JPH0329270Y2 - - Google Patents

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JPH0329270Y2
JPH0329270Y2 JP1985051630U JP5163085U JPH0329270Y2 JP H0329270 Y2 JPH0329270 Y2 JP H0329270Y2 JP 1985051630 U JP1985051630 U JP 1985051630U JP 5163085 U JP5163085 U JP 5163085U JP H0329270 Y2 JPH0329270 Y2 JP H0329270Y2
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JP
Japan
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power cylinder
vehicle body
bracket
rear wheel
wheel steering
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JP1985051630U
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JPS61169677U (ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の前輪操舵時後輪も操縦安定性
の向上や小回り性能の向上を目的として操舵する
後輪操舵装置のパワーシリンダを車体に取り付け
るためのマウント構造に関するものである。
(従来の技術) 後輪操舵用パワーシリンダは両端を夫々車体に
取り付けられ、油圧による長手方向往復動により
後輪を操舵するが、このパワーシリンダを車体に
取り付けるに当たつては、例えば昭和59年10月、
日産自動車(株)発行「サービス周報第517号
(L−23)NISSANローレルC32型系車の紹介」
の第C−39頁に図示されている如き、前輪用ラツ
クアンドピニオン型ステアリングギヤのマウント
構造をそのまま流用することが考えられている。
この場合、パワーシリンダの両端は弾力性のある
インシユレータを介して車体に取り付けることと
なる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしかかる後輪操舵用パワーシリンダのマウ
ント構造では、パワーシリンダが操舵反力を受け
てインシユレータを弾性変形させつつ長手方向に
変位するのを避けられず、後輪舵角制御を不正確
にする。一方後輪操舵は僅かな舵角によつても車
体を大きく操縦することとなり、後輪舵角制御の
不正確はこれが僅かであつても後輪操舵の目的を
達し得ないばかりか、逆効果になることさえあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、この問題解決のためパワーシリンダ
の少なくとも一方の端蓋にブラケツトを溶接し、
該ブラケツトを車体に取り付けてパワーシリンダ
を車体に対し剛結合したものである。
(作用) かかる構成においては、後輪操舵時操舵反力が
入力されても、パワーシリンダが上記剛結合のた
めその長手方向へ変位することはなく、後輪舵角
制御を正確なものとし得て、後輪操舵の目的を確
実に達成させることができる。又上記剛結合に当
り、端蓋へ溶接したブラケツトを用いることから
パワーシリンダ本体の変形やパワーシリンダ本体
の溶接歪を回避し得る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第1図乃至第3図は本考案一実施の態様で、1
は後輪操舵用パワーシリンダ、2はこれを取り付
けるための車体メンバを夫々示す。パワーシリン
ダ1は筒形シリンダ本体3と、その両端開口を塞
ぐ端蓋4,5と、シリンダ本体3に貫通し端蓋
4,5より摺動自在に突出するピストンロツド6
と、このピストンロツドに一体のピストン7と、
このピストンを図示の中立位置に弾支するばね
8,9とで構成し、ピストン7の両側におけるシ
リンダ室に開口するシリンダ本体3に油圧ポート
10,11及びエヤ抜きバルブ12,13を設け
る。
かかるパワーシリンダ1を車体メンバ2に取り
付けるために、一方の端蓋4の外周にブラケツト
24を当てがい、端蓋4の外周に突設したノツク
ピン25によりブラケツト24を位置決めした状
態でこのブラケツトを端蓋4に溶接する。ブラケ
ツト24は端蓋4の外周を半周包囲する半円形と
し、端蓋4の残りの半周を包囲するよう車体メン
バ2に半円ソケツト部2aを形成する。
他方の端蓋5も同様な半円ブラケツト26及び
車体メンバ2の半円ソケツト部2bにより包囲す
るようになすが、ブラケツト26を端蓋26に一
体結合しない。
本例において、パワーシリンダ1を車体メンバ
2に取り付けるに当たつては、端蓋4,5をソケ
ツト部2a,2b上に載せ、これら端蓋4,5上
にソケツト部2a,2bと対向するようブラケツ
ト24,26をかぶせる。その後、一対のボルト
27をブラケツト24及びソケツト部2aに挿通
し、このソケツト部に溶接したナツト28に螺入
すると共に、一対のボルト29をブラケツト26
及びソケツト部2bに挿通し、このソケツト部に
溶接したナツト30に螺入する。かくてパワーシ
リンダ1は車体メンバ2に対し長手方向だけでな
く円周方向にも剛結合される。
そしてパワーシリンダ1は車幅方向へ延在さ
せ、ピストンロツド6の両端を夫々ボールジヨイ
ン18,19及びサイドロツド20,21を介し
て対応する後輪のナツクルアームに連節する。
上記実施例の作用を次に説明する。ポート1
0,11から油圧を供給しない状態でピストン7
及びピストンロツド6はばね8,9により図示の
中立位置にされている。この時ピストンロツド6
は後輪を舵角零のニユートラル状態にする。ポー
ト10又は11に油圧を供給すると、ピストン7
が対応するパワーシリンダ長手方向へ変位され、
この変位でピストンロツド6は後輪を対応する方
向へ操舵する。かかる操舵中、シリンダ本体3に
操舵反力が伝わるが、これによつてもシリンダ本
体3はこれに溶接したブラケツト24とボルト2
7との共働によりパワーシリンダ長手方向に変位
することがなく、後輪舵角制御を正確に遂行させ
ることができる。
又パワーシリンダ1が円周方向に剛結合される
ため、油圧ポート10,11及びエヤ抜きバルブ
12,13を好適な円周方向位置に位置決めし得
る効果も奏する。なおこの好適な円周方向位置
は、ソケツト部2aの傾斜角θとの関連において
端蓋4に対するブラケツト24の円周方向溶接位
置を適切に選定することで自動的に得ることがで
き、そのためにノツクピン25を端蓋4に突設す
る。
第1図乃至第3図の例では、端蓋4をシリンダ
本体3に溶接し、端蓋5をシリンダ本体3に螺合
しているが、これら端蓋のうち少なくとも端蓋4
を第4図の如くシリンダ本体3に円周方向等間隔
配置のボルト31で取り付けるようにすれば、端
蓋4に対するシリンダ本体3の相対回転位置を自
由に変更でき、油圧ポート10,11及びエヤ抜
きバルブ12,13の円周方向位置を好適な位置
に変えることが可能となる。
(考案の効果) かくして本考案のマウント構造は、上述の如
く、パワーシリンダ1を車体2に取り付けるに当
り、パワーシリンダの少なくとも一方の端蓋4に
ブラケツト24を溶接し、このブラケツトを車体
に取り付けてパワーシリンダを車体へ剛結合させ
る構成としたから、後輪操舵時の操舵反力によつ
てもパワーシリンダ1がその長手方向へ変位する
ことがなく、後輪舵角制御を正確なものとなし得
て、後輪操舵の目的を確実に達成させることがで
きる。又、この剛結合に当り、パワーシリンダ本
体が取り付け力を受けて変形したり、溶接歪を受
けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案マウント構造の一実施例を示す
後輪操舵用パワーシリンダの一部切欠平面図、第
2図及び第3図は夫々第1図の−及び−
断面図、第4図は同例マウント構造の変形例を示
す要部平面図である。 1……後輪操舵用パワーシリンダ、2……車体
メンバ、2a,2b……半円ソケツト部、3……
シリンダ本体、4,5……端蓋、6……ピストン
ロツド、7……ピストン、8,9……ばね、1
0,11……油圧ポート、12,13……エヤ抜
きバルブ、18,19……ボールジヨイント、2
0,21……サイドロツド、22,23……フラ
ンジ、24,26……ブラケツト、25……ノツ
クピン、27,29……ボルト、28,30……
ナツト、31……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端開口を夫々端蓋により塞がれたパワーシリ
    ンダを車体に取り付けて具え、該パワーシリンダ
    の長手方向往復動により後輪を操舵するようにし
    た後輪操舵装置において、 パワーシリンダの少なくとも一方の端蓋にブラ
    ケツトを溶接し、該ブラケツトを車体に取り付け
    てパワーシリンダを車体に対し剛結合したことを
    特徴とする後輪操舵用パワーシリンダのマウント
    構造。
JP1985051630U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH0329270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985051630U JPH0329270Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985051630U JPH0329270Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61169677U JPS61169677U (ja) 1986-10-21
JPH0329270Y2 true JPH0329270Y2 (ja) 1991-06-21

Family

ID=30570853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985051630U Expired JPH0329270Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JP (1) JPH0329270Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224376Y2 (ja) * 1984-10-31 1990-07-04

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JPS61169677U (ja) 1986-10-21

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