JPH0612337U - 菰樽用中瓶の外枠体 - Google Patents

菰樽用中瓶の外枠体

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JPH0612337U
JPH0612337U JP6219092U JP6219092U JPH0612337U JP H0612337 U JPH0612337 U JP H0612337U JP 6219092 U JP6219092 U JP 6219092U JP 6219092 U JP6219092 U JP 6219092U JP H0612337 U JPH0612337 U JP H0612337U
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一司 岸本
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株式会社岸本吉二商店
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 菰樽用中瓶の外枠体の組み立ておよび菰包装
時の縄の止着作業を容易化して小容量の樽酒用に適した
外枠体を提供する。 【構成】 2つ割りの籠状の成形体1A、1Bをその接
合端面部分に設けたダボ3Aとダボ孔3Bの嵌合によっ
て形成される中瓶用外枠体1において、その底面部4の
少なくとも中央部を無孔面となし、その無孔の底面部の
中央位置に円弧状に窪んだ凹部6を形成するとともに、
一方の成形体1Aの底面部4と他方の成形体1Bの底面
部4に、それぞれ一端部が底面部4と一体化され自由端
部が上記凹部6の下方を通り他方の底面部4の下方に向
かって延びる片持ちロッド7A、7Bを設けてこの片持
ちロッドの自由端部に傾斜端面8、8を形成し、両成形
体1A、1Bの結合時にこの片持ちロッド7A、7Bの
それぞれの自由端部の傾斜端面8、8が突き合わされ
て、上記凹部6の下方に連続した1本のロッド7が形成
されるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は菰樽用中瓶の外枠体、詳しくは神社参拝記念や各種の慶祝行事用とし て汎用されている菰樽タイプのガラス製、陶器製の清酒容器(以下中瓶という) を保護するための外枠体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
古来から清酒は樽詰めされ、1斗樽、あるいは4斗樽として親しまれている。 そして慶祝行事用として樽を菰で包み縄をかけたものが提供され、現在もこの風 習が残っている。近年においては樽をガラス製、陶器製とした例えば1.8リッ トル程度の小型の樽酒も贈答用として商品化され、慶祝行事用としては上記と同 様に菰で包み縄をかけて形態を整えたものが広く用いられている。
【0003】 上記小型の樽酒は、清酒を収容するガラス製の中瓶と、中瓶を保護する外枠体 と菰および縄とからなり、小型にも拘らず古来からの本物同様の姿に包装されて いる。そしてこの小型の樽酒の上記外枠体は、例えば実公昭63−8595号公 報の図2に見られるように、縦に2つ割りされたプラスチックの成形体で構成さ れ、2つの成形体を結合するためのダボとダボ孔、中瓶の呑み口を通過させる孔 および支持部となる短筒部を備え、さらにこのプロテクターと呼ばれている外装 体の底部に、包装時の縦掛け縄の下方交差部を上記短筒部の空間部に引き込むた めの針金を結合させる針金掛け部が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記従来の外枠体においては、外枠体の底部に縄を引き込むための針 金を結合させる針金掛け部が、一方の成形体の底部から他方の成形体の底部に向 かって突出した薄板状の舌片と、この舌片と嵌合させるための他方の成形体に形 成された溝およびこの突出舌片の両側に形成された抜孔とによって構成されてい るため、中瓶の両側から2つ割りの成形体をそのダボとダボ孔とを嵌合させて結 合する際、上下のダボとダボ孔とを同時にうまく嵌合させないと薄い舌片が溝に 嵌合せず、舌片が溝の下側に位置した不良状態となって両成形体が結合されると いう事態が生じることになり、外枠体の結合作業に細心の注意を必要とする。
【0005】 そのうえ菰材の包装時において、上記抜孔を利用して縄を結合する際の針金の 挿通時には針金の先端を予めU字状に曲げ、その先端を微妙に操作しながら引っ 掛けなければならず、その作業は可成り煩雑であって、中瓶の外装作業に多くの 労力と時間を要し、且つ、舌片は薄い板であるため、針金による縄の舌片に対す る止着力が弱いという問題点があった。
【0006】 本考案は2つ割りの成形体の結合および菰と縄による外装作業を極めて円滑に 行うことができる菰樽用中瓶の外枠体、殊に外装作業が煩雑となる小容量の菰樽 用に好適な外枠体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、菰樽用中瓶を収容するべく、2つ割りされた成形体の結合によって 形成される外枠体の底面部を無孔面とするとともにその無孔面の中央部外面に円 弧状の凹部を形成し、その凹部の下方に、両成形体の結合によって接合形成され るロッドを設けることにより上記課題を解決したものである。
【0008】 即ち、上記2つ割りの籠状の成形体の突き合わせによって形成される中瓶用外 枠体の底面部の少なくとも中央部を無孔面となし、その無孔面の突き合わせ端縁 の中央部両側に、それぞれ突き合わせ端縁の方向に円弧伏に窪んだ凹部を形成す るとともに、一方の外枠体の底面部と他方の外枠体の底面部に、それぞれ一端部 が底面部と一体化され自由端部が上記凹部の外側下方を通り他方の成形体の底部 の下方に向かって延びる片持ちロッドを設けてこの片持ちロッドの自由端部に傾 斜端面を形成し、両成形体の結合時にこの片持ちロッドのそれぞれの自由端部の 傾斜端面が突き合わされて上記凹部の下方に連続した1本のロッドが形成される ように構成したことを特徴としているものである。
【0009】 上記した円弧状の凹部は、両成形体が結合されて形成された外枠体の底面部の 中央部に位置しているものであって、その深さは底面部の厚さ寸法よりも小さい ことは勿論であるが、ロッドに沿った方向の長さ寸法および突き合わせ端縁に沿 った幅寸法はそれぞれ10〜20mm程度であればよい。
【0010】 そして上記片持ちロッドは断面円形をなし、太さは4〜8mm程度であって、 上記凹部の中央部下方において一方の片持ちロッドの自由端は他方の凹部の終端 付近まで延び、両成形体の結合時において相対接する突き合わせ端面を有してい る。この突き合わせ端面は少なくとも一部が傾斜面であることが好ましく、この 突き合わせ部を傾斜面となすことによって上下のダボとダボ孔との嵌合が同時で ない場合においてもロッドの端部が両成形体の接合を阻害せず、うまく外枠体を 形成することができ、また外枠体形成後は両片持ちロッドの自由端部がその軸方 向に一部重なった状態で突き合わされているから、菰の包装時のロッドへの縄掛 け時に縄外れが生じることがなくなるとともに縄掛け張力を両片持ちロッドに分 散することができる。
【0011】
【作用】
中央部を無孔面となした外枠体の底面部の下面中央に設けた円弧状に窪んだ凹 部は、菰包装時の縄止着用の針金端をこの凹部面に沿って突き入れると、針金端 は凹部の曲面に誘導されて菰の外側にターンすることになり、針金でもって縄を ロッドに止着する作業を容易化する。そして端部斜面の突き合わせによって形成 されるロッドは、上記したように外枠体の組み立て作業を円滑にし、斜面の対接 によって1本化されたロッドは、相互に補強作用をするとともに針金の外れを防 止する。
【0012】
【実施例】
以下本考案の実施例を示している図にもとづいて説明すると、図1は2つ割り の外枠体の斜視図、図2は2つ割りの外枠体の底部を示した平面図、図3は成形 体の底面部の正面図、図4は外枠体の底面部の主要部の平面図、そして図5は菰 包装された状態の一部断面側面図を示していて、図1および図5において、1は 中瓶を覆う籠状の外枠体、1A、1Bは外枠体1を構成する2つ割りの成形体、 2はスカート状の支持台、20は中瓶、21は菰、22は縄そして23は針金で ある。
【0013】 本考案は図1に示しているように、上記2つ割りの成形体1A、1Bの接合端 面部分に設けたダボ3Aとダボ孔3Bの嵌合によって形成される中瓶用外枠体1 の底面部4の少なくとも中央部を無孔面となし、その無孔面の突き合わせ端縁5 の両側にそれぞれ突き合わせ端縁5の方向に円弧状に窪んだ凹部6を形成すると ともに一方の成形体1Aの底面部4と他方の成形体1Bの底面部4に、図2およ び図3に示したごとく、それぞれ一端部が底面部4と一体化され自由端部が上記 凹部6の下方を通り他方の底面部4の下方に向かって延びる片持ちロッド7A、 7Bを設けてこの片持ちロッド7A、7Bの自由端部に傾斜端面8、8を形成し 、両成形体1A、1Bの結合時にこの片持ちロッド7A、7Bのそれぞれの自由 端部の傾斜端面8、8が突き合わされて、図4に示しているように凹部6の下方 に連続した1本のロッド7が形成されるように構成してなる。
【0014】 上記凹部6は外枠体1の底面の中央部に位置するように両成形体1A、1Bの 底面部4、4に約半分ずつ形成され、その凹部6の面積広さ及び深さについては 特定を要するものではないが、本実施例では突き合わせ端縁5の沿った方向の寸 法とロッド方向の寸法はそれぞれ約10mmであり、凹部6の縁弧半径は約20 mmであって、中央部の深さは約1.5mmである。
【0015】 また、上記両片持ちロッド7A、7Bの自由端部の長さは約14mm、端縁5 からの突出長さは約7mmであって、その自由端部には、図2に示しているよう に最端部に垂直な僅かの先端端面9を残して斜めに切断した形状の傾斜端面8を 備え、さらにこの傾斜端面8の基部に一方の先端端面9と対接する基部端面10 を備えていて、両成形体1A、1Bが合体されて結合されたとき、両片持ちロッ ド7A、7Bの自由端部が図4に示したように、それぞれの先端端面9がそれぞ れの基部端面10に対接するとともに傾斜端面8、8同志が対接し、それによっ て図4のように連続した1本のロッド7が形成されるようになっている。
【0016】
【考案の効果】
このように本考案の菰樽用中瓶の外枠体1は、2つ割りの籠状の成形体1A、 1Bの突き合わせによって形成される中瓶用外枠体1の底面部4の少なくとも中 央部を無孔面となし、その無孔面の突き合わせ端縁5、5の中央部両側に、それ ぞれ突き合わせ端縁5、5の方向に円弧状に窪んだ凹部6、6を形成するととも に、一方の成形体1Aの底面部4と他方の成形体1Bの底面部4に、それぞれ一 端部が底面部4と一体化され自由端部が上記凹部6の外側下方を通り他方の成形 体の底面部4の下方に向かって延びる片持ちロッド7A、7Bを設けてこの片持 ちロッド7A、7Bの自由端部に傾斜端面8、8を形成し、両成形体1A、1B の結合時にこの片持ちロッド7A、7Bのそれぞれの自由端部が突き合わされて 上記凹部6の下方に連続した1本のロッド7が形成されるように構成してなるも のであり、包装時に針金23を引っ掛けるための1本のロッド7が両側の片持ち ロッド7A、7Bの突き合わせによって形成されるから、両成形体1A、1Bの ダボ3Aとグボ孔3Bとの嵌合が同時でない場合においてもロッド7A、7Bの 端部が両成形体1A、1Bの接合を阻害せず、円滑に外枠体1を形成することが できる。
【0017】 そして、外枠体1の形成後は、ロッド7の上方の底面部4の中央部に円弧状に 窪んだ凹部6が存在しているから、図5に示したように、中瓶20を収容した外 枠体1を菰21と縄22でもって包装したのち、底部側の縄22をロッド7に止 着するべく針金23の端をこの凹部面に沿って突き入れると、針金端は凹部6の 曲面に誘導されて菰21の外側にターンすることになり、針金23による縄22 の止着作業が著しく容易となる。また針金23を掛けるロッド7は、両片持ちロ ッド7A、7Bの自由端部がその軸方向に一部重なった状態で突き合わされて形 成されているから、上記縄22掛け時に針金23外れが生じることがなく縄掛け 張力を両片持ちロッド7A、7Bに分散することができ、包装時におけるロッド 折れのおそれもなく、縦縄を支持台の空間部に確実強固に引き込むことができる 。
【0018】 したがって本考案の外枠体は、殊に外装作業が煩雑となる300ミリリットル から1800ミリリットル程度の小容量の菰樽用に好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外枠体を構成する成形体の分離状態を示す斜視
図である。
【図2】外枠体の底面図を示す平面図である。
【図3】成形体の底面部の正面図である。
【図4】底面部の接合状態の主要部の平面図である。
【図5】菰包装された状態の一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 外枠体 1A 成形体 1B 成形体 2 支持台 3A ダボ 3B ダボ孔 4 底面部 5 端縁 6 凹部 7 ロッド 7A 片持ちロッド 7B 片持ちロッド 8 傾斜端面 9 先端端面 10 基部端面 20 中瓶 21 菰 22 縄 23 針金

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ割りの籠状の成形体の突き合わせに
    よって形成される中瓶用外枠体の底面部の少なくとも中
    央部を無孔面となし、その無孔面の突き合わせ端縁の中
    央部両側に、それぞれ突き合わせ端縁の方向に円弧状に
    窪んだ凹部を形成するとともに、一方の成形体の底面部
    と他方の成形体の底面部に、それぞれ一端部が底面部と
    一体化され自由端部が上記凹部の外側下方を通り他方の
    成形体の底部の下方に向かって延びる片持ちロッドを設
    けてこの片持ちロッドの自由端部に傾斜端面を形成し、
    両成形体の結合時にこの片持ちロッドのそれぞれの自由
    端部が突き合わされて上記凹部の下方に連続した1本の
    ロッドが形成されるように構成したことを特徴とする菰
    樽用中瓶の外枠体。
JP6219092U 1992-07-20 1992-07-20 菰樽用中瓶の外枠体 Expired - Fee Related JPH0723402Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019521917A (ja) * 2016-05-03 2019-08-08 ピーアイ デザイン アーゲー 飲用液を保存するための二重壁ポット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019521917A (ja) * 2016-05-03 2019-08-08 ピーアイ デザイン アーゲー 飲用液を保存するための二重壁ポット
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