JPH0612185Y2 - 排気管支持用ゴム部品 - Google Patents

排気管支持用ゴム部品

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JPH0612185Y2
JPH0612185Y2 JP6174689U JP6174689U JPH0612185Y2 JP H0612185 Y2 JPH0612185 Y2 JP H0612185Y2 JP 6174689 U JP6174689 U JP 6174689U JP 6174689 U JP6174689 U JP 6174689U JP H0612185 Y2 JPH0612185 Y2 JP H0612185Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
hole
vehicle body
support rubber
mounting
Prior art date
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Application number
JP6174689U
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English (en)
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JPH031212U (ja
Inventor
郁夫 佐々木
健 小坂
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Sumitomo Riko Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の排気管と車体との間に介装される排
気管支持用ゴム部品に関する。
[従来の技術] 自動車の排気管と車体との間には、第4図に示すように
リング状の排気管支持用ゴム部品(以下、サポートゴム
という)100が介装され、排気管200の振動が車体
300に伝わるのを防止している。このサポートゴム1
00は、例えば第5図に例示するように、中央の撓み孔
101を挟んで両側に軸が互いに平行な2つの取付孔1
02が設けられている。このゴム部品100は、それぞ
れの取付孔102に車体300から延びるステイ301
と、排気管200から延びる取付アーム201が挿通さ
れる。そして撓み孔101の周縁部が弾性変形すること
で、排気管200の振動を吸収して車体300に伝わる
のを防止している。
[考案が解決しようとする課題] 上記した排気管支持用ゴム部品を用いた排気管の支持機
構では、ステイ301およびアーム201はそれぞれ取
付孔102に単に挿通されて保持されるだけである。こ
れによりステイ301およびアーム201は、取付孔1
02内で回転移動自在となっている。したがって急発進
時や急制動時などには慣性により排気管200から大き
な力が作用し、第6図に示すようにアーム201が取付
孔102内で回動するとともに、サポートゴム100が
ステイ301を中心として回動して排気管200が移動
する場合があった。この回動の半径は、最大でステイ3
01とサポートゴム100とアーム201の長さの合計
に近い値となり、排気管200の移動の範囲が大きい。
そのため排気管が移動する範囲内では、干渉を避けるた
め突起物などのない空間とする必要があり、無駄な空間
が発生し、各種部品の配置の位置の自由度も低かった。
なお、回動を防止するためにサポートゴムとステイおよ
びアームとを固定することも可能であるが、その場合は
振動を吸収する防振性能が低下してしまう。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
防振性能を維持しつつ排気管の移動を防止することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] すなわち本考案の排気管支持用ゴム部品は、第1取付孔
と、第1取付孔周囲から二股に分岐して伸びた一対の撓
み部と、撓み部の先端にそれぞれ形成された一対の第2
取付孔とからなる平面視で略V字状をなし、 第1取付孔を車体および排気管の一方から延びるピンに
取付け、2つの第2取付孔を車体および排気管の他方か
ら延びる2本のピンに取付けて3点で支持する構成とし
たことを特徴とする。
本考案のサポートゴムは1個の第1取付孔と、2個の第
2取付孔とを有し、それぞれの取付孔の軸線の中心を結
ぶ線は三角形を構成している。そして第1取付孔と第2
取付孔との間には撓み部が形成されている。この撓み部
は弾性変形して振動を吸収する部分であり、例えば撓み
孔などとされる。
サポートゴムは、例えば三角板状のゴムの頂点にそれぞ
れ取付孔を設け、中央部分に撓み孔をもつような形状と
することができる。この場合はそれぞれの取付孔を同一
構成とし、全体を均一に形成すれば、装着時に方向性が
なくなり、作業性が向上する。しかしながら、第2取付
孔どうしの間には防振性能は必要なく強度も必要ない。
一方、第1取付孔と第2取付孔との間には防振性能と強
度とが必要である。したがって全体を均一な構成として
装着の方向性をなくした場合には、第2取付孔どうしの
間の部分が過剰品質となり、好ましくない。そこで、上
記構成から第2取付孔どうしの間を分離した二股構成の
サポートゴムとすることが好ましい。このようにすれば
必要な性能をもつサポートゴムを、最少量の材料から形
成することができる。
第1取付孔を車体側に第2取付孔を排気管側に取付ける
こともできるが、第1取付孔を排気管側に第2取付孔を
車体側に取付けることが好ましい。本考案のサポートゴ
ムにおいても第1取付孔を中心とする回動が可能である
ので、第1取付孔を排気管側に取付ける方がその回動の
回転半径が短くなり、そのために必要な空間を一層小さ
くすることができるからである。なお、第1取付孔に作
用する力は第2取付孔の一つに作用する力より大きいの
で、第1取付孔部分の強度を第2取付孔部分より大きく
することが望ましい。また第1取付孔と第2取付孔の軸
方向は特に制限されず、平行方向、直角方向などとする
ことができる。
[考案の作用および効果] 本考案のサポートゴムでは、1個の第1取付孔と2個の
第2取付孔とが平面視で三角形を構成するように設けら
れている。すなわち車体と排気管とは一方が一点で、他
方が2点の合計3点で支持される。したがって本考案の
サポートゴムによれば、従来の2点支持に比べて排気管
の移動が確実に防止されるので、干渉防止のための無駄
な空間を設ける必要がなく、各種部品の配置位置の自由
度が向上する。また、撓み部は従来と同様に形成するこ
とができ、従来と同等の防振性能を維持することができ
る。
また、本考案のサポートゴムでは、略V字状の二股構造
であるために、車体及び排気管への装着方向の識別が容
易となる。さらに、2つの第2取付孔の各ピンへの取付
に際しては、第2取付孔どうしは独立した自由な状態で
取り扱うことができる。したがって各ピンどうしの位置
関係や傾きなど、組付上のばらつきに対して容易に追従
することができ、良好な組付作業性が得られる。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
第1図および第2図に本考案の一実施例のサポートゴム
を示す。このサポートゴムは、排気管から延びるアーム
が挿通されるアーム孔(第1取付孔)1と、アーム孔1
から約40度の角度をなすように延びる2つの脚部2
と、2つの脚部2の先端に設けられ車体から延びる2本
のステイが挿通される2つのステイ孔(第2取付孔)3
と、2つの脚部2間に形成された撓み空間(撓み部)4
とより構成されている。そしてアーム孔1と2つのステ
イ孔3とは、平面視でアーム孔1を原点とする2等辺三
角形を構成している。
このサポートゴムは、第3図に示すように、まず2つの
ステイ孔3に車体300から延びる2本のステイ301
が挿通され、車体300にサポートゴムが保持される。
次に排気管200から延びるアーム201がアーム孔1
に挿通される。このようにしてサポートゴムが車体30
0に2点で支持され、排気管200に1点で支持されて
介装される。
そして本実施例のサポートゴムによれば、排気管200
はアーム孔1を中心にした回動が可能である。しかしな
がら車体300側ではサポートゴムは2本のステイ30
1により支持されているため、ステイ孔3を中心とする
回動は生じない。また、アーム孔1を中心とした回動の
半径は、アーム201の長さによって決まるため、アー
ム1の長さを短くすることにより回動の半径を小さくす
ることが可能である。したがって排気管200の移動が
防止されるため、配置空間を有効利用することができ、
各種部品の配置の自由度が向上する。また、撓み空間4
の周囲の脚部2が弾性変形することにより、排気管20
0の振動が車体300に伝わるのが防止される。
さらに、本実施例のサポートゴムにおいては、2つの脚
部2がなす角度を種々変更することにより、脚部2およ
びステイ孔3に作用する荷重を種々変更することができ
るので、設計の自由度も向上する。また、ステイ孔3ど
うしの間は離れているため、装着時にステイ孔3とアー
ム孔1とを間違えるのが防止され、前後方向の識別も容
易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例の排気管支持用ゴム
部品に関し、第1図はその平面図、第2図は第1図のA
−A矢視断面図、第3図は車体と排気管の間に介装した
状態を示す説明図である。第4図〜第6図は従来の排気
管支持用ゴム部品に関し、第4図は車体と排気管の間に
介装する場合を示す説明斜視図、第5図はその平面図、
第6図は車体と排気管の間に介装した状態を示す説明図
である。 1…アーム孔(第1取付孔)、2…脚部 3…ステイ孔(第2取付孔) 4…撓み空間(撓み部) 200…排気管、300…車体 201…アーム(ピン) 301…ステイ(ピン)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1取付孔と、該第1取付孔周囲から二股
    に分岐して伸びた一対の撓み部と、該撓み部の先端にそ
    れぞれ形成された一対の第2取付孔とからなる平面視で
    略V字状をなし、 前記第1取付孔を車体および排気管の一方から延びるピ
    ンに取付け、2つの前記第2取付孔を該車体および該排
    気管の他方から延びる2本のピンに取付けて3点で支持
    する構成としたことを特徴とする排気管支持用ゴム部
    品。
JP6174689U 1989-05-26 1989-05-26 排気管支持用ゴム部品 Expired - Lifetime JPH0612185Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6174689U JPH0612185Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 排気管支持用ゴム部品

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JP6174689U JPH0612185Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 排気管支持用ゴム部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH031212U JPH031212U (ja) 1991-01-09
JPH0612185Y2 true JPH0612185Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31590267

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JP6174689U Expired - Lifetime JPH0612185Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 排気管支持用ゴム部品

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