JP2564444Y2 - トーションバの取付け構造 - Google Patents

トーションバの取付け構造

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JP2564444Y2
JP2564444Y2 JP7621789U JP7621789U JP2564444Y2 JP 2564444 Y2 JP2564444 Y2 JP 2564444Y2 JP 7621789 U JP7621789 U JP 7621789U JP 7621789 U JP7621789 U JP 7621789U JP 2564444 Y2 JP2564444 Y2 JP 2564444Y2
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torsion bar
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裕幸 湯川
茂弥 関口
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の緩衝装置に用いられるトーションバ
の取付け構造に関する。
[従来の技術] 従来、自動車のトーションバの取付け構造としては、
第4図に示されるようなものが比較的多く使用されてい
る。
このトーションバの取付け構造においては、トーショ
ンバ13aはコントロールアーム9aの回転軸線上に配設さ
れる。そして、トーションバ13aの自由端部をトルクア
ーム1aの一端側に固定し、そのトルクアーム1aの他端側
をコントロールアーム9aに固定する。トルクアーム1aの
コントロールアーム9aへの固定は、例えば第4図に例示
するように、2本のボルト15を用いて行なう。なお、前
記回転軸線は車両の前後方向に沿って配置され、コント
ロールアーム9aは車両の側方に突出し車輪側に連結され
る。
しかし、従来のかかるトーションバ13aの取付け構造
には、次のような二つの大きな問題点がある。すなわ
ち、 1) 従来のかかるトーションバ13aの取付け構造にお
いては、トーションバ13aのトルク反力は直接ボルト15
にせん断力として作用する。
そのため、ボルト15には、かかるせん断力に十分に耐
え得る強度が必要とされる。そこで、大径のボルトを用
いたり、図示のように2本以上のボルトを用いたりしな
ければならず、部品コスト高にならざるを得ない。
2) 前述のように従来のかかる取付け構造において
は、トーションバ13aはコントロールアーム9aの回転軸
線上に配置される。
そのため、トーションバ13aを取り付けるには、コン
トロールアーム9aの回転軸線上の幅に、トーションバ13
aの固定端から取付け端までの長さを加えただけの長さ
のスペースが必要であり、必要十分な長さのトーション
バを取り付けるには、車両の前後方向に相当な長さのス
ペースを確保しなければならない。
上記二つの問題点のうちの第1の問題点であるボルト
にせん断力が作用するという点に関しては、ボルトを用
いないでトーションバの自由端側をコントロールアーム
に取り付けるという観点から、次のような技術が提案さ
れている。
すなわち、実開昭59-102413号公報には、トーション
バの中間部にアームを設け、コントロールアーム側に設
けられたストッパ部に途中から当接させるという技術が
開示されている。
また、特開昭62-101512号公報には、サブフレームに
ラバーブッシュを介して枢持されるコントロールアーム
の枢着ブッシュにトーションバを挿通し、トーションバ
の一端側をコントロールアームで支持し、他端側を車体
側に連結するという技術が開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記二つの開示技術は、ボルトを用いないでトーショ
ンバの自由端側をコントロールアームに取り付けるとい
う点では或る程度の成果を上げている。
しかし、それぞれ次のような問題点を有している。
すなわち、実開昭59-102413号公報に記載された技術
においては、トーションバとして実質的に作用する部分
はアーム固定端との間の部分であり、上記二つの問題点
のうち第2の問題点であるトーションバの取付けスペー
スという問題点に関しては何等の解決をも与えていな
い。
また、特開昭62-101512号公報に記載された技術は、
上記第2の問題点であるトーションバの取付けスペース
につき或る程度の解決を与えてはいるが、トーションバ
を支持するブッシュが大径となり、それに関連して該ブ
ッシュを支持するコントロールアームも大型となり、全
体として大型、高重量のものとなり、且つ構造も複雑で
組立性、整備性等に問題があり、コスト高になる等種々
の問題を含んでおり、あまり実用的ではない。
本考案は係る問題点を解消すると共に、せん断力の作
用するボルト等をなくし、更に車両の前後方向および幅
方向(左右方向)のスペースをそれ程必要とせず、かつ
十分な長さのトーションバを配設することができ、コン
トロールアームのアプローチアングルを大きくすること
ができ、構造簡単で組立性、整備性が良く、安価に実施
できるトーションバの取付け構造を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、以上の目的を達成するために、回転支持部
の軸線を車両の前後方向に沿って配置すると共に前記回
転支持部から車両の側方に突出しその突出端側を車輪側
に連結してなる二股状の部材を有するコントロールアー
ムに取り付けられるトーションバの取付け構造であっ
て、前記トーションバは、前記回転支持部の軸線と平行
に配置されその基端側を前記車両側に支持されると共に
自由端側をトルクアームの一端側に保持され、前記トル
クアームは、前記トーションバの基端側が支持される車
両側から離れた位置にある前記二股状の部材の1つの上
面に固定されたアーム部材にその他端側を枢支されるも
のからなり、前記アーム部材および前記二股状の部材に
は、前記トルクアームの前記一端側および他端側を互い
に逆方向から支持する受け面が形成されてなるトーショ
ンバの取付け構造を構成するものである。
[作用] トーションバは、その基端側が支持される車両側から
離れた位置にあるコントロールアームの二股状の部材の
1つの上面に固定されたアーム部材にその自由端側を支
持され、かつコントロールアームの回転支持部の軸線と
平行に該回転支持部と車輪の取付け側との間に配置され
る。そのため、十分な長さのトーションバを配置するこ
とができると共に車両の前後方向および側方のスペース
を従来のものより大幅に縮減することができる。また、
コントロールアームの部材の上面に固定されるアーム部
材に取付けられたトルクアームにトーションバは支持さ
れるためトーションバの取付け位置が高くなりコントロ
ールアームのアプローチアングルを大きくすることがで
きる。また、トルクアームに作用する力は受け面により
支持され、ボルト等にはせん断力が作用しない。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は実施例の全体構造を示し、第2図は受け面ま
わりの詳細構造を示し、第3図は第2図の上面図を示
す。
第1図乃至第3図に示すように、コントロールアーム
9は回転支持部12とその軸線方向とほぼ直交する側方に
突出する二股状の部材10,11とからなり、部材10,11の合
体した突出端側は図略の車輪側に連結される。また、回
転支持部12の軸線は車両の前後方向に沿って配置され
る。トーションバ13の基端側から離れた位置にある部材
10上には2個の板部材を適宜間隔で並設してなるアーム
部材4が回転支持部12の回転軸線と直交して配設され、
その基端側を部材10に固定して形成されている。
トルクアーム1は両端にボス5,6を有し、その他端側
のボス6は一本のボルト8によりアーム部材4にピン支
持される。またボス6の両側面はナット14を緊締するこ
とによりアーム部材4の内側面に圧接される。また、ト
ルクアーム1の一端側のボス5にはトーションバ13の自
由端側が嵌め込まれて支持される。第2図に示すように
ボス6の図の下方には突出部7が形成され、その下端面
は部材10の上面の受け面2に当接する。一方、ボス5は
アーム部材4の自由端側の下方に配設され、受け面3に
その上方外周面を当接させて係合する。なお、受け面3
はアーム部材4の先端側下方に形成されるものである。
以上の構造により、トーションバ13をコントロールア
ーム9の回転軸線から適宜間隔だけ離れた位置に配設
し、トルクアーム1を部材10上の適宜位置に配設するこ
とにより、トーションバ13の車両の支持位置からの長さ
を十分にとることが出来る。また、トーションバ13はコ
ントロールアーム9の回転支持部12と部材10,11の突出
端との中間に配置されるためトーションバ13の配置に伴
う車両の幅方向のスペースの増大はない。
一方、トーションバ13には回転トクルが作用するが、
その自由端に作用する力Fおよびこれによるトルクアー
ム1まわりのモーメントは受け面2,3により支持され、
ボルト8には何等の力も作用しない。すなわちボルト3
は単にトルクアーム1を位置保持する機能を果たすに過
ぎない。従って、ボルト8は従来技術の如き強度を必要
とせず、本数も必要とされない。更に本実施例はトーシ
ョンバの自由端を保持したトルクアームの他端側をコン
トロールアーム側にピン支持するものであるので組立も
容易である。
以上の説明でトルクアーム1の反力を受け面2,3で保
持するようにしたが、ナット14を適宜の強さで緊締する
ことにより、ボス6の側面とアーム部材4の内側面との
間の摩擦力によって反力の一部を分担させることも出来
る。
[考案の効果] 本考案によれば次の如き優れた効果を上げることが出
来る。
1) トーションバがコントロールアームの回転軸線か
ら離れた位置に配設されるため、十分な長さをとること
が出来、車両の前後方向のスペースを節減することが出
来る。また配設位置の自由度も高い。
2) 車輪とコントロールアームの回転支持部との間に
トーションバが取付けられるため、車両の幅方向のスペ
ースの縮減が図れる。
3) トーションバはコントロールアームの上面に取付
けられたトルクアームに支持されるため車両のオーバハ
ング部にトーションバの車体側取付部を有するものにお
いてはアプローチアングルを大きくすることができる。
4) せん断力の作用するボルト等がなく、部品コスト
を低減でき、信頼性も向上する。
5) トルクアームをコントロールアーム側にピン支持
する簡単な構造のため、組立性,整備性がよく、組立工
数の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体構造を示す上面図、第
2図はトルクアームまわりの詳細構造を示す拡大側面
図、第3図は第2図の上面図、第4図は従来のトーショ
ンバの取付け構造を示す上面図である。 1……トルクアーム 2,3……受け面 4……アーム部材 5,6……ボス 7……突出部 8……ボルト 9……コントロールアーム 10,11……部材 12……回転支持部 13……トーションバ 14……ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転支持部の軸線を車両の前後方向に沿っ
    て配置すると共に前記回転支持部から車両の側方に突出
    しその突出端側を車輪側に連結してなる二股状の部材を
    有するコントロールアームに取り付けられるトーション
    バの取付け構造であって、前記トーションバは、前記回
    転支持部の軸線と平行に配置されその基端側を前記車両
    側に支持されると共に自由端側をトルクアームの一端側
    に保持され、前記トルクアームは、前記トーションバの
    基端側が支持される車両側から離れた位置にある前記二
    股状の部材の一つの上面に固定されたアーム部材にその
    他端側を枢支されるものからなり、前記アーム部材およ
    び前記二股状の部材には、前記トルクアームの前記一端
    側および他端側を互いに逆方向から支持する受け面が形
    成されることを特徴とするトーションバの取付け構造。
JP7621789U 1989-06-30 1989-06-30 トーションバの取付け構造 Expired - Lifetime JP2564444Y2 (ja)

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JPH0317336U JPH0317336U (ja) 1991-02-20
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JP2007092198A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Teiji Morita 携帯用頭部保護帽子
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