JPH03289437A - 厚紙製物品包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はダンボール等の１枚の厚紙から成る組立箱に関
する。。

（従来の技術） 従来各種物品の包装箱として、１枚の厚紙から成る組立
箱はすでに周知であり、使用に際しては箱内に収容した
包装物品の箱内での移動防止のためには、物品周囲の空
間内に木毛その他の柔軟なバッキング材を詰め込み、或
いは物品形状に応じてその外周に発泡スチロール等の樹
脂材料を嵌め込んで物品の遊動を阻止する手段を施すを
一般とする。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来手段においてバッキング材その他の移動阻止用
材料の使用後は、これを徒らに廃棄することから極めて
不経済であり、又使用時の詰め込み充填操作も物品を取
り出す場合にはその取扱いが面倒であった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記従来手段による不都合を排し、特に充填材
料を用いることなく、１枚の厚紙材料による組立箱によ
って包装物品を内部で遊動することなく収容し得るよう
にしたもので、１枚の厚紙から成る方形立方体の組立箱
において相対する２辺の各底片には、夫々収容物品の下
端部の側面と底面との外形に適合する透孔を有する保持
片を延長連設し、これと直角の相対する他の２辺の底片
には収容物品の下面に当接する受片を延長連設すると共
に、上部の相対する２辺の蓋片には収容物品の上端部の
側面と上面の外形に適合する透孔を有する保持片を延長
連設し、これと直角の相対する他の２辺の蓋片には収容
物品の上面に当接する受片を延長突設し、組立箱内にお
いて下部保持片と上部保持片を内方に屈折して夫々の透
孔により物品の上下部を保持すると共に上下部の受片に
より物品の上下面を支持させることにより箱内において
物品の局面に空間を形成した状態で不動に支持させ、且
つ上部受片を共に蓋片に設けた係止孔に嵌入して係止さ
せたことを特徴とし、又相対する２辺の底片とこれに連
なる保持片の屈折により夫々両側片とで箱内の両側下部
に小形物品の収容し得る空気を形成したことを特徴とす
る。

（作　用） 本発明による厚紙製物品包装箱は、第１図で例示するよ
うに１枚の厚紙材料により４面の側片（ｌａ）　（ｌｂ
）　（ｌｃ）　（ｌｄ）と、その下部に連なる底片（２
ａ）　（２ｂ）　＜２ｃ）　（２ｄ）および上部に連な
る蓋片（３ａ）（３ｂ）　（３ｃ）　（３ｄ）と、相対
する２辺の底片（２ａ）　（２ｃ）の夫々下部に連なっ
た保持片（４ａ）　（４ｃ）と、他の２辺の底片（２ｂ
）　（２ｄ）に夫々連なる受片（８ｂ）　（８ｃ）と、
相対する２辺の蓋片（３ａ）　（３ｃ）に夫々連なる保
持片（７ａ）　（７ｃ）および他の２辺の蓋片（３ｂ）
　（３ｄ）に連なる受片（９ｂ）　（９ｄ）とは１体に
形成すると共に各片の連設部には折線を形成し、これを
第２図で示すように相対する底片（２ａ）　（２ｃ）を
内方に屈折してその外面に、これと直角の底片（２ｂ）
（２ｄ）を折重ねて糊代（２ｂ’）　　（２ｄ’）で貼
合せて底を形成すると共に四面の側片を順次折曲げて底
片（２ａ）　（２ｄ）を糊代（ｌａ’）で貼合せて方形
筒状の箱に組立て、通常はこれを第３図で示すように扁
平に押潰して取扱い搬送等を便利にし、使用に際しては
再び第２図示のように箱形として先づ箱内の両側底片（
２ａ）　（２ｃ）に連設した保持片（４ａ）　（４ｃ）
を第５図示のように上方から次で外方に折曲げ、又底片
（２ｂ）　（２ｄ）に連設した突片（６ｂ）（６ｄ）を
第６図および第７図示のように上記折曲げた保持片（４
ａ）　（４ｃ）の中間部に折曲げ起立させて、互いに対
向する両側保持片（４ａ）　（４ｃ）の透孔（５ａ）　
（５ｅ）内に対し箱の上部開口から包装物品ａを嵌入し
、下面を起立させた受片（ｅｂ）　（６ｄ）上に支承さ
せ、かくて物品ａは上端部両側の側面と下面は、これに
適合した形状の透孔（５ａ）　（５ｃ）によって共に保
持されて下面を支受する受片（６ｂ）（６ｄ）と協動し
て不動に保持される。次いて箱上部の相対する蓋片（３
ａ）　（３ｃ）を内側に折曲げ、更に連設した両側の保
持片（７ａ）　（７ｃ）を屈折して下方に折曲げて両保
持片（７ａ）　（７ｃ）の透孔（８ａ）　（８ｄ）を物
品ａの上端部に冠着することにより物品ａの上端部両側
の側面と上面とを共に保持し、次いで他側の両蓋片（３
ｂ）　（３ｄ）を上面に折重ねて、これに連設する両受
片（９ｂ）　（９ｄ）を下面の蓋片（７ａ）　＜７ｃ）
の係合孔（１０（＋０１に挿込んで係止すると共に各受
片（９ｂ）　（９ｄ）で物品ａの上面を抑圧する。

かくて包装物品ａは、その上下部を箱内の上下両側の保
持片（３ａ）　（３ｃ）、（２ａ）　（２ｃ）の透孔（
８ａ）（８ｃ）、（５ａ）　（５ｃ）および受片（９ｂ
）　（９ｄ）、（６ｂ）　（６ｃ）により箱内において
物品の周面に空間を有する状態で不動に支承保持される
。

（実施例） 本発明による厚紙製物品包装箱の実施例を図面について
説明する。

本発明の包装箱は、第１図で示すように４面の側片（ｌ
ａ）　（ｌｂ）　（ｌｅ）　（ｌｄ）と、その下部に連
設する底片（２ａ）　（２ｂ）　（２ｃ）　（２ｄ）、
上部に連設する蓋片（３ａ）　（ｔｂ）　（３ｃ）　（
３ｄ）と、箱に成形したときの相対向する２辺の底片（
ｌａ）　（ｌｃ）に連設した夫々透孔（５ａ）　（５ｃ
）を有する保持片（４ａ）　（４ｅ）並びに、他の相対
する２辺の底片（ｌｂ）　（ｌｄ）に連設した受片（６
ｂ）　（８ｄ）、更に各側片の上部に連設する蓋片（３
ａ）　（３ｂ）　（８ｃ）　（３ｄ）と、その相対向す
る２辺の蓋片（３ａ）　（３ｅ）に連設した透孔（８ａ
）　（ａｄ）を有する保持片（７ｂ）　（７ｄ）と、他
の相対する２辺の蓋片（３ｂ）（３ｄ）に連設した受片
（９ｂ）　（９ｄ）を一体に形成し、各連片の連投部に
は折線ａΦを施し、該折線ａ＠により各片を折曲げて方
形立方体の箱を成形し、不箱内下部には保持片（４ａ）
　（４ｃ）の透孔（５ｂ）　（５ｃ）によって包装物品
ａの下部を不動とする保持部を折曲げ形成すると共に受
片（ｅｂ）　（６ｄ）による物品ａの下面支承部を形成
し、又物品ａを収容した後、箱内上部では相対する蓋片
（７ａ）（７ｃ）とこれに連設した保持片（７ａ）　（
７ｃ）の折込みにより両側の透孔（８ａ）　（８ｃ）で
物品ａの上端部を不動とする保持部を形成すると共に受
片（９ｂ）　（９ｄ）により物品ａ上面の抑圧部を形成
し、且つ該受片（９ｂ）（９ｄ）を蓋片（３ａ）　（３
ｃ）の透孔（１０（ＩＧに挿入係止して箱の形態を確保
するようにした。

尚、下部の保持片（４ａ）　（４ｃ）は折線ａｅによっ
て該保持片（４ａ）　（４ｃ）を箱内において上方から
水平に更に下方に屈折し更にその先端を底片上に当接さ
せ屈折状態を堅牢に保持させると共に透孔（５ａ）　（
５ｃ）部分の屈折を容易にし、又、下部の受片（ｅｂ）
　（６ｄ）は中間に折線Ωを設けて受部の折曲げ形成を
容易にし、更に上部保持片（７ｂ）　（７ｄ）の中間に
も折線■を施して透孔（８ａ）　（８ｃ）部の屈折を容
易にした。

上部下部保持片（４ａ）　（４ｃ）の屈折により箱内の
両側下部に形成される空室ａ′Ｄ（＋２１は例えば包装
物品ａの附属品等の小物品を収納するに使用するが、こ
の場合第１図で仮線で示すように収容物の移動防止用と
して透孔（＋９）又は舌片等を設けることは任意である
。

図中０３は側片に設けた手掛孔を示す。

尚、上記物品保持用の透孔（５ａ）　（５ｃ）、（８ａ
）（８ｃ）および受片（６ｂ）　（８ｄ）　（９ｂ）　
（９ｄ）は物品の形態に応じてその外形に適合させるも
のである。

（発明の効果） 本発明による物品包装箱は、１枚の厚紙を素材として上
下面を閉塞し得る方形立方体の箱を組立てると共に、下
部底片と上部蓋片に連設して収容物品の上下端部側面と
上下端面を保持する保持片および物品の下面と上面を支
承する受片を設けたので、従来のように特に物品の回り
に詰物を施して物品の移動を阻止する必要はなく、単に
１枚の素材の組立てにより物品の移動防止を行うため極
めて経済的であり、且つ収容物品の周面に空間を存して
保持されるから詰物等の他端と接触して損傷を生ずるこ
となく、しかもその組立状態は至極堅牢であり、組立て
解体操作も容易である等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明は一実施例を示すもので、第１図は厚紙素
材の平面図、第２図は組立て箱とした状態の斜視図、第
３図は扁平に折畳んだ状態の斜視図、第４図は包装状態
の斜視図、第５図、第６図、第７図は夫々第４図のｖ−
■線、Ｖｌ−■線、■−■線の各断面図である。 ■ａ〜１ｄ・・・側　片　　　　２ａ〜２ｄ・・・底　
片３ａ〜３ｄ・・・蓋　片　　　　４ａ、　４ｄ・・・
下部保持片５ａ、　５ｄ・・・下部透孔　　　８ｂ、　
Ｂｅ・・・下部受片７ａ、　７ｃ・・・上部保持片　　
８ａ、　８ｃ・・・上部透孔９ｂ、　９ｄ・・・上部受
片　　　　　ｉ　ｏ−９，係合孔第 １図 第２図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、４面の側片（１ａ）（１ｂ）（１ｃ）（１ｄ）と該
   各側片の上下に連設される底片（２ａ）（２ｂ）（２ｃ
   ）（２ｄ）および蓋片（３ａ）（３ｂ）（３ｃ）（３ｄ
   ）とから成る方形立方体の厚紙製組立箱において、相対
   する２辺の各底片（２ａ）（２ｃ）には、夫々収容物品
   ａの下端部の側面と底面との外形に適合する透孔（５ａ
   ）（５ｃ）を有する保持片（４ａ）（４ｃ）を延長突設
   し、これと直角の相対する他の２辺の底片（２ｂ）（２
   ｄ）には収容物品ａの下面に当接する受片（６ｂ）（６
   ｄ）を延長連設すると共に、上部の相対する他の２辺の
   蓋片（３ａ）（３ｃ）には収容物品ａの上端部の側面と
   上面の外形に適合する透孔（８ａ）（８ｃ）を有する保
   持片（７ａ）（７ｃ）を延長連設し、これと直角の相対
   する他の２辺の蓋片（３ｂ）（３ｄ）には収容物品ａの
   上面に当接する受片（９ｂ）（９ｄ）を延長突設し、組
   立箱内において下部保持片（４ａ）（４ｃ）と上部保持
   片（７ａ）（７ｃ）を内方に屈折して夫々の透孔（５ａ
   ）（５ｃ）、（８ａ）（８ｃ）により物品ａの上下部を
   保持すると共に上下部の各受片（９ｂ）（９ｄ）、（６
   ｂ）（６ｄ）により物品ａの上下面を支持させることに
   より箱内において物品ａの周面に空間を形成した状態で
   不動に支持させ、且つ上部受片（９ｂ）（９ｄ）を共に
   蓋片（３ａ）（３ｃ）に設けた係止孔（１０）（１０）
   に嵌入して係止させたことを特徴とする厚紙製物品包装
   箱。 ２、相対する２辺の底片（２ａ）（２ｃ）と夫々に、連
   なる保持片（４ａ）（４ｃ）の屈折により夫々両側片（
   １ａ）（１ｃ）とで箱内の両側下部に小形物品を収容し
   得る空気（１１）（１２）を形成したことを特徴とする
   請求項１に記載の厚紙製物品包装箱。