JPH0713573Y2 - 連体杯 - Google Patents

連体杯

Info

Publication number
JPH0713573Y2
JPH0713573Y2 JP1596093U JP1596093U JPH0713573Y2 JP H0713573 Y2 JPH0713573 Y2 JP H0713573Y2 JP 1596093 U JP1596093 U JP 1596093U JP 1596093 U JP1596093 U JP 1596093U JP H0713573 Y2 JPH0713573 Y2 JP H0713573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
connecting rod
cups
rod portion
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1596093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0666458U (ja
Inventor
性榮 洪
Original Assignee
性榮 洪
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 性榮 洪 filed Critical 性榮 洪
Priority to JP1596093U priority Critical patent/JPH0713573Y2/ja
Publication of JPH0666458U publication Critical patent/JPH0666458U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0713573Y2 publication Critical patent/JPH0713573Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、結婚式や同盟儀式等に
おいて、二人で同時に飲用可能な連体杯に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、結婚式や同盟結社等における
喜ばしい儀式では、当事者同士が互いに交杯を行って人
心の一体化を図ることが行われている。そして、このよ
うな儀式における交杯時には当事者が夫々杯を単独的に
手に持ち、杯に注がれた酒を飲み交わしているのが現状
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、当事者
が別々に杯を持って飲み干すものであるから、同時に飲
用しても相手に対しては殆ど結心感が伝わらないばかり
でなく、杯の取り扱いや飲み干す際の動作等が不揃いと
なって調和のとれた重厚な儀式を行い難い場合が生じる
等の問題点があった。本考案はこのような問題点を全面
的に解消し得る連体杯の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の連体杯は、連結杆部の両端に杯体を一体に
設けると共に、前記連結杆部に上面から適宜深さに達す
る凹溝を全長に亘って刻設して刻凹溝の両端を上記両杯
体の開口端に夫々連通させてなる構造を有している。
【0005】このような構造を有する連体杯において、
請求項2に記載しているように、上記凹溝の底面をその
長さ方向の中央部から両杯体に向かって下方に傾斜させ
ておくことが好ましく、また、請求項3に記載している
ように、両杯体の周壁における外側壁面に当事者が夫々
把持し得る握り柄を突設しておくことが好ましい。さら
に、請求項4に記載しているように、両杯体の外底面に
杯脚を垂設しておいてもよく、請求項5に記載している
ように連結杆部の外底面に記念日等の記入用突片を設け
ておいてもよい。
【0006】
【作用】両端に杯体を一体に設けている連結杆部の凹溝
内に酒等の液体飲料を注ぐと、液体飲料は凹溝内を両外
端側に向かって流動して両方の杯体内に流入する。杯体
内に液体飲料が充満すると、当事者が夫々杯体を手にと
って飲み干す。この際、杯体は連結杆部を介して一体化
しているので、当事者間に大きな連帯感が生じるばかり
でなく、一方の当事者が杯体を傾けると、他方の当事者
側の杯体が同時に同一角度傾くので、一連の動作が狂い
なく揃い、整然とした調和のとれた重厚な儀式が可能と
なる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面について説明す
ると、図1〜図3において、Aは連体杯を示すもので、
適宜長さを有する細長い連結杆部1の長さ方向の両端に
左右の杯体2、2の上端開口部における対項内周壁部を
一体に連接してなるものである。なお、この連体杯Aは
木質材料によって削成してもよく、合成樹脂材料により
成形品であってもよい。
【0008】上記連結杆部1と左右の杯体2、2との上
端は面一に形成されていると共に、連結杆部1にはその
上面から適宜深さに達する凹溝3が全長に亘って刻設さ
れてあり、その両端開口部を左右の杯体2、2の内端側
の開口上端部に連通させてある。凹溝3の底面は水平面
であってもよいが、図3に示すように、長さ方向に中央
部から両端側に向かって徐々に下方に傾斜させた傾斜底
面4、4に形成しておくことが望ましい。
【0009】さらに、左右の杯体2、2の上端外周壁に
おける外端側に、指の引っ掛けが可能な程度の内径の孔
を有する円環形状の握り柄5、5を突設していると共に
連結杆部1の適所、好ましくは正面あるいは下面の少な
くともいずれか一方に、突片6を一体に設けてあり、こ
の突片6に記念日等の日付けやメモリー文字等を鋳入、
又は刻設するように形成している。また、両杯体2、2
の外底面中央部には、糸じり部7が形成されている。
【0010】このように構成した連体杯Aは使用に際し
て、まず、連結杆部1に設けている凹溝3の中央部に酒
等の液体飲料を注入すると、該液体飲料は凹溝3の中央
部から傾斜底面4、4によって左右に分流して両側の杯
体2、2内に流入し、これらの杯体2、2内が液体飲料
によって充満する。この時、連結杆部1の凹溝3を介し
て左右の杯体2、2に液体飲料を注入するのは、同じと
ころから出源した飲料によって、福あれば共に楽しみ、
難あれば共に当たるという深い意味をもっている。
【0011】こうして液体飲料が注入された左右の杯体
2、2を花婿、花嫁同士、或いは夫婦又は義兄弟等の当
事者同士が夫々握り柄5、5を介して並び持ち、杯体
2、2を口に近づける。この時、杯体2、2間の距離
は、連結杆部1の長さによって設定されるが、その長さ
は、当事者同士が頬をすり寄せながら各々の杯体2、2
に口寄せし、親愛にして誠意のある恩恵の情景を表現し
得る長さに設定しているものである。
【0012】しかるのち、杯体2、2を傾けて酒等の液
体飲料を同時に飲み干す。この時、一方の当事者が杯体
2を傾けると、連結杆部1を介して他方の杯体2も同時
に同一角度傾き、二人の当事者が揃って一連の動作を狂
いなく整然とした調和のとれた交杯儀式を行えるもので
ある。
【0013】図4は本考案の別な実施例を示すもので、
上記実施例においては両杯体2、2の外底面に浅底の糸
じり部7、7を設けているが、この実施例においてその
糸じり部に替えて、比較的長い杯脚8、8を垂設して構
造としている。このように構成した連体杯は机上高さ等
の杯配設場所が低い場合に適し、また、その杯脚8、8
を把持して飲み干すことができる。その他の構成につい
ては上記実施例と同様である。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案の連体杯によれば、
連結杆部の両端に杯体を一体に設けると共に、前記連結
杆部に上面から適宜深さに達する凹溝を全長に亘って刻
設して刻凹溝の両端を上記両杯体の開口端に夫々連通さ
せてなるものであるから、連結杆部の凹溝内に酒等の液
体飲料を注ぐことによって、刻凹溝を通じて両側の杯体
に液体飲料を注入することができ、同一出源からの飲料
液体を両杯体に同時に注入するという意味合いをもたせ
て交杯儀式を厳かに行い得る。
【0015】また、両杯体は連結杆部を介して一体化し
ているので、当事者同士が夫々の杯体を把持した場合、
連結杆部によって結心した連帯感を生じさせることがで
き、さらに、飲み干す際に、一方の当事者が杯体を傾け
ると、他方の当事者側の杯体も連結杆部を介して同時に
同一角度傾くので、一連の動作が狂いなく揃い、整然と
した調和のとれた重厚な交杯儀式が可能となる。また、
本考案の連帯杯は外観的にもきわめて美麗で意匠的にも
優れ、装飾品として展示しておくこともできるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案連体杯の平面図、
【図2】その縦断正面図、
【図3】正面図、
【図4】別な実施例を示す縦断正面図。
【符号の説明】
A 連体杯 1 連結杆部 2 杯体 3 凹溝 4 傾斜底面 5 握り柄 6 突片 7 糸じり部 8 杯脚

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結杆部の両端に杯体を一体に設けると
    共に、前記連結杆部に上面から適宜深さに達する凹溝を
    全長に亘って刻設して刻凹溝の両端を上記両杯体の開口
    端に夫々連通させていることを特徴とする連体杯。
  2. 【請求項2】 上記凹溝は長さ方向の中央部から両杯体
    に向かってその底面を下方に傾斜させていることを特徴
    とする請求項1記載の連体杯。
  3. 【請求項3】 両杯体の周壁における外側壁面に握り柄
    を突設していることを特徴とする請求項1記載の連体
    杯。
  4. 【請求項4】 両杯体の外底面に杯脚を垂設しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の連体杯。
  5. 【請求項5】 連結杆部の外底面に記念日等の記入用突
    片を設けていることを特徴とする請求項1記載の連体
    杯。
JP1596093U 1993-02-23 1993-02-23 連体杯 Expired - Lifetime JPH0713573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1596093U JPH0713573Y2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 連体杯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1596093U JPH0713573Y2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 連体杯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0666458U JPH0666458U (ja) 1994-09-20
JPH0713573Y2 true JPH0713573Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=11903301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1596093U Expired - Lifetime JPH0713573Y2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 連体杯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713573Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0666458U (ja) 1994-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD910784S1 (en) Toy figure
US5405030A (en) Dual-compartment drinking cup
USD429647S (en) Bottle
JPH0713573Y2 (ja) 連体杯
CN210144392U (zh) 一种玩偶茶具
USD510503S1 (en) Child's bowl with lid and cutlery
USD431780S (en) Sidewall for a bottle
JP3222216U (ja) 桝飲み補助具
US3467562A (en) Method of making an insulated container
USD1029650S1 (en) Square media bottle
CN209720398U (zh) 瓶子外盖、瓶盖和瓶子
JPH0123340Y2 (ja)
JPH068024Y2 (ja) 上下に2つの容器を嵌合係止できる蓋体
JPH0137484Y2 (ja)
KR200476571Y1 (ko) 우려먹는 차용 다기용기
JPH076137U (ja) 茶托兼容器
CN205525521U (zh) 一种卡通防倾倒醋瓶
JP3059212U (ja) 花 器
JP2017169996A (ja) 食器具
JP3113618U (ja) 横臥時飲用カップ
KR101762379B1 (ko) 탈부착이 되는 술잔을 구비하는 술병
JPH0544311Y2 (ja)
KR200273253Y1 (ko) 음료용기
JPS584814Y2 (ja) 蓋つき紙カツプ
KR20200065880A (ko) 티 인퓨저