JP2696551B2 - 懸架装置のコントロールアーム支持構造 - Google Patents
懸架装置のコントロールアーム支持構造Info
- Publication number
- JP2696551B2 JP2696551B2 JP1024914A JP2491489A JP2696551B2 JP 2696551 B2 JP2696551 B2 JP 2696551B2 JP 1024914 A JP1024914 A JP 1024914A JP 2491489 A JP2491489 A JP 2491489A JP 2696551 B2 JP2696551 B2 JP 2696551B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control arm
- arm
- arms
- wheel
- screw hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/40—Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
- B60G2200/46—Indexing codes relating to the wheels in the suspensions camber angle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/40—Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
- B60G2200/462—Toe-in/out
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、自動車の主としてウイッシュボン型懸架装
置に用いられるコントロールアーム支持構造、即ち、車
輪を回転自在に支承するナックルに先端を連結するコン
トロールアームの前後一対の基端部を車体に支持させ
る、懸架装置のコントロールアーム支持構造に関する。
置に用いられるコントロールアーム支持構造、即ち、車
輪を回転自在に支承するナックルに先端を連結するコン
トロールアームの前後一対の基端部を車体に支持させ
る、懸架装置のコントロールアーム支持構造に関する。
(2) 従来の技術 従来のかゝるコントロールアーム支持構造には、例え
ば特開昭61−77504号公報に開示されているように、コ
ントロールアームの両基端部を脚状に形成すると共に、
両基端部間を連結する部分を該アーム先端に向って彎曲
させ、これら基端部にゴムブッシュを介して嵌装したボ
ルトの両端を車体に支承させるようにしたものがある。
ば特開昭61−77504号公報に開示されているように、コ
ントロールアームの両基端部を脚状に形成すると共に、
両基端部間を連結する部分を該アーム先端に向って彎曲
させ、これら基端部にゴムブッシュを介して嵌装したボ
ルトの両端を車体に支承させるようにしたものがある。
(3) 発明が解決しようとする課題 従来の構造では、コントロールアームの脚状の基端部
及びそれらの連結部の剛性が比較的低いため、それを補
うべくコントロールアーム全体を厚肉に形成している
が、それにより重量増加を招くという問題がある。
及びそれらの連結部の剛性が比較的低いため、それを補
うべくコントロールアーム全体を厚肉に形成している
が、それにより重量増加を招くという問題がある。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、基端
部の剛性が高く、したがってコントロールアームの薄肉
化を可能にする、前記コントロールアーム支持構造を提
供することを目的とする。
部の剛性が高く、したがってコントロールアームの薄肉
化を可能にする、前記コントロールアーム支持構造を提
供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、コントロール
アームの少なくとも一方の基端部を前後に並ぶ二股腕で
構成すると共に、その一方の腕とコントロールアームの
他方の基端部とを連結部を介して直線的に一体に連結
し、前記一方の腕から前記連結部にわたり袋状のねじ孔
を設ける一方、このねじ孔と同軸に並ぶボルト孔を他方
の腕に設け、このボルト孔に挿通されてねじ孔に螺着さ
れるボルトの中間部を、前記二股腕間に配置されるゴム
ブッシュを介して車体に支承させたことを特徴とする。
アームの少なくとも一方の基端部を前後に並ぶ二股腕で
構成すると共に、その一方の腕とコントロールアームの
他方の基端部とを連結部を介して直線的に一体に連結
し、前記一方の腕から前記連結部にわたり袋状のねじ孔
を設ける一方、このねじ孔と同軸に並ぶボルト孔を他方
の腕に設け、このボルト孔に挿通されてねじ孔に螺着さ
れるボルトの中間部を、前記二股腕間に配置されるゴム
ブッシュを介して車体に支承させたことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、コントロールアームの両基端部及
びそれらの間は両基端部同士を直線的に連結する連結部
により剛性を強化され、したがってコントロールアーム
の薄肉化が可能になる。
びそれらの間は両基端部同士を直線的に連結する連結部
により剛性を強化され、したがってコントロールアーム
の薄肉化が可能になる。
特にボルトに支持される二股腕の一方は上記連結部と
連結状態にあるから、ボルトに加わる荷重を二股腕が強
力に支承することができる。
連結状態にあるから、ボルトに加わる荷重を二股腕が強
力に支承することができる。
さらにボルトが螺着されるねじ孔を二股腕の一方から
連結部にかけて袋状に設けたので、ねじ孔周りも連結部
により補強され、ボルト及びコントロールアームの結合
強度を高めることができる。のみならず、袋状のねじ孔
には、泥水が侵入し難く、ねじ部の発錆を容易に防ぐこ
とができる。
連結部にかけて袋状に設けたので、ねじ孔周りも連結部
により補強され、ボルト及びコントロールアームの結合
強度を高めることができる。のみならず、袋状のねじ孔
には、泥水が侵入し難く、ねじ部の発錆を容易に防ぐこ
とができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
る。
図面は自動車の前輪懸架装置、特に左前輪用を示すも
のであり、右前輪用は左前輪用と対称的な構成であるか
ら、図示を省略する。先ず第1図において、車輪1を軸
支するナックル2の上方へ延びる上部腕2a及び下方へ延
びる下部腕2bは、車体に上下揺動可能に支持されるアッ
パコントロールアーム3及びロアコントロールアーム4
の各先端に上部ボールジョイント5及び下部ボールジョ
イント6を介してそれぞれ連結される。
のであり、右前輪用は左前輪用と対称的な構成であるか
ら、図示を省略する。先ず第1図において、車輪1を軸
支するナックル2の上方へ延びる上部腕2a及び下方へ延
びる下部腕2bは、車体に上下揺動可能に支持されるアッ
パコントロールアーム3及びロアコントロールアーム4
の各先端に上部ボールジョイント5及び下部ボールジョ
イント6を介してそれぞれ連結される。
ナックル2の上下腕2a及び下部腕2lは、いずれもナッ
クル2の軸受ボス2bから突出する前後一対のリブ付側壁
Ws,Wsと、その両側壁Ws,Wsの先端同士を一体に連結する
端壁Weとから構成され、上記両側壁Ws,Ws及び側壁Weに
よって各上部腕2a及び下部腕2lの開口部47,48が画成さ
れる。こうすることにより、ナックル2の剛性強化と軽
量化が図られる。
クル2の軸受ボス2bから突出する前後一対のリブ付側壁
Ws,Wsと、その両側壁Ws,Wsの先端同士を一体に連結する
端壁Weとから構成され、上記両側壁Ws,Ws及び側壁Weに
よって各上部腕2a及び下部腕2lの開口部47,48が画成さ
れる。こうすることにより、ナックル2の剛性強化と軽
量化が図られる。
上部及び下部ボールジョイント5,6のボール中心間を
結ぶ軸線はキングピン軸線Kとなり、該軸線K周りに車
輪1を転向させるべく、ナックル2の後方へ延びるナッ
クルアーム2nにステアリング機構S(第2図)が連接さ
れる。またロアコントロールアーム4には、これを下方
へ弾発する懸架ばね付のダンパ11が接続される。
結ぶ軸線はキングピン軸線Kとなり、該軸線K周りに車
輪1を転向させるべく、ナックル2の後方へ延びるナッ
クルアーム2nにステアリング機構S(第2図)が連接さ
れる。またロアコントロールアーム4には、これを下方
へ弾発する懸架ばね付のダンパ11が接続される。
第2図ないし第4図において、ナックル2はその中心
部でボールベアリング7を介してアクスル8を回転自在
に支承する。このアクスル8の外端に形成された取付フ
ランジ8aにブレーキディスク9dを挟んで車輪1のホイー
ルディスク1dがボルト43及びホイールナット44により固
着される。車輪1のリム1rは、車体内方へ向ってオーバ
ーハングするようにホイールディスク1dに連設されてお
り、このリム1rの内周面内側に前記ナックル2、上部ボ
ールジョイント5及び下部ボールジョイント6が配設さ
れる。
部でボールベアリング7を介してアクスル8を回転自在
に支承する。このアクスル8の外端に形成された取付フ
ランジ8aにブレーキディスク9dを挟んで車輪1のホイー
ルディスク1dがボルト43及びホイールナット44により固
着される。車輪1のリム1rは、車体内方へ向ってオーバ
ーハングするようにホイールディスク1dに連設されてお
り、このリム1rの内周面内側に前記ナックル2、上部ボ
ールジョイント5及び下部ボールジョイント6が配設さ
れる。
上部ボールジョイント5は、ボール5bを一端に形成し
たボールスタッド5dと、そのボール5bを回転自在に包持
するソケット5sとからなる。そしてボールスタッド5d
は、ボール5bを上向きにしてアッパコントロールアーム
3の先端にテーパ嵌合してナット45により固着され、ソ
ケット5sは、ナックル2の上部腕2aの車体内方へ延びる
端壁Weに嵌着される。
たボールスタッド5dと、そのボール5bを回転自在に包持
するソケット5sとからなる。そしてボールスタッド5d
は、ボール5bを上向きにしてアッパコントロールアーム
3の先端にテーパ嵌合してナット45により固着され、ソ
ケット5sは、ナックル2の上部腕2aの車体内方へ延びる
端壁Weに嵌着される。
また下部ボールジョイント6も、ボール6bを一端に形
成したボールスタッド6dと、そのボール6bを回転自在に
包持するソケット6sとからなる。そしてボールスタッド
6dは、ボール6bを下向きにしてロアコントロールアーム
4の先端にテーパ嵌合してナット46により固着され、ソ
ケット6sは、ナックル2の下部腕2lの車体内方へ延びる
端壁Weに嵌着される。こうしてアッパ及びロアコントロ
ールアーム3,4の先端は上,下部腕2a,2lの開口部47,48
に近接配置される。
成したボールスタッド6dと、そのボール6bを回転自在に
包持するソケット6sとからなる。そしてボールスタッド
6dは、ボール6bを下向きにしてロアコントロールアーム
4の先端にテーパ嵌合してナット46により固着され、ソ
ケット6sは、ナックル2の下部腕2lの車体内方へ延びる
端壁Weに嵌着される。こうしてアッパ及びロアコントロ
ールアーム3,4の先端は上,下部腕2a,2lの開口部47,48
に近接配置される。
ブレーキディスク9dと協働するブレーキキャリパ9c
は、ナックル2の前方へ突出するブラケット2bに支持さ
れる。
は、ナックル2の前方へ突出するブラケット2bに支持さ
れる。
アッパコントロールアーム3は、前後一対の基端部3
f,3rを有し、前方の基端部3fはボールジョイント18を介
して後述する支軸12に連結される。
f,3rを有し、前方の基端部3fはボールジョイント18を介
して後述する支軸12に連結される。
後方の基端部3rは車体前後方向に並ぶ二股腕49,49′
から構成され、前側の腕49は前方の基端部3fに車体の前
後方向に延びる連結部3cにより直線的に一体に連結され
る。そして前側の腕49には、連結部3cにわたり袋状のね
じ孔51が形成され、また後方の腕49′には、上記ねじ孔
51と同軸に並ぶボルト孔52が穿設される。上記二股腕4
9,49′間には、車体のサブフレーム53に固着されるブラ
ケット54が挿入され、その挿入部に装着されたゴムブッ
シュ55を貫通するボルト56が前記ボルト孔52及びねじ孔
51に支持される。こうして後方の基端部3rはゴムブッシ
ュ55を介してブラケット54に支持される。尚、雌ねじ51
の形成に当っては、図示例では前側の腕49に直接ねじ孔
を穿設したが、ナットを埋設してもよい。
から構成され、前側の腕49は前方の基端部3fに車体の前
後方向に延びる連結部3cにより直線的に一体に連結され
る。そして前側の腕49には、連結部3cにわたり袋状のね
じ孔51が形成され、また後方の腕49′には、上記ねじ孔
51と同軸に並ぶボルト孔52が穿設される。上記二股腕4
9,49′間には、車体のサブフレーム53に固着されるブラ
ケット54が挿入され、その挿入部に装着されたゴムブッ
シュ55を貫通するボルト56が前記ボルト孔52及びねじ孔
51に支持される。こうして後方の基端部3rはゴムブッシ
ュ55を介してブラケット54に支持される。尚、雌ねじ51
の形成に当っては、図示例では前側の腕49に直接ねじ孔
を穿設したが、ナットを埋設してもよい。
他方、ロアコントロールアーム4は前後一対の基端部
4f,4rを有し、前方の基端部4fはボールジョイント19を
介して後述の支軸12に連結され、後方の基端部4rは、そ
れに支持されるボルト57及びこのボルト57に貫通される
ゴムブッシュ58を介して前記ブラケット54に支持され
る。
4f,4rを有し、前方の基端部4fはボールジョイント19を
介して後述の支軸12に連結され、後方の基端部4rは、そ
れに支持されるボルト57及びこのボルト57に貫通される
ゴムブッシュ58を介して前記ブラケット54に支持され
る。
アッパコントロールアーム3及びロアコントロールア
ーム4の前方基端部3f,4fには支軸12が隣接して配設さ
れる。この支軸12は、互いに間隔を存して上下に並ぶ一
対の軸筒13,14を備える。両軸筒13,14には後方へ突出す
る上下一対の支腕15,16が一体に形成され、この両支腕1
5,16は連結杆17を介して互いに一体に連結される。そし
て、上記支腕15,16に前方基端部3f,4fがそれぞれボール
ジョイント18,19を介して連結される。
ーム4の前方基端部3f,4fには支軸12が隣接して配設さ
れる。この支軸12は、互いに間隔を存して上下に並ぶ一
対の軸筒13,14を備える。両軸筒13,14には後方へ突出す
る上下一対の支腕15,16が一体に形成され、この両支腕1
5,16は連結杆17を介して互いに一体に連結される。そし
て、上記支腕15,16に前方基端部3f,4fがそれぞれボール
ジョイント18,19を介して連結される。
軸筒13,14には環体20,20がそれぞれ圧入されており、
これら環体20,20と、それらの中心部に配置される芯軸2
2,23との各間に複数個の弾性部材24,24…が介装され
る。
これら環体20,20と、それらの中心部に配置される芯軸2
2,23との各間に複数個の弾性部材24,24…が介装され
る。
第5図に示すように、環体20の内周面には複数個、図
示例では4個の外側突起25,25…が周方向等間隔置きに
突設される。また芯軸22,23の外周面には、周方向で前
記弾性部材24を介して外側突起25,25…と対向するそれ
と同数の内側突起26,26…が突設され、これら内側突起2
6,26…の隣り同士は凹湾曲面27によって連結される。そ
して前記弾性部材24は、上記凹湾曲面27に密着するよう
に外側突起25の表面に焼付けられる。
示例では4個の外側突起25,25…が周方向等間隔置きに
突設される。また芯軸22,23の外周面には、周方向で前
記弾性部材24を介して外側突起25,25…と対向するそれ
と同数の内側突起26,26…が突設され、これら内側突起2
6,26…の隣り同士は凹湾曲面27によって連結される。そ
して前記弾性部材24は、上記凹湾曲面27に密着するよう
に外側突起25の表面に焼付けられる。
上部の芯軸22は上端に複数の取付ボス29を一体に備え
ており、これらはボルト30で車体Bに固着される。また
下部の芯軸23は下端に複数の取付ボス31を一体に備えて
おり、これらはボルト32で車体Bに固着される。
ており、これらはボルト30で車体Bに固着される。また
下部の芯軸23は下端に複数の取付ボス31を一体に備えて
おり、これらはボルト32で車体Bに固着される。
次にこの実施例の作用について説明する。
先ず第6図及び第7図において、車両の走行中、車輪
1が路面G上の小石等の突起物pを通過する場合を想定
する。車輪1が突起物pを登るときには、突起物pから
ナックル2に加わる車体後方への力Fはナックル2によ
り平行な分力F1,F2に分解されてアッパコントロールア
ーム3及びロアコントロールアーム4の先端に作用し、
両コントロールアーム3,4は車両後方へのモーメント
M1,M2を受けるので、各コントロールアーム3,4の後方
基端部3r、4rのゴムブッシュ55,58を変形させつゝ支軸1
2の上,下部両支腕15,16に同方向の回転モーメントM3,
M4を与える。したがって支軸12が受ける総合回転モーメ
ントM3+M4は比較的大となるので、支軸12の軸筒13,14
と芯軸22,23との間に介在する弾性部材24,24…は剪断力
及び圧縮力を受けて比較的容易に変形する。したがって
車輪懸架装置には大きな前後方向コンプライアンスが与
えられ、突起物pからの衝撃力を緩和し、車体Bへの伝
達を防止する。
1が路面G上の小石等の突起物pを通過する場合を想定
する。車輪1が突起物pを登るときには、突起物pから
ナックル2に加わる車体後方への力Fはナックル2によ
り平行な分力F1,F2に分解されてアッパコントロールア
ーム3及びロアコントロールアーム4の先端に作用し、
両コントロールアーム3,4は車両後方へのモーメント
M1,M2を受けるので、各コントロールアーム3,4の後方
基端部3r、4rのゴムブッシュ55,58を変形させつゝ支軸1
2の上,下部両支腕15,16に同方向の回転モーメントM3,
M4を与える。したがって支軸12が受ける総合回転モーメ
ントM3+M4は比較的大となるので、支軸12の軸筒13,14
と芯軸22,23との間に介在する弾性部材24,24…は剪断力
及び圧縮力を受けて比較的容易に変形する。したがって
車輪懸架装置には大きな前後方向コンプライアンスが与
えられ、突起物pからの衝撃力を緩和し、車体Bへの伝
達を防止する。
突起部pを通過するのに伴う車輪1の昇降運動は、ア
ッパコントロールアーム3及びロアコントロールアーム
4がそれそれボルト56,57及びボールジョイント18,19周
りに上下揺動することにより許容される。
ッパコントロールアーム3及びロアコントロールアーム
4がそれそれボルト56,57及びボールジョイント18,19周
りに上下揺動することにより許容される。
次に第8図及び第9図において、車両の走行中、図示
しないブレーキ装置の作動により車輪1に制動力が掛け
られた場合を想定する。車輪1に制動力が掛けられる
と、路面Gから車輪1に働く摩擦制動力fによりアッパ
コントロールアーム3には前向きのモーメントm1が、ま
たロアコントロールアーム4には後向きのモーメントm2
がそれぞれ加えられるので、アッパコントロールアーム
3は支軸12の上部支腕15に第8図で反時計方向の回転モ
ーメントm3を加え、これと反対にロアコントロールアー
ム4は支軸12の下部支腕16に時計方向のモーメントm4を
加える。このように両支腕15,16に加わる回転モーメン
トm3,m4は方向が正反対であるから支軸12を介して互い
に打消し合う。その結果、アッパコントロールアーム3
及びロアコントロールアーム4は前方または後方への移
動を抑えられ、路面Gの摩擦制動力fに抗してナックル
2の変位を抑制することになる。
しないブレーキ装置の作動により車輪1に制動力が掛け
られた場合を想定する。車輪1に制動力が掛けられる
と、路面Gから車輪1に働く摩擦制動力fによりアッパ
コントロールアーム3には前向きのモーメントm1が、ま
たロアコントロールアーム4には後向きのモーメントm2
がそれぞれ加えられるので、アッパコントロールアーム
3は支軸12の上部支腕15に第8図で反時計方向の回転モ
ーメントm3を加え、これと反対にロアコントロールアー
ム4は支軸12の下部支腕16に時計方向のモーメントm4を
加える。このように両支腕15,16に加わる回転モーメン
トm3,m4は方向が正反対であるから支軸12を介して互い
に打消し合う。その結果、アッパコントロールアーム3
及びロアコントロールアーム4は前方または後方への移
動を抑えられ、路面Gの摩擦制動力fに抗してナックル
2の変位を抑制することになる。
特に、支軸12の両支腕15,16は、支軸12の中心軸から
大きく離れた位置で連結杆17によって連結されているの
で、上記のように両支腕15,16に加わる反対方向の回転
モーメントm3,m4は連結杆17によって確実に支承され
る。このように両支腕15,16を含む支軸12は大なる捩り
剛性を有するので、前記回転モーメントm1,m2による両
コントロールアーム3,4の変位を確実に抑制し、キャス
タ角の変化を防止することができる。
大きく離れた位置で連結杆17によって連結されているの
で、上記のように両支腕15,16に加わる反対方向の回転
モーメントm3,m4は連結杆17によって確実に支承され
る。このように両支腕15,16を含む支軸12は大なる捩り
剛性を有するので、前記回転モーメントm1,m2による両
コントロールアーム3,4の変位を確実に抑制し、キャス
タ角の変化を防止することができる。
このような車輪懸架装置において、上部ボールジョイ
ント5はボール5bを上向きにして、また下部ボールジョ
イント6はボール5bを下向きにしてそれぞれ配設される
ので、車輪1のリム1r内の限られたスペース内で両ボー
ルジョイント5,6のボール中心間距離を最大に取ること
ができ、これにより車輪1のキャンバ剛性を高めること
ができる。
ント5はボール5bを上向きにして、また下部ボールジョ
イント6はボール5bを下向きにしてそれぞれ配設される
ので、車輪1のリム1r内の限られたスペース内で両ボー
ルジョイント5,6のボール中心間距離を最大に取ること
ができ、これにより車輪1のキャンバ剛性を高めること
ができる。
しかも、上記のように配設された上部ボールジョイン
ト5では、ボールスタッド5dがアッパコントロールアー
ム3に固着され、ソケット5sがナックル2の上部腕2aに
嵌着されるので、アッパコントロールアーム3とリム1r
内周縁との間隔を比較的大きく取ることができる。また
前記のように配設された下部ボールジョイント6では、
ボールスタッド6dがロアコントロールアーム4に固着さ
れ、ソケット6sがナックル2の下部腕2lに嵌着されるの
で、ロアコントロールアーム4とリム1r内周縁との間隔
を比較的大きく取ることができる。したがって車輪1の
昇降運動に伴いアッパコントロールアーム3及びロアコ
ントロールアーム4が上下に揺動する際、車輪1の昇降
ストロークが大きくとも、両コントロールアーム3,4と
リム1rとの干渉を回避することができる。
ト5では、ボールスタッド5dがアッパコントロールアー
ム3に固着され、ソケット5sがナックル2の上部腕2aに
嵌着されるので、アッパコントロールアーム3とリム1r
内周縁との間隔を比較的大きく取ることができる。また
前記のように配設された下部ボールジョイント6では、
ボールスタッド6dがロアコントロールアーム4に固着さ
れ、ソケット6sがナックル2の下部腕2lに嵌着されるの
で、ロアコントロールアーム4とリム1r内周縁との間隔
を比較的大きく取ることができる。したがって車輪1の
昇降運動に伴いアッパコントロールアーム3及びロアコ
ントロールアーム4が上下に揺動する際、車輪1の昇降
ストロークが大きくとも、両コントロールアーム3,4と
リム1rとの干渉を回避することができる。
また上部及び下部腕2a,2lには、アッパ及びロアコン
トロールアーム3,4の各先端に対向する開口部47,48がそ
れぞれ設けられるので、上部及び下部腕2a,2lの屈曲端
部を極力短く形成してキングピン軸線Kを車輪1の中心
回転面Oにできるだけ近づけても、車輪1の昇降限界で
アッパ及びロアコントロールアーム3,4の各先端を開口
部47,48に受容させ、車輪1の昇降ストロークの更なる
増加を図ることができる。換言すれば車輪1の昇降スト
ロークを減じることなくキングピン軸線Kを車輪1の中
心回転面Oに近づけ、車輪1が路面から受ける操向抵抗
の減少を図ることができ、したがって操向を軽快に行う
ことができる。また開口部47,48によりナックル2とア
ッパ及びロアコントロールアーム3,4との干渉を回避し
得ることから、各ボールジョイント5,6のボールスタッ
ド5d,6dの軸線をキングピン軸線Kに一致若しくは充分
に近づけることが可能となり、各ボールジョイント5,6
の耐久性向上を図る上で有利となる。
トロールアーム3,4の各先端に対向する開口部47,48がそ
れぞれ設けられるので、上部及び下部腕2a,2lの屈曲端
部を極力短く形成してキングピン軸線Kを車輪1の中心
回転面Oにできるだけ近づけても、車輪1の昇降限界で
アッパ及びロアコントロールアーム3,4の各先端を開口
部47,48に受容させ、車輪1の昇降ストロークの更なる
増加を図ることができる。換言すれば車輪1の昇降スト
ロークを減じることなくキングピン軸線Kを車輪1の中
心回転面Oに近づけ、車輪1が路面から受ける操向抵抗
の減少を図ることができ、したがって操向を軽快に行う
ことができる。また開口部47,48によりナックル2とア
ッパ及びロアコントロールアーム3,4との干渉を回避し
得ることから、各ボールジョイント5,6のボールスタッ
ド5d,6dの軸線をキングピン軸線Kに一致若しくは充分
に近づけることが可能となり、各ボールジョイント5,6
の耐久性向上を図る上で有利となる。
またアッパコントロールアーム3において、後方の基
端部3rを構成する前後の二股腕49,49′の前者49と前方
の基端部3fとは連結部3cにより直線的に一体に連結され
るので、連結部3cにより両基端部3f,3r及びその間の剛
性が強化され、大荷重に耐え得ると共に、各コントロー
ルアーム3,4の薄肉軽量化が可能となる。
端部3rを構成する前後の二股腕49,49′の前者49と前方
の基端部3fとは連結部3cにより直線的に一体に連結され
るので、連結部3cにより両基端部3f,3r及びその間の剛
性が強化され、大荷重に耐え得ると共に、各コントロー
ルアーム3,4の薄肉軽量化が可能となる。
しかもブラケット54にゴムブッシュ55を介して支承さ
れるボルト56が螺着されるねじ孔51は、二股腕49,49′
の前者49から連結部3cにわたり袋状に設けられるので、
ねじ孔51周りも連結部3cにより補強され、ボルト56及び
アッパコントロールアーム3の結合強度を高めることが
できる。のみならず、袋状のねじ孔51には、泥水が侵入
し難く、ねじ部の発錆を容易に防ぐことができる。
れるボルト56が螺着されるねじ孔51は、二股腕49,49′
の前者49から連結部3cにわたり袋状に設けられるので、
ねじ孔51周りも連結部3cにより補強され、ボルト56及び
アッパコントロールアーム3の結合強度を高めることが
できる。のみならず、袋状のねじ孔51には、泥水が侵入
し難く、ねじ部の発錆を容易に防ぐことができる。
以上、本発明を前輪懸架装置に適用した場合について
説明したが、本発明は後輪懸架装置にも適用し得ること
は勿論である。
説明したが、本発明は後輪懸架装置にも適用し得ること
は勿論である。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、コントロールアームの
少なくとも一方の基端部を前後に並ぶ二股腕で構成する
と共に、その一方の腕とコントロールアームの他方の基
端部とを連結部を介して直線的に一体に連結し、前記一
方の腕から前記連結部にわたり袋状のねじ孔を設ける一
方、このねじ孔と同軸に並ぶボルト孔を他方の腕に設
け、このボルト孔に挿通されてねじ孔に螺着されるボル
トの中間部を、前記二股腕間に配置されるボムブッシュ
を介して車体に支承させたので、コントロールアームの
両基端部は勿論、両基端部間の剛性が連結部により著し
く強化され、したがってコントロールアームの薄肉化、
延いては軽量化を達成することができる。しかもボルト
が螺着されるねじ孔周りも連結部により強化されること
により、ボルト及びコントロールアームの結合強度を高
めることができ、また袋状のねじ孔には、泥水が侵入し
難いから、ねじ部の発錆を防ぐことができる。
少なくとも一方の基端部を前後に並ぶ二股腕で構成する
と共に、その一方の腕とコントロールアームの他方の基
端部とを連結部を介して直線的に一体に連結し、前記一
方の腕から前記連結部にわたり袋状のねじ孔を設ける一
方、このねじ孔と同軸に並ぶボルト孔を他方の腕に設
け、このボルト孔に挿通されてねじ孔に螺着されるボル
トの中間部を、前記二股腕間に配置されるボムブッシュ
を介して車体に支承させたので、コントロールアームの
両基端部は勿論、両基端部間の剛性が連結部により著し
く強化され、したがってコントロールアームの薄肉化、
延いては軽量化を達成することができる。しかもボルト
が螺着されるねじ孔周りも連結部により強化されること
により、ボルト及びコントロールアームの結合強度を高
めることができ、また袋状のねじ孔には、泥水が侵入し
難いから、ねじ部の発錆を防ぐことができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は自動車
の前輪懸架装置の斜視図、第2図はその一部を縦断した
平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は
第3図のIV−IV線断面図、第5図は第1図のV−V線断
面図、第6図及び第7図は車輪が路面上の突起物を登る
ときの作用を説明する簡略平面図及び側面図、第8図及
び第9図は制動時の作用を説明する簡略平面図及び側面
図である。 1……車輪、2……ナックル、3……コントロールアー
ム、3f,3r……基端部、3c……連結部、49,49′……二股
腕、51……ねじ孔、52……ボルト孔、55……ゴムブッシ
ュ、56……ボルト
の前輪懸架装置の斜視図、第2図はその一部を縦断した
平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は
第3図のIV−IV線断面図、第5図は第1図のV−V線断
面図、第6図及び第7図は車輪が路面上の突起物を登る
ときの作用を説明する簡略平面図及び側面図、第8図及
び第9図は制動時の作用を説明する簡略平面図及び側面
図である。 1……車輪、2……ナックル、3……コントロールアー
ム、3f,3r……基端部、3c……連結部、49,49′……二股
腕、51……ねじ孔、52……ボルト孔、55……ゴムブッシ
ュ、56……ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】車輪(1)を回転自在に支承するナックル
(2)に先端を連結するコントロールアーム(3)の前
後一対の基端部(3f,3r)を車体(B)に支持させる、
懸架装置のコントロールアーム支持構造において、 コントロールアーム(3)の少なくとも一方の基端部
(3r)を前後に並ぶ二股腕(49,49′)で構成すると共
に、その一方の腕(49)とコントロールアーム(3)の
他方の基端部(3f)とを連結部(3c)を介して直線的に
一体に連結し、前記一方の腕(49)から前記連結部(3
c)にわたり袋状のねじ孔(51)を設ける一方、このね
じ孔(51)と同軸に並ぶボルト孔(52)を他方の腕(4
9′)に設け、このボルト孔(52)に挿通されてねじ孔
(51)に螺着されるボルト(56)の中間部を、前記二股
腕(49,49′)間に配置されるゴムブッシュ(55)を介
して車体Bに支承させたことを特徴とする、懸架装置の
コントロールアーム支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1024914A JP2696551B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 懸架装置のコントロールアーム支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1024914A JP2696551B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 懸架装置のコントロールアーム支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02204110A JPH02204110A (ja) | 1990-08-14 |
| JP2696551B2 true JP2696551B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12151435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1024914A Expired - Lifetime JP2696551B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 懸架装置のコントロールアーム支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2696551B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040032187A (ko) * | 2002-10-01 | 2004-04-17 | 기아자동차주식회사 | 자동차 현가장치용 어퍼암 및 조향너클의 결합구조 |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP1024914A patent/JP2696551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02204110A (ja) | 1990-08-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5022673A (en) | Wheel suspension system for automobiles | |
| JP3550908B2 (ja) | フロントサスペンション装置 | |
| JPS5848883Y2 (ja) | 自動車用サスペンション | |
| JPH09315122A (ja) | 独立懸架式リヤサスペンション | |
| US20030234529A1 (en) | Front suspension | |
| JPS63240408A (ja) | 自動車のサスペンシヨン装置 | |
| JP2696551B2 (ja) | 懸架装置のコントロールアーム支持構造 | |
| JP2513699B2 (ja) | リヤサスペンシヨン | |
| JPH01190511A (ja) | 車両のサスペンション装置 | |
| JP2696552B2 (ja) | 自動車の車輪懸架装置 | |
| JP2696564B2 (ja) | 自動車の車輪懸架装置 | |
| JPH0533163B2 (ja) | ||
| JP2612754B2 (ja) | 自動車の車輪懸架装置 | |
| JPS629126Y2 (ja) | ||
| JPH0735764Y2 (ja) | 自動車の懸架装置 | |
| JP3105073B2 (ja) | 車両のサスペンション装置 | |
| JPH0338006Y2 (ja) | ||
| JPH0737928Y2 (ja) | 自動車の後輪懸架装置 | |
| JP2554804Y2 (ja) | 自動車の懸架装置用弾性連結装置 | |
| JPH01182105A (ja) | 車両のリヤサスペンション装置 | |
| JPH0728961Y2 (ja) | 車両のリヤサスペンション装置 | |
| JP2696549B2 (ja) | 自動車の車輪懸架装置 | |
| JPH0534402Y2 (ja) | ||
| JPH10287113A (ja) | 操舵輪用サスペンション装置 | |
| JPH0340644Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 Year of fee payment: 12 |