JPS5927248Y2 - 二液横型魔法瓶 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、安定良く置けると共に一方には水、湯等を収
納し、他方にはコーヒー、紅茶等を収納することが出来
る二液横型魔法壜に係るものにして、その構成を添付図
面を参照に詳述すると次の通りである。

外容器３の内部左右に２個の保温容器４，４を周囲に断
熱材５を介在せしめて埋設する。

図面の外容器３はその左右端８，８寄りに保持環６，６
を被嵌し、この保持環６，６の上部間に把手１を設け、
更に保持環６，６の下部に安定脚部２，２を形成してい
る。

尚、把手１は別に第２図の想像線で示すように肩紐を着
脱自在に付設しても良い。

この保温容器４，４の開口部１４，１４を夫々外容器３
の左右端８，８に突出すると共に外容器３の突出開口部
９，９′と重合止着して注口部７゜７′を形成し、この
注口部７，７′に密閉栓１０，１０’を着脱自在に嵌着
する。

この外容器３の左右端８゜８′にコツプ状の外蓋１１，
１１を着脱自在に被嵌する。

図面は外容器３側に雄ねじ１２，１２を形成し、この雄
ねじ１２，１２に螺合される雌ねじ１３゜１３を外蓋１
１，１１の内周端縁部に形成して外蓋１１．１１を外容
器３の左右端８，８に着脱自在に被嵌した場合を示して
いる。

在来の二液横型魔法壜は、単に把手を外容器に設けたも
のであるから立てて置くことが出来るが、横にした場合
、転がるため、横に安定良く置くことが出来ない欠点が
あった。

本考案は、かかる欠点を解決したもので、外容器３の内
部左右に２個の保温容器４，４を設けた２重構造の魔法
壜であるから従来の魔法壜と同様な保温効果を有するこ
とは勿論であるが、更に従来の縦型魔法壜の重心位置に
比しずっと重心位置が低くなるので、載置状態の安定度
は良好となり、而かもこの外容器３には安定脚部２，２
′は保持環６．６が設けられているから、この魔法壜を
設置した時に安定脚部２がぴったりして接地して転がっ
たりすることなく、安定良く設置することが出来る。

この安定脚部２，２の形成は、外容器３に直接形成する
ものではなく、把手１取付用の保持環６゜６をプラスチ
ック等で形成する時に下部に形成するものであり、伺も
厄介がなく、この保持環６゜６を外容器３に被嵌するだ
けで安定脚部２，２か設けられてそれだけ作業性が秀れ
たものになる。

また２つの保温容器４，４か１個の外容器３内に埋設さ
れであるものであるから、夫々の保温容器４，４に別種
の例えば、一方には水、湯等他方にはコーヒー、紅茶等
の２種類の飲料を収納する事が可能となり、２つの味覚
が楽しめるなど行楽などに使用して便利なものとなるし
、その取扱いは１個の外容器３を取り扱うだけでよいか
ら簡単である。

この際、外容器３の上部に把手１を設けたからこの把手
１を握る事によりどこへでも手軽に携帯する事が出来る
。

かように本考案は置いて安定度良好であり、１つで二液
を収納して可搬し得る多用途に用い得る魔法壜であり、
而かもその構造も簡単であるから製作は容易にして量産
可能となり、それだけ廉価に提供し得るなど幾多の秀れ
た実用上の効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものにして、第１図は斜
視図、第２図は正断面図である。 １・・・・・・把手、２，２′・・・・・・安定脚部、
４，４′・・・・・・保温容器、６，６・・・・・・保
持環、８，８・・・・・・左右端、１０．１０・・・・
・・密閉栓、１１，１１・・・・・・外蓋、１４゜１４
・・・・・・開口部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外容器３の内部左右に２個の保温容器４，４を底部を対
   向させた状態で収納し、この保温容器４゜４の開口部１
   ４，１４を夫々外容器３の左右端８゜８より外部に突出
   し、この開口部１４．１４に密閉栓１０，１０を設け、
   外容器３の左右端８，８′に外蓋１１，１１’を設け、
   更にこの外容器３の左右端寄りに保持環６，６を被嵌止
   し、この保持環６．６の上部間に把手１を設けると共に
   この保持環６，６の下部に安定脚部２，２を形成した事
   を特徴とする二液横型魔法壜。