JP2784276B2 - 車輪操向用油圧シリンダの取付け構造 - Google Patents

車輪操向用油圧シリンダの取付け構造

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JP2784276B2
JP2784276B2 JP3090136A JP9013691A JP2784276B2 JP 2784276 B2 JP2784276 B2 JP 2784276B2 JP 3090136 A JP3090136 A JP 3090136A JP 9013691 A JP9013691 A JP 9013691A JP 2784276 B2 JP2784276 B2 JP 2784276B2
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cylinder
hydraulic cylinder
hydraulic
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信行 利国
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、農用トラクタ
等における車輪の操向操作を行うための油圧シリンダの
取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記車輪操向用油圧シリンダの取付け構
造において、従来では、シリンダ本体の両端部に封止部
材を螺着固定するとともに、シリンダ本体の両端部近く
の封止部材配設部の内側箇所に作動油給排用ポートを形
成し、シリンダ本体の左右両側部において、車軸ケース
の外面に一体形成した取付け座に押え具を介してボルト
で締付け固定するよう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、油圧
シリンダの左右駆動ストロークを極力大きくとることが
できるよう構成したものであるが、油圧シリンダの車軸
ケースに対する連結を締付け固定により行うものである
ので、部品点数が多く、しかも、組付け工数も大となっ
て、ボルト取付け箇所の位置合わせ等の煩わしい作業も
必要で、組付け作業が行い難い欠点があった。また、従
来においては、油圧シリンダが外部に露出したものとな
っていたため、その油圧シリンダに対して地面から跳ね
上がった石等が衝突する虞れの高いものとなっていた。
本発明は、上記不具合点を解消することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る車輪操向用油圧シリンダの取付け構造は、車軸ケース
の外面に車輪操向用油圧シリンダを支持するための一対
の支持ボス部を、前記油圧シリンダの長さとほぼ等しい
間隔をあけて設けるとともに、前記油圧シリンダのシリ
ンダ本体の両端縁の近傍に作動油給排用ポートを形成
し、前記支持ボス部に形成した横孔に横外方側から嵌め
込み自在なシリンダ封止部材を、前記シリンダ本体の両
端縁部及び前記各横孔に亘って嵌め込み装着し、この油
圧シリンダを、前記シリンダ本体がローリング支点ピン
の取付用に前記車軸ケースに設置したアーチ状の台座部
の間を通る状態で前記支持ボス部に取付けてあることを
特徴構成とする。
【0005】また、本発明の請求項2にかかる車輪操向
用油圧シリンダの取付け構造は、請求項1記載のものに
おいて、前記台座部の前記車軸ケースに連結される上下
それぞれの側面部分を左右に位置ずれした状態で配置し
てあることを特徴構成とする。
【0006】
【作用】請求項1にかかる構成によれば、車輪を左右両
方向に操向操作するために往復動型に構成される油圧シ
リンダの両端部を封止するための部材であるシリンダ封
止部材を、作動油の封止用だけでなく、車軸ケース側の
支持ボス部に亘る状態で嵌め込み取付ける構成とするこ
とで、油圧シリンダの連結支持部材にも兼用できること
になって、連結用の専用の部材が不要となる。又、油圧
シリンダの組付けは、シリンダ本体を各支持ボス部に間
に位置させた状態で支持ボス部の横孔からシリンダ本体
の両端縁部にわたってシリンダ封止部材を嵌め込み取付
けるだけの簡単な作業で済む。しかも、このようにシリ
ンダ封止部材を連結支持部材に兼用する構成にする結
果、シリンダ本体に形成される作動油給排用ポートを支
持ボス部に極力近づけることが可能で、シリンダ本体の
長さを最大限利用して駆動ストロークを長くできる。さ
らに、台座部の間を通す状態で油圧シリンダのシリンダ
本体を設けていることによって、台座部によって油圧シ
リンダの保護、例えば地面から跳ね上がった石等が油圧
シリンダのシリンダ本体に衝突しないよう台座部によっ
て保護されることになる。
【0007】また、請求項2にかかる構成によれば、台
座部の前記車軸ケースに連結される上下それぞれの側面
部分を左右に位置ずれした状態で配置してあるから、シ
リンダ本体を一対の支持ボス間に配設するときに、左右
に位置ずれした台座部の上下の側面部分に対して斜めに
シリンダ本体を差し込むようにしてその側面部分間に位
置させるようにもっていけることになって、台座部があ
るにもかかわらずシリンダ本体を両支持ボス間に配置で
きることになる。
【0008】
【発明の効果】従って、請求項1にかかる構成によれ
ば、駆動ストロークを極力長いものに設定することがで
きるものでありながら、部品点数が削減でき、かつ、組
付け作業も簡単に行えるものとなり、構造の簡素化並び
にコストの低減が可能なものとなった。さらに、台座部
によって油圧シリンダの保護が成されることによって、
油圧シリンダの耐久性を向上できるものとなっている。
【0009】また、請求項2にかかる構成によれば、台
座部の間に油圧シリンダのシリンダ本体を差し込む作業
が左右に位置ずれした上下の側面部分に対して斜めに行
うことで簡易に行えるので、その作業がやり易いものと
なっており、作業性を向上できる利点がある。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図5
に農用トラクタの前輪操向操作部を示している。前輪1
は油圧シリンダ6の駆動によりステアリング作動するよ
う構成するとともに、ステアリングハンドル7の回動操
作量に応じた作動油を前記油圧シリンダ6に供給する全
油圧式ステアリング制御ユニット8をステアリング操作
軸9の下端部に連動操作自在に配備してある。
【0011】次に前記油圧シリンダ6の取付け構造につ
いて説明する。図4に示すように、前車軸ケース10の
前方側に横方向に沿って、前車軸ケース10を機体フレ
ーム11に対して左右中央の前後軸芯P周りで相対回動
自在に連結支持するローリング支点ピン12を形成する
ために、前車軸ケース10の外面に側面視矩形状の台座
部13を一体的に形成してある。そして、この台座部1
3の内方側を挿通する状態で前記油圧シリンダ6を配備
してある。前記油圧シリンダ6は、両ロッド式の油圧ピ
ストン14を備えた往復動型に構成してあり、図3に示
すように、筒状のシリンダ本体15の左右両端部に、ピ
ストンロッド16を挿通自在に外嵌支持するシリンダ封
止部材17,17を打ち込み嵌入して作動油を封止する
よう構成するとともに、シリンダ本体15の両端縁の近
傍に作動油給排用ポート18,18を形成し、夫々の作
動油給排用ポート18,18を前記ステアリング制御ユ
ニット8に配管接続してある。又、左右ピストンロッド
16,16の両端部を自在継手19を介して左右前車輪
1,1のナックルアーム20,20に連動連結してあ
る。
【0012】又、図1に示すように、前車軸ケース10
の外面に油圧シリンダ6を支持するための一対の支持ボ
ス部21,21を、前記油圧シリンダ6の長さとほぼ等
しい間隔をあけて一体的に連設してある。そして、各支
持ボス部21,21には、前記シリンダ封止部材17,
17が内嵌挿通自在な貫通孔22(横孔の一例)を形成
してあり、このシリンダ封止部材17,17を貫通孔2
2の横外方側から貫通孔22を介してシリンダ本体15
の両側縁部に嵌め込み装着して、シリンダ封止部材1
7,17がシリンダ本体15と貫通孔22の夫々に亘っ
て嵌め込み装着した状態でストッパーリング23,23
(ストッパーの一例)により抜け止めするよう構成して
ある。シリンダ封止部材17,17の作動油給排用ポー
ト18,18に臨む内奥側端縁部には、シリンダストロ
ークエンドにおいて、油圧ピストン14との間に初期圧
を与えるためのテーパ状の切欠き24を形成してある。
【0013】そして、図2に示すように、前記台座部1
3の上下側面は油圧シリンダ6の装着時において、シリ
ンダ本体15を左右支持ボス部21,21の間に入れ込
むことができるよう左右に位置をずらせた状態で形成し
てある。このようにして、シリンダ本体15を斜め姿勢
で入れ込み挿入することができる。
【0014】上記したような構成にすることで、車輪操
向操作用油圧シリンダ6を強固に取付けることができる
とともに、駆動ストロークを極力長いものに構成するこ
とができるものでありながら、構造が簡単で、かつ、組
付け作業も容易なものとなる。
【0015】〔別実施例〕 前記ストッパーリング23に代えて、前記支持ボス部2
1,21を径方向に貫通して抜け止めするストッパーピ
ンを用いてシリンダ封止部材17,17の抜け止めを図
るよう構成してもよい。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧シリンダ取付け部の切欠正面図
【図2】油圧シリンダ取付け部の平面図
【図3】油圧シリンダの端部の切欠正面図
【図4】油圧シリンダ取付け部の切欠側面図
【図5】操向操作系を示す平面図
【符号の説明】
6 油圧シリンダ 12 ローリング支点ピン 13 台座部 15 シリンダ本体 17,17 シリンダ封止部材 18,18 作動油給排用ポート 21,21 支持ボス部 23,23 ストッパー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸ケース(10)の外面に車輪操向用
    油圧シリンダ(6)を支持するための一対の支持ボス部
    (21),(21)を、前記油圧シリンダ(6)の長さ
    とほぼ等しい間隔をあけて設けるとともに、前記油圧シ
    リンダ(6)のシリンダ本体(15)の両端縁の近傍に
    作動油給排用ポート(18),(18)を形成し、前記
    支持ボス部(21)に形成した横孔(22)に横外方側
    から嵌め込み自在なシリンダ封止部材(17),(1
    7)を、前記シリンダ本体(15)の両端縁部及び前記
    各横孔(22)に亘って嵌め込み装着し、この油圧シリ
    ンダ(6)を、前記シリンダ本体(15)がローリング
    支点ピン(12)の取付用に前記車軸ケース(10)に
    設置したアーチ状の台座部(13)の間を通る状態で前
    記支持ボス部(21),(21)に取付けてある車輪操
    向用油圧シリンダの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記台座部(13)の前記車軸ケース
    (10)に連結される上下それぞれの側面部分を左右に
    位置ずれした状態で配置してある請求項1記載の車輪操
    向用油圧シリンダの取付け構造。
JP3090136A 1991-04-22 1991-04-22 車輪操向用油圧シリンダの取付け構造 Expired - Lifetime JP2784276B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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