JPS6219548Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は氷菓、プリン等を収納するスプーン付き
合成樹脂製容器に係る。

従来、氷菓、プリン等を収納してある容器とス
プーンとは別体のものであり、容器とスプーンと
はそれぞれ別個に成形しなければならず、生産上
不合理であると共に、店頭において氷菓、プリン
等を買つた際スプーンを付け忘れることがある等
の欠点があつた。

本案は上記欠点を除去したもので以下図面につ
いて説明する。

１は主部材であり、該主部材は容器部の底壁裏
面から垂設させた脚片下端に台座を横設させると
共に底壁と台座との間にスプーンを付設させたも
ので、合成樹脂により一体成形されている。容器
部２内には氷菓３等を収納させてあり、容器部上
端の開口面は、剥離可能に設けた蓋板４で閉塞さ
せてある。該容器部の底壁２ａ裏面の左右両側か
ら脚片５，５が垂設されてあり、該脚片はスプー
ンの付設に便利なように外方向に湾曲させてい
る。この脚片の下端に円板状の台座６を横設させ
ている。該台座の頂壁７の脚片５，５間の前後両
側に長孔８，８が穿設されてあり、この頂壁周縁
から周壁９を垂設させている。上記容器部の底壁
２ａ、台座６、脚片５，５で囲まれた空間中にス
プーン１０を付設させている。該スプーンは横向
きに位置させて破断子１１，１１を介して底壁２
ａと台座６とに連結させればよく、柄部１０ａは
持ち易くするためリング形状としている。

上記台座の両長孔８，８内に、補助部材１２の
上端面閉塞で下端面開口の中空周壁１３，１３を
取外し可能に嵌合させている。該両周壁上端面は
容器部底壁２ａに、又両周壁の相対向する壁部の
左右両側は脚片５，５にそれぞれ当接させてあ
り、それ等周壁の台座内の下部間は連結板１４で
連結されている。この補助部材内には例えば果汁
エキス等の氷菓３等にかけるに適した液体１５が
収納させてあり、補助部材下端面は剥離可能にア
ルミ薄板１６等で閉塞させている。

上記容器において、氷菓３等を食べる際は、補
助部材１２を外し、補助部材のアルミ薄板１６及
び容器部の蓋板４を剥離し、スプーン１０を破断
子１１，１１をねじ切つて外し、補助部材内の液
体１５を氷菓３等にかけて食すればよい。

本案は上記構成によるものであり、容器とスプ
ーンとは一体であるため、店頭で氷菓、プリン等
を買つた際、スプーンを付け忘れるようなことが
なく便利であり、容器部の台座に補助部材を嵌合
させたから、氷菓等にかけるための液体を収納で
き、スプーンは上下を底壁、台座で、四方を両脚
片、両中空周壁で囲まれて閉塞されているので、
埃が付着して汚れたり他の物が接触して落ちるよ
うなことがない等極めて便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本案スプーン付き合成樹脂製
容器の半断面図、第３図は主部材の斜視図、第４
図は補助部材の斜視図である。 ８……長孔、１０……スプーン、１２……補助
部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 氷菓３等を収納させて密封させた容器部２の底
   壁２ａ裏面の左右両側から脚片５，５を垂設させ
   て、該脚片下端に円板状の台座６を横設させ、該
   台座の脚片５，５間の前後両側に長孔８，８を穿
   設させると共に、上記底壁２ａ、台座６、脚片
   ５，５で囲まれた空間中に、それ等壁部の一部に
   連結させてスプーン１０を付設させた主部材と、
   上記台座の長孔８，８内に、上端面閉塞で下端面
   開口の中空周壁１３，１３を、それ等両周壁上端
   面を容器部底壁２ａに、両周壁の相対向する壁部
   の左右両側を脚片５，５にそれぞれ当接させて取
   外し可能に嵌合させると共に、該両周壁下部間を
   連結板１４で連結させた補助部材１２とからな
   り、該補助部材内に上記氷菓３等にかけるための
   液体１５を収納させ、補助部材下端面を剥離可能
   にアルミ薄板１６等で閉塞させたことを特徴とす
   るスプーン付き合成樹脂製容器。