JPH0712755Y2 - 車輌の伝動装置 - Google Patents
車輌の伝動装置Info
- Publication number
- JPH0712755Y2 JPH0712755Y2 JP1990105303U JP10530390U JPH0712755Y2 JP H0712755 Y2 JPH0712755 Y2 JP H0712755Y2 JP 1990105303 U JP1990105303 U JP 1990105303U JP 10530390 U JP10530390 U JP 10530390U JP H0712755 Y2 JPH0712755 Y2 JP H0712755Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- drive
- gear
- secondary shaft
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/021—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing
- F16H37/022—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing the toothed gearing having orbital motion
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、車輌の伝動装置、特に、前輪駆動装置を有す
る自動車の伝動装置に関し、該車輌は、該車輌に対し横
方向に装着される駆動用原動機と、無段変速ベルト駆動
装置の一次軸を駆動する原動機駆動軸とを備え、該ベル
ト駆動装置の二次軸は、駆動ベルトで同一回転方向へ駆
動され、出力軸を有する差動ギヤ装置の駆動ピニオンに
同心状に装着される。
る自動車の伝動装置に関し、該車輌は、該車輌に対し横
方向に装着される駆動用原動機と、無段変速ベルト駆動
装置の一次軸を駆動する原動機駆動軸とを備え、該ベル
ト駆動装置の二次軸は、駆動ベルトで同一回転方向へ駆
動され、出力軸を有する差動ギヤ装置の駆動ピニオンに
同心状に装着される。
［従来技術と考案が解決しようとする課題］ 同様な伝動装置は、西独特許第1630298号により、特
に、その第２図により、公知である。これでは、この伝
動装置の種々な軸は、３軸線に配置され、この第１軸線
は、駆動用原動機の駆動軸と、無段変速ベルト駆動装置
の一次軸とを有し、第１軸線に平行な第２軸線は、ベル
ト駆動装置の二次軸と、差動ギヤ装置の駆動ピニオンと
を有し、一方、第２軸線に直角に横方向に装着される第
３軸線は、被動前輪へ導く差動ギヤ装置の出力軸を有し
ている。
に、その第２図により、公知である。これでは、この伝
動装置の種々な軸は、３軸線に配置され、この第１軸線
は、駆動用原動機の駆動軸と、無段変速ベルト駆動装置
の一次軸とを有し、第１軸線に平行な第２軸線は、ベル
ト駆動装置の二次軸と、差動ギヤ装置の駆動ピニオンと
を有し、一方、第２軸線に直角に横方向に装着される第
３軸線は、被動前輪へ導く差動ギヤ装置の出力軸を有し
ている。
この公知の伝動装置は、駆動用原動機の軸は車輌の長手
方向に装着される。従って、ベルト駆動装置の一次軸
と、二次軸とは、車輌の長手方向に同様に装着され、一
方、出力軸は、前輪を駆動する如く車輌の横方向に装着
される。
方向に装着される。従って、ベルト駆動装置の一次軸
と、二次軸とは、車輌の長手方向に同様に装着され、一
方、出力軸は、前輪を駆動する如く車輌の横方向に装着
される。
駆動用原動機は、車輌の長手方向に装着されるとき、車
輌内の比較的長い空間を占め、差動ギヤ装置は、溜めの
下に適合されねばならず、組立てと、分解とで著しく問
題を生じる。
輌内の比較的長い空間を占め、差動ギヤ装置は、溜めの
下に適合されねばならず、組立てと、分解とで著しく問
題を生じる。
しかしながら、この公知の伝動装置は、無段変速伝動装
置と、手動伝動装置との両者が同一の車輌への装着を要
するとすれば、ベルト駆動装置から歯付きギヤへの伝動
で誘起される差動ギヤ装置の駆動ピニオンの回転方向の
逆転が、簡単な態様で、例えば、ピニオンの左側で噛合
うクラウンホイールを有する構成からピニオンの右側で
噛合うクラウンホイールを有する構成への差動ギヤ装置
の切り換えで適応可能な利点を有している。これによ
り、無段変速ベルト駆動装置と、手動操作のギヤボック
スとの両者で自動車の前進運動を維持する回転の方向の
必要な逆転を実施することは、費用のかかる変更なしに
簡単な態様で可能である。
置と、手動伝動装置との両者が同一の車輌への装着を要
するとすれば、ベルト駆動装置から歯付きギヤへの伝動
で誘起される差動ギヤ装置の駆動ピニオンの回転方向の
逆転が、簡単な態様で、例えば、ピニオンの左側で噛合
うクラウンホイールを有する構成からピニオンの右側で
噛合うクラウンホイールを有する構成への差動ギヤ装置
の切り換えで適応可能な利点を有している。これによ
り、無段変速ベルト駆動装置と、手動操作のギヤボック
スとの両者で自動車の前進運動を維持する回転の方向の
必要な逆転を実施することは、費用のかかる変更なしに
簡単な態様で可能である。
一層コンパクトで経済的な車輌への自動車構造の発展
は、機械的な無段変速ベルト駆動装置に組合わされ横方
向に装着されるエンジンへの駆動列の配置の変更に導い
た。
は、機械的な無段変速ベルト駆動装置に組合わされ横方
向に装着されるエンジンへの駆動列の配置の変更に導い
た。
例えば、総括的に呼ばれる「２軸線型」の下で全体が公
知の該伝動装置に関する西独特許出願公開第2948194
号、第2948195号、第3001784号を参照されたい。
知の該伝動装置に関する西独特許出願公開第2948194
号、第2948195号、第3001784号を参照されたい。
２軸線型のこれ等の伝動装置は、駆動用原動機の駆動軸
と、被動前輪への出力軸との間の距離が、該ギヤ装置で
定められ、その上、甚しく複雑な構成要素がベルト駆動
装置の２次軸に必要であることの欠点を有している。
と、被動前輪への出力軸との間の距離が、該ギヤ装置で
定められ、その上、甚しく複雑な構成要素がベルト駆動
装置の２次軸に必要であることの欠点を有している。
別の例に対し、所謂４軸線型の同様な伝動装置に関する
西独特許出願公開第2928191号を参照されたい。４軸線
型の伝動装置は、４軸線の空間的な配置が、一層複雑な
ギヤボックスを必要とし、更に空間を要することの欠点
を有している。
西独特許出願公開第2928191号を参照されたい。４軸線
型の伝動装置は、４軸線の空間的な配置が、一層複雑な
ギヤボックスを必要とし、更に空間を要することの欠点
を有している。
さらに、特開昭55−63051号公報には、その第３図の態
様において、通常の走行時おいては減速比可変式伝達機
構（無段変速ベルト駆動装置）を介して伝動するが、発
進時等の低速時および後退時においては、減速比固定式
伝達機構を介して減速比可変式伝達機構の被動軸側に伝
動するようにした伝動装置が開示されている。そして、
後退時には減速比固定式伝達機構を介して伝えられる回
転力を遊星ギヤ装置により逆方向の回転力にして前記被
動軸側に伝えるようにしている。この遊星ギヤ装置は遊
星歯車のキャリヤを摩擦ブレーキでロックした場合のみ
逆回転の伝動を行い、他の場合においては、何ら作用を
なさないものである。
様において、通常の走行時おいては減速比可変式伝達機
構（無段変速ベルト駆動装置）を介して伝動するが、発
進時等の低速時および後退時においては、減速比固定式
伝達機構を介して減速比可変式伝達機構の被動軸側に伝
動するようにした伝動装置が開示されている。そして、
後退時には減速比固定式伝達機構を介して伝えられる回
転力を遊星ギヤ装置により逆方向の回転力にして前記被
動軸側に伝えるようにしている。この遊星ギヤ装置は遊
星歯車のキャリヤを摩擦ブレーキでロックした場合のみ
逆回転の伝動を行い、他の場合においては、何ら作用を
なさないものである。
しかしながら、この装置は、複数のクラッチを必要と
し、また、そのうちの１つは被動軸の角速度を検出して
制御する手段をも必要としている。また、上述のよう
に、無段変速伝動装置と手動伝動装置との間の互換容易
性を考慮して差動ギヤ装置の駆動ピニオンの回転方向を
駆動軸に対して逆転するためには、被動軸と差動歯車の
間に、さらに中間ピニオンとこれを支持する伝達軸ある
いはこれらに代わるものを常に必要とする。したがっ
て、装置が非常に複雑であるという欠点を有する。ま
た、特に前記中間ピニオン等の存在により、装置が非常
に長くなり、近時の比較的小型でエンジを横置きに搭載
した自動車に適用するには好ましくない。さらに、減速
比可変式伝達機構によって与えられる減速比の範囲内で
のみしか後退できないという欠点を有する。
し、また、そのうちの１つは被動軸の角速度を検出して
制御する手段をも必要としている。また、上述のよう
に、無段変速伝動装置と手動伝動装置との間の互換容易
性を考慮して差動ギヤ装置の駆動ピニオンの回転方向を
駆動軸に対して逆転するためには、被動軸と差動歯車の
間に、さらに中間ピニオンとこれを支持する伝達軸ある
いはこれらに代わるものを常に必要とする。したがっ
て、装置が非常に複雑であるという欠点を有する。ま
た、特に前記中間ピニオン等の存在により、装置が非常
に長くなり、近時の比較的小型でエンジを横置きに搭載
した自動車に適用するには好ましくない。さらに、減速
比可変式伝達機構によって与えられる減速比の範囲内で
のみしか後退できないという欠点を有する。
ところで、無段変速ベルト駆動機構の前進・逆進切換機
構において、逆転および減速ギヤにおける入力部材を無
段変速ベルト駆動機構の一次軸または二次軸に結合し
て、前進と後退を同じ減速比の範囲内で行なうことがで
きる伝動装置は、例えば、特開昭55−100458号公報およ
び特公昭41−16450号公報に開示されている。しかしな
がら、特開昭55−100458号公報に記載の装置は動力伝達
経路は１つであるが２軸線型の構造であり、特公昭41−
16450号公報記載の装置は２つの動力伝達経路を有する
ものであって、同軸上における回転方向の逆転機構とし
ては、いずれも後退するために回転方向を逆転するため
のものしか備えていない。したがって、これら公報の装
置は手動伝動装置との間の互換性は極めて低い。
構において、逆転および減速ギヤにおける入力部材を無
段変速ベルト駆動機構の一次軸または二次軸に結合し
て、前進と後退を同じ減速比の範囲内で行なうことがで
きる伝動装置は、例えば、特開昭55−100458号公報およ
び特公昭41−16450号公報に開示されている。しかしな
がら、特開昭55−100458号公報に記載の装置は動力伝達
経路は１つであるが２軸線型の構造であり、特公昭41−
16450号公報記載の装置は２つの動力伝達経路を有する
ものであって、同軸上における回転方向の逆転機構とし
ては、いずれも後退するために回転方向を逆転するため
のものしか備えていない。したがって、これら公報の装
置は手動伝動装置との間の互換性は極めて低い。
本考案の目的は、車輌の長手方向に対して横方向に装着
される駆動用原動機に組合わされて装着可能で、手動操
作ギヤボックスと、無段変速ベルト駆動装置との随意の
設置に前もって余裕を与える態様の３軸線型のコンパク
トで簡単な構成の伝動装置を提供することである。該３
軸線構造では、伝動装置の第１軸線と、第３軸線との位
置は、不変のまゝでもよく、一方、第２軸線の位置は、
手動ギヤボックスと、無段変速ベルト駆動装置との夫々
の要件により、所要の如く変更可能である。
される駆動用原動機に組合わされて装着可能で、手動操
作ギヤボックスと、無段変速ベルト駆動装置との随意の
設置に前もって余裕を与える態様の３軸線型のコンパク
トで簡単な構成の伝動装置を提供することである。該３
軸線構造では、伝動装置の第１軸線と、第３軸線との位
置は、不変のまゝでもよく、一方、第２軸線の位置は、
手動ギヤボックスと、無段変速ベルト駆動装置との夫々
の要件により、所要の如く変更可能である。
［課題を解決するための手段］ 本考案によると、この課題は、ベルト駆動装置の二次軸
に同心状に装着される逆転・減速ギヤで解決され、該ギ
ヤは、シフトできない固定された遊星ギヤ装置として構
成されるとともに、その入力部材を介し該二次軸に結合
されその出力部材を介し差動ギヤ装置の駆動ピニオンに
結合される遊星ギヤセットから成る。
に同心状に装着される逆転・減速ギヤで解決され、該ギ
ヤは、シフトできない固定された遊星ギヤ装置として構
成されるとともに、その入力部材を介し該二次軸に結合
されその出力部材を介し差動ギヤ装置の駆動ピニオンに
結合される遊星ギヤセットから成る。
［作用］ 逆転・減速ギヤ装置が、ベルト駆動装置の二次軸に同心
状に装着され、その入力軸で二次軸に結合されると共
に、その出力軸で差動ギヤの駆動ピニオンに結合される
遊星ギヤセットとして構成されるため、該ピニオンの回
転方向は、エンジンの回転方向と同一方向の車輪軸の回
転出力を得る手動操作のギヤボックスを有する手動伝動
装置における場合と同じとなる。従って、このような手
動伝動装置との間の互換性は極めて高く、ある自動車の
モデルに対し、所望により異なる型式の駆動装置を種々
に装着する場合でも、困難性は全く生じない。
状に装着され、その入力軸で二次軸に結合されると共
に、その出力軸で差動ギヤの駆動ピニオンに結合される
遊星ギヤセットとして構成されるため、該ピニオンの回
転方向は、エンジンの回転方向と同一方向の車輪軸の回
転出力を得る手動操作のギヤボックスを有する手動伝動
装置における場合と同じとなる。従って、このような手
動伝動装置との間の互換性は極めて高く、ある自動車の
モデルに対し、所望により異なる型式の駆動装置を種々
に装着する場合でも、困難性は全く生じない。
かかる互換性の高さは、自動車産業および自動車の販売
において非常に重要な要素である。互換性の高さは、自
動車の販売者が、同一モデルの車について、マニュアル
・トランスミッションとオートマチック・トランスミッ
ションのいずれをも提供することを可能にするからであ
り、これは、需要者にとっても、選択の余地が広がるの
で好ましいことである。したがって、このような好まし
い互換が、特別な手段を要せずして、自動車の製造過程
において容易に行われることは、自動車の製造者にとっ
ても重要な利点となるのである。
において非常に重要な要素である。互換性の高さは、自
動車の販売者が、同一モデルの車について、マニュアル
・トランスミッションとオートマチック・トランスミッ
ションのいずれをも提供することを可能にするからであ
り、これは、需要者にとっても、選択の余地が広がるの
で好ましいことである。したがって、このような好まし
い互換が、特別な手段を要せずして、自動車の製造過程
において容易に行われることは、自動車の製造者にとっ
ても重要な利点となるのである。
また、上記互換は、第１〜３図からもわかるように、伝
動装置のハウジング内に存在する、前進・後退機構等す
べての手段を含む、伝動装置全体として行うことができ
る。
動装置のハウジング内に存在する、前進・後退機構等す
べての手段を含む、伝動装置全体として行うことができ
る。
更に、種々な型式のエンジンに適合される比較的簡単な
装置で異なる減速比を設けることは、可能である。如何
なる型式のエンジンが使用されるかに依存して幾つかの
全体の減速が必要なため、ベルト駆動装置の伝動比の範
囲が完全かつ効果的に利用可能なことは、遊星逆転・減
速ギヤセットの適当な構成によって保証可能である。
装置で異なる減速比を設けることは、可能である。如何
なる型式のエンジンが使用されるかに依存して幾つかの
全体の減速が必要なため、ベルト駆動装置の伝動比の範
囲が完全かつ効果的に利用可能なことは、遊星逆転・減
速ギヤセットの適当な構成によって保証可能である。
［実施例］ 本考案は、図面に示される幾つかの例を参照して下記に
説明される。
説明される。
図面では、伝動装置の３軸線は、I,II,IIIで示される。
軸線Ｉは、例えば、流体継手、流体力学トルクコンバー
タ、遠心クラッチ、電磁継手または同様な装置の様なも
のから成ってもよい公知の始動ユニット２を介し第１図
の例ではベルト駆動装置４の一次軸３に同心状に延びる
駆動軸５に結合される駆動用原動機の駆動軸１から成
り、該駆動軸５は、一次軸３の前方に装着される前進、
後退切換えギヤセット６の入力部材に結合され、一方、
前進、後退切換えギヤセット６の出力部材は、無段変速
ベルト駆動装置４の一次軸３に結合される。一次軸３
は、７で示される駆動ベルトまたは駆動チェーンを介し
無段変速ベルト駆動装置４の二次軸８を駆動する。
タ、遠心クラッチ、電磁継手または同様な装置の様なも
のから成ってもよい公知の始動ユニット２を介し第１図
の例ではベルト駆動装置４の一次軸３に同心状に延びる
駆動軸５に結合される駆動用原動機の駆動軸１から成
り、該駆動軸５は、一次軸３の前方に装着される前進、
後退切換えギヤセット６の入力部材に結合され、一方、
前進、後退切換えギヤセット６の出力部材は、無段変速
ベルト駆動装置４の一次軸３に結合される。一次軸３
は、７で示される駆動ベルトまたは駆動チェーンを介し
無段変速ベルト駆動装置４の二次軸８を駆動する。
該無段変速ベルト駆動装置４の前進、後退切換えギヤと
共に、該装置４の組立てと、制御とは、本考案の目的で
はなく、一般に公知なため、これ以上説明されない。
共に、該装置４の組立てと、制御とは、本考案の目的で
はなく、一般に公知なため、これ以上説明されない。
第２図に示される実施例では、二次軸８は、一側部で内
側軸として考えられ、そのまわりに装着され差動ギヤ装
置11の駆動ピニオン10を装着する外側中空軸９を有して
いる。二次軸８と駆動ピニオン10との間には、遊星ギヤ
セットの形態を取る逆転、減速ギヤセット12が装着さ
れ、該ギヤセット12は、ピニオン10が二次軸８の回転方
向の反対の回転方向へ低減された速度で駆動されるのを
保証する。
側軸として考えられ、そのまわりに装着され差動ギヤ装
置11の駆動ピニオン10を装着する外側中空軸９を有して
いる。二次軸８と駆動ピニオン10との間には、遊星ギヤ
セットの形態を取る逆転、減速ギヤセット12が装着さ
れ、該ギヤセット12は、ピニオン10が二次軸８の回転方
向の反対の回転方向へ低減された速度で駆動されるのを
保証する。
二次軸８は、ケーシングに固定される遊星ギヤサポート
14に取付けられる１組の遊星ギヤ15に噛合う太陽ギヤ13
を形成し、一方、遊星ギヤ15は、駆動ピニオン10が固定
される中空軸９にリム17を介して結合されるリングギヤ
16に係合する。
14に取付けられる１組の遊星ギヤ15に噛合う太陽ギヤ13
を形成し、一方、遊星ギヤ15は、駆動ピニオン10が固定
される中空軸９にリム17を介して結合されるリングギヤ
16に係合する。
第２図に与えられる例によると、中空軸９は、二次軸８
の円筒形延長部に回転自在に直接装着されると共に、ニ
ードル軸受18に支持される。
の円筒形延長部に回転自在に直接装着されると共に、ニ
ードル軸受18に支持される。
第３図の好適実施例では、中空軸は、１つ物の構成要素
10′を形成する如くピニオンと一体であり、ケーシング
に固定される遊星ギヤサポートと一体のユニットを形成
する支持ブッシュ14′のニードル軸受19で回転自在に装
着される。二次軸８は、支持ブッシュ14′の内側のニー
ドル軸受20で支持される。
10′を形成する如くピニオンと一体であり、ケーシング
に固定される遊星ギヤサポートと一体のユニットを形成
する支持ブッシュ14′のニードル軸受19で回転自在に装
着される。二次軸８は、支持ブッシュ14′の内側のニー
ドル軸受20で支持される。
第３図の実施例は、ニードル軸受19,20で適合される回
転速度が、第２図の実施例で生じニードル軸受18で適合
される二次軸８と中空軸９との間の高い相対的回転速度
よりもかなり好ましいことの理由によって好適である。
転速度が、第２図の実施例で生じニードル軸受18で適合
される二次軸８と中空軸９との間の高い相対的回転速度
よりもかなり好ましいことの理由によって好適である。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案によれば、無段変速ベルト駆
動装置の二次軸に対し同心状に追加的に逆転および減速
ギヤを設け、該ギヤを固定された遊星ギヤ装置として設
計するとともにその入力部材を該二次軸に結合し出力部
材は該差動ギヤの駆動ピニオンに結合するようにしたた
め、手動伝動装置との互換性が極めて高く。簡単でコン
パクトな構成の３軸線型の無段変速ベルト伝動装置を用
いた伝動装置を提供することができる。この効果は、同
じモデルの自動車に対し手動伝動装置と無段変速ベルト
伝動位置のいずれもが搭載される自動車産業において
は、極めて重要なことである。
動装置の二次軸に対し同心状に追加的に逆転および減速
ギヤを設け、該ギヤを固定された遊星ギヤ装置として設
計するとともにその入力部材を該二次軸に結合し出力部
材は該差動ギヤの駆動ピニオンに結合するようにしたた
め、手動伝動装置との互換性が極めて高く。簡単でコン
パクトな構成の３軸線型の無段変速ベルト伝動装置を用
いた伝動装置を提供することができる。この効果は、同
じモデルの自動車に対し手動伝動装置と無段変速ベルト
伝動位置のいずれもが搭載される自動車産業において
は、極めて重要なことである。
さらに、追加的に設けた遊星ギヤ装置のギヤ比を変更す
るだけで比較的簡単に減速比の異なる装置をインストー
ルすることができ、これにより、伝動装置を、異なるタ
イプのエンジンに対し、完璧に適合させることができ
る。
るだけで比較的簡単に減速比の異なる装置をインストー
ルすることができ、これにより、伝動装置を、異なるタ
イプのエンジンに対し、完璧に適合させることができ
る。
第１図は駆動用原動機の方向で見た本考案の伝動装置の
図、第２図は第１図の伝動装置のＡ−Ａ線に沿う断面
図、第３図は第２図と同様であるが本考案の逆転、減速
ギヤの軸受の好適な配置を有する断面図を示す。 １…原動機の駆動軸、３…一次軸、４…無段変速ベルト
駆動装置、７…駆動ベルト、８…二次軸、９…中空軸、
10…駆動ピニオン、10′…１つ物の構成要素、11…差動
ギヤ装置、12…遊星ギヤセット（逆転、減速ギヤセッ
ト）、13…太陽ギヤ、14…遊星ギヤサポート、14′…支
持ブッシュ、15…遊星ギヤ、16…リングギヤ、17…リ
ム、18,19,20…ニードル軸受。
図、第２図は第１図の伝動装置のＡ−Ａ線に沿う断面
図、第３図は第２図と同様であるが本考案の逆転、減速
ギヤの軸受の好適な配置を有する断面図を示す。 １…原動機の駆動軸、３…一次軸、４…無段変速ベルト
駆動装置、７…駆動ベルト、８…二次軸、９…中空軸、
10…駆動ピニオン、10′…１つ物の構成要素、11…差動
ギヤ装置、12…遊星ギヤセット（逆転、減速ギヤセッ
ト）、13…太陽ギヤ、14…遊星ギヤサポート、14′…支
持ブッシュ、15…遊星ギヤ、16…リングギヤ、17…リ
ム、18,19,20…ニードル軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ゲルハルト アブロメイト ドイツ連邦共和国コールン、エンデ フル ダエネ ４ (56)参考文献 特開 昭55−63051（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−100458（ＪＰ，Ａ) 特公 昭41−16450（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭54−29425（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (4)
- 【請求項１】車輌に対し横方向に装着された駆動用原動
機と、無段変速ベルト駆動装置の一次軸を駆動する該原
動機の駆動軸とを備え、該一次軸の回転方向は前進およ
び後退させる機構によって変更可能であり、この機構
は、好ましくは遊星ギヤ装置として設計され、該原動機
の駆動軸と該一次軸とを相互に結合するものであり、該
無段変速ベルト駆動装置の二次軸は該無段変速ベルト駆
動装置の駆動ベルトにより該一次軸の回転方向と同一方
向に駆動されるものであり、該二次軸はまた、差動ギヤ
の駆動ピニオンに対し同心状に配置された、車輌、特に
前輪駆動装置を有する自動車、の伝動装置において、該
無段変速ベルト駆動装置の二次軸に対し同心状に追加的
に逆転および減速ギヤ装置が設けられ、該ギヤ装置はシ
フトできない遊星ギヤ装置として設計されたものである
とともにその入力部材は該二次軸に結合され出力部材は
該差動ギヤの駆動ピニオンに結合されていることを特徴
とする伝動装置。 - 【請求項２】前記二次軸が、ケーシングに固定される遊
星ギヤサポートに取付けられる１組の遊星ギヤに噛み合
う太陽ギヤを備え、一方、該遊星ギヤが、前記差動ギヤ
装置の駆動ピニオンを固定する軸にリムで結合されるリ
ングギヤと噛み合うことを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第１項記載の伝動装置。 - 【請求項３】前記駆動ピニオンを装着する軸が、ニード
ル軸受によって前記二次軸に回転自在に装着される中空
軸であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
項または第２項記載の伝動装置。 - 【請求項４】前記駆動ピニオンを装着する軸が、該駆動
ピニオンと一体のユニットを形成し、前記ケーシングに
固定される前記遊星ギヤサポートと一体のユニットを形
成する支持用ブッシュにニードル軸受で回転自在に装着
され、一方、該二次軸が、該支持用ブッシュの内側にニ
ードル軸受で支持されることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第１項または第２項記載の伝動装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3117657.7 | 1981-05-05 | ||
| DE19813117657 DE3117657A1 (de) | 1981-05-05 | 1981-05-05 | Getriebeaggregat fuer fahrzeuge, insbesondere fuer kraftfahrzeuge mit frontantrieb |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0355953U JPH0355953U (ja) | 1991-05-29 |
| JPH0712755Y2 true JPH0712755Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=6131448
Family Applications (2)
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| JP57075059A Pending JPS57192666A (en) | 1981-05-05 | 1982-05-04 | Transmission gear for car |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57075059A Pending JPS57192666A (en) | 1981-05-05 | 1982-05-04 | Transmission gear for car |
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