JPS5854350Y2 - 仕切付容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二種類の商品を収納することが出来るコツプ式
の仕切付容器に係り、更に詳しくはコツプの上縁に接合
し得る鍔の一円側部に商品収納用皿を吊下げてなる仕切
具とコツプとの組合せよりなる仕切付容器に関するもの
である。

二種類或は多種類の商品を同時に収納する容器としては
従来から種々の構造の容器が多種開発され実用化されて
いるが、全般的に構造が複雑であると共に体裁が悪くし
かも使用時に不便である等の欠点があった。

本考案に係る仕切付容器は従来の之等の欠点に鑑み開発
された全く新しい技術に関するものである。

図により本考案に係る容器の一実施例を具体的に説明す
ると、第１図に於て、Ａは紙製コツプであって、その内
周壁面には防水用のプラスチックが全面に塗着されると
共に上端には上縁１が突設されている。

Ｂはプラスチック製の仕切具であって、前記コツプＡの
上縁１に接着し得る径と巾を持った鍔２の一円側部に中
挟で深い商品収納皿３を一体的に吊下げ突設することに
よって構成されている。

又前記鍔２の内周面にはコツプＡの内周面に密着し得る
突起４が下方に向って数個突設されている。

本考案に係る仕切付容器の組立構成に当っては第２図及
び第３図に示す如く、コツプＡの内部に収納皿３及び突
起４を夫々挿入すると共に鍔２を上縁１上に載置し、鍔
２と上縁１とを加熱処理或は接着剤によって強固に接合
して仕切具ＢをコツプＡに取付固定して全体を組立構成
する。

本考案に係る容器の使用に当っては第４図に示す如く、
例えば収納皿３内にチョコレート液５を充填し、コツプ
Ａ内に棒状菓子６を収納し、これ等を密封蓋Ｃを鍔２の
表面に貼着することによって完全に密封保管することが
出来る。

更に菓子６を食べる時は第５図に示す如く、菓子６をコ
ツプＡから取出すと共にその下端部を収納皿３内に挿入
して菓子６にチョコレート液５を塗着した状態で食べる
ことが出来る。

上記実施例に於ては鍔２の内周面に突起４を突設したが
第６図に示す如く、突起４の代りにリング片７を設ける
ことも当然可能である。

又収納皿３の上端内側には鍔２とほぼ等しい巾の仕切縁
８を設けると、この仕切縁８に蓋Ｃが貼着され、収納皿
３の中の商品がコツプＡの他の商品の方に流出すること
を完全に防止することが可能である。

本考案に係る容器はコツプの開口部に別に用意した仕切
具を接着することによって構成されるので構造及び作業
が極めて簡単であり、又仕切具の一円側部には収納具が
吊下げられているので、これをコツプ内に挿入すること
によってコツプ内に二種類の商品を収納することが出来
、従って種々の目的に応じてこれを使用することが出来
、かつ容器全体はコツプを主体とする為に安価に大量生
産することが出来、更に仕切具には巾広の鍔、仕切縁等
が設けられているので、この部分に蓋を貼着して容器内
を気密に保持することが出来、しかもコツプ及び蓋には
美麗な印刷が施すことが出来体裁良く全体として丈夫で
ある等の特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は構成部品説明図、第２図は組立図、第３図はそ
のＡ−Ａ断面図、第４図及び第５図は使用説明図、第６
図は他側の説明図である。 Ａ：コツプ、Ｂ：仕切具、Ｃ：蓋、１：上縁、２：鍔、
３：収納皿、４：突起、７：リング片、８：仕切縁。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）コツプＡと、該コツプＡの上縁に接合し得る鍔２
   の一円側部に商品収納皿３を吊下げてなる仕切具Ｂとの
   組合せよりなる仕切付容器。
2. （２）仕切具Ｂの鍔２の内周面に下方に向って数個の突
   起４或はリング片７を突設してなる実用新案登録請求の
   範囲第（１）項記載の仕切付容器。
3. （３）商品収納皿３の上端内側縁を広巾仕切縁８とした
   ことを特徴とした実用新案登録請求の範囲第（１）項記
   載の仕切付容器。