JP2514494Y2 - ステアリングギアのマウンティング構造 - Google Patents
ステアリングギアのマウンティング構造Info
- Publication number
- JP2514494Y2 JP2514494Y2 JP1989075565U JP7556589U JP2514494Y2 JP 2514494 Y2 JP2514494 Y2 JP 2514494Y2 JP 1989075565 U JP1989075565 U JP 1989075565U JP 7556589 U JP7556589 U JP 7556589U JP 2514494 Y2 JP2514494 Y2 JP 2514494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting structure
- steering gear
- bracket
- clamp plate
- mount rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、ラックピニオン式パワーステアリ
ングのステアリングギアのマウンティング構造に関す
る。
ングのステアリングギアのマウンティング構造に関す
る。
(従来の技術) 従来、第5図及び第6図に示す如く、ギアボックスGB
の外周壁に設けた両側フランジa,a相互間にマウントラ
バーbを介装し、該マウントラバーbの外面にクランプ
プレートcを添装して、車体側のブラケットdに取付け
るステアリングギアのマウンティング構造は公知であ
る。
の外周壁に設けた両側フランジa,a相互間にマウントラ
バーbを介装し、該マウントラバーbの外面にクランプ
プレートcを添装して、車体側のブラケットdに取付け
るステアリングギアのマウンティング構造は公知であ
る。
(考案が解決しようとする課題) 斯かる従来のマウンティング構造にあっては、ステア
リングホイールを右切り或は左切りしたときラックピニ
オンを介してピストンが左右に移動することによってナ
ックルが動いてステアリングが切れるものであるが、そ
の推力に耐えきれず、ステアリングギアが横方向に変位
してしまい、その中立位置に保持できないという問題点
があった。
リングホイールを右切り或は左切りしたときラックピニ
オンを介してピストンが左右に移動することによってナ
ックルが動いてステアリングが切れるものであるが、そ
の推力に耐えきれず、ステアリングギアが横方向に変位
してしまい、その中立位置に保持できないという問題点
があった。
また、クランププレートcとフランジa間に介装され
るマウントラバーbの面圧が高くなり、マウントラバー
bの耐久性及び信頼性が低下するという問題点があっ
た。
るマウントラバーbの面圧が高くなり、マウントラバー
bの耐久性及び信頼性が低下するという問題点があっ
た。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、取付基本
寸法を変えることなく、ステアリング時の面圧を低下さ
せ、マウントラバーの耐久性及び信頼性を向上させたス
テアリングギアのマウンティング構造を提供することを
目的としている。
寸法を変えることなく、ステアリング時の面圧を低下さ
せ、マウントラバーの耐久性及び信頼性を向上させたス
テアリングギアのマウンティング構造を提供することを
目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、ギアボックスの外
周壁に設けた両側フランジ相互間にマウントラバーを介
装し、該マウントラバーの外面にクランププレートを添
装して車体側のブラケットに取付けるステアリングギア
のマウンティング構造において、前記フランジ間のギヤ
ボックス外周壁の中央部に補強リブを設け、該補強リブ
に沿うように前記クランププレートの中央部に外方に膨
出した中央膨出部を設けると共に、該クランププレート
を前記ブラケットに固定するためのUボルトが嵌合する
凹状溝を該中央膨出部の両側にそれぞれ形成したことを
特徴とするものである。
周壁に設けた両側フランジ相互間にマウントラバーを介
装し、該マウントラバーの外面にクランププレートを添
装して車体側のブラケットに取付けるステアリングギア
のマウンティング構造において、前記フランジ間のギヤ
ボックス外周壁の中央部に補強リブを設け、該補強リブ
に沿うように前記クランププレートの中央部に外方に膨
出した中央膨出部を設けると共に、該クランププレート
を前記ブラケットに固定するためのUボルトが嵌合する
凹状溝を該中央膨出部の両側にそれぞれ形成したことを
特徴とするものである。
好ましくは、前記フランジの一側縁を延長し、このフ
ランジの一側縁を前記ブラケットの側壁に前記マウント
ラバーを介して当接させたことが望ましい。
ランジの一側縁を前記ブラケットの側壁に前記マウント
ラバーを介して当接させたことが望ましい。
(作用) 両側ブラケット間のギアボックスの外周壁の中央部に
設けた補強リブと、これに合せて膨出させたクランププ
レートとが面圧の一部を受け持ち、横方向への変位が抑
制される。
設けた補強リブと、これに合せて膨出させたクランププ
レートとが面圧の一部を受け持ち、横方向への変位が抑
制される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づき
説明する。第1図は本考案を適用したパワーステアリン
グ装置の斜視図であり、同図中1は図示しないステアリ
ングホイールにより回転されるステアリングシャフト
で、ステアリングジョイント2を介してラックピニオン
式ステアリングギア3のラックピニオン(図示省略)に
連結されている。
説明する。第1図は本考案を適用したパワーステアリン
グ装置の斜視図であり、同図中1は図示しないステアリ
ングホイールにより回転されるステアリングシャフト
で、ステアリングジョイント2を介してラックピニオン
式ステアリングギア3のラックピニオン(図示省略)に
連結されている。
ラックピニオン式ステアリングギア3のギアボックス
11の外周壁には、第2図及び第3図に示す如く所定の間
隔を存してフランジ4,4が一体に形成され、この両側フ
ランジ4,4相互間にマウントラバー5を介装し、このマ
ウントラバー5の外面にクランププレート6を添装した
マウンティング部7を有している。
11の外周壁には、第2図及び第3図に示す如く所定の間
隔を存してフランジ4,4が一体に形成され、この両側フ
ランジ4,4相互間にマウントラバー5を介装し、このマ
ウントラバー5の外面にクランププレート6を添装した
マウンティング部7を有している。
本考案のマウンティング部7には、フランジ4,4間の
ギアボックス11の外周壁中央に、後述するブラケット10
と当接する部位を除く全周に、堤状の補強リブ11aが形
成され、この補強リブ11aに合せて、クランププレート
6の中央部に、外方に膨出させた中央膨出部である補強
リブ6aが設けられている。そして、このリブ6aの両側に
形成された凹状溝6b,6bに嵌合する一対のUボルト9,9に
より、マウンティング部7が車体側のブラケット10に取
り付けられている。
ギアボックス11の外周壁中央に、後述するブラケット10
と当接する部位を除く全周に、堤状の補強リブ11aが形
成され、この補強リブ11aに合せて、クランププレート
6の中央部に、外方に膨出させた中央膨出部である補強
リブ6aが設けられている。そして、このリブ6aの両側に
形成された凹状溝6b,6bに嵌合する一対のUボルト9,9に
より、マウンティング部7が車体側のブラケット10に取
り付けられている。
一側のフランジ4の外側面には筒状のギアボックス11
が延び、このギアボックス11の先端には蛇腹状のダスト
カバー12が装着されている。ギアボックス11内に挿入さ
れたラック(図示省略)の一端に図示しないボールジョ
イントを介して接続されてダストカバー12の外方に延出
したタイロッド13の延出端にはナックルアーム14が装着
されている。
が延び、このギアボックス11の先端には蛇腹状のダスト
カバー12が装着されている。ギアボックス11内に挿入さ
れたラック(図示省略)の一端に図示しないボールジョ
イントを介して接続されてダストカバー12の外方に延出
したタイロッド13の延出端にはナックルアーム14が装着
されている。
また、他側のフランジ4の外側面には蛇腹状のダスト
カバー15が装着されている。前記ラックの他端に図示し
ないボールジョイントを介して接続されてダストカバー
15の外方に延出したタイロッド16の延出端にはナックル
アーム17が装着されている。両ナックルアーム14,17に
図示しない車輪が装着されている。
カバー15が装着されている。前記ラックの他端に図示し
ないボールジョイントを介して接続されてダストカバー
15の外方に延出したタイロッド16の延出端にはナックル
アーム17が装着されている。両ナックルアーム14,17に
図示しない車輪が装着されている。
しかして、ステアリングホイールを回転することによ
り、ステアリングシャフト1、ステアリングジョイント
2、ラックピニオン、タイロッド13,16、ナックルアー
ム14,17を介して車輪の操舵がなされるものである。
り、ステアリングシャフト1、ステアリングジョイント
2、ラックピニオン、タイロッド13,16、ナックルアー
ム14,17を介して車輪の操舵がなされるものである。
このとき、車輪の操舵に伴い、ギアボックス11には、
車体側ブラケット10に対して車幅方向に移動しようとす
る推力が作用することになる。本考案のマウンティング
構造では、この推力の一部がギアボックス11側の補強リ
ブ11aとクランププレート6の補強リブ6a間で受け持た
れ、マウントラバー5の面圧が低下することになり、ギ
アボックス11の変位が規制されて常に中立位置に保持さ
れることになる。
車体側ブラケット10に対して車幅方向に移動しようとす
る推力が作用することになる。本考案のマウンティング
構造では、この推力の一部がギアボックス11側の補強リ
ブ11aとクランププレート6の補強リブ6a間で受け持た
れ、マウントラバー5の面圧が低下することになり、ギ
アボックス11の変位が規制されて常に中立位置に保持さ
れることになる。
なお、両側フランジ4,4の一側縁(下側縁)4aを第3
図中一点鎖線に示す如く延長してもよい。
図中一点鎖線に示す如く延長してもよい。
第4図はフランジ4の一側縁4aを延出させ、これをブ
ラケット10に取り付けた状態を示すもので、この変形例
ではフランジ4の内側面がマウントラバー5を介してブ
ラケット10の側壁に当接し、この部分で操舵に伴う推力
の一部を受け持つことになるので、マウントラバー5の
面圧が一層低下し、耐久性の向上が著しい。又、ギアボ
ックス11の中立位置がより確実に保持される。
ラケット10に取り付けた状態を示すもので、この変形例
ではフランジ4の内側面がマウントラバー5を介してブ
ラケット10の側壁に当接し、この部分で操舵に伴う推力
の一部を受け持つことになるので、マウントラバー5の
面圧が一層低下し、耐久性の向上が著しい。又、ギアボ
ックス11の中立位置がより確実に保持される。
(考案の効果) 以上の如く本考案のステアリングギアのマウンティン
グ構造は、フランジ間のギアボックス外周壁の中央部に
補強リブを設け、該補強リブに沿うように前記クランプ
プレートの中央部に外方に膨出した中央膨出部を設ける
と共に、該中央膨出部の両側に該クランププレートを前
記ブラケットに固定するためのUボルトが嵌合する凹状
溝をそれぞれ形成したので、取付基本寸法を変えること
なく、操舵に伴う面圧を低下させることができ、ピスト
ン推力によるマウンティング部の横方向変位を抑制し
得、マウントラバーの耐久性及び信頼性を向上し得る。
グ構造は、フランジ間のギアボックス外周壁の中央部に
補強リブを設け、該補強リブに沿うように前記クランプ
プレートの中央部に外方に膨出した中央膨出部を設ける
と共に、該中央膨出部の両側に該クランププレートを前
記ブラケットに固定するためのUボルトが嵌合する凹状
溝をそれぞれ形成したので、取付基本寸法を変えること
なく、操舵に伴う面圧を低下させることができ、ピスト
ン推力によるマウンティング部の横方向変位を抑制し
得、マウントラバーの耐久性及び信頼性を向上し得る。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
本考案を適用したパワーステアリング装置の斜視図、第
2図は第1図における本考案のステアリングギアのマウ
ンティング構造の断面図、第3図は第2図のIII矢視
図、第4図はステアリングギアのマウンティング構造の
変形例を示す斜視図、第5図は従来のステアリングギア
のマウンティング構造の第2図と同状図、第6図は第5
図のVI矢視図である。 3……ステアリングギア、5……マウントラバー、6…
…クランププレート、6a……補強リブ、6b……凹状溝、
10……ブラケット、11……ギアボックス、11a……補強
リブ。
本考案を適用したパワーステアリング装置の斜視図、第
2図は第1図における本考案のステアリングギアのマウ
ンティング構造の断面図、第3図は第2図のIII矢視
図、第4図はステアリングギアのマウンティング構造の
変形例を示す斜視図、第5図は従来のステアリングギア
のマウンティング構造の第2図と同状図、第6図は第5
図のVI矢視図である。 3……ステアリングギア、5……マウントラバー、6…
…クランププレート、6a……補強リブ、6b……凹状溝、
10……ブラケット、11……ギアボックス、11a……補強
リブ。
Claims (2)
- 【請求項1】ギアボックスの外周壁に設けた両側フラン
ジ相互間にマウントラバーを介装し、該マウントラバー
の外面にクランププレートを添装して車体側のブラケッ
トに取付けるステアリングギアのマウンティング構造に
おいて、前記フランジ間のギアボックス外周壁の中央部
に補強リブを設け、該補強リブに沿うように前記クラン
ププレートの中央部に外方に膨出した中央膨出部を設け
ると共に、該クランププレートを前記ブラケットに固定
するためのUボルトが嵌合する凹状溝を該中央膨出部の
両側にそれぞれ形成したことを特徴とするステアリング
ギアのマウンティング構造。 - 【請求項2】前記フランジの一側縁を延長し、このフラ
ンジの一側縁を前記ブラケットの側壁に前記マウントラ
バーを介して当接させたことを特徴とする請求項1記載
のステアリングギアのマウンティング構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989075565U JP2514494Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | ステアリングギアのマウンティング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989075565U JP2514494Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | ステアリングギアのマウンティング構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315261U JPH0315261U (ja) | 1991-02-15 |
JP2514494Y2 true JP2514494Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31616248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989075565U Expired - Lifetime JP2514494Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | ステアリングギアのマウンティング構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514494Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5829413A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-21 | 三菱電機株式会社 | オ−プンシヨ−ケ−ス |
JPS59186173U (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-11 | トヨタ自動車株式会社 | ステアリングギヤボツクスの支持装置 |
JPH0539029Y2 (ja) * | 1986-06-30 | 1993-10-01 |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP1989075565U patent/JP2514494Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315261U (ja) | 1991-02-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |