JPH076137U - 茶托兼容器 - Google Patents

茶托兼容器

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JPH076137U
JPH076137U JP5187793U JP5187793U JPH076137U JP H076137 U JPH076137 U JP H076137U JP 5187793 U JP5187793 U JP 5187793U JP 5187793 U JP5187793 U JP 5187793U JP H076137 U JPH076137 U JP H076137U
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JP
Japan
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upper edge
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container main
container
hakama
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Application number
JP5187793U
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English (en)
Inventor
久美子 松村
Original Assignee
武智 ツヤ
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Publication of JPH076137U publication Critical patent/JPH076137U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】この考案は筒形湯飲み茶碗の直径と略々同様の
縦幅、その約二倍の横幅とから成る矩形状又はこれに相
当する小判形等で適当な深さから成る容器主体部と、こ
れに抱着させるための、底面積を拡げた勾配状の正面壁
及び背面壁又はこれらに代わる脚柱空間等を形成した袴
部及び上記両部材のいずれかの上縁部に張出し上縁を形
成した茶托兼容器である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は湯飲み茶碗等をひつくりかえすおそれのない安定のよい茶托であつて、 各種の容器にも共用できる飲食用具の分野に関する考案である。
【0002】
【従来の技術】
従来の茶托は極めて浅い据置き用のくぼみを中心に設けた円形等のものであつた から、茶碗殊に筒形湯飲み茶碗等は僅かの不注意、殊に老人等の用い方によつて は容易にひつくりかえし、湯水を卓上や畳上に流出させることを防止することが できないものであつた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は在来品の上記不便を除去するために、茶托の深さを標準形の筒形湯飲み 茶碗の高さの約1/2〜1/3の深さにすると共に、その底面積を広くするため 、正面と背面又は両側面の何れかの対向壁面若しくは側端面等を台形状又は似通 った末広形状に形成するか又は容器主体の拡幅底部に対し末広状に脚柱を配置し た袴部を、容器主体部と一体的又は附設的に構成することにより筒形湯飲み茶碗 を載置した場合、これに動揺を与えても容易に倒れたり、湯水をこぼすおそれを 防止することを目的として工夫されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
筒形で縦長の湯飲み茶碗は使用時倒れ易いので、これを防止するためにその高さ の略々1/2〜1/3の深さと2個を並列に収納できる程度の開口面積を有する 容器主体部とこの容器主体部と一体又は接合可能な別体から成り、側周部の対向 するいずれかの面(好ましくは長手方向の面)を底部に亘り末広がり状の勾配壁 面若しくはこれに相当する脚柱間の空間とすると共に前記容器主体部又は袴部の 任意の一方側の上縁に、対向する張出し上縁を形成した容器主体部と袴部を一体 的又は附設的に構成させ、上記張出し上縁を利用してその把持取扱を便利にし、 倒れ易い筒形湯飲み茶碗を安定的に保持させ、湯水がこぼれた時の受け皿の役目 をも果たさせるように容器主体部を従来の茶托より深く形成したものである。
【0005】
【作用】
本考案は、標準形の筒形湯飲み茶碗2個が並列に据えおける程度の横長又は楕円 形状等の開口縁を備える容器主体部であつて、その深さは筒形湯飲み茶碗が多少 の衝撃や動揺を受けても容易に倒れない程度すなわち筒形湯飲み茶碗の高さの略 々1/2〜1/3程度の深さのものとし、その開口上縁の4周又は少なくともい ずれかの対向側の上縁に外枠状などの張出し上縁を一体的に構成するか又は容器 主体部を嵌合可能に開口すると共にこの開口部に設けることのある張出し上縁等 の構成際又はその下部の頸部を残した部位以下を末広状すなわち側面台形状又は 似通った末広形状を成すように充填又は脚柱空間の存置形状若しくは中空状の袴 部Bを容器主体部Aと一体的又は附設的、若しくは着脱自在に構成したものであ り、袴部Bに側壁を形成させることにより好体裁のものとすることはできるが、 これは本考案の機能上は必ずしも必要とするものではなく、ただ適当な樹脂材料 により着脱自在な袴部Bを構成しようとするときは、通常の方法としては摺動方 式のものの両側又は一側を開放状にするのが便利である。
【0006】 また容器主体部A又は袴部Bいずれかの開口上縁に張出し上縁を予め形成したも のを接合する場合、第5図に示すように容器主体部Aの胴部外側4周と略々同様 の内側4周壁又は少なくとも容器主体部と略々同様程度の袴部Bの開口縁又はこ れに相当する頸部の開口縁(上部周縁)に対し、第3図に例示する如き容器主体 部Aを上方から無理嵌め手段により嵌合して、自由な着脱を行わせる方式の分割 形態のものとして製作することも可能であつて、この場合袴部Bには正面壁及び 背面壁と同様に両側部にも底部に至り拡幅される傾斜状の側壁すなわち勾配面3 を形成することができる。要するに本考案は、第1図及び第4図,第5図に示す 如き空胴を有するものであると、全体が肉厚に形成された充填方式によるもの( 第6図及び第7図参照)たると、第1図及び第4図,第5図に示す如き二部構成 のものたるとを問わず、また袴部Bの側壁の有無を問わず開口縁に相当する単な る枠状頸部材と底板部材を連結する脚柱部材から簡易に構成することができるも のであるが、少なくとも容器主体部A又は袴部Bには張出し上縁を構成しておく ことにより、両者の着脱構成又は把持取扱上の便益を補増させることができる。
【0007】
【実施例】
本考案は、任意材質から成り、標準大の有底筒形湯飲み茶碗(図示省略)の直径 (65〜75mm)に略々相当する縦幅及びその約2倍の横幅(130〜150 mm)から成る上縁開口面積を有し、前記筒形湯飲み茶碗の高さ(約80〜90 mm)の略々1/2〜1/3に相当する深さから成る容器主体部Aにおける開口 の上縁1a又は袴部Bの相当する開口上縁に形成されたいずれかの対向する両側 に適当幅の張出し上縁1a裏側1bの上縁構成際1c又は頸部9の下端1dから 底部2′に至る適度の勾配面3から成る正面壁及び背面壁4,4又はこれらの面 に相当する脚柱間の空間部を形成することにより、いずれかの対向する側部の開 放端面5(外郭)又はこれに相当する側壁6を略々台形状又はその類似形状とし た袴部Bを前記容器主体部Aと一体的又は附設的に構成したことを特徴とする茶 托又は容器である。
【0008】 なお本考案の実施に当たっては、容器主体部Aと袴部Bを一体成形物として作る 場合、泥漿鋳込みの方法によつて陶磁器製とするのを普通とするが、容器主体部 Aと袴部Bのいずれかの開口1にはその上方に張出させた上縁1a等を一体とし て取付けることができる。また容器主体部Aと袴部Bをプラスチックスの成形品 として製作するときは、第3図に側断面図として示す如き凾形であつて、外枠状 (鍔状)に張出した上縁1aを一体的に設けた容器主体部Aを形成し、これとは 別に第4図に側断面を示す如く、上縁1a以外を台形状とし、上縁1aには容器 主体部A上方の開口1に外枠状に張出した上縁1aを挟み込み摺動させて着脱可 能なように、前記外枠状に張出した上縁1aを外側から抱接可能に、対向する断 面又は側面コ字形の挟着部7,7を形成し、例えば該挟着部7,7を容器主体部 A上縁の長手方向に張出した上縁1aに外接させて摺動挟着させるようにする。
【0009】 このように袴部Bを容器主体部Aに取付ける場合、容器主体部Aの長手方向以外 にも張出し上縁が第1図に示す如く4周枠状に形成されていても勿論差支えはな いが、少なくともいずれかの対向する両側(本実施例の場合は長手方向の上縁1 aに袴部B上縁の挟着部7,7を摺動挟着させたものである)に張出し上縁1a が形成されていれば足りる。このような場合は袴部Bの長手方向以外は側壁を要 しないが、これらの1側又は両側に略々台形状又は似通った形状の側壁を構成す ることも自由であり、また実施の便によつては容器主体部Aの上方に張出した上 縁1aを設けない単純な凾形とし、袴部Bの開口部に張出した上縁を構成してお きこれらの開口部に対し、両者(A,B)の嵌着を便利にするための凹凸部を相 対的に形成しておき、これを用いて容器主体部Aと袴部Bを嵌着するように製作 することもできる。
【0010】 上記各実施態様上、本考案の容器主体部とは要するに筒形湯飲み茶碗の糸尻を載 置する底部と筒形の胴部を対向する部面で支持する対向部面又は開口上縁を備え るものを言うものであり、そしてこれと袴部Bとを一体とした全一体成形物に形 成する場合肉厚木材を単純な矩形状に刳貫き、又は2個の丸形又はこれらを横に 連結したメガネ形等に適宜刳貫くことにより好体裁なものを簡易迅速に造ること ができ、また同様に開口部の4周形状を略々小判形等の陶器製とすることも可能 である。また特種な袴部Bとしては、特に図示はしないが竹又は藤その他の適材 から成る編籠状素材により形成すれば極めて優美であり、窮極のものとしては、 前記詳述の開口上縁に相当する小判形等の枠状頸部材と、これよりも広郭の底板 部材を4本以上の脚柱部材により開脚末広状に連結して構成することも可能であ る。第6図は袴部Bが全部充填された場合を、また第4図及び第5図は泥漿鋳込 みの方法等によつて容器主体部Aと袴部Bを一体的に形成し又はこれらを別体と して密嵌させた場合における正面の一部を適宜切截して示すものであり、第7図 は袴部Bを軽量化する等の手段として容器主体部Aの上縁下方に頸部9を形成さ せた同様の状態を示すものである。
【0011】
【考案の効果】 本考案は比較的安定の悪いことの知られている有底筒状のいわゆる筒形湯飲み茶 碗が2個並列して据え置ける程度に広口に構成し、可成りの深さに形成された容 器主体部Aに筒形湯飲み茶碗を差し込み状に据置くことができる縦幅すなわち筒 形湯飲み茶碗の略々直径と同じ縦幅で、その横幅を約2倍に採つたから、筒形湯 飲み茶碗二個を据置くことは勿論可能ではあるが、本考案の主たる目的は本来筒 形湯飲み茶碗の安定が悪く殊に老齢者等がしばしば不注意により、これを倒した り、倒れる寸前の動揺時等のために倒れないまでも茶湯がこぼれる虞を極力防止 するようにしたが、仮に湯飲み茶碗が著しく傾斜し又は倒れたとしても通常はそ の据置き位置と反対側に倒れるから、内容液である湯水は容器主体部A内に受容 されて卓又は畳を汚損又は濡らすことを克く防止できるものである。
【0012】 そのためには、袴部Bの底面積を可及的に広くし且つまた、上記目的に適合する ように深くすることを要するものであるが、大体筒形湯飲み茶碗の高さの略々1 /2〜1/3の深さがあれば足り、また筒形湯飲み茶碗が容易に抜け出さないよ うにその縦幅を直径と略々同様にするか、望ましくは容器主体部Aの内壁面で湯 飲み茶碗を挟持するようにすれば特にこれを安定的に保持し得、卓上等における 場所の移動時又は把持取扱時の湯こぼれの防止はもとより、老齢者等の使用方法 等として、殊に座敷上において湯飲みをする場合安定の悪い筒形湯飲み茶碗を倒 す危険を防止し得ることは勿論、必要に応じ仕切りを設け又は設けることなく茶 菓子を横の空間部に入れることもできて便利であるが、更にはまた本案品の底面 積は筒形湯飲み茶碗の直径の65〜75mmとこの略々2倍に近い130〜15 0mmの横幅から成るものであるから、応々座敷の畳上で茶を喫しようとする時 に蓋を取った場合、これを縦、横、斜めにして湯飲み茶碗の横の空間部に入れて 保持させることが可能であるから、極めて衛生的である。
【0013】 また袴部Bの底面積は上述の如く極めて広く且つ筒形湯飲み茶碗をしつかりと保 持するようにできるので、本案品を使用しているときは、たとえこれらが30度 程度傾いたとしても茶碗が倒れるようなことはなく安全である。また湯飲み茶碗 に注入した茶湯が熱い場合には容器主体部A又は袴部Bの張出した上縁又はその 下部に指を架け、本案品を把持して茶を喫することが可能であることは勿論、筒 形湯飲み茶碗の移動すなわち置き場所を変える等の場合にも、その持ち運び取扱 を極めて安全に行うことができるから、今後の老人福祉用具として役立つばかり でなく、老人や幼少者の生活上における茶菓取扱上の安全を期することが出来る 等、その利用上の実用的効果は著しいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器主体部又は袴部の開口上縁4周に張出し上
縁を設けた実施例を示す一部切截斜視図。
【図2】開口上縁における左右側部(側壁上部)には張
り出した上縁を設けない容器主体部の一部切欠斜視図。
【図3】図2の容器主体部のY−Y線における側断面
図。
【図4】長手方向に張出した上縁を形成したプラスチッ
クス製等の図2に示す容器主体部の該上縁を抱き込んで
摺動させる接着部を上部に構成した袴部を嵌着させたも
のの側断面図。
【図5】本案品を泥漿鋳込み方式又は任意の材質を用い
て密接結合状態に形成したものの一部切截側面図。
【図6】充填鋳込み又はその他任意の方法により陶磁器
又はくり抜き木製品、プラスチックス成形品等として製
作した本案品の一部切欠側面図。
【図7】任意材質により頸付き形状に製作した本案品の
一部切截側面図。
【符号の説明】
A…容器主体部 B…袴部 1…容器主体部の開口 1a…上縁 1b…上縁1aの裏側 1c…上縁構成際 1d…頸部下端 2…容器主体部の底部 2′…袴部の底部 3…勾配面 4…正面壁、背面壁(4,4) 5…開放端面 6…開放端面に相当する側壁 7…挟着部 8…台形状の側壁 9…頸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準形の筒形湯飲み茶碗の直径に略々相当
    する縦幅とその約2倍の横幅から成る矩形状又は楕円形
    状等の開口上縁及び該筒形湯飲み茶碗の高さの約1/2
    〜1/3に相当する深さから成る容器主体部又はこれに
    外接する袴部の開口上縁には、少なくともいずれかの対
    向する両側に適当幅から成る張出し上縁を一体的に形成
    し、該張出し上縁の突出構成際である張出し基部又は頸
    部の立上り基部から底部に亘り末広状の勾配外側壁面若
    しくはこれに相当する脚柱間の空間を形成する袴部を前
    記容器主体部に対し、一体的又は附設的に構成したこと
    を特徴とする茶托兼容器。
JP5187793U 1993-06-29 1993-06-29 茶托兼容器 Pending JPH076137U (ja)

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JP5187793U JPH076137U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 茶托兼容器

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JP5187793U JPH076137U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 茶托兼容器

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JPH076137U true JPH076137U (ja) 1995-01-27

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ID=12899117

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JP5187793U Pending JPH076137U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 茶托兼容器

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JP (1) JPH076137U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154034A (en) * 1979-05-17 1980-12-01 Rca Corp Method of spot knocking electron gun mount structure for cathode ray tube
JPS60104925A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Nippon Denso Co Ltd 液晶素子駆動装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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