自転させることな
く、キャリア22、28は両太陽ギア14、18を中心
として、全体が一つの回転体をなして回転方向Jに回転
する状態になるものである。この際、第1差動ギア36
と第2差動ギア42は自転しない状態でキャリア22、
28に伴って回転している。
【0035】5.後進状態(図7、および表5)
【0036】
【表5】
【0037】後進状態は、出力軸30が入力太陽ギア1
4の回転方向と反対方向に回転する状態で、上述の中立
状態から、後進用リングギア52の管軸ボス部54に設
けられた後進用ブレーキシステム64によって、制動力
P3をかけると後進用リングギア52が停止して、出力
軸30が入力太陽ギア14の回転方向と反対方向に回転
することになる。
【0038】すなわち、中立状態で回転方向Eに回転し
ている後進用リングギア52が制動力P3によって停止
するようになると、各第2差動ギア42Aは後進用リン
グギア52の内側周囲を自転と公転を併行して、キャリ
ア22、28を回転方向Kに回転させるようになり、キ
ャリア28と一体的に形成された出力軸30が入力軸1
2の回転方向と反対方向に回転するようになる。
【0039】ここで、かかる後進状態の各ギア等の回転
方向に注目すると、各第1差動ギア36Aは入力太陽ギ
ア14の回転方向Aと反対の回転方向Bへ回転し、各第
1差動ギア36Aに噛合された各第2差動ギア42Aは
入力太陽ギア14と同一回転方向Dに回転し、出力軸3
0と一体的になっているキャリア22、28は入力軸1
2の回転方向と反対の回転方向Kに回転される。そし
て、第1、第2差動ギアは、自転しながらキャリア2
2、28に伴って回転することになる。
【0040】次に、本発明にかかる第2の実施例を図8
に基づいて説明する。尚、第2の実施例は第1の実施例
での調整軸16、太陽ギア18およびベアリング20、
20’を取り除き、また、第1の実施例の入力太陽ギア
14の位置を換えて、あわせて第1差動ギアと第2差動
ギアの位置、および低速用リングギアと後進用リングギ
アの位置を各々換えた実施例である。そして、中・高速
駆動のために、入力軸と低速用リングギアの間に回転差
異をもたせたり、あるいは一体に回転させるようにでき
る連動システムを用いている。
【0041】なお、第1の実施例と同一の部品に対して
は同一符号を付与している。本発明にかかる第2の実施
例の変速装置100には第1部分12Aと第2部分12
Bを有する入力軸12が設置され、第1部分12Aと第
2部分12Bの間に入力太陽ギア114を入力軸12と
一体的に形成する。入力太陽ギア114付近の第1部分
12Aの外周にはベアリング24Aによって円板形キャ
リア22が回転可能に軸支され、中空円筒部26を有す
るキャリア28は入力軸12の第2部分12Bの外周で
ベアリニング24Bにより回転可能に軸支される。該キ
ャリア28は出力軸39と一体的に形成されている。
【0042】また、両キャリア22、28の各々が一体
的に回転可能にするために、第1の実施例の場合と同様
に、複数の固定ピン132AA、132Bが挿入固定さ
れる。固定ピン132Aには、複数の第1差動ギア13
6Aからなる第1差動ギア136を、ベアリング13
4、134’によって回転可能に挿入固定するが、各第
1差動ギア136Aの前部136Fは内側ピッチ円上
で、入力太陽ギア114と歯合される。前記低速用リン
グギア146は管軸ボス部148を備え、ベアリング1
50によって入力軸の第1部分12Aの外周に回転可能
に軸支される。
【0043】そして、固定ピン132Bの外周には、複
数の第2差動ギア142Aからなる第2差動ギア142
がベアリング140、140’によって回転可能に挿入
固定されるが、各第2差動ギア142Aの前部142F
は各第1差動ギア136Aの後部136Rと歯合され、
その後部142Rの外側ピッチ円上で後進用リングギア
152と歯合される。前記後進用リングギア152は管
軸ボス部154を備え、中空円筒部26の外周にベアリ
ング156によって回転可能に軸支される。
【0044】そして、第1、2差動ギアの遊動を防止す
るために、ブシング138、144を挿入固定している
のは、第1実施例の場合と同様である。また、外部より
制動力をかけ与えるため、低速用リングギア146の管
軸ボス部148の外周には、低速用のブレーキシステム
160が設置され、後進用リングギア152の管軸ボス
部154の外周には後進用ブレーキシステム164が設
置される。このようなブレーキシステムの設置方法等は
第1実施例と同様である。
【0045】そして、中・高速駆動のために連動システ
ム66が用いられる。このように構成された本発明の第
2の実施例にかかる変速装置100の動力伝達過程と、
変速状態の原理も第1実施例に類似であるので、以下、
簡略に説明する。 A.中立状態(第9図、および表6)
【0046】
【表6】
【0047】中立状態は、出力軸30に動力が伝達され
ず空回転する状態である。第9図で入力軸12が回転す
ることによって、入力太陽ギア114が方向A’に回転
する。この際、出力軸30に負荷がかかって停止してい
るので、キャリア22、28も停止状態であるので、入
力太陽ギア114と歯合された各第1差動ギア136A
は、各固定ピン132AAを中心に方向B’に自転だけ
する。また、各第1差動ギア136Aの回転によって各
第2差動ギア142Aも、各固定ピン132BBを中心
に方向C’に自転だけするので、従って、後進用リング
ギア152が方向D’に回転する。そして、第1差動ギ
ア136の回転によって低速用リングギア146が方向
E’に回転する。
【0048】B.前進低速状態(第10図、および表
7)
【0049】
【表7】
【0050】低速用リングギア146の管軸ボス部14
8の外周に設置された低速用ブレーキシステム160に
よって、制動力F1をかけて中立状態において方向E’
に回転していた低速用リングギア146を停止させる。
すなわち、低速用リングギア146の回転が減少して停
止するとき、第1差動ギア136は固定ピン132Aを
中心に、方向B’への自転を併行しながら低速用リング
ギア146の内側を公転するようになり、従って、キャ
リア22、28が方向F’に回転しながら、出力軸30
も入力軸と同じ方向に回転するようになる。 そして、
出力軸の速度を増加させようとする場合は、すなわち、
中・高速に駆動させようとする場合には、連動システム
(66)を用いて行なう。
【0051】C.後進状態(第11図、および表8)
【0052】
【表8】
【0053】後進用リングギア152の管軸ボス部15
4の外周に設けた後進用ブレーキシステム164によっ
て、制動力F2をかけて、中立状態において方向D’に
回転していた低速用リングギア152を停止させる。す
なわち、制動力F2によって後進用リングギア152が
停止することによって、各第2差動ギア142Aは各固
定ピン132BBを中心に自転しながら、後進用リング
ギア152の内側周囲を公転するようになり、従って、
キャリア22、28が方向G’に回転するようになるた
め、キャリア28と一体的に形成された出力軸30も入
力軸の回転方向に反対の方向に回転するようになる。こ
の時、低速用リングギア146は方向H’に回転する。
【0054】一方、本実施例では各ギアの歯数を限定し
ていないが、このことは、ギアの歯数を目的によって適
宜調整すればよいということである。参考までに、表
9、10に示すような各ギアの歯数が定まるときの、入
力軸の1回転に対する出力軸の回転数を求めることにす
る。各ギアの歯数、すなわち、入力太陽ギア(14):
Ia、太陽ギア(18):Ma、第1差動ギア(3
6):D1、第2差動ギア(42):D2、低速用リン
グギア(46):La、後進用リングギア(52)、R
aとすると、入力軸の1回転に対する出力軸の回転数W
Pを求める公式は次の通りである。 1)低速用リングギア(46)の停止時 WP=Ia/(Ia+La) 2)太陽ギア(18)の停止時 WP=Ia/(Ia+Ma) 3)後進用リングギア(52)の停止時 WP=Ia/(Ia−Ra)
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】なお、本発明の変速装置は本実施例にのみ
限定されるものでなく、本発明の趣旨を基にした全ての
車両と産業機械で駆動力を出力軸に変速して出力させ得
る装置に適用することができるのは勿論、本発明の範囲
内で諸種の修正および変更をかけることができることは
明白である。例えば、第1実施例で中速駆動のための調
整軸16、太陽ギア18、ベアリング20、20’およ
び中速用ブレーキシステム62を除去し、中・高速のた
めの連動システム66を用いても同様な目的を達成する
ことができる。
【0058】また、第1差動ギア36と第2差動ギア4
2の歯数を互いに異ならせることができるのは勿論、各
差動ギアの前部と後部において、歯数を互いに異なるよ
うにすることもできる。また、本発明の実施例でブレー
キシステムにより制動力をかけ与える方式では簡単な加
圧式ブレーキライニング制動方式を用いているが、この
ようなシステムはその構成及び実施方法と位置等が種々
な方法で変形できるのは勿論、装置としては油・空圧、
電気、電子等の自動制御のための種々な回路構成が可能
であり、これもまた、本発明の範囲を越えるものではな
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項1に記載の変速装置の構成によれば、機関の動力を
入力軸を通じて出力軸に変速して出力させる際に、動力
を遮断あるいは連結させるクラッチ装置等を必要とせ
ず、また、ギアの着脱、切替え操作等をすることなしに
変速比を容易に調整して円滑な速度調整を行なうことが
できると共に、変速ショックもなくすることができ、、
なおかつ後進駆動をも可能にする一方、簡単な構造であ
るために部品点数が少なくて済み、また大掛かりなクラ
ッチ装置等を必要としないため、取り付けスペースおよ
び生産コスト等の低減を図ることができる。
【0060】請求項2、請求項3に記載の発明によれ
ば、上記効果に加えて、さらに変速の適用範囲を各差動
ギアによって、広げることが可能になる。請求項4、請
求項5に記載の発明によれば、上記効果に加えて、さら
に構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の1部切欠斜視図
【図2】 第1の実施例の組立て断面図
【図3】 第1の実施例にかかる変速装置が中立状態で
空回転されている状態を示す断面図
【図4】 第1の実施例にかかる変速装置により、入力
が低速で出力軸に伝達される状態を示した断面図
【図5】 第1の実施例にかかる変速装置により、入力
が中速で出力軸に伝達される状態を示した断面図
【図6】 第1の実施例にかかる変速装置により、入力
が高速で出力軸に伝達される状態を示した断面図
【図7】 第1の実施例にかかる変速装置により、出力
軸が入力軸と反対方向に回転する後進状態を示す断面図
【図8】 第2の実施例の組立て断面図
【図9】 第2の実施例にかかる変速装置の中立状態を
示す断面図
【図10】 第2の実施例にかかる変速装置の前進状態
を示す断面図
【図11】 第2の実施例にかかる変速装置の後進状態
を示す断面図
【符号の説明】
10、100 変速装置 12 入力軸 12A 第1部分 12B 第2部分 14、114 入力太陽ギア 16 調整軸 18 太陽ギア 22 キャリア 26 中空円筒部 28 キャリア 30 出力軸 36、136 第1差動ギア 42、142 第2差動ギア 46、146 低速用リングギア 48、148 管軸ボス部 52、152 後進用リングギア 54、154 管軸ボス部 60、160 低速用ブレーキシステム 62 中速用ブレーキシステム 64、164 後進用ブレーキシステム 66 連動システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 俊 榮 大韓民国京畿道楊州郡檜泉邑徳亭里141番 地2号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部分12Aおよび第2部分12Bを有
    し、入力駆動力を受ける入力軸12と、 前記入力軸の第1部分12Aと第2部分12Bとの間に
    入力軸12と同軸上に一体的に形成された入力太陽ギア
    14と、 一端部16Aに太陽ギア18が一体的に形成され、入力
    軸12の第1部分12A外周に入力軸12から独立して
    入力軸12と同軸的に回転可能に軸支された中空の調整
    軸16と、 前記太陽ギア18付近の調整軸16の外周に前記調整軸
    16から独立して調整軸16と同軸的に回転可能に軸支
    されたキャリア22と、 中空円筒部26を有し、前記入力軸12の第2部分12
    Bの外周に入力軸12から独立して入力軸12と同軸的
    に回転可能に軸支されたキャリア28と、 前記各キャリア22、28を互いに連結し、各キャリア
    22、28が一体的に回転可能なように前記各キャリア
    22、28に固定された複数の固定ピン32A、32B
    と、 前記各固定ピン32Aの外周に回転可能に各々軸支さ
    れ、その後部36Rが前記入力太陽ギア14に各々歯合
    された複数の第1差動ギア36と、 前記中空円筒部26の外周に回転可能に軸支され、前記
    各第1差動ギア36の後部36Rに歯合する低速用リン
    グギア46と、 前記各固定ピン32Bの外周に回転可能に各々軸支さ
    れ、その後部42Rが前記各第1差動ギア36の前部3
    6Fに各々歯合され、その前部42Fが前記太陽ギア1
    8に各々歯合された複数の第2差動ギア42と、 前記調整軸16の外周に回転可能に軸支され、前記各第
    2差動ギア42の前部42Fに歯合する後進用リングギ
    ア52と、 前記キャリア28の中空円筒部26と同軸上に一体的に
    形成された出力軸30と、 低速駆動するために、前記低速用リングギア46に制動
    力をかける低速用ブレーキシステム60と、 中速駆動するために、前記調整軸16に制動力をかける
    中速用ブレーキシステム62と、 高速駆動するために、入力軸12と調整軸16とを連結
    し、一体的に回転させうる連動システム66と、 後進駆動するために、後進用リングギア52に制動力を
    かける後進用ブレーキシステム64と、 を含んで構成されることを特徴とする変速装置。
  2. 【請求項2】各差動ギア36、42の前部36F、42
    Fと後部36R、42Rの歯数を相異ならせることを特
    徴とする請求項1に記載の変速装置。
  3. 【請求項3】各差動ギア36、42の前部36F、42
    F、および後部36R、42Rの歯数を同一にすること
    を特徴とする請求項1に記載の変速装置。
  4. 【請求項4】第1部分12Aと第2部分12Bとを有
    し、入力駆動を受ける入力軸12と、 前記入力軸12の第1部分12Aと第2部分12Bとの
    間に入力軸12と同軸上に一体的に形成された入力太陽
    ギア14と、 前記入力軸12の第1部分12Aの外周に入力軸12か
    ら独立して入力軸12と同軸的に回転可能に軸支された
    キャリア22と、 中空円筒部26を有し、前記入力軸12の第2部分12
    Bの外周に入力軸12から独立して入力軸12と同軸的
    に回転可能に軸支されたキャリア28と、 前記各キャリア22、28を互いに連結し、各キャリア
    が一体的に回転可能なように前記各キャリア22、28
    に固定された複数の固定ピン32A、32Bと、 前記各固定ピン32Aの外周に回転可能に各々軸支さ
    れ、その後部36Rが前記入力太陽ギア14に各々歯合
    された複数の第1差動ギア36と、 前記中空円筒部26の外周に回転可能に軸支され、前記
    各第1差動ギア36の後部36Rに歯合する低速用リン
    グギア46と、 前記各固定ピン32Bの外周に回転可能に各々軸支さ
    れ、その後部42Rが前記各第1差動ギア36の前部3
    6Fに各々歯合された複数の第2差動ギア42と、 前記入力軸12の第1部分12Aの外周に回転可能に軸
    支され、前記各第2差動ギア42の前部42Fに歯合す
    る後進用リングギア52と、 前記キャリア28の中空円筒部26と同軸上に一体的に
    形成された出力軸30と、 前進駆動するために、前記低速用リングギア46に制動
    力をかける低速用ブレーキシステム60と、 中・高速駆動するために、入力軸12と後進用リングギ
    ア52との間に回転差を与えるか、あるいは一体に回転
    させうる連動システム66と、 後進駆動するために、後進用リングギア52に制動力を
    かける後進用ブレーキシステム64と、 を含んで構成されることを特徴とする変速装置。
  5. 【請求項5】第1部分12Aおよび第2部分12Bを有
    し、入力駆動力を受ける入力軸12と、 前記入力軸12の第1部分12Aと第2部分12Bとの
    間に入力軸12と同軸上に一体的に形成された入力太陽
    ギア114と、 前記入力太陽ギア114付近の前記入力軸12の第1部
    分12Aの外周に、入力軸12から独立して入力軸12
    と同軸的に回転可能に軸支されるキャリア22と、 中空円筒部26を有し、前記入力軸12の第2部分12
    Bの外周に入力軸12から独立して入力軸12と同軸的
    に回転可能に軸支されたキャリア28と、 前記各キャリア22、28を互いに連結し、各キャリア
    22、28が一体的に回転可能なように前記各キャリア
    22、28に固定された複数の固定ピン132A、13
    2Bと、 前記各固定ピン132Aの外周に回転可能に各々軸支さ
    れ、その前部136Fが前記入力太陽ギア114に各々
    歯合された複数の第1差動ギア136と、 前記入力軸12の第1部分12Aの外周に回転可能に軸
    支され、前記各第1差動ギア136の前部136Fに各
    々歯合する低速用リングギア146と、 前記各固定ピン132Bの外周に回転可能に各々軸支さ
    れ、その前部142Fが前記各第1差動ギア136の後
    部136Rに各々歯合された複数の第2差動ギア142
    と、 前記キャリア28の中空円筒部26の外周に回転可能に
    軸支され、前記各第2差動ギア142の後部142Rを
    各々歯合する後進用リングギア152と、 前記キャリア28の中空円筒部26と同軸上に一体的に
    形成された出力軸30と、 前進駆動するために、前記低速用リングギア146に制
    動力をかける低速用ブレーキシステム160と、 中・高速駆動するために、前記入力軸12と低速用リン
    グギア146との間に回転差を与えるか、あるいは一体
    に回転させうる連動システム66と、 後進駆動するために、後進用リングギア152に制動力
    をかける後進用ブレーキシステム164と、 を含んで構成されることを特徴とする変速装置。
JP4169721A 1991-06-26 1992-06-26 変速装置 Expired - Fee Related JPH0772581B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10947/1991 1991-06-26
KR1019910010947A KR930007002B1 (ko) 1991-06-26 1991-06-26 자동변속장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05196103A true JPH05196103A (ja) 1993-08-06
JPH0772581B2 JPH0772581B2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=19316504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4169721A Expired - Fee Related JPH0772581B2 (ja) 1991-06-26 1992-06-26 変速装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5326334A (ja)
JP (1) JPH0772581B2 (ja)
KR (1) KR930007002B1 (ja)
DE (1) DE4220975A1 (ja)
FR (1) FR2678340B1 (ja)
GB (1) GB2257211B (ja)
IT (1) IT1255177B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR950006382Y1 (ko) * 1993-06-09 1995-08-08 나종오 무단자동변속장치
CZ270393A3 (en) * 1993-05-29 1994-12-15 Ra Jong Oh Continuous automatic variable gear
US5509865A (en) * 1994-12-14 1996-04-23 General Motors Corporation Planet gear assembly with a planetary carrier
US5718300A (en) * 1995-05-15 1998-02-17 New Venture Gear, Inc. Electric vehicle final drive
US5577976A (en) * 1995-08-31 1996-11-26 General Motors Corporation Power transmission
US7197783B2 (en) * 2000-05-19 2007-04-03 Dyson Technology Limited Appliance having a driving mechanism
FR2813368A1 (fr) 2000-08-23 2002-03-01 Jean Claude Kapikian Systeme de transmission a rapport variables et continus
JP2003278849A (ja) * 2002-03-27 2003-10-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 減速機及び減速機のシリーズ
US7662061B2 (en) * 2004-10-22 2010-02-16 Takafumi Nagao Transmission
DE202008005120U1 (de) 2008-04-09 2008-07-10 Lachenmeier, Dieter Stufenloses-drehmomentgeregeltes-Getriebe
DE202008012947U1 (de) 2008-09-17 2008-12-04 Lachenmeier, Dieter Stufenloses Doppelkammerhydrokupplungs-Getriebe
US7958799B1 (en) 2008-11-10 2011-06-14 Cillessen James A Brake for gear cone transmission
US9303733B2 (en) * 2009-07-20 2016-04-05 Differential Dynamics Corporation Three variable and four variable transgear assemblies
DE102010007402B4 (de) 2010-02-03 2015-03-12 Dieter Lachenmeier Stufenloses-schlupffreies Getriebe
SE536329C2 (sv) * 2010-12-29 2013-08-20 Scania Cv Ab Drivsystem för ett fordon

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828622U (ja) * 1971-08-09 1973-04-07
JPS6434542U (ja) * 1987-08-26 1989-03-02

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2239973A (en) * 1937-07-10 1941-04-29 Ravigneaux Pol Variable speed gear
US2775144A (en) * 1951-04-05 1956-12-25 Borg Warner Transmission
GB1415523A (en) * 1972-04-13 1975-11-26 Stirland H Transmission assembly
JPS5544254B2 (ja) * 1974-05-07 1980-11-11
US4010653A (en) * 1975-05-27 1977-03-08 Jack Katz Overdrive mechanism
DE2608695A1 (de) * 1976-03-03 1977-09-08 Swen Helge Lenz Planetenlastschaltgetriebe
GB2023752B (en) * 1978-06-24 1982-07-28 Brown Gear Ind Variable-speed gearbox
GB8412855D0 (en) * 1984-05-19 1984-06-27 Stidworthy F M Self-regulating transmission
US4658672A (en) * 1986-04-18 1987-04-21 Deere & Company Simplified power shift transmission
KR930005967B1 (ko) * 1989-08-26 1993-06-30 나종오 변속장치 및 고속장치로 이루어진 연속자동 변속장치
US5141477A (en) * 1991-03-18 1992-08-25 Nissan Motor Co., Ltd. Planetary gear drive with intermeshing planet pinions in multistage automatic transmission

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828622U (ja) * 1971-08-09 1973-04-07
JPS6434542U (ja) * 1987-08-26 1989-03-02

Also Published As

Publication number Publication date
ITMI921568A0 (it) 1992-06-26
FR2678340B1 (fr) 1994-12-02
KR930007002B1 (ko) 1993-07-26
GB2257211B (en) 1995-03-15
IT1255177B (it) 1995-10-20
DE4220975A1 (de) 1993-01-14
ITMI921568A1 (it) 1993-12-26
GB2257211A (en) 1993-01-06
FR2678340A1 (fr) 1992-12-31
JPH0772581B2 (ja) 1995-08-02
GB9213323D0 (en) 1992-08-05
KR930000858A (ko) 1993-01-15
US5326334A (en) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9638292B1 (en) CVT differential
JPH05196103A (ja) 変速装置
CN113892002A (zh) 变速器和带有变速器的车辆
JPH02195051A (ja) 車両用遊星歯車式変速装置
KR930005967B1 (ko) 변속장치 및 고속장치로 이루어진 연속자동 변속장치
JP2920250B2 (ja) 自動変速機
JPH09296850A (ja) 減速装置
JPH05196102A (ja) 変速装置
JP2008196670A (ja) ブレーキバンドを用いた前後進切換え機構
CN112721619A (zh) 无动力中断的两挡变速电桥驱动系统
CN111788114A (zh) 利用变速电机和行星齿轮机构的自行车变速装置
US5364320A (en) Continuously-geared automatic transmission with controlling brakes
JPH05196101A (ja) 変速装置
JPH08114255A (ja) 車両用動力伝達装置
KR940009806B1 (ko) 연속자동 변속장치
WO2024014122A1 (ja) ユニット
WO2024014120A1 (ja) ユニット
WO2024014129A1 (ja) ユニット
WO2024014124A1 (ja) ユニット
WO2024014127A1 (ja) ユニット
WO2024014128A1 (ja) ユニット
WO2024014121A1 (ja) ユニット
WO2023171054A1 (ja) 装置
WO2024014125A1 (ja) ユニット
KR950000045B1 (ko) 무단자동 변속장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees