JPS591946Y2 - 湯茶容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は横長でかつ偏平な形をした密閉容器によって形
成され、さらに容器内には引出し自在なストロ−を収容
させたことを特徴とする湯茶容器に関するもので、携帯
至便でしかも広い置きスペースを必要とせずに安定よく
置けて収容した湯茶を零さず、さらに片手操作でもって
キャップを取り、内封したストロ−を引出して自由に飲
物を飲むことができる、使い勝手のよい容器を提供する
ためのものである。

従来、駅売店等で販売されている湯茶入りの容器は一般
的に縦長形のものであり、堅い水平面以外の場所や揺れ
る場所に置いた場合は極めて不安定で倒れ易いためにし
ばしば湯茶を零してしまうことがあり、また持ち運びに
際しても安定が悪く、取扱かい難いといったような問題
があった。

本考案はこのような問題を解消した湯茶容器に関するも
のである。

以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。

図において１は横長でかつ偏平な立方形をなす一体に形
成された密閉状容体であり、底面２を平坦面とし、上面
３の所望個所に注湯口４及び湯呑口５が設けられる。

これらの注湯口４及び湯呑口５は夫々筒状部６，７を設
けて容体上面より僅かに突出させ、さらにこれらの筒状
部６，７の外周面にはねじ込み式キャップ８，９を螺着
するためのねし１０．１１が刻設される。

１２は湯呑口５から引出し自在に容体１内に内装される
ストロ−であり、蛇腹式に屈伸自在とし、さらに上端部
には湯呑口５の内孔径１３より大径の鍔状をなす突部１
４を突設してストロ−１２が容体内に落ち込まないよう
にしである。

なお、前記湯呑口５の内孔径１３は第２図及び第３図に
示すようにストロ−１２の外径と略合致させることが望
ましい。

またキャップ８，９前述したねじ込み式のものに限られ
ることなく、例えば押込み式のもの等の任意のものを使
用することができる。

第５図は本考案品のひとつの使用例を示すものであり、
弁当容器Ａの一側に寄せて湯茶容器が収容されるように
したもので、弁当と湯茶とがセットになっているために
両者を片手で扱えるから持ち運びが便利である。

そして御飯と湯茶とを隣り合わせに配置させるようにす
れば冷め難く、また車中等で食事する場合に湯茶容器や
湯呑を置くための場所が不要で、必要の都度片手でスト
ロ−１２を引出し自由に湯茶を飲むことができ、しかも
湯茶を零すようなこともない。

さらに食事後の片付けも簡単でかつ、きれいに行なえる
。

前記使用例に限られることなく本考案品は例えばドライ
ブ等に際して車内に持込んで使用する場合にも安定よく
、シかも片手操作で湯茶を飲むことができて使い勝手が
よい。

さらに前述のような車中等での使用に限られることなく
、広く携行して安定よく使用でき、例えば乳児の給乳器
に使用すれば温めることも容易であり使い勝手よく使用
できる。

以上に述べたように本考案の湯茶容器は全体形状を横長
な偏平としているために安定がよく、シかも上面に着脱
自在にキャップを被着した湯呑口を設けであるために不
用意に零したりすることはなく、従って、堅い水平な場
所に限らず、例えばやわらかくて傾斜や凹凸を持ったよ
うな場所でも置くことかで゛き、さらに引出し自在のス
トロ−を内装させたから片手操作によって湯茶を飲むこ
とができるといったような実利性がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので第１図は外観斜視図
、第２図は側断面図、第３図は湯呑口の拡大斜視図、第
４図は注湯口の拡大斜視図、第５図は使用例を示す斜視
図である。 １・・・・・・容体、４・・・・・・注湯口、５・・・
・・・湯呑口、８，９・・・・・・キャップ、１２・・
・・・・ストロ−１１３・・・・・・内孔径、１４・・
・・・・突部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．横長でかつ偏平な密閉状容体の上部に夫々着脱自在
   にキャップを被着した注湯口と湯呑口とを設け、さらに
   容体には湯呑口から引出し自在としたストロ−を内装し
   たことを特徴とする湯茶容器。 ２、ストロ−の湯呑口から突出させた先端部に湯呑口の
   孔径より大きく突部を設けたことを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の湯茶容器。