JPS6338857Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、プリンやアイスクリーム等のデザー
トを収納するデザート容器に関する。

従来の技術 この種食品は年少者、特に幼児に好まれてお
り、このため容器には種々の模様や絵を画いた
り、デザイン等を考慮したりしている。

考案が解決しようとする問題点 本考案は、特に一部を改良することにより玩具
的機能を付与し、飲食に際し玩具を扱つているよ
うな面白みを与えて楽しく食事ができるようにし
たデザート容器を提供するにある。

ロ 考案の構成 問題点を解決するための手段 開口周縁に外向きフランジａを設けたカツプを
伏せたような形状の台ｂ上に、底面を球面状に下
方に膨出させたデザート収納用容器体ｃをその底
部中央から垂設した支軸ｄを台ｂ頂壁ｅの孔ｆに
挿通させて回転可能に設け、かつ前記台ｂに下面
開放部からとり出し可能にミルク等収納のポーシ
ヨンパツクｇを格納し、さらに容器体ｃ底面周
り、台ｂの周壁周りの一方或いは両方に数字、文
字若しくは絵等を表示し、容器体ｃ回動により数
字、文字若しくは絵合わせ遊び、さらには賞味期
間、賞味期間最終日の指定等ができるような構成
としている。

作用 上記構成において、ポーシヨンパツクｇを台ｂ
からとりだし、ミルク或いはフルーツソース等の
内容物を容器体ｃ内のデザートに注ぐが、この飲
食時、容器体ｃはグルグルと回転自在なので年少
者に玩具を扱つているような面白みを与えて楽し
く食事させることができる。また、この場合、容
器体ｃの回動により数字、文字あるいは絵合わせ
遊び等ができるので、楽しみを倍加させることが
できる。このほか、任意の数字を指定し、商品購
入後に消費者自身の記憶用として、商品保証を考
慮した賞味期間或いはこの期間の最終日を指定す
ることにも利用できる。

実施例 容器体ｃの開口周縁にはフランジｈがあり、こ
のフランジｈを介し、摘みｉつきのアルミシール
ｊで内部を封止している。ポーシヨンパツクｇも
同様である。支軸ｄの中途には大径部があり、抜
け出さないようになつている。また台ｂの頂部一
側には切欠きによる指示部ｋがあり、この指示部
ｋにより容器体ｃの任意の数字が指示できるよう
にしてある。尚、文字遊びの一つの態様として、
台ｂ、容器体ｃの一方に幾つかの国の首都名を、
他方に対応した国の国名を表示し、それらの合わ
せ遊び等も考えられ、この場合、首都名の代わり
に国旗を表示し、文字と絵の組合わせ遊びとする
ことも考えられる。また上記各部は合成樹脂材で
成形製作する。

ハ 考案の効果 上記本考案では、デザート収納用容器体ｃの底
面を球面状に下方に膨出させて台ｂ上に回転可能
に設けたので、幼児に玩具を扱つているような面
白みを与えて楽しく食事をさせることができる。
しかも、この容器体ｃの回転で数字、文字或いは
絵合わせ遊び等もできるので楽しみを倍加させる
ことができる。また数字を表示した場合、任意の
数字の指示により商品保証を考慮した賞味期間ま
たはその期間の最終日等を指示できる便利さがあ
る。しかして構造的には、ポーシヨンパツクｇを
別にすれば、単純な形状の台ｂと容器体ｃの２部
品ですみ、簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案デザート容器の一実施例の分解
斜視図、第２図は同実施例でポーシヨンパツクを
とりだした場合の斜視図である。 ｂ……台、ｃ……容器体、ｇ……ポーシヨンパ
ツク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口周縁に外向きフランジａを設けたカツプを
   伏せたような形状の台ｂ上に、底面を球面状に下
   方に膨出させたデザート収納用容器体ｃをその底
   部中央から垂設した支軸ｄを台ｂ頂壁ｅの孔ｆに
   挿通させて回転可能に設け、かつ前記台ｂに下面
   開放部からとり出し可能にミルク等収納のポーシ
   ヨンパツクｇを格納し、さらに容器体ｃ底面周
   り、台ｂの周壁周りの一方或いは両方に数字、文
   字若しくは絵等を表示し、容器体ｃ回動により数
   字、文字若しくは絵合わせ遊び、さらには賞味期
   間、賞味期間最終日の指示等ができるようにした
   デザート容器。