JPH0434144Y2 - - Google Patents

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JPH0434144Y2
JPH0434144Y2 JP2929386U JP2929386U JPH0434144Y2 JP H0434144 Y2 JPH0434144 Y2 JP H0434144Y2 JP 2929386 U JP2929386 U JP 2929386U JP 2929386 U JP2929386 U JP 2929386U JP H0434144 Y2 JPH0434144 Y2 JP H0434144Y2
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JP
Japan
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mounting plate
cylinder
right direction
power cylinder
axle
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JP2929386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の車両のパワーステアリ
ング装置に関する。
(従来の技術) トラクタ等の車両のパワーステアリング装置と
しては、車軸の左右両側端部に、操向アームによ
り操作される操向輪が備えられ、左右方向に配設
されたパワーシリンダのシリンダチユーブとピス
トンロツドの一方が車軸側に固定され、他方に、
パワーシリンダの軸心を外れた位置で、操向アー
ムがタイロツドを介して連結されたものがある。
ところで、上記のものでは、上記他方に、パワー
シリンダの軸心を外れた位置でタイロツドが連結
されているので、上記他方の軸心廻りの回動を阻
止する必要がある。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、従来においては、上記回動を阻止す
る構造として、簡易で、しかも、下方から飛散し
てくる泥土等に対しても何ら問題のないようなも
のはなく、この点に関する改善が要望されてい
た。
本考案は、上記問題を解決できるパワーステア
リング装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の特徴とす
る処は、車軸6の左右両側端部に、夫々、操向ア
ーム13により操作される操向輪12を備えたも
のにおいて、 車軸6に、上下に面状を呈する装着板14を左
右方向に沿設し、装着板14に、下面が装着板1
4により略覆被されるパワーシリンダ15を左右
方向に沿設し、パワーシリンダ15のシリンダチ
ユーブ16とピストンロツド18の一方を装着板
14に固定し、他方に、パワーシリンダ15の軸
心を外れた位置で、操向アーム13をタイロツド
26を介して連結し、上記他方とタイロツド26
との連結部分を装着板14により下方側で略覆被
し、上記他方に、装着板14上を左右方向に転動
可能とされ且つ装着板14との接当により上記他
方の軸心廻りの回動を阻止する回転体20を備え
た点にある。
(作用) 本考案によれば、パワーシリンダ15の下面を
左右の装着板14により略覆被すると共に、パワ
ーシリンダ15とタイロツド26の連結部を左右
の装着板14により下方側で覆被状としているの
で、パワーシリンダ15と上記連結部に、下方側
から飛散してきた泥土が付着する惧れは少ない。
パワーシリンダを操作すると、シリンダチユー
ブとピストンロツドとの内、装着板に固定されて
いる一方は移動せず、挿着板に固定されていない
他方が左右方向に移動する。
この他方にはタイロツドを介して操向アームが
連結されているので、該他方の移動により操向ア
ームが移動し、操向輪が操作される。
このとき、前記他方は、パワーシリンダの軸心
を外れた位置で、操向アームに連結されているの
で、該他方の移動に際して偏心荷重が作用し、該
他方はパワーシリンダの軸心回りに回動しようと
する。
しかし、この他方の回動は、他方に取り付けら
れた回転体が装着板と当接することにより防止さ
れる。
この回転体は、装着板上を転動するから、この
回転体がパワーシリンダの作動に対して大きな抵
抗となつたりすることがなく、パワーシリンダは
良好に作動する。
この回転体は、その下方を装着板によつて覆被
されているので、下方から飛散してくる泥土等に
より、その機能が損なわれることがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図の
図面に基き説明すれば、図面は農用トラクタにお
ける場合を例示し、第1図及び第2図において、
1は前車軸フレームで、これに前後一対宛の前車
軸ブラケツト2,3及びセンター軸4,5とを介
して、前車軸6の支持筒体7が支承されている。
前車軸6は、前車軸本体8と、これに左右両側
部に軸心方向、即ち、左右方向に移動自在に内嵌
された左右一対の可動車軸9とから成る。
前車軸本体8の左右方向中央部には支持筒体7
が固設されている。
可動車軸9は前車軸本体8に対して複数段階で
移動調整可能としてボルト10により固定されて
いる。可動車軸9の外側端部には、キングピン1
1廻りに操向軸である前輪12が操向可能に支持
され、前輪12は操向アーム13によりキングピ
ン11廻りに操向される。
第3図にも示すように、前車軸本体8前面の支
持筒体7を挟む個所には、支持筒体7にも固設さ
れた左右一対の装着板14が左右方向に沿設され
て、固着されている。装着板14は前車軸本体8
の上下方向略中央部から前方に突出されており、
上下に面状を呈している。
15はパワーシリンダで、左右の両装着板14
及び支持筒体7の前部上に左右方向に配設され、
その下面が両装着板14及び支持筒体7により略
覆被されている。
パワーシリンダ15は、シリンダチユーブ16
と、ピストン17と、ピストン17に固設されて
シリンダチユーブ16から左右に突出する左右一
対のピストンロツド18とから成る。
第4図にも示すように、シリンダチユーブ16
の右側端部下面には、前後方向の支軸19が溶接
され、該支軸19の前後両端部に、軸受として例
示する前後一対の回転体20が備えられている。
回転体20は、右側装着板14上を左右方向に転
動可能とされて、右側装着板14と接当すること
で、シリンダチユーブ16の軸心廻りの回動を阻
止するが、両回転体20と右側装着板14との間
には少隙が形成されている。21は止め輪であ
る。
シリンダチユーブ16の左右両側端部の後面か
らは左右一対の作動部材22が後方に突設され
て、作動部材22は、左右方向に関して、前車軸
本体8の中央部に近接した位置にある。
各ピストンロツド18の外側端部は装着板14
の左右両端部に取付部材23を介して着脱自在に
固定されている。各ピストンロツド18には、シ
リンダチユーブ16内に作動油を供給するための
作動油供給路24が形成されている。
25は左右一対の継手体で、各作動部材22に
夫々外側方から着脱自在に螺挿され、各継手体2
5と各操向アーム13とが伸縮調整自在なタイロ
ツド26により着脱自在に連結されている。
タイロツド26は、操向アーム13に連結され
た軸体27と、軸体27に固着された筒体28
と、筒体28に進退自在に螺挿されて継手体25
に挿入された螺軸29と、螺軸29に螺合されて
螺軸29と筒体18とを固定するナツト30とか
ら成る。
尚、トレツド調整にさいしては、左右の可動車
軸9が車軸本体8に対して左右方向に移動調整さ
れると共に、これに対応して、左右のタイロツド
26が伸縮調整される。
ところで、各タイロツド26は、作動部材22
と左右の各操向アーム13とを連結しているが、
作動部材22は、左右方向に関して、車軸本体8
の中央部近傍に位置しているので、タイロツド2
6の長さを長く出来る。
従つて、タイロツド26に、その長さを調整す
るための機構を容易に組み込むことができる。
第5図は本考案の比較例を示すもので、シリン
ダチユーブ16の右側端部下面には筒体33が下
設され、筒体33に軸体34が挿入されてピン3
5により固定されている。軸体34には軸受36
が外嵌されてナツト37により固定されている。
装着板14には、軸受36が回転し乍ら左右方向
に移動するための案内溝38が形成され、これに
より、パワーシリンダ15の軸心廻りの回動が阻
止されている。
上記比較例では、装着板14にわざわざ案内溝
38を形成する必要があると共に、案内溝38
が、下方側から飛散してくる泥土等によつて詰ま
る惧れがある。
尚、実施例では、パワーシリンダのピストンロ
ツドを装着板に固定したが、パワーシリンダのシ
リンダチユーブを装着板に固定するようにしても
よい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、パワー
シリンダの下面を装着板により略覆被すると共
に、パワーシリンダとタイロツドの連結部を装着
板により下方側で略覆被しているので、パワーシ
リンダと上記連結部に、下方側から飛散してきた
泥土が付着する惧れは少ない。又、回転体と装着
板上面との接当により、パワーシリンダのシリン
ダチユーブ又はピストンロツドの回動を良好に阻
止できると共に、回転体が装着板上面を左右方向
に転動可能であることから、この回転体がパワー
シリンダの作動に対して大きな抵抗となつたりす
ることがなく、パワーシリンダを良好に作動させ
ることができる。更に、回転体は装着板の上方に
位置しており、この回転体によるシリンダチユー
ブの回動阻止機能が、下方側から飛散してくる泥
土等により阻害される惧れは少ない。又、装着板
を前車軸に左右方向に沿設しているので、前車軸
の強度を向上できる。本考案は上記利点を有する
と共に、その構造は簡易で製作も容易であり、実
益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は平面図、第2図及び第3図は第1図
のA−A線、B−B線各矢視断面図、第4図は第
2図の一部拡大断面図、第5図は本考案の比較例
を示す要部の正面断面図である。 6……前車軸、12……前輪(操向輪)、13
……操向アーム、14……装着板、15……パワ
ーシリンダ、16……シリンダチユーブ、18…
…ピストンロツド、19……支軸、20……回転
体、26……タイロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車軸6の左右両側端部に、夫々、操向アーム1
    3により操作される操向輪12を備えたものにお
    いて、 車軸6に、上下に面状を呈する装着板14を左
    右方向に沿設し、装着板14に、下面が装着板1
    4により略覆被されるパワーシリンダ15を左右
    方向に沿設し、パワーシリンダ15のシリンダチ
    ユーブ16とピストンロツド18の一方を装着板
    14に固定し、他方に、パワーシリンダ15の軸
    心を外れた位置で、操向アーム13をタイロツド
    26を介して連結し、上記他方とタイロツド26
    との連結部分を装着板14により下方側で略覆被
    し、上記他方に、装着板14上を左右方向に転動
    可能とされ且つ装着板14との接当により上記他
    方の軸心廻りの回動を阻止する回転体20を備え
    たことを特徴とするパワーステアリング装置。
JP2929386U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0434144Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2929386U JPH0434144Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2929386U JPH0434144Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62139880U JPS62139880U (ja) 1987-09-03
JPH0434144Y2 true JPH0434144Y2 (ja) 1992-08-14

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ID=30833051

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2929386U Expired JPH0434144Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07380Y2 (ja) * 1987-12-20 1995-01-11 三菱農機株式会社 四輪駆動型農用トラクタの前輪切れ角検出装置

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Publication number Publication date
JPS62139880U (ja) 1987-09-03

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