JP3580238B2 - 吊り下げ具とその製造装置および製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯電話機などの携帯品を吊り下げる際に用いられる吊り下げ具とその製造方法および製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に携帯電話機などの携帯品を吊り下げる吊り下げ具は、携帯品側に掛け止められる環状細紐を有する掛止部と、手あるいは首などを通す環状帯紐を有する手提げ部とを連結している。この種の吊り下げ具として、掛止部には、一本の細紐を環状にして突き合わせた端部を合成樹脂材からなる端子にて被覆するようにモールド継着された構成がある。また、手提げ部は、帯紐を環状にして突き合わせた端部を掛止部の細紐の端部と共にモールド継着したり、あるいは、掛止部のモールド部分に対して帯紐を環状にして固定する固定部を設ける等によりなる構成がある。
【0003】
上記の如く吊り下げ具であって、特に掛止部をなす従来の技術として、特公平1−48761号公報にて紐の結合構造と結合加工装置が開示されている。この紐の結合構造は、図9(a),(b)に示すように、紐材101(細紐)の側端の突き合わせ部分101aが、板面の中央部に抜き孔102が開けられた厚板状の樹脂製端子103の肉内に、抜き孔102の周囲を囲むようにモールド被着されている。
【0004】
また、結合加工装置は、図10(a),(b)に示すように、紐材101を収容する凹部104の中央に突起105が立設された一方の型材106と、一方の型材106に重合する凹部107を有した他方の型材108を有している。そして、一本の紐材101を環状に仮止めさせ、その継ぎ部(突き合わせ部分101a)を一方の型材106の突起105に掛け回し、この一方の型材106に他方の型材108を重合した凹部104,107内に溶融樹脂を注入することにより、突起105が抜き孔102をなす。
【0005】
この紐の結合構造と結合加工装置によれば、モールド時において紐材101の突き合わせ部分101aが突起105によって確実に位置決め固定されるので、突き合わせ部分101aが端子103の外面にはみ出すことなく成形され、且つ、突起105の形状に沿って掛け回された紐材101の部分が折り曲げられて継着耐力を強くする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の吊り下げ具では、端子103の内部に紐材101が位置決めされているので所定の継着耐力が得られているが、端子103の内部に納められる紐材101(細紐)の継ぎ部(突き合わせ部分101a)が仮止めにより継がれていること、さらに、仮止めされた継ぎ部が端子103の内部にて硬化した樹脂材にのみ継着されていることにより、樹脂材の継着力にのみ紐材101への継着耐久性および荷重耐力が委ねられるため、長期の使用により樹脂材の継着力が低下した場合や、極端に大きい荷重が紐材101に加わった場合には、紐材101が端子103から抜けてしまうおそれがあった。
【0007】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、環状とされた紐材の継着耐久性を向上し、且つ、端子に対する紐材の荷重耐力を向上することができる吊り下げ具とその製造装置および製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による請求項1に記載の吊り下げ具は、
環状となるように一本の紐の両端部を結合して結合部(2a)とし、先端に係止膨出部(4)を設けた環状の紐材(2)と、紐材(2)の端部に固定された樹脂製端子(3)とを備え、
紐材(2)の係止膨出部(4)は、樹脂製端子(3)の樹脂内に包まれてモールド固定されているとともに、樹脂製端子(3)の厚みを貫通する抜き孔(5)に紐材(2)の結合部(2a)近傍が表出されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の吊り下げ具は、請求項1に記載の吊り下げ具において、
前記樹脂製端子には、前記紐材を延出した相反位置に環状帯紐を取り付ける取付環が一体にして設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の吊り下げ具の製造装置は、
第一凹部、および該第一凹部の内部に立設された第一支持突起を有した一方の型材と、
前記第一凹部に重合する第二凹部、および該第二凹部を前記第一凹部と重合した際に前記第一支持突起の先端部に先端部を対向するように前記第二凹部に立設された第二支持突起を有した他方の型材と、
前記一方の型材あるいは前記他方の型材に設けられ、環状とされた紐材が前記第一凹部あるいは前記第二凹部から導出されるガイド溝と、
前記一方の型材あるいは前記他方の型材に設けられ、重合した前記第一凹部および前記第二凹部の内部に溶融樹脂が供給される通路と、
を備え、環状とした結合部の先端に係止膨出部を設けた紐材の前記結合部近傍を前記第一支持突起および前記第二支持突起の各先端部の間に挟持して、前記係止膨出部を前記第一凹部および前記第二凹部の内部に配置することを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の吊り下げ具の製造方法は、
互いに重合する第一凹部および第二凹部の内部で、環状とした結合部の先端に係止膨出部を設けた紐材の結合部近傍を位置決め挟持し、前記第一凹部あるいは前記第二凹部から前記紐材の環状部分を導出させ、前記第一凹部および前記第二凹部の内部に溶融樹脂を供給して、前記係止膨出部を被覆することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1(a)は本発明の吊り下げ具の一例を示す正面図、図1(b)は同吊り下げ具の側断面図、図2(a)〜(d)は紐材の形態を例示する図、図3は前記吊り下げ具の使用状態を示す図である。
図1(a),(b)に示すように、吊り下げ具1は、細紐としての紐材2と、合成樹脂材からなる樹脂製端子3(以下、端子という)とからなる。
【0013】
紐材2は、環状となるように、長手状に連続する一本の両端部を結合してなる結合部2aを有している。また結合部2aの先端には、結合部2aよりも太径に形成された係止膨出部4が設けられている。この係止膨出部4は、図1(b)に示すように、結合部2aを溶着により潰すように結合し、この際に、先端を潰さず残すことにより形成されている。
【0014】
また、係止膨出部4は、図1(b)で示す以外に、例えば図2(a)の如く、結合部2aをなす際に先端を折り曲げたり、図2(b)の如く、結合部2aをなす際に先端を溶融して膨出変形させたり、図2(c)の如く、結合部2aの成形とともに先端を結んだり、図2(d)の如く、結合部2aの成形とともに先端に金具や樹脂材からなる結着具を取り付けたりする構成が考えられる。なお、係止膨出部4は、上記各構成に限らず結合部2aの先端を太径に成形するものであればよい。
【0015】
端子3は、溶融された合成樹脂材をモールド成形してなり、その内部に紐材2の係止膨出部4がモールド固定されている。端子3は、その厚みを貫通する抜き孔5を有している。この抜き孔5には、結合部2a近傍が表出されている。これにより、端子3は、紐材2を環状にして延出するとともに、抜き孔5を介して環状に延出した紐材2の基端側と、係止膨出部4側の二箇所で紐材2を継着する。
【0016】
このようにして端子3に継着された紐材2は、太径とされた係止膨出部4が端子3をなす樹脂材にて包まれているので、樹脂材の継着力が低下したり、大きな荷重が紐材2の環状部分に加わっても、係止膨出部4が抜け穴5の内周壁5aに係るので端子3から抜けることがない。
【0017】
なお、図1(a),(b)に示すように、上記端子3には、取付環6が設けられている。取付環6は、紐材2を環状に延出した相反する位置に、端子3のモールド成形とともに取付穴6aを設けて環状に成形されたものである。この取付環6には、図3に例示するように、ストラップの手提げ部7としての環状帯紐8が取り付けられる。なお、図3で示すストラップは、手提げ部7と吊り下げ具1とが着脱機構9を介して離間可能に形成されており、吊り下げ具1の取付環6に着脱機構9の一方が紐体10によって取り付けられ、対する着脱機構9の他方には、環状帯紐8が取り付けられている。また、図3に示す以外に、取付環6に直接環状帯紐8を取り付けるなど取付環6は幅広く用いられる。
【0018】
図4は本発明の吊り下げ具の製造装置である一方の型材を示す平面図、図5は同製造装置である他方の型材を示す底面図である。
図4および図5に示すように、吊り下げ具の製造装置は、それぞれ方ブロックよりなる一方の型材11と、他方の型材21との合わせ金型により構成されている。
【0019】
図4に示すように、一方の型材11は、所謂下型であって、他方の型材21と重合する平坦な平面側の重合面11aに、所定の方向に複数(図4中横方向に四個)に凹設された低段部として形成された第一凹部12を有している。この第一凹部12は、上述した吊り下げ具1の端子3(取付環6を含む)を象る収容室の下半部をなしている。
【0020】
第一凹部12の内部には、第一支持突起13が立設されている。第一支持突起13は角柱状などのピン状の突出体である。この第一支持突起13の頂面である先端部13aの端面は、一方の型材11の重合面11aよりも僅かに下がって形成されている。
【0021】
各第一凹部12の側縁には、ガイド溝14が凹設されている。ガイド溝14は、各第一凹部12の側縁から図4中縦方向に引き出されて、一方の型材11の外側に開口する凹溝である。このガイド溝14には、上述した吊り下げ具1の紐材2を押し込み挿通させて案内固定するように、端子3から延出する紐材2の環状の一部を象っている。
【0022】
各第一凹部12の近部であって一方の型材11の重合面11aには、通し溝15aが凹設されている。通し溝15aは、各第一凹部12の並びに沿って形成されている。この通し溝15aには、それぞれの第一凹部12に連通する枝溝15bが連設されている。
【0023】
図5に示すように、他方の型材21は、所謂上型であって、一方の型材11の重合面11aと重合する平坦な底面側の重合面21aに、前記各第一凹部12と重合する各第二凹部22が設けられている。この第二凹部22は、上述した吊り下げ具1の端子3(取付環6を含む)を象る収容室の上半部をなしている。
【0024】
第二凹部22の内部には、第二支持突起23が立設されている。第二支持突起23は角柱状などのピン状の突出体である。この第二支持突起23の頂面である先端部23aの端面は、他方の型材21の重合面21aよりも僅かに下がって形成されている。この第二支持突起23は、一方の型材11と他方の型材21とを重合した際に、その先端部23aが第一支持突起13の先端部13aと対向する。
【0025】
各第二凹部22の側縁には、ガイド溝24が凹設されている。ガイド溝24は、各第二凹部22の側縁から図5中縦方向に引き出されて、他方の型材21の外側に開口する凹溝である。このガイド溝24には、上述した吊り下げ具1の紐材2を押し込み挿通させて案内固定するように、端子3から延出する紐材2の環状の一部を象っている。なお、ガイド溝24は、一方の型材11側のガイド溝14に一体として他方の型材21側に設けなくてもよい。
【0026】
他方の型材21の重合面21aには、他方の型材21の外側(重合面21aの相反する平面側)に連通開口する導入路15cが連設されている。この導入路15cは、一方の型材11と他方の型材21とを重合した際に、通し溝15aに重合する。この導入路15cは、本実施の形態では、通し溝15aにおける図4で示す重合溝15aa部分に重合する。なお、一方の型材11に設けられた通し溝15a、枝溝15b、および他方の型材21に設けられた導入路15cは、第一凹部12および第二凹部22の内部に溶融樹脂を供給する通路をなす。
【0027】
なお、図4および図5に示すように、第一凹部12および第二凹部13の内部には、各重合面11a,21aと面一な端面を互いに重合する突出部16,26が設けられている。この突出部16,26は、上述した吊り下げ具1の取付環6をなす部位である。
【0028】
なお、図示しないが、一方の型材11および他方の型材21には、それぞれを重合する際に、各第一凹部12と各第二凹部22、各ガイド溝14が重合できるように、位置決め機構を備えている。
【0029】
図6および図7は本発明の吊り下げ具の製造方法を示す動作図である。
本発明の製造方法は、上記製造装置を用いて行う。
【0030】
まず、図6に示すように、紐材2をガイド溝14に押し込み挿通により案内固定する。この際、紐材2は、予め環状とするように、長手状に連続する一本の両端部を結合してなる結合部2aをなし、且つ、結合部2aの先端に上述した係止膨出部4が設けられている。また、ガイド溝14に固定される紐材2は、結合部2a(結合部2a近傍)を第一支持突起13の先端部13a上に置き、係止膨出部4をガイド溝14側と相反する位置に向ける。さらに、係止膨出部4は、第一支持突起13の先端部13aの上に掛からず、且つ、第一支持突起13に接触しない隙間を有する位置に配されるようにする。
【0031】
次に、図7に示すように、一方の型材11に対し、他方の型材21を重合する。これにより、第一凹部12と第二凹部22が重合する。この際、第一支持突起13と第二支持突起23の間に紐材2が挟持されて、重合した第一凹部12および第二凹部22がなす収容室の内部に係止膨出部4が配置される。また、一方の型材11のガイド溝14に案内固定された紐材2の部分は、他方の型材21のガイド溝24にも案内固定される。さらに、他方の型材21の導入路15cは、一方の型材11の通し溝15aの重合溝15aaに重合して上記通路をなす。
【0032】
次に、溶融樹脂を、他方の型材21の外部から導入路15cに注入して、通路を介して第一凹部12および第二凹部22がなす収容室に充填させる。そして、溶融樹脂の冷却を待って一方の型材11と他方の型材21を分離して端子3を型から抜き出し、通路(通し溝15a、枝溝15b、導入路15c)によりなるランナーからそれぞれの端子3に分離することにより吊り下げ具1が得られる。
【0033】
上述の吊り下げ具の製造装置によれば、第一支持突起13および第二支持突起23が紐材2を挟持することにより、紐材2の結合部2aの先端に形成された係止膨出部4を端子3の内部の所定位置に位置決めすることが可能となる。これにより係止膨出部4が端子3の樹脂内に適宜包まれるようにして位置するので、環状とされた紐材2の端子3への継着耐久性が向上する。なお、係止膨出部4を端子3の内部の所定位置に位置決めするので、係止膨出部4が端子4の外部にはみ出すような不良を生じさせない。
【0034】
特に、吊り下げ具の製造方法として、第一支持突起13および第二支持突起23が紐材2を挟持する際に、係止膨出部4を第一支持突起13および第二支持突起23に接触しない隙間を有する位置としていることにより、この隙間を樹脂材が覆って上記吊り下げ具1の内周壁5aをなすので、紐材2の環状部分に荷重がかかった時に紐材2が端子3から抜け止めされて端子3に対する紐材2の荷重耐力が向上する。
【0035】
なお、上述した実施の形態では、端子3に取付環6を一体に設けて、ストラップの手提げ部7としての環状帯紐8が取り付けられるように構成しており、その製造装置においても、取付環6を形成する如く突出部16,26が設けられていが、上記効果を奏する本発明の吊り下げ具1としては、図8(a),(b)に示す如く取付環6がなくてもよい。また、図示しないが、取付環6を設けない製造装置としては、上記突出部16,26を有せず、図8(a),(b)における端子3の形状をなす第一凹部12および第二凹部22を設けた一方の型材11および他方の型材21を備えればよい。また、製造方法に関しては上記と同様である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による吊り下げ具は、紐材を環状にした結合部の先端にて太径に設けられた係止膨出部を樹脂製端子にて被覆している。これにより、樹脂材の継着力が低下したり、大きな荷重が紐材に加わっても、係止膨出部が樹脂材に係るので、紐材が樹脂製端子から抜けることがないように継着耐久性を向上し、且つ、端子に対する紐材の荷重耐力を向上することができる。
【0037】
また、樹脂製端子にて、紐材を延出した相反位置に環状帯紐を取り付ける取付環が一体にして設けられていることにより、吊り下げ具としての手提げ部を強固、且つ、容易に取り付けることができる。
【0038】
本発明による吊り下げ具の製造装置は、第一凹部の内部に立設された第一支持突起を有した一方の型材と、前記第一凹部に重合する第二凹部に、第一支持突起の先端部に先端部を対向するように立設された第二支持突起を有した他方の型材とにより、環状とした結合部の先端に係止膨出部を設けた紐材を、第一支持突起および第二支持突起の各先端部の間に挟持して係止膨出部を第一凹部および第二凹部の内部に配置することにより、紐材が樹脂製端子から抜けない継着耐久性を向上と荷重耐力を有した吊り下げ具を不良品を生じることなく得ることができる。
【0039】
本発明による吊り下げ具の製造方法は、互いに重合する第一凹部および第二凹部の内部で、環状とした結合部の先端に係止膨出部を設けた紐材を位置決め挟持し、第一凹部あるいは第二凹部から紐材の環状部分を導出させ、第一凹部および第二凹部の内部に溶融樹脂を供給して係止膨出部を被覆するので、紐材が樹脂製端子から抜けない継着耐久性を向上と荷重耐力を有した吊り下げ具を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の吊り下げ具の一例を示す正面図。
(b)同吊り下げ具の側断面図。
【図2】(a)〜(d)紐材の形態を例示する図。
【図3】前記吊り下げ具の使用状態を示す図。
【図4】本発明の吊り下げ具の製造装置である一方の型材を示す平面図。
【図5】同製造装置である他方の型材を示す底面図。
【図6】本発明の吊り下げ具の製造方法を示す動作図。
【図7】本発明の吊り下げ具の製造方法を示す動作図。
【図8】(a)他の吊り下げ具の例を示す正面図。
(b)他の吊り下げ具の例を示す側断面図。
【図9】(a)(b)従来の吊り下げ具を示す図。
【図10】(a)(b)従来の製造装置を示す図。
【符号の説明】
1…吊り下げ具、2…紐材、2a…結合部、3…樹脂製端子、4…係止膨出部、5…抜き孔、5a…内周壁、6…取付環、6a…取付穴、7…手提げ部、8…環状帯紐、9…着脱機構、10…紐体、11…一方の型材、12…第一凹部、13…第一支持突起、13a…先端部、14…ガイド溝、15a…通し溝(通路)、15b…枝溝(通路)、15c…導入路(通路)、16…突出部、21…他方の型材、22…第二凹部、23…第二支持突起、23a…先端部、24…ガイド溝、26…突出部。
Claims (4)
- 環状となるように一本の紐の両端部を結合して結合部(2a)とし、先端に係止膨出部(4)を設けた環状の紐材(2)と、紐材(2)の端部に固定された樹脂製端子(3)とを備え、
紐材(2)の係止膨出部(4)は、樹脂製端子(3)の樹脂内に包まれてモールド固定されているとともに、樹脂製端子(3)の厚みを貫通する抜き孔(5)に紐材(2)の結合部(2a)近傍が表出されていることを特徴とする吊り下げ具。 - 前記樹脂製端子には、前記紐材を延出した相反位置に環状帯紐を取り付ける取付環が一体にして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ具。
- 請求項1又は2に記載の吊り下げ具を製造する製造装置において、
第一凹部、および該第一凹部の内部に立設された第一支持突起を有した一方の型材と、
前記第一凹部に重合する第二凹部、および該第二凹部を前記第一凹部と重合した際に前記第一支持突起の先端部に先端部を対向するように前記第二凹部に立設された第二支持突起を有した他方の型材と、
前記一方の型材あるいは前記他方の型材に設けられ、環状とされた紐材が前記第一凹部あるいは前記第二凹部から導出されるガイド溝と、
前記一方の型材あるいは前記他方の型材に設けられ、重合した前記第一凹部および前記第二凹部の内部に溶融樹脂が供給される通路と、
を備え、環状とした結合部の先端に係止膨出部を設けた紐材の前記結合部近傍を前記第一支持突起および前記第二支持突起の各先端部の間に挟持して、前記係止膨出部を前記第一凹部および前記第二凹部の内部に配置することを特徴とする吊り下げ具の製造装置。 - 請求項1又は2に記載の吊り下げ具を製造する製造方法において、互いに重合する第一凹部および第二凹部の内部で、環状とした結合部の先端に係止膨出部を設けた紐材の結合部近傍を位置決め挟持し、前記第一凹部あるいは前記第二凹部から前記紐材の環状部分を導出させ、前記第一凹部および前記第二凹部の内部に溶融樹脂を供給して、前記係止膨出部を被覆することを特徴とする吊り下げ具の製造方法。
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