JPH05118393A - ２段切り換え式デイフアレンシヤルギヤ装置 - Google Patents
２段切り換え式デイフアレンシヤルギヤ装置Info
- Publication number
- JPH05118393A JPH05118393A JP7357491A JP7357491A JPH05118393A JP H05118393 A JPH05118393 A JP H05118393A JP 7357491 A JP7357491 A JP 7357491A JP 7357491 A JP7357491 A JP 7357491A JP H05118393 A JPH05118393 A JP H05118393A
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- JP
- Japan
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- pair
- input shaft
- drive pinion
- pinion
- dog
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/42—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
- F16H2048/423—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement
- F16H2048/426—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement characterised by spigot bearing arrangement, e.g. bearing for supporting the free end of the drive shaft pinion
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装置
のギヤの数を減少させてギヤの噛み合いにより生じる騒
音を減少させながら２スピードの切り換えを行えるよう
にして、快適な運転ができるようにすることであり、ま
たディファレンシャルギヤ装置の構造を簡単にして重量
を軽減すると共にコストの低減化を図ることであり、更
には車輛の燃料消費量を少なくすることである。 【構成】 インプットシャフトと同一軸上に配設された
歯数の異なる一対のベベルギヤからなるドライブピニオ
ンとディファレンシャルケースに固定された一対のベベ
ルギヤからなるリングギヤとを夫々噛合させ、該インプ
ットシャフトと、どちらか一方のドライブピニオンとを
選択的に係合させてディファレンシャルギヤに２種類の
異なる回転を伝達することを特徴としている。
のギヤの数を減少させてギヤの噛み合いにより生じる騒
音を減少させながら２スピードの切り換えを行えるよう
にして、快適な運転ができるようにすることであり、ま
たディファレンシャルギヤ装置の構造を簡単にして重量
を軽減すると共にコストの低減化を図ることであり、更
には車輛の燃料消費量を少なくすることである。 【構成】 インプットシャフトと同一軸上に配設された
歯数の異なる一対のベベルギヤからなるドライブピニオ
ンとディファレンシャルケースに固定された一対のベベ
ルギヤからなるリングギヤとを夫々噛合させ、該インプ
ットシャフトと、どちらか一方のドライブピニオンとを
選択的に係合させてディファレンシャルギヤに２種類の
異なる回転を伝達することを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、２段切り換え式ディフ
ァレンシャルギヤ装置に係り、特に噛合するギヤ列の数
を少なくしてギヤ音を低減させると共に重量を軽量化し
た構造簡単な２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装
置に関する。
ァレンシャルギヤ装置に係り、特に噛合するギヤ列の数
を少なくしてギヤ音を低減させると共に重量を軽量化し
た構造簡単な２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の２段切り換え式ディファレンシャ
ルギヤ装置は、ドライブピニオンと噛合して回転駆動さ
れるリングギヤのリングギヤ軸に歯数の異なる一対の平
歯車を回動自在に嵌合させ、該一対の平歯車をディファ
レンシャルケースに固定された他の一対の平歯車と夫々
噛合させると共に上記リングギヤ軸と該リングギヤ軸に
嵌合する一対の平歯車のいずれか一方の平歯車とを選択
的に係合させてディファレンシャルギヤに伝達する回転
数を２段階に切り換えるようになっていた。しかし、該
従来の２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装置は、
プロペラシャフトとディファレンシャルギヤとの間に回
転数を変換するためのギヤ列が多数存在し、構造が複雑
になると共に多大の製作費を要するという欠点があっ
た。またこの結果ディファレンシャルギヤ装置の重量が
重くなり、走行時の燃料消費量が増大するという不具合
があった。また多数のギヤが噛合しながら回転している
のでギヤの噛合い騒音が大きいという不具合があった。
ルギヤ装置は、ドライブピニオンと噛合して回転駆動さ
れるリングギヤのリングギヤ軸に歯数の異なる一対の平
歯車を回動自在に嵌合させ、該一対の平歯車をディファ
レンシャルケースに固定された他の一対の平歯車と夫々
噛合させると共に上記リングギヤ軸と該リングギヤ軸に
嵌合する一対の平歯車のいずれか一方の平歯車とを選択
的に係合させてディファレンシャルギヤに伝達する回転
数を２段階に切り換えるようになっていた。しかし、該
従来の２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装置は、
プロペラシャフトとディファレンシャルギヤとの間に回
転数を変換するためのギヤ列が多数存在し、構造が複雑
になると共に多大の製作費を要するという欠点があっ
た。またこの結果ディファレンシャルギヤ装置の重量が
重くなり、走行時の燃料消費量が増大するという不具合
があった。また多数のギヤが噛合しながら回転している
のでギヤの噛合い騒音が大きいという不具合があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は，上記した従
来技術の不具合を除くためになされたものであって、そ
の目的とするところは、インプットシャフトと同一軸上
に配設された歯数の異なる一対のベベルギヤからなるド
ライブピニオンとディファレンシャルケースに固定され
た一対のベベルギヤからなるリングギヤとを夫々噛合さ
せ、該インプットシャフトと一方のドライブピニオンと
を選択的に係合させてディファレンシャルケースに回転
を伝達することにより、回転数を変換するためのギヤの
数を少なくすることであり、またこれによってギヤの噛
合いにより生じる騒音を減少させることである。また他
の目的は、上記構成によりディファレンシャルギヤ装置
の構造を簡単にして重量を軽減すると共にコスト低減さ
せ、また燃料消費量を少なくして低燃費化を図ることで
ある。
来技術の不具合を除くためになされたものであって、そ
の目的とするところは、インプットシャフトと同一軸上
に配設された歯数の異なる一対のベベルギヤからなるド
ライブピニオンとディファレンシャルケースに固定され
た一対のベベルギヤからなるリングギヤとを夫々噛合さ
せ、該インプットシャフトと一方のドライブピニオンと
を選択的に係合させてディファレンシャルケースに回転
を伝達することにより、回転数を変換するためのギヤの
数を少なくすることであり、またこれによってギヤの噛
合いにより生じる騒音を減少させることである。また他
の目的は、上記構成によりディファレンシャルギヤ装置
の構造を簡単にして重量を軽減すると共にコスト低減さ
せ、また燃料消費量を少なくして低燃費化を図ることで
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】要するに本発明は、一端
にドッグが形成されプロペラシャフトにより回転駆動さ
れるインプットシャフトと、該インプットシャフトと同
一軸上に配設され各々ドッグが形成された歯数の異なる
一対のベベルギヤからなるドライブピニオンと、前記イ
ンプットシャフトのドッグ及び前記一対のドライブピニ
オンのいずれか一方のドライブピニオンのドッグと選択
的に係合して前記インプットシャフトの回転を前記いず
れか一方のドライブピニオンに伝達するスリーブと、前
記一対のドライブピニオンの各々に噛合しディファレン
シャルケースに固定された一対のリングギヤとを備えた
ことを特徴とするものである。
にドッグが形成されプロペラシャフトにより回転駆動さ
れるインプットシャフトと、該インプットシャフトと同
一軸上に配設され各々ドッグが形成された歯数の異なる
一対のベベルギヤからなるドライブピニオンと、前記イ
ンプットシャフトのドッグ及び前記一対のドライブピニ
オンのいずれか一方のドライブピニオンのドッグと選択
的に係合して前記インプットシャフトの回転を前記いず
れか一方のドライブピニオンに伝達するスリーブと、前
記一対のドライブピニオンの各々に噛合しディファレン
シャルケースに固定された一対のリングギヤとを備えた
ことを特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。本発明に係る２段切り換え式ディファレンシャル
ギヤ装置１は、インプットシャフト２と、一対のドライ
ブピニオン３と、スリーブ４と、一対のリングギヤ５と
を備えている。インプットシャフト２は、プロペラシャ
フト６の回転を一対のドライブピニオン３に伝達するた
めのものであって、スリーブ８にドライブピニオンベア
リング９を介して回動自在に装着され、一端２ａは、お
ねじとして形成されており、ナット１０によってジョイ
ントフランジ１１に固定され、他端２ｂにはスプライン
形状に形成されたドッグ２ｃ及び後述する小ドライブピ
ニオン１２の支承部１２ａが回動自在に嵌合する支持穴
２ｄが形成されている。ジョイントフランジ１１は、ボ
ルト１３及びナット１４によりプロペラシャフト６のユ
ニバーサルジョイント１５に固定され、またスリーブ８
とジョイントフランジ１１との間にはゴム等で製作され
たシールリング１６が装着されており、ドライブピニオ
ンベアリング９に塵等が侵入するのを防止するようにな
っている。
する。本発明に係る２段切り換え式ディファレンシャル
ギヤ装置１は、インプットシャフト２と、一対のドライ
ブピニオン３と、スリーブ４と、一対のリングギヤ５と
を備えている。インプットシャフト２は、プロペラシャ
フト６の回転を一対のドライブピニオン３に伝達するた
めのものであって、スリーブ８にドライブピニオンベア
リング９を介して回動自在に装着され、一端２ａは、お
ねじとして形成されており、ナット１０によってジョイ
ントフランジ１１に固定され、他端２ｂにはスプライン
形状に形成されたドッグ２ｃ及び後述する小ドライブピ
ニオン１２の支承部１２ａが回動自在に嵌合する支持穴
２ｄが形成されている。ジョイントフランジ１１は、ボ
ルト１３及びナット１４によりプロペラシャフト６のユ
ニバーサルジョイント１５に固定され、またスリーブ８
とジョイントフランジ１１との間にはゴム等で製作され
たシールリング１６が装着されており、ドライブピニオ
ンベアリング９に塵等が侵入するのを防止するようにな
っている。
【０００６】一対のベベルギヤからなるドライブピニオ
ン３は、プロペラシャフト６の回転を変速して一対のベ
ベルギヤからなるリングギヤ５に伝達するためのもので
あって、ギヤ数の少ない小ドライブピニオン１２とギヤ
数の多い大ドライブピニオン１８とから構成されてお
り、大ドライブピニオン１８は小ドライブピニオン１２
の中間軸１２ｂに嵌合し、小ドライブピニオン１２と同
一軸芯上で回動自在に構成されている。小ドライブピニ
オン１２は、両端に支承部１２ａ及び１２ｃが形成され
ていて、支承部１２ａはインプットシャフト２の支持穴
２ｄに、支承部１２ｃはディファレンシャルキャリヤ１
９に装着されたパイロットベアリング２０に嵌合して支
承され、抵抗なく滑らかに回動できるようになってい
る。また、小ドライブピニオン１２と大ドライブピニオ
ン１８には各々スプライン形状に形成されたドッグ１２
ｄ及び１８ａが形成されている。
ン３は、プロペラシャフト６の回転を変速して一対のベ
ベルギヤからなるリングギヤ５に伝達するためのもので
あって、ギヤ数の少ない小ドライブピニオン１２とギヤ
数の多い大ドライブピニオン１８とから構成されてお
り、大ドライブピニオン１８は小ドライブピニオン１２
の中間軸１２ｂに嵌合し、小ドライブピニオン１２と同
一軸芯上で回動自在に構成されている。小ドライブピニ
オン１２は、両端に支承部１２ａ及び１２ｃが形成され
ていて、支承部１２ａはインプットシャフト２の支持穴
２ｄに、支承部１２ｃはディファレンシャルキャリヤ１
９に装着されたパイロットベアリング２０に嵌合して支
承され、抵抗なく滑らかに回動できるようになってい
る。また、小ドライブピニオン１２と大ドライブピニオ
ン１８には各々スプライン形状に形成されたドッグ１２
ｄ及び１８ａが形成されている。
【０００７】スリーブ４は、インプットシャフト２の回
転を小ドライブピニオン１２又は大ドライブピニオン１
８のいずれかに選択的に伝達するためのものであって、
スプライン形状に形成されており、矢印Ｅ又はＦ方向に
摺動させることによりインプットシャフト２のスプライ
ン形状のドッグ２ｃ及び同じくスプライン形状に形成さ
れた小ドライブピニオン１２のドッグ１２ｄ又は大ドラ
イブピニオン１８のドッグ１８ａのいずれかと係合する
ようになっている。スリーブ４の凹部４ａには操作ロッ
ド２１の先端２１ａが係合し、該操作ロッドの他端２１
ｂにはプッシュプルケーブル２２が装着され、該プッシ
ュプルケーブルを矢印Ａ又はＢ方向に操作し、操作ロッ
ド２１の先端２１ａを矢印Ｃ又はＤ方向に揺動させるこ
とによりスリーブ４を矢印Ｅ又はＦ方向に摺動させてイ
ンプットシャフト２と小ドライブピニオン１２又はイン
プットシャフト２と大ドライブピニオン１８とを機械的
に連結し、小ドライブピニオン１２又は大ドライブピニ
オン１８をインプットシャフト２に連結して回転させる
ようになっている。
転を小ドライブピニオン１２又は大ドライブピニオン１
８のいずれかに選択的に伝達するためのものであって、
スプライン形状に形成されており、矢印Ｅ又はＦ方向に
摺動させることによりインプットシャフト２のスプライ
ン形状のドッグ２ｃ及び同じくスプライン形状に形成さ
れた小ドライブピニオン１２のドッグ１２ｄ又は大ドラ
イブピニオン１８のドッグ１８ａのいずれかと係合する
ようになっている。スリーブ４の凹部４ａには操作ロッ
ド２１の先端２１ａが係合し、該操作ロッドの他端２１
ｂにはプッシュプルケーブル２２が装着され、該プッシ
ュプルケーブルを矢印Ａ又はＢ方向に操作し、操作ロッ
ド２１の先端２１ａを矢印Ｃ又はＤ方向に揺動させるこ
とによりスリーブ４を矢印Ｅ又はＦ方向に摺動させてイ
ンプットシャフト２と小ドライブピニオン１２又はイン
プットシャフト２と大ドライブピニオン１８とを機械的
に連結し、小ドライブピニオン１２又は大ドライブピニ
オン１８をインプットシャフト２に連結して回転させる
ようになっている。
【０００８】一対のリングギヤ５は、サイドベアリング
３１により回動自在に支承されたディファレンシャルケ
ース２３に装着された一対のディファレンシャルピニオ
ン２４に回転を伝達するためのものであって、小ドライ
ブピニオン１２に噛合する小リングギヤ２５と大ドライ
ブピニオン１８と噛合する大リングギヤ２６とから構成
されており、ディファレンシャルケース２３にボルト２
８及びナット２９により固定され、該ディファレンシャ
ルケースに回転を伝達するように構成されている。また
一対のディファレンシャルピニオン２４は、ディファレ
ンシャルケース２３に装着されたピニオンシャフト３０
に回動自在に嵌合し、該一対のディファレンシャルピニ
オン２４は車軸３２に固定された一対のサイドギヤ３３
と噛合し、ディファレンシャルギヤを構成している。
３１により回動自在に支承されたディファレンシャルケ
ース２３に装着された一対のディファレンシャルピニオ
ン２４に回転を伝達するためのものであって、小ドライ
ブピニオン１２に噛合する小リングギヤ２５と大ドライ
ブピニオン１８と噛合する大リングギヤ２６とから構成
されており、ディファレンシャルケース２３にボルト２
８及びナット２９により固定され、該ディファレンシャ
ルケースに回転を伝達するように構成されている。また
一対のディファレンシャルピニオン２４は、ディファレ
ンシャルケース２３に装着されたピニオンシャフト３０
に回動自在に嵌合し、該一対のディファレンシャルピニ
オン２４は車軸３２に固定された一対のサイドギヤ３３
と噛合し、ディファレンシャルギヤを構成している。
【０００９】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図示しないトランスミ
ッションにより変速されたエンジンの回転はプロペラシ
ャフト６を介してインプットシャフト２に伝達され、該
インプットシャフトを回転させる。いま、例えばプッシ
ュプルケーブル２２を矢印Ａ方向に操作してスリーブ４
を矢印Ｆ方向に摺動させると、該スリーブはインプット
シャフト２のドッグ２ｃと大ドライブピニオン１８のド
ッグ１８ａとに係合するので、インプットシャフト２の
回転は大ドライブピニオン１８に伝達され、該回転は更
に大ドライブピニオン１８と噛合する大リングギヤ２６
に小さな減速比で減速されて伝達される。またプッシュ
プルケーブル２２を矢印Ｂ方向に操作してスリーブ４を
矢印Ｅ方向に摺動させると、該スリーブはインプットシ
ャフト２のドッグ２ｃと小ドライブピニオン１２のドッ
グ１２ｄとに係合するので、インプットシャフト２の回
転は小ドライブピニオン１２に伝達され、該回転は更に
小ドライブピニオン１２と噛合する小リングギヤ２５に
大きな減速比で減速されて低速回転として伝達される。
そして、小リングギヤ２５又は大リングギヤ２６の回転
は、夫々減速された回転数でディファレンシャルケース
２３を回転させ、一対のディファレンシャルピニオン２
４及び一対のサイドギヤ３３を介して各々の車軸３２に
伝達される。即ち、プッシュプルケーブル２２を操作す
ることにより容易に２種類の減速比を得ることができ、
走行状態に応じた最適な運転を行うことができる。
以下その作用について説明する。図示しないトランスミ
ッションにより変速されたエンジンの回転はプロペラシ
ャフト６を介してインプットシャフト２に伝達され、該
インプットシャフトを回転させる。いま、例えばプッシ
ュプルケーブル２２を矢印Ａ方向に操作してスリーブ４
を矢印Ｆ方向に摺動させると、該スリーブはインプット
シャフト２のドッグ２ｃと大ドライブピニオン１８のド
ッグ１８ａとに係合するので、インプットシャフト２の
回転は大ドライブピニオン１８に伝達され、該回転は更
に大ドライブピニオン１８と噛合する大リングギヤ２６
に小さな減速比で減速されて伝達される。またプッシュ
プルケーブル２２を矢印Ｂ方向に操作してスリーブ４を
矢印Ｅ方向に摺動させると、該スリーブはインプットシ
ャフト２のドッグ２ｃと小ドライブピニオン１２のドッ
グ１２ｄとに係合するので、インプットシャフト２の回
転は小ドライブピニオン１２に伝達され、該回転は更に
小ドライブピニオン１２と噛合する小リングギヤ２５に
大きな減速比で減速されて低速回転として伝達される。
そして、小リングギヤ２５又は大リングギヤ２６の回転
は、夫々減速された回転数でディファレンシャルケース
２３を回転させ、一対のディファレンシャルピニオン２
４及び一対のサイドギヤ３３を介して各々の車軸３２に
伝達される。即ち、プッシュプルケーブル２２を操作す
ることにより容易に２種類の減速比を得ることができ、
走行状態に応じた最適な運転を行うことができる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、上記のようにインプットシャ
フトと同一軸上に配設された歯数の異なる一対のベベル
ギヤからなるドライブピニオンとディファレンシャルケ
ースに固定された一対のベベルギヤからなるリングギヤ
とを夫々噛合させ、該インプットシャフトと一方のドラ
イブピニオンとを選択的に係合させてディファレンシャ
ルケースに回転を伝達するようにしたので、回転数を変
換するためのギヤの数を少なくすることができ、またこ
の結果ギヤの噛合いにより生じる騒音を減少させること
ができる効果がある。また上記構成によりディファレン
シャルギヤ装置の構造を簡単にして重量を軽減し得ると
共にコスト低減させ、また燃料消費量を少なくして低燃
費化を図ることができる効果がある。
フトと同一軸上に配設された歯数の異なる一対のベベル
ギヤからなるドライブピニオンとディファレンシャルケ
ースに固定された一対のベベルギヤからなるリングギヤ
とを夫々噛合させ、該インプットシャフトと一方のドラ
イブピニオンとを選択的に係合させてディファレンシャ
ルケースに回転を伝達するようにしたので、回転数を変
換するためのギヤの数を少なくすることができ、またこ
の結果ギヤの噛合いにより生じる騒音を減少させること
ができる効果がある。また上記構成によりディファレン
シャルギヤ装置の構造を簡単にして重量を軽減し得ると
共にコスト低減させ、また燃料消費量を少なくして低燃
費化を図ることができる効果がある。
【図１】２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装置の
横断面図である。
横断面図である。
１ ２段切り換え式ディファレンシャルギヤ装置。 ２ インプットシャフト ２ｃ ドッグ ３ 一対のドライブピニオン ４ スリーブ ５ 一対のリングギヤ ６ プロペラシャフト １２ｄ ドッグ １８ａ ドッグ ２３ ディファレンシャルケース
Claims (1)
- 【請求項】 一端にドッグが形成されプロペラシャフト
により回転駆動されるインプットシャフトと、該インプ
ットシャフトと同一軸上に配設され各々ドッグが形成さ
れた歯数の異なる一対のベベルギヤからなるドライブピ
ニオンと、前記インプットシャフトのドッグ及び前記一
対のドライブピニオンのいずれか一方のドライブピニオ
ンのドッグと選択的に係合して前記インプットシャフト
の回転を前記いずれか一方のドライブピニオンに伝達す
るスリーブと、前記一対のドライブピニオンの各々に噛
合しディファレンシャルケースに固定された一対のリン
グギヤとを備えたことを特徴とする２段切り換え式ディ
ファレンシャルギヤ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7357491A JPH05118393A (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ２段切り換え式デイフアレンシヤルギヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7357491A JPH05118393A (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ２段切り換え式デイフアレンシヤルギヤ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05118393A true JPH05118393A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=13522193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7357491A Pending JPH05118393A (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | ２段切り換え式デイフアレンシヤルギヤ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05118393A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100445155B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2004-08-21 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기 차량의 동력전달장치 |
| US6796399B2 (en) | 1999-09-29 | 2004-09-28 | Hitachi, Ltd. | Automobile driving control device for braking a driving shaft |
| CN109441957A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-08 | 汽解放汽车有限公司 | 一种上置导向轴承的主动锥齿轮总成 |
-
1991
- 1991-01-16 JP JP7357491A patent/JPH05118393A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6796399B2 (en) | 1999-09-29 | 2004-09-28 | Hitachi, Ltd. | Automobile driving control device for braking a driving shaft |
| KR100445155B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2004-08-21 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기 차량의 동력전달장치 |
| CN109441957A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-08 | 汽解放汽车有限公司 | 一种上置导向轴承的主动锥齿轮总成 |
| CN109441957B (zh) * | 2018-11-26 | 2024-04-19 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种上置导向轴承的主动锥齿轮总成 |
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