JPH0141339Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、プリンやアイスクリーム等のデザー
トを収納するデザート容器に関する。

従来の技術 この種食品は年少者、特に幼児に好まれてお
り、このため容器には種々の模様や絵を画いた
り、デザイン等を考慮したりしている。

考案が解決しようとする問題点 本考案は、特に一部を改良することにより玩具
的機能を付与し、飲食に際し玩具的な面白みを与
え、楽しく食事ができるようにしたデザート容器
を提供するにある。

ロ 考案の構成 問題点を解決するための手段 本考案デザート容器は、台１上面中央部から立
設したコイルばね状の弾性変形可能な支柱２によ
りデザート３収納用のカツプ状の容器体４を揺動
可能にワイングラス形に支持し、そしてミルク等
を収納したポーシヨンパツク５を前記支柱２の内
外いずれかへ取外し可能に、かつ常時はこのポー
シヨンパツク５により支柱２を剛的に補強して装
着させた。

作用 上記構成であれば、デザート３にミルク或いは
フルーツソースを注ぐためこれらを収納したポー
シヨンパツク５をとり外すと、支柱２は支えを失
なうことから弾性変形可能の状態となり、従つて
匙などでデザート３を掬うたびに容器体４が上下
或いは四方にユラユラと揺動し、幼児に玩具を扱
つているような面白みを与えることができ、楽し
く食事をすることができる。

実施例 第１の実施例 ポーシヨンパツク５を細身の小カツプ形とし、
これを逆さにして大径に形成したコイルばね状支
柱２に芯状に内装した場合である。ポーシヨンパ
ツク５はアルミシール７で内部を封止し、また胴
下端部を外方に突出させ、支柱２に内装したとき
この突出部８を支柱２上端の環体内周の係合凹溝
に係合させて離脱しないようにしている。このポ
ーシヨンパツク５を取出すときは、台１を容器体
４側に押込み圧縮させて摘み引き抜けばよい。
尚、台１と支柱２及び容器体４は合成樹脂材で一
体に成形製作している。また容器体４上端周縁に
はフランジ９があり、このフランジ９を介し摘み
１０つきのアルミシール１１で内部を封止してい
る。

第２の実施例 ポーシヨンパツク５を太身のカツプ形とし、か
つ軸芯部に管軸６を貫通させ、この管軸６を小径
に形成したコイルばね状の支柱２に外装させた場
合である。支柱２の上部は係合筒１２に形成して
あり、一方容器体４は別体とし、その底部中央下
面からは係合軸１３を垂設しており、第２図に示
すように、支柱２に管軸６を介しポーシヨンパツ
ク５を外装し、その後容器体４を係合軸１３を係
合筒１２に挿入固定して組立てられる。食すると
きは逆の順序でポーシヨンパツク５を取出し、更
び容器体４を支柱２にとりつけ、この後第３図の
ようにポーシヨンパツク５を開封してデザート３
にミルク等の内容物を注ぐ。尚、この例では、支
柱２が小径なので容器体４の揺れが大きく、転倒
のおそれもある。これを防止するため、台１を塩
化ビニールによる吸盤構造とするのがよい。

ハ 考案の効果 上記本考案では、デザートを収納する容器体４
を支持する支柱２を弾性変形可能なコイルばね状
とし、デザートを掬うたびに容器体４がユラユラ
動く玩具的機能としたので、幼児に玩具を扱つて
いるような面白みを与えて楽しく食事をさせるこ
とができる。しかも常時は、ミルク等収納のポー
シヨンパツク５を利用して支柱２を剛的に固定さ
せているので、扱いの上で問題はなく、さらに、
ポーシヨンパツク５は必らず付属されるので、ポ
ーシヨンパツク５を紛失したりそのサービスを失
念したりするようなことがなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案デザート容器の第１の実施例の
半部縦断正面図、第２図と第３図は第２の実施例
を示し、第２図は分解斜視図、第３図はその作用
を示す外形斜視図である。 １……台、２……支柱、４……容器体、５……
ポーシヨンパツク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台１上面中央部から立設したコイルばね状の弾
   性変形可能な支柱２によりデザート３収納用のカ
   ツプ状の容器体４を揺動可能にワイングラス形に
   支持し、そしてミルク等を収納したポーシヨンパ
   ツク５を前記支柱２の内外いずれかへ取外し可能
   に、かつ常時はこのポーシヨンパツク５により支
   柱２を剛的に補強して装着させたことを特徴とす
   るデザート容器。