JPH06125411A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06125411A
JPH06125411A JP4296532A JP29653292A JPH06125411A JP H06125411 A JPH06125411 A JP H06125411A JP 4296532 A JP4296532 A JP 4296532A JP 29653292 A JP29653292 A JP 29653292A JP H06125411 A JPH06125411 A JP H06125411A
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JP4296532A
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English (en)
Inventor
Fusakichi Okochi
房吉 大河内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各種方式で画情報を符号化復号化したり、各
種画情報を変倍したりする際に、装置コストを上昇させ
ることなく、処理速度を高速化する。 【構成】 予めROMに格納している各種変換アルゴリ
ズムを必要に応じて読み出し、画像処理部17内のDS
P(デジタルシグナルプロセッサ)が変換アルゴリズム
に従って各種処理を実行する。 【効果】 ハードウェアが簡素化され、装置コストの上
昇が防止される。また、DSPにより画情報を処理する
ので、処理速度が高速化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種変換アルゴリズム
により画情報の変換処理を実行する機能を備えた画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静止画のほかに動画や音声を伝送
するマルチメディア通信装置が、通信会議システムなど
で使用されている。
【0003】このような通信装置では、静止画として、
スキャナで読み取った原稿画像やテレビガメラの撮像画
像を伝送する。この場合、白黒画像のほか、カラー画像
も伝送する。さらに、白黒画像の場合には、単純2値画
像のほかに、ディザ処理や誤差拡散処理を実行した疑似
中間調画像を伝送する。
【0004】通常、このような静止画は、画情報をデー
タ圧縮して伝送している。この場合、データ圧縮の符号
化方式には、白黒画像の場合、MH(Modified
Huffman),MR(Modified Rel
ative ElementAddress Desi
gnate)あるいはMMR(ModifiedMR)
方式がよく採用される。また、白黒画像でも、例えば、
上記中間調画像の場合、JBIG(Joint Bi−
Level Image CodingExperts
Group)の標準化方式が採用される場合がある。
一方、カラー画像の場合、JPEG(Joint Ph
otographic Expert Group)の
標準化方式がよく採用される。
【0005】上記のような通信装置では、画像の変倍処
理がよく行なわれる。例えば、スキャナから読み取った
原稿画像の一部を送信する際に、拡大処理が行なわれ
る。また、画像伝送する際に、送信側が送信しようとし
ている画像のサイズが、受信側で処理可能な画像の最大
サイズを越えている場合に、縮小処理が行なわれる。ま
た、送信側が送信しようとしている画情報の解像度と、
受信側が処理可能な画情報の解像度とが異なる場合に
も、上記変倍処理と同様の処理が行なわれる。
【0006】画像の変倍処理は、画情報の各画素を一定
規則で間引いたり補間したりする処理である。ディザ処
理や誤差拡散処理を実行した疑似中間調の画情報を単純
な規則で間引きや補間を実行して変倍すると、画像が不
明瞭になったりモアレが発生し、画質が劣化することが
ある。このため、上記疑似中間調の画情報に対しては、
ディザ処理用あるいは誤差拡散処理用というように、そ
れぞれ専用の規則で変倍処理を実行している。また、カ
ラー画像の画情報は、データ構成が白黒画像と異なるの
で、そのデータ構成に応じた専用の規則で変倍処理を実
行している。
【0007】以上のように、マルチメディア通信装置
は、静止画像を伝送する場合、さまざな方式で画情報を
データ圧縮したり変倍したりしているので、任意の装置
間で自由に通信するためには、データ圧縮処理や変倍処
理を各種方式で任意に実行できなくてはならない。
【0008】従来は、このように各種方式で画像処理す
る方法として、次の2つの方法がとられていた。
【0009】その1つは、例えば、装置制御用のマイク
ロコンピュータを利用してソフトウェアにより各種方式
の画像処理を実行させる方法である。この方法は、ハー
ドウェアが簡単で各種方式に柔軟に対応することができ
る長所がある。しかし、その反面、画像の処理速度が低
下してしまうという欠点がある。
【0010】もう1つは、各種方式で画像処理を実行す
る専用のハードウェアを備える方法である。この方法
は、処理速度を高速化できるという長所がある。
【0011】しかしながら、この方法で画情報のデータ
圧縮と伸張処理を実行する場合、MH,MRおよびMM
Rという3方式については、1ユニットのものが開発さ
れているので、1ユニットで済むものの、JBIGやJ
PEGの各方式については、それぞれ別々のユニットが
必要になる。また、変倍処理を実行する場合、単純2
値,ディザ処理の画像,誤差拡散処理の画像,およびカ
ラー画像に対して、それぞれ別々のユニットが必要にな
る。
【0012】このように、この方法は、多くの画像処理
ユニットが必要になって、装置コストが上昇するという
欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、各種方式で画情報のデータ圧縮や伸張および変倍を
実行する場合、処理速度が低下したり、装置コストが高
くなってしまうという問題があった。
【0014】本発明は、上記の問題を解決し、装置コス
トを上昇させることなく、処理速度を高速化することが
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、画
情報の各種変換処理を実行する各種変換アルゴリズムを
記憶しておくROMと、変換アルゴリズムに従ってDS
P(DigitalSignal Processo
r)により画情報の変換処理を実行する画像処理ユニッ
トとを備え、上記ROMから、CPUの指令に応じて所
定の変換アルゴリズムを読み出して、画像処理ユニット
により画情報の各種変換処理を実行するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0016】
【作用】画情報のデータ圧縮,伸張および変倍などを実
行するための各種変換アルゴリズムをROMで記憶して
おくことにより、1つの画情報処理ユニットで、それら
の各種処理を実行することができる。この場合、ROM
と画情報処理ユニットとは、1組配設すればよいので、
装置コストの上昇が防止される。また、CPUとは独立
に、DSPにより画情報を処理するので、処理速度を高
速化することができる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るマルチメ
ディア通信装置のブロック構成図を示したものである。
図中、各ブロックは、それぞれ電子回路ユニットまたは
装置を示している。図において、ホストコンピュータ1
は、この装置内各部を監視・制御するものである。シス
テムメモリ2は、ホストコンピュータ1の制御プログラ
ムや必要な固定データを予め格納する一方、装置動作時
に必要に応じて画情報を一時格納するものである。割込
制御部3は、この装置内各部から出力される割込信号を
検知して、イベント内容をホストコンピュータ1に通知
するものである。DMAコントローラ4は、特定の各部
間での画情報の転送制御を実行するものである。ディス
ク装置5は、フロッピーディスク装置あるいはハードデ
ィスク装置であり、画情報をデータファイルとして格納
するものである。ISDN通信部6は、ISDN回線に
接続され、ISDNを介して相手先と通信するものであ
る。
【0019】マイク7とスピーカ8とは、通信会議の際
に音声を入出力するためのものである。音声CODEC
9は、マイク7で入力した音声信号をデジタル情報に変
換してさらにデータ圧縮する一方、受信したデジタル情
報を伸張し音声信号に逆変換してスピーカ8から出力す
るものである。
【0020】テレビカメラ10は、室内各部をカラーで
撮像するものである。ビデオCODEC11は、テレビ
カメラ10から出力されるビデオ信号を静止画の画情報
として取り出す機能と、動画のままデジタル情報に変換
してさらにデータ圧縮したり、受信したデジタル情報を
伸張して動画のビデオ信号に逆変換したりする機能を備
えているものである。この場合、静止画は、JPEGの
符号化方式でデータ圧縮した画情報として取り出す。ま
た、動画は、CCITTの勧告H.261に従って処理
する。
【0021】CRT表示装置12は、上記動画や静止画
および後述する原稿画像などを画面表示するものであ
る。表示制御部13は、表示する画情報を入力してCR
T表示装置12に表示させるものである。画像RAM1
4は、データ圧縮処理をしていない生の画情報を一時格
納するものである。
【0022】文字発生部15は、表示文字の文字フォン
ト情報を発生するものである。アルゴリズムROM16
は、画情報を変換するための各種変換アルゴリズムを格
納している。格納している変換アルゴリズムには、画情
報を符号化復号化するものと、画像サイズを変倍するも
のとがある。画情報を符号化復号化するものは、MH,
MR,MMR,JBIGおよびJPEGという各方式の
符号化と復号化の各処理別に備えている。また、画像サ
イズを変倍するものは、単純2値の画情報,ディザ処理
した画情報,誤差拡散処理した画情報およびカラー画像
という各種画別に備えている。
【0023】画像処理部17は、DSPを内蔵し、アル
ゴリズムROM16に格納されている各種アルゴリズム
に従って画情報の符号化,復号化あるいは変倍処理を実
行するものである。グラフィック処理装置18は、各種
図形の画情報を作成するものである。DMAコントロー
ラ19は、特定の各部間の画情報の転送制御を実行する
ものである。
【0024】スキャナ20は、原稿画像を読み取るもの
である。なお、スキャナ20は原稿画像を白黒で読み取
るものとする。また、読み取った画情報を単純2値の画
情報で出力する機能と、ディザ処理または誤差拡散処理
を実行して疑似中間調の2値画情報として出力する機能
とを備えているものとする。プリンタ21は、画像を記
録紙に記録するものである。このプリンタ21は、フル
カラーで画像記録する機能を備えているものとする。
【0025】CPUバス22と画像バス23は、それぞ
れ各部間で制御情報や画情報を転送するものである。な
お、CPUバス22では、符号化した画情報を転送し、
画像バス23では、符号化していない生の画情報を転送
するようになっている。また、ホストコンピュータ1か
ら画像バス23側への指令情報は、グラフィック処理装
置18を介して転送される。
【0026】図2は、画像処理部17の構成と、その入
出力信号とを示している。図において、ホストバスユニ
ット17aは、CPUバス22と割込制御部3とDMA
コントローラ4との間で各種信号を入出力している。す
なわち、CPUバス22側からは、アドレス情報やデー
タを入力する一方、データを出力している。割込制御部
3には、割込信号を出力している。DMAコントローラ
4に対しては、データ転送時の制御信号を入出力してい
る。
【0027】画像バスユニット17bは、画像バス23
とDMAコントローラ19と画像RAM14との間で各
種信号を入出力している。すなわち、画像バス23に対
しては、画情報を入出力している。DMAコントローラ
19に対しては、データ転送時の制御信号を入出力して
いる。画像RAM14には、アドレス信号を出力してい
る。
【0028】パイプラインメモリ17cは、画像バスユ
ニット17bからの入力信号を順次DSP17dに転送
する一方、DSP17dの出力信号を順次画像バスユニ
ット17bに転送するものである。
【0029】DSP17dは、高速演算機能を備えた既
知のマイクロプロセッサである。外部バスユニット17
eは、アルゴリズムROM16にアドレス信号を出力し
て、アルゴリズムROM16内の該当領域の変換アルゴ
リズムデータを読み取るものである。ROM17fは、
そのアルゴリズムROM16の上記データを読み取る制
御プログラムなどを格納している。RAM17gは、D
SP17dがワークメモリとして使用するものである。
【0030】以上の構成で、本実施例のマルチメディア
通信装置は、静止画を送受信する機能のほか、動画と音
声とを送受信する機能を有している。そして、同一装置
に限らず、他の各種通信装置と通信することを想定して
いる。
【0031】他の各種通信装置と通信する場合には、両
者が有している機能で、各種通信を実行する。
【0032】次に、静止画を一旦蓄積した後、送信する
場合の装置動作を説明する。
【0033】いま、静止画として原稿画像を蓄積するも
のとする。この場合、オペレータは、所定の操作で、原
稿画像を単純2値で読み取るか、中間調も読み取るかを
指定する。また、中間調を読み取る場合には、さらにデ
ィザ処理を実行するか誤差拡散処理を実行するかを指定
する。さらに、蓄積する画情報の符号化方式を指定す
る。この場合、MH,MR,MMRあるいはJBIG方
式の内の1つを任意に指定する。指定方法としては、例
えば、送信する相手先が受信可能な符号化方式を選択す
ればよい。また、相手先がどの方式でも受信可能であれ
ば、2値読み取りの場合、MMR方式を指定し、中間調
読み取りの場合、JBIGを指定すればよい。これは、
単純2値画情報の場合、一般にMMR方式のデータ圧縮
効果が最も高く、また、疑似中間調の2値画情報の場
合、MH,MRおよびMMRの各方式はデータ圧縮効果
が低くなるためである。
【0034】図3は、原稿画像を読み取って蓄積する場
合の各部間の画情報の流れを示している。オペレータ
は、上記各指定の後、スキャナ20に原稿をセットして
読み取り操作する。これにより、スキャナ20は、原稿
画像を読み取ってオペレータの指定に従った画情報を出
力する。出力された画情報は、画像RAM14に一時格
納される。表示制御部13はその画情報を読み出してC
RT表示装置12に表示する。また、画像処理部17
は、画像RAM14の画情報を順次読み出して、上記オ
ペレータの指定に従って、その画情報を符号化する。
【0035】ここで、画像処理部17の動作を説明す
る。
【0036】図4は、この画像処理部17の動作を示し
ている。すなわち、画像処理部17は、ホストコンピュ
ータ1から入力されるコマンドにより各種動作を実行す
るもので、常時ホストコンピュータ1のコマンドとRA
M17gへの待避データとを監視している(処理10
1、処理101のNより処理102、処理102のNよ
り処理101)。上記待避データは、画像処理部17か
1つの処理を開始した後、その処理を一時中断する際に
RAM17gに一時的に格納する情報であり、複数の処
理を並行して実行する際に格納される。
【0037】図3に示した上記動作の場合、ホストコン
ピュータ1から符号化コマンドが入力される。符号化コ
マンドでは、図5(a)に示すように、パラメータとし
て、符号化方式,処理すべき画情報の格納位置,画情報
のデータサイズおよび転送先などが指定される。いまの
場合、画情報の格納位置として画像RAM14内の所定
の位置が指定され、転送先としてシステムメモリ2が指
定される。
【0038】画像処理部17は、このような符号化コマ
ンドを受けると(処理101のY)、パラメータを読み
取る(処理103)。次いで、アルゴリズムROM16
から、そのコマンドに対応する変換アルゴリズムを読み
出す。アルゴリズムROM16内には、図6に示すよう
に、通し番号と共に各種変換アルゴリスムのデータが格
納されている。これらの変換アルゴリスムは、それぞれ
の処理を実行するための画情報の処理手順を示すもので
ある。なお、同図の予備領域は、必要に応じて、さらに
他の変換アルゴリスムを追加できるように形成されてい
る。
【0039】画像処理部17は、読み取ったパラメータ
の指示に従って、対応する変換アルゴリズムを読み出す
(処理104)。次いで、画像RAM14から画情報を
順次入力する。そして、入力した画情報を読み出した変
換アルゴリズムに基ずいて順次処理して、転送先に転送
する。いまの場合、画情報を符号化してシステムメモリ
2に転送することになる。また、このような各部間の画
情報の転送処理は、DMAコントローラ19やDMAコ
ントローラ4が制御することになる。
【0040】画像処理部17には、1回の処理ルーチン
で処理する画情報の最大サイズが予め設定されている。
画像処理部17は、処理対象の画情報のサイズがその最
大サイズより小さい場合には、処理対象の全画情報を1
回の処理ルーチンで処理する。また、画情報のサイズが
その最大サイズより大きい場合、最大サイズ分処理する
と一旦処理を終了する(処理105)。
【0041】画像処理部17は、1回の処理が終了した
後、指定された画情報全部を処理したかどうか判別する
(処理106)。いま、処理対象の画情報のサイズが大
きく、まだ処理が完了していなかったとする。この場合
(処理106のN)、上記処理中に別のコマンドを受け
ていないかどうか判別する(処理107)。
【0042】ここで、別コマンドを受けていない場合
(処理107のN)、実行中の別の処理がないかどうか
判別する(処理108)。画像処理部17は、複数の処
理を時分割的に並行して実行する機能を有している。こ
のような動作を実行する場合、開始した1つの処理を中
断して、別の処理を実行することになる。
【0043】いま、このような実行中の別の処理がない
ものとする。この場合(処理108のN)、上記処理の
処理を再開する(処理105へ)。これにより、画像R
AM14の画情報が符号化されて、順次システムメモリ
2に格納される。
【0044】このようにして、所定の画情報の処理が終
了すると(処理106のY)、ホストコンピュータ1
に、割込みにより処理の終了を通知する(処理10
9)。そして、コマンドの監視に戻る(処理101
へ)。
【0045】システムメモリ2に格納された符号化画情
報は、符号化方式を示すヘッダ情報などが付加されてデ
ータファイルとしてディスク装置5に蓄積される。
【0046】次に、静止画としてテレビカメラ10の撮
像画像を蓄積するものとする。
【0047】この場合、オペレータは、所定の操作で所
望の画像を撮像する。この場合、図7に示すように、テ
レビカメラ10から出力されたカラーの画信号は、ビデ
オCODEC11に入力される。ビデオCODEC11
は、その画信号をデジタル信号に変換して動画のまま表
示制御部13に出力する。また、そのデジタル信号を一
定時点で読み取り、JPEGの符号化方式でデータ圧縮
し、静止画の画情報として出力する。出力された画情報
は、システムメモリ2に格納される。格納された画情報
は、上記同様にヘッダ情報などが付加され、データファ
イルとしてディスク装置5に格納される。
【0048】次に、以上のように蓄積した画像を送信す
る場合の動作を説明する。
【0049】この場合、オペレータは、所定の操作で送
信するデータファイルを指定し、送信相手先を設定す
る。なお、ここで、指定したデータファイルの画情報の
符号化方式と解像度とが、送信相手先装置で処理できな
い規格であったとする。この場合、オペレータは、送信
相手先装置で処理可能な符号化方式と解像度とを指定す
る。
【0050】この場合、図8に示すように、ディスク装
置5から指定されたデータファイルの画情報が読み出さ
れて、システムメモリ2に一時格納される。この画情報
は、各種符号化方式でデータ圧縮されているものであ
る。
【0051】ホストコンピュータ1は、この場合、図9
に示すように、まず、所定の復号化コマンドを画像処理
部17に送出する(処理201)。復号化コマンドに
は、図5(b)に示すように、パラメータとして、前述
の符号化コマンドと同様の各種情報が指示されている。
【0052】画像処理部17は、その復号化コマンドを
入力すると、アルゴリズムROM16から該当する変換
アルゴリズムを読み出す。そして、図8または図10に
示すように、システムメモリ2の一定領域に格納されて
いる符号化画情報を読み出して、順次復号化し、画像R
AM14の一定領域に転送する。
【0053】ホストコンピュータ1は、さらに所定の変
倍コマンドを画像処理部17に送出する(図9・処理2
02)。変倍コマンドは、図5(c)に示すように、パ
ラメータとして、変倍比,画情報の種別,処理対象の画
情報の格納位置,データサイズおよび転送先などが指示
される。
【0054】この場合、画像処理部17は、復号コマン
ドに従って復号動作を開始した後、さらに変倍コマンド
を受信することになる。このような場合(図4・処理1
07のY)、画像処理部17は、実行中の処理の変換ア
ルゴリズムの番号と、処理済および未処理の画情報の格
納位置を示すメモリアドレス情報などをRAM17gに
待避する(処理110)。
【0055】そして、次のコマンドを受信して所定の処
理を開始する(処理101のYから処理103へ)。い
まの場合、変倍処理を開始する。この変倍処理では、画
像RAM14の一定領域から画情報を順次読み出して変
倍し、別領域に順次格納する。
【0056】この場合、ホストコンピュータ1は、さら
に符号化コマンドを画像処理部17に送出する(図9・
処理203)。そして、符号化処理の完了を監視する
(図9・処理204のNのループ)。
【0057】画像処理部17は、上記変倍処理実行中
に、その符号化コマンドを受信することになる。この場
合、上記と同様に、画像処理部17は、変倍処理を一時
中断し、実行中処理の変換アルゴリズムの番号やメモリ
アドレス情報などをRAM17gに待避して、所定の符
号化処理を開始する。
【0058】これにより、画像RAM14の一定領域の
画情報が符号化されてシステムメモリ2の一定領域に順
次格納される。
【0059】ところで、画像処理部17が、上記復号化
と変倍と符号化という3つの処理を順次開始し、3つ目
の符号化処理を一定単位終了したとする。この場合、R
AM17gには、アルゴリズム番号とアドレス情報と
が、図11に示すように、順次待避される。
【0060】画像処理部17は、各種処理を一定単位終
了し、別のコマンドがなく(処理101のN)、RAM
17gに待避した上記アルゴリズム番号とアドレス情報
がある場合(処理102のY)、最も先に待避した該当
情報を読み出す(処理111)。なお、このとき、RA
M17g内の読み出した情報を消去しておく。そして、
読み出したアルゴリズム番号とアドレス情報とに基ずい
て、該当する処理を再開する(処理104へ)。従っ
て、いまの例では、先に中断した復号化処理が再開され
る。
【0061】また、その1つの処理を一定単位終了する
と、上記と同様に、次に待避されていた該当情報を読み
出して該当する処理を再開する。これにより、中断した
変倍処理が再開される。このようにして、上記復号化と
変倍と符号化という3つの処理が時分割的に並行して実
行されることになる。そして、画像処理部17は、3つ
の処理をそれぞれ完了すると、その都度ホストコンピュ
ータ1に処理の終了を通知する。
【0062】ホストコンピュータ1は、上記3つ処理の
完了を確認すると(処理204のY)、画像処理部17
の制御を終了して、他の制御動作に移行する。この場
合、次にISDN通信部6を制御する。これにより、I
SDN通信部6は、相手先に発呼する。相手先が応答す
ると、システムメモリ2に格納された符号化画情報が読
み出されて、ISDN通信部6から相手先に送信され
る。
【0063】図12は、画情報受信時における各部間の
画情報の流れを示している。
【0064】ISDN通信部6は、着信すると応答し
て、送信される画情報を受信する。受信する画情報は、
各種符号化方式で符号化されているものである。受信さ
れたその画情報は、システムメモリ2に一時格納された
後、前記と同様に、所定のフォーマットでデータファイ
ルとしてディスク装置5に格納される。
【0065】図13は、蓄積した画情報を表示する場合
の各部間の画情報の流れを示している。
【0066】蓄積画像を表示する場合、オペレータは、
所定操作で表示させる所望のデータファイルを指定す
る。また、表示する画像サイズを任意に指定する。
【0067】この場合、ディスク装置5から指定された
データファイルが読み出されて、システムメモリ2に画
情報が転送される。この画情報は、各種符号化方式で符
号化されているものである。その画情報は、順次画像処
理部17に転送されて復号化され元の生の画情報にな
る。その生の画情報は、画像RAM14の一定領域に順
次格納される。格納された画情報は、読み出されて再度
画像処理部17に転送される。画像処理部17は、その
画情報を表示する画像サイズに応じて拡大あるいは縮小
する。画像処理部17は、上記復号化処理と変倍処理と
を、前記のように並行して実行することになる。
【0068】このように変倍された画情報は、画像RA
M14の別の領域に格納される。表示制御部13は、格
納された画情報を読み出してCRT表示装置12に画像
表示する。
【0069】いま、蓄積画像が拡大表示されたとする
と、図14(a)に示すように、画面Aには、蓄積画像
Bの一部分が表示されるようになる。また、縮小表示さ
れた場合、同図(b)に示すように、画面Aの中に蓄積
画像Bがウィドウ表示されるようになる。
【0070】一方、蓄積画像を記録する場合、オペレー
タは、上記表示処理と同様に、所望のデータファイルや
記録する画像サイズを任意に指定する。
【0071】この場合、上記表示処理と同様の処理手順
で、画像RAMに変倍された画情報が格納される。そし
て、その画情報がプリンタ21に転送され、記録紙に画
像記録される。
【0072】本実施例のマルチメディア通信装置は、以
上の静止画の通信機能のほか、動画と音声とを送受信す
る機能を有している。
【0073】この通信を実行する場合、一方のオペレー
タは、所定操作で相手先に発呼する。相手先装置が応答
すると、ISDN通信部6は、その相手先と所定の通信
リンクを形成する。そして、テレビカメラ10により撮
像された画信号がビデオCODEC11で圧縮処理さ
れ、ISDN通信部6を介して送信される。また、受信
された画情報はビデオCODEC11で元の画信号に復
元され、表示制御部13に入力される。表示制御部13
は、その画信号をCRT表示装置12で表示する。
【0074】一方、マイク7から入力した音声信号は、
音声CODEC9で圧縮処理され、ISDN通信部6を
介して相手先に送信される。受信した音声情報は、音声
CODEC9で元の音声信号に復元され、スピーカ8か
ら出力される。
【0075】これにより、相手先とオンラインで動画と
音声とが交換される。このような通信は、例えば、通信
会議に利用される。
【0076】以上のように、本実施例では、画情報の各
種変換アルゴリズムをアルゴリズムROM16に格納し
ておき、画像処理部17は、必要な変換アルゴリズムを
読み出し、その変換アルゴリズムに従って、画情報の符
号化や復号化および画像サイズの変倍などの各種処理を
実行するようにしている。
【0077】この場合、アルゴリズムROM16と画像
処理部17とは1組配設すればよく、従来のように、各
種処理別にハードウェアを配設する必要がないので、装
置コストの上昇を防止することができる。また、画像処
理部17は、CPUから起動コマンドを受けるだけで独
立に動作し、DSPにより画情報を処理するので、処理
速度を向上させることができる。
【0078】また、LSIでモジュール化された画像処
理部17とは別にアルゴリズムROM16を配設し、ア
ルゴリズムROM16には、図6に示したように、予備
領域を形成している。従って、さらに別の処理を実行し
たい場合には、所定の変換アルゴリズムを追加すればよ
い。これにより、装置コストを上昇させることなく、様
々な処理を実行することができる。
【0079】さらに、画像処理部17は、複数のコマン
ドを順次読み取って、それら複数の処理を時分割的に並
行処理する機能を備えている。複数の処理を1つずつ最
後まで実行してから次の動作に移行するという処理方法
も考えられるが、その場合、ホストコンピュータ1は、
各処理の終了を監視しながら順次次の処理を起動しなく
てはならず、負担が大きくなる。この点、上記のように
時分割的に並行処理することにより、ホストコンピュー
タ1の負担が減少し、スムーズに処理することができ
る。
【0080】さらには、本実施例では、符号化されてい
ない生の画情報は、CPUバス22で転送し、画像バス
23では、画情報を符号化した状態で転送するように構
成している。生の画情報は、膨大なデータ量であり、こ
のようにデータを転送すると、バスが長時間占有される
ことになる。
【0081】CPUバス22は、ホストコンピュータ1
から各ユニットを監視・制御する際に使用するもので、
長時間他の用途に占有されると、装置動作に支障が生じ
るが、上記のように、CPUバス22では、生の画情報
を転送しないので、このような不都合がなくなる。
【0082】なお、以上の実施例では、画情報の変換ア
ルゴリズムは、アルゴリズムROM16に固定的に格納
しておくようにしたが、システムメモリ2などにプログ
ラムと共に格納しておき、必要に応じて画像処理部17
にロードするようにしてもよい。これにより、各種画像
処理をさらに容易に実行することができる。
【0083】また、画像処理部17では、画情報の符号
化復号化および変倍処理を実行する場合を例にとって説
明したが、例えば、画像のエッジ検出など、他の処理で
も同様に実行させることができる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画情報
の変換アルゴリズムをROMに記憶しておき、1つの画
情報処理ユニットが、その変換アルゴリズムを読み出し
て、DSPにより画情報の各種変換処理を実行するよう
にしたので、装置コストの上昇を防止することができる
と共に、処理速度を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマルチメディア通信装
置のブロック構成図である。
【図2】画像処理部の説明図である。
【図3】文書画像蓄積時の各部間の画情報の流れを示す
説明図である。
【図4】画像処理部の動作フローチャートである。
【図5】ホストCPUの画像処理部に対するコマンドの
説明図である。
【図6】アルゴリズムROMの格納情報の説明図であ
る。
【図7】ビデオカメラの撮像画像蓄積時の各部間の画情
報の流れを示す説明図である。
【図8】蓄積画像送信時の各部間の画情報の流れを示す
説明図である。
【図9】ホストCPUの画像処理部に対する制御動作を
示すフローチャートである。
【図10】画情報の転送動作を示す説明図である。
【図11】アルゴリズム番号やアドレス情報の待避と読
み出し動作を示す説明図である。
【図12】受信画情報蓄積時の各部間の画情報の流れを
示す説明図である。
【図13】蓄積画像を表示する際の各部間の画情報の流
れを示す説明図である。
【図14】変倍画像の表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 システムメモリ 3 割込制御部 4,19 DMAコントローラ 5 ディスク装置 6 ISDN通信部 7 マイク 8 スピーカ 9 音声CODEC 10 テレビカメラ 11 ビデオCODEC 12 CRT表示装置 13 表示制御部 14 画像RAM 15 文字発生部 16 アルゴリズムROM 17 画像処理部 17a ホストバスユニット 17b 画像バスユニット 17c パイプラインメモリ 17d DSP 17e 外部バスユニット 17f ROM 17g RAM 18 グラフィック処理装置 20 スキャナ 21 プリンタ 22 CPUバス 23 画像バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種機能を有する複数のユニットをCP
    Uが制御して一連の画像処理を実行する一方、必要に応
    じて各種変換アルゴリズムにより画情報の変換処理を実
    行する画像処理装置において、上記各種変換アルゴリズ
    ムを記憶するROMと、そのROMから上記CPUの指
    令に応じた変換アルゴリズムを読み出すアルゴリズム読
    出手段と、読み出された上記変換アルゴリズムに従って
    DSPにより画情報の変換処理を実行する画像処理ユニ
    ットとを備えていることを特徴とする画情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記各種変換アルゴリズムは、各種符号
    化方式により画情報をデータ圧縮および伸張する画情報
    の処理手順と、各種画情報のサイズを変倍する画情報の
    処理手順とを示す情報であることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画像処理ユニットを集積回路モジュ
    ールとして構成する場合には、上記ROMを上記集積回
    路モジュールとは独立に配設することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記画情報処理ユニットは、複数の上記
    変換アルゴリズムに従ったそれぞれの画情報の変換処理
    を時分割的に並行して実行する手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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