JPH06119102A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH06119102A
JPH06119102A JP26340792A JP26340792A JPH06119102A JP H06119102 A JPH06119102 A JP H06119102A JP 26340792 A JP26340792 A JP 26340792A JP 26340792 A JP26340792 A JP 26340792A JP H06119102 A JPH06119102 A JP H06119102A
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亮三 柳沢
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雄一郎 吉村
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
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潔 兼子
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    • G06F3/0433Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves in which the acoustic waves are either generated by a movable member and propagated within a surface layer or propagated within a surface layer and captured by a movable member

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で操作性の良い座標入力装置を提供す
る。 【構成】 振動伝達板8上の入力保証領域Aに入力され
た振動は、板8の端部による反射波と、直接波としてセ
ンサ6に到達する。この反射波が必ず防振材7を通って
センサ6に到達し、しかも板8の角部には防振材7が内
容に防振材7とセンサ6とを配置する。防振材7がない
角部にはセンサ6の電極に接続される導通部83を設け
る。このため反射波を抑制できるとともに導通部83の
ために板8を拡張する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座標入力装置に関し、例
えば振動を入力する装置により生じた振動の伝達を利用
して入力位置座標を検出する座標入力装置及び振動入力
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電素子を内蔵した振動入力
ペンにより振動伝達板に振動入力を行い、該伝達板に設
けた複数のセンサにより上記入力ペンの位置座標を検出
する座標入力装置が知られている。座標入力装置の代表
的な構成例を図9〜図12に示す。
【0003】図9に座標入力装置全体の概略構成を示
す。図9において、該座標入力装置は、振動入力ペン3
4、振動伝達板8、振動検出センサ6a〜d、防振材7
a〜d、演算制御回路1、振動子駆動回路2、および信
号波形検出回路9から構成される。すなわち、装置全体
を制御すると共に座標位置を算出する演算制御回路1か
ら駆動回路2に、入力ペン3に内蔵された振動子4駆動
のためのパルス信号が供給され、パルス信号が駆動回路
2によって所定のゲインで増幅されて振動子4に印加さ
れる。電気的な駆動信号は振動子4によって機械的な振
動に変換され、入力ペン3のペン先を介して伝達板8に
入力される。該入力された振動は、伝達板8を伝播して
検出センサ6a〜dに達する。検出センサ6a〜dは圧
電素子等の機械的振動を電気的振動に変換するセンサで
あり、伝播してきた振動を検出し電気信号を出力するも
のである。出力された電気信号は、検出回路9におい
て、所定の波形検出処理により、伝播してきた振動の検
出センサ6a〜dの各々への振動到達タイミングを示す
信号となり演算制御回路1に出力される。演算制御回路
1は、パルス信号の供給から振動到達タイミングの信号
までの時間を、カウンタで構成されている内部タイマに
より計時する。該計時された時間と振動の伝播する速度
との積より、入力ペン3と検出センサ6a〜d各々との
間の距離が算出され、算出される距離より3平方の定理
から入力ペン3の位置座標が求められるものである。
【0004】図10は振動伝達板8、検出センサ6a〜
d、および防振材7a〜d等の構成の説明図である。図
10において、振動入力ペン3より振動入力される、略
長方形状のガラス等からなる振動伝達板8の入力面の裏
面に、伝達板8の4辺に平行に、かつ4辺の全域に、か
つ4辺から所定の距離z離れて4個の帯状の防振材7a
〜dが貼着されている。防振材7a〜dは、伝播する振
動の振動伝達板8端面からの反射の抑制および残響の防
止を行うものである。伝達板8上の防振材7a〜dによ
り囲まれた領域内に、後述する位置座標の算出において
所望の精度あるいは分解能等の性能を保証する略長方形
状の入力保証領域Aが設定されている。入力保証領域A
の4辺の略垂直二等分線上で、かつ対応する防振材7a
〜dの入力保証領域A側近傍、かつ伝達板8の防振材7
a〜d貼着面側に、4個の振動検出センサ6a〜dが設
けられている。伝達板8面上には印刷等の手段により、
電気的接続が可能な導通部102aが設けられており、
導電性接着剤により接着されているものである。検出セ
ンサ6a〜dは円柱形状をしており、両端面が電極面を
成形している。入力保証領域Aの各辺から検出センサ6
a〜dおよび防振材7a〜dまでの距離、および伝達板
8のサイズは、入力ペン3から入力された振動が最短距
離で検出センサに達する直接波と、伝達板8の端面ある
いは防振材7a〜dの端面にて反射して検出センサに達
する反射波との経路の差において、入力保証領域Aのサ
イズ、入力される振動の周波数、防振材7a〜dの反射
率および減衰率、防振材7a〜dの幅、伝達板8の板
厚、振動子4の駆動条件および位置座標算出において求
められる精度あるいは分解能等の性能等により決定され
るものである。
【0005】図11は検出センサ6a部の詳細図であ
る。検出センサ6b〜d部も同様に構成される。図11
において、検出センサ6aの接着された端面と反対側の
端面には、電気的接続が可能な金属製の接続部材106
aが自身のバネ性により圧接されている。接続部材10
6aは防振材7a上を横切るように位置し、同様に防振
材7a上に位置する信号波形検出回路の一部(後述の前
置増幅回路)82aに自身のバネ性により圧接されてい
る。さらに導通部83aおよび検出回路の一部82aと
の電気的接続が可能な金属板製の接続部材107aが設
けられている。接続部材107aは自身のバネ性によ
り、導通部83aおよび検出回路の一部82aに圧接さ
れている。導通部83a、第1および第2の接続部材1
06aおよび107aにより、検出センサ6aと検出回
路82aとが電気的に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、伝達板8上に設けられた導通部102a〜d
と検出回路113との電気的接続のため、第2の接続部
材107a〜dが伝達板8の端面近傍に設けられる必要
がある。そのため、伝達板8のサイズは、上記各種条件
より決定される防振材7a〜dの外側の端面と同一面が
伝達板8の端面となる必要最小源のサイズに、接続部材
107a〜dの設置のために上記の距離z分だけ大きく
する必要があるという欠点があった。
【0007】上記欠点を解決するために、接続部材10
7a〜dの位置する場所のみ伝達板8を凸状に出張り設
ける構成が考えられるが、略長方形状の外形サイズとし
ては上記と同様に必要最小限のサイズに対して大きくな
り、また伝達板8が異形となりコストアップを招くとい
う欠点がある。
【0008】また、上記欠点を解決するために、図11
に示すように、接続部材107a〜dの位置する場所の
み防振材7a〜dを凹状にし、該凹部に接続部材107
a〜dを配置する構成が考えられるが、該凹部面での振
動反射による精度あるいは分解能等の性能の低下、およ
び防振材7a〜dが異形となり、コストアップを招くと
いう欠点がある。
【0009】また、上記欠点を解決するために、防振材
7a〜dを、伝達板8の検出検出センサ6a〜dが設置
される面と反対側である入力面側に貼着する構成が考え
られるが、防振材7a〜dの厚さ分入力面側に出張り部
が生じてしまう、伝達板8上に手を置きながらの入力ペ
ンによる入力ペンによる入力がしずらくなるという欠点
があった。
【0010】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、小型で操作性が良い座標入力装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために本発明の座標入力装
置は次のような構成からなる。振動伝達板上に設定され
た入力保証領域上で入力された振動を検出し、前記振動
の遅延時間を基に座標を算出する座標入力装置であっ
て、前記振動伝達板の周縁部に、所定の空隙を含めて設
けられた防振材と、前記入力保証領域内で入力された振
動の前記振動伝達板周縁部による反射波が、前記防振材
を経由して到達する位置に設けられた、振動を検出して
電気的に出力する検出手段と、前記防振材の空隙に設け
られた、前記検出手段の出力を導通する導通部材とを備
える。
【0012】また、振動伝達板上に設定された入力保証
領域上で入力された振動を検出し、前記振動の遅延時間
を基に座標を算出する座標入力装置であって、振動を検
出して電気的な信号として出力する検出手段と、該検出
手段による出力信号を増幅する増幅手段と、前記検出手
段と前記増幅手段とを電気的に接続する接続手段と、前
記振動伝達板周縁部に設けられた防振材とを備え、前記
増幅手段を前記検出手段近傍の防振材上に固設すること
を特徴とする。
【0013】また、振動伝達板上に設定された入力保証
領域上で振動を入力し、前記振動の遅延時間を基に座標
を算出する座標入力装置であって、振動を発生する発生
手段と、振動を前記振動伝達板に伝える先端伝達部材
と、前記発生手段により発生した振動を前記先端伝達部
材に伝達する中間伝達部材とを備え、前記先端伝達部材
は前記中間伝達部材に螺嵌されることを特徴とする。
【0014】また、振動伝達板上に設定された入力保証
領域上で振動を入力し、前記振動の遅延時間を基に座標
を算出する座標入力装置であって、振動を発生する発生
手段と、振動を前記振動伝達板に伝える先端伝達部材
と、前記発生手段により発生した振動を前記先端伝達部
材に伝達する中間伝達部材と、前記先端伝達部材を前記
固定する固定部材とを備え、前記先端伝達部材は前記中
間伝達部材に圧接するよう前記固定部材に螺嵌されるこ
とを特徴とする。
【0015】
【実施例】図1〜図8に本発明の座標入力装置の第1の
実施例を示す。
【0016】図3に本発明の座標入力装置全体の概略構
成を示す。
【0017】図3において、座標入力装置は、振動入力
ペン3、振動伝達板8、振動検出センサ6a〜c、防振
材7a〜c、演算制御回路1、振動子駆動回路2、およ
び信号波形検出回路9から構成される。すなわち、装置
全体を制御すると共に座標位置を算出する演算制御回路
1から駆動回路2に、入力ペン3に内蔵された振動子1
4駆動のためのパルス信号が供給され、該パルス信号が
駆動回路2によって所定のゲインで増幅されて振動子4
に印加される。電気的な駆動信号は振動子4によって機
械的な振動に変換され、入力ペン3のペン先を介して伝
達板8に入力される。入力された振動は、伝達板8を伝
播して検出センサ6a〜cに達する。検出センサ6a〜
cは圧電素子等の機械的振動を電気的振動に変換するセ
ンサであり、伝播してきた振動を検出し電気信号を出力
するものである。出力された電気信号は、検出回路9に
おいて、所定の波形検出処理により、伝播してきた振動
の検出センサ6a〜cの各々への振動到達タイミングを
示す信号となり、演算制御回路1に出力される。演算制
御回路1は、上記パルス信号の供給から振動到達タイミ
ングの信号までの時間を、カウンタで構成されている内
部タイマにより計時し振動伝搬時間とする。該振動伝搬
時間と振動の伝播する速度との積より、入力ペン3と検
出センサ6a〜c各々との間の距離が算出され、算出さ
れた距離を基に3平方の定理から入力ペン3の位置座標
が求められるものである。
【0018】ここで、振動子4の振動周波数はガラスな
どの振動伝達板8に板波を発生する事が出来る値に選択
される。また、振動子駆動の際、駆動伝達板8に対して
第4図の垂直方向に振動するモードが選択される。ま
た、振動子4の振動周波数を入力ペン3のペン先5を含
んだ共振周波数とする事で効率のよい振動変換が可能で
ある。上記のようにして振動伝達板8に伝えられる弾性
波は板波であり、表面波などに比して振動伝達板の表面
の傷、障害物等の影響を受けにくいという利点を有す
る。
【0019】図1は振動伝達板8、検出センサ6a〜
d、および防振材7a〜d等の構成の説明図である。図
1において、振動入力ペン3より振動入力される略長方
形状のガラス等からなる振動伝達板8の入力面の裏面
に、伝達板8の4辺に平行で、しかも4辺端面近傍に4
個の帯状の防振材7a〜dが貼着されている。防振材7
a〜dは、伝播する振動の振動伝達板8端面からの反射
の抑制および残響の防止を行う防振手段である。伝達板
8上の防振材7a〜dにより囲まれた領域内に、後述す
る位置座標の算出において所望の精度あるいは分解能等
の性能を保証する略長方形状の入力保証領域Aが設定さ
れている。防振材7a〜dの長手方向の長さは、対応す
る上記伝達板8の辺の長さより短く、入力保証領域Aの
辺の長さより長く構成されている。入力保証領域Aの4
辺の無限延長線の2組の略平行な線により挟まれた領域
外で、、かつ防振材7a〜dの入力保証領域A側の端面
の延長線の交点近傍、かつ伝達板8の防振材7a〜d貼
着面側に、3個の振動検出センサ6a〜cが設けられて
いる。伝達板8面上には印刷等の手段により、電気的接
続が可能な導通部83aが設けられており、該導通部8
3a上に検出センサ6a〜cか導通性接着剤により接着
されているものである。検出センサ6a〜dは円柱形状
をしており、両端面が電極面を形成している。
【0020】図2は検出センサ6a部の詳細図である。
検出センサ6b,c部も同様に構成される。図2におい
て、検出センサ6aの接着された端面と反対側の端面に
は、電気的接続が可能な金属板製の接続部材6aが自身
のバネ性により圧接されている。接続部材6aは、防振
材7aおよび7bが貼着されていない伝達板8上に位置
し、同様に防振材7aおよび7bが貼着されていない伝
達板8上に位置する、後述の信号波形検出回路9の一部
である後述の前置増幅回路51に自身のバネ性により圧
接されている。さらに導通部83aおよび前置増幅回路
51との電気的接続が可能な金属板製の接続部材7a
が、防振材7aおよび4bが貼着されていない伝達板8
上に設けられている。接続部材7aは自身のバネ性によ
り、導通部83aおよび前置増幅回路51に圧接されて
いる。導通部83a、接続部材109aおよび108a
により、検出センサ6aと前置増幅回路51とが電気的
に接続される。検出センサ6a以外の検出センサ6bお
よび6cについても同様に構成される。
【0021】上記構成において、伝達板8のサイズの決
定に関しては後で詳しく述べる。
【0022】次に、演算制御回路、振動伝搬時間検出お
よび補正、位置座標算出について詳説する。
【0023】<演算制御回路の説明>上述した構成に於
て、演算制御回路1は所定周期毎(例えば5ms毎)に
振動子駆動回路2、振動入力ペン3内の振動子4を駆動
させる信号を出力すると共に、その内部タイマ(カウン
タで構成されている)による経時を開始させる。そし
て、振動入力ペン3より発生した振動は振動伝達板8上
を伝播し、振動検出センサ6a〜c迄の距離に応じて遅
延して到達する。
【0024】信号波形検出回路9は各振動検出センサ6
a〜cからの信号を検出して、後述する波形検出処理に
より各振動検出センサへの振動到達タイミングを示す信
号を生成するが、演算制御回路1は各検出センサ毎のこ
の信号を入力し、各々の振動検出センサ6a〜cまでの
振動到達時間の検出、そして振動入力ペン3の座標位置
を算出する。また演算制御回路1は、この算出された振
動入力ペン3の位置情報を基に不図示のディスプレイ駆
動回路を駆動して、不図示のディスプレイによる表示を
制御したり、あるいはシリアル、パラレル通信によって
外部機器に座標出力を行なう。
【0025】図5は実施例の演算制御回路1の概略構成
を示すブロック図で、各構成要素及びその動作概略を以
下に説明する。
【0026】図中、31は演算制御回路1及び本座標入
力装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、内
部カウンタ、操作手順を記憶したROM、そして計算等
に使用するRAM、定数等を記憶する不揮発性メモリ等
によって構成されている。33は不図示の基準クロック
を計時するタイマ(例えばカウンタなどにより構成され
ている)であって、振動子駆動回路2に振動入力ペン3
内の振動子4の駆動を開始させるためのスタート信号を
入力すると、その計時を開始する。これによって、計時
開始とセンサによる振動検出の同期が取られ、検出セン
サ6a〜cにより振動が検出されるまでの遅延時間が計
測できることになる。
【0027】その他、各構成要素となる回路は順を追っ
て説明する。
【0028】信号波形検出回路9より出力される各振動
検出センサ6a〜cよりの振動到達タイミング信号は、
検出信号入力ポート35を介してラッチ回路34a〜3
4dに入力される。ラッチ回路34a〜34dのそれぞ
れは、各振動検出センサ6a〜3cに対応しており、対
応するセンサよりのタイミング信号を受信すると、その
時のタイマ33の計時値をラッチする。こうして全ての
検出信号の受信がなされたことを判定回路36が判定す
ると、マイクロコンピュータ31にその旨の信号を出力
する。マイクロコンピュータ31がこの判定回路36か
らの信号を受信すると、ラッチ回路34a〜34dから
各々の振動センサまでの振動到達時間をラッチ回路より
読み取り、所定の計算を行なって、振動伝達板8上の振
動入力ペン3の座標位置を算出する。そして、I/Oポ
ート37を介して不図示のディスプレイ駆動回路に算出
した座標位置情報を出力することにより、例えば不図示
のディスプレイの対応する位置にドット等を表示するこ
とができる。あるいはI/Oポート37を介しインタフ
ェース回路に、座標位置情報を出力することによって、
外部機器に座標値を出力することができる。 <振動伝搬時間検出の説明(図6,図7)>以下、振動
検出センサ3a〜3cまでの振動到達時間を計測する原
理に付いて説明する。
【0029】図6は信号波形検出回路9に入力される検
出波形と、それに基づく振動伝達時間の計測処理を説明
するための図である。尚、以下、振動検出センサ6aの
場合に付いて説明するが、その他の振動検出センサ6
b,6cについても全く同じである。振動検出センサ6
aへの振動伝達時間の計測は、振動子駆動回路12への
スタート信号の出力と同時に開始することは既に説明し
た。この時、振動子駆動回路12から振動子4へは駆動
信号41が印加されている。この信号41によって、振
動入力ペン3から振動伝達板8に伝達された振動は、振
動検出センサ6aまでの距離に応じた時間tgをかけて
進行した後、振動検出センサ6aで検出される。
【0030】図示の42で示す信号振動検出センサ6a
が検出した信号波形を示している。この実施例で用いら
れている振動は板波であるため振動伝達板8内での伝播
距離に対して検出波形のエンベロープ421と位相42
2の関係は振動伝達中に、その伝達距離に応じて変化す
る。ここで、エンベロープ421の進む速度、即ち、群
速度をVg、そして位相422の位相速度をVpとす
る。この群速度Vg及び位相速度Vpから振動入力ペン
1と振動検出センサ6a間の距離を検出することができ
る。
【0031】まず、エンベロープ421にのみ着目する
と、その速度はVgであり、ある特定の波形上の点、例
えば変曲点や図示43で示す信号のようにピークを検出
すると、振動入力ペン3及び振動検出センサ6aの間の
距離は、その振動伝達時間をtgとして、 d=Vg・tg (1) で与えられる。この式は振動検出センサ6aの一つに関
するものであるが、同じ式により他の2つの振動検出セ
ンサ6b,6cと振動入力ペン3の距離も同様にして表
すことができる。
【0032】更に、より高精度な座標決定をするため
に、位相信号の検出に基づく処理を行なう。位相波形信
号422の特定の検出点、例えば振動印加から、ある所
定の信号レベル46後のゼロクロス点までの時間をtp
45(信号47に対し所定幅の窓信号44を生成し、位
相信号422と比較することで得る)とすれば、振動検
出センサ6aと振動入力ペン3の距離は、 d=n・λp+Vp・tp (2) となる。ここで、λpは弾性波の波長、nは整数であ
る。
【0033】前記(1)式と(2)式から上記の整数n
は、 n=int[(Vg・tg−Vp・tp)/λp+1/N] (3) と表される。
【0034】ここで、Nは“0”以外の実数であり、適
当な値を用いる。例えば、N=2とすれば±1/2波長
以内のtg等の変動であれば、nを決定することができ
る。上記のようにしてもとめたnを(2)式に代入する
ことで、振動入力ペン3及び振動検出センサ6a間の距
離を精度良く測定することができる。上述した2つの振
動伝達時間tgおよびtpの測定のため信号43及び4
5の生成は、信号波形検出回路9により行なわれるが、
この信号波形検出回路9は図7に示すように構成され
る。
【0035】図7は本実施例の信号波形検出回路9の構
成を示すブロック図である。図7において、振動検出セ
ンサ6aの出力信号は、前置増幅回路51により所定の
レベルまで増幅される。増幅された信号は、帯域通過フ
ィルタ511により検出信号の余分な周波数成分が除か
れ、例えば、絶対値回路及び、低域通過フィルタ等によ
り構成されるエンベロープ検出回路52に入力され、検
出信号のエンベロープのみが取り出される。エンベロー
プピークのタイミングは、エンベロープピーク検出回路
53によって検出される。ピーク検出回路はモノマルチ
バイブレータ等から構成されたtg信号検出回路54に
よって所定波形のエンベロープ遅延時間検出信号である
信号tg(図5信号43)が形成され、演算制御回路1
に入力される。
【0036】一方、55は信号検出回路であり、エンベ
ロープ検出回路52で検出されたエンベロープ信号42
1中の所定レベルの閾値信号46を越える部分のパルス
信号47を形成する。56は単安定マルチバイブレータ
であり、パルス信号47の最初の立ち上がりでトリガさ
れた所定時間幅のゲート信号44を開く。57はtpコ
ンパレータであり、ゲート信号44の開いている間の位
相信号422の最初の立ち上がりのゼロクロス点を検出
し、位相遅延時間信号tp45が演算制御回路1に供給
されることになる。尚、以上説明した回路は振動検出セ
ンサ6aに対するものであり、他の振動検出センサにも
同じ回路が設けられている。
【0037】<遅延時間補正の説明>前記ラッチ回路に
よってラッチされた振動伝達時間は、厳密には前述の入
力ペン3のペン先中を音波が進む時間や検出センサ6a
〜6cで出力された信号を回路で処理する時間等を含ん
でいる。そこで波が振動伝達板8上を伝播する時間以外
のこれらの遅延時間を固有遅延時間etと定義する。ま
た基準となる点における群遅延時間と位相遅延時間の差
を位相オフセット時間toffと定義する。これらによ
り生じる誤差は、振動入力ペン3から振動伝達板8、振
動検出センサ6a〜6cへと行なわれる振動伝達の際に
必ず同じ量が含まれる。そこで、例えば図8の原点Oの
位置を前述の基準点とし、また振動検出センサ6aまで
の距離をR1(=X/2)とした場合、原点Oにて振動
入力ペン3で入力を行ない実測された原点Oから検出セ
ンサ6aまでの実測の振動伝達時間をtgz’、tp
z’、また原点Oからセンサまでの真の伝達時間をtg
z、tpzとすれば、これらは固有遅延時間etおよび
位相オフセットtoffに関して、 tgz’=tgz+et (4) tpz’=tpz+et+toff (5) の関係がある。
【0038】一方、任意の入力点Pでの実測値tg’t
p’は同様に、 tg’=tg+et (6) tp’=tp+et+toff (7) となる。この(4)(6),(5)(7)両者の差を求
めると、 tg'-tgz'=(tg+et)-(tgz+et)=tg-tgz (8) tp'-tpz'=(tp+et+toff)-(tpz+et+toff)=tp-tpz (9) となり、各伝達時間に含まれる固有遅延時間etおよび
位相オフセットtoffが除去され、原点Oの位置から
入力点Pの間に検出センサ6a位置を起点とする距離に
応じた真の伝達遅延時間の差を求めることができ、前記
(2)(3)式を用いればその距離差を求めることがで
きる。振動検出センサ6aから原点Oまでの距離はあら
かじめ不揮発性メモリ等に記憶してあり既知であるの
で、振動入力ペン3と振動検出センサ6a間の距離を決
定できる。他のセンサ6b,6cについても同様に求め
ることができる。上記、原点Oにおける実測値tgz’
及びtpz’はあらかじめ不揮発性メモリに記憶され、
(2),(3)式の計算の前に(8),(9)式が実行
され精度の高い測定ができる。
【0039】<座標位置算出の説明(図8)>次に実際
に振動入力ペン3による振動伝達板8上の座標位置検出
の原理を説明する。
【0040】今、振動伝達板8上の4辺の角部近傍に3
つの振動検出センサ6a〜6cを符号S1〜S3の位置
に設けると、先に説明した原理に基づいて、振動入力ペ
ン3の位置Pから各々の振動検出センサ6a〜6cの位
置までの直線距離da〜dcを求めることができる。更
に演算制御回路1でこの直線距離da〜dcに基づき、
振動入力ペン3の位置Pの座標(x,y)の3平方の定
理から次式のようにして求めることができる。
【0041】 x=(da+db)・(da−db)/2X (10) y=(dc+da)・(dc−da)/2Y (11) ここで、X,Yはそれぞれ振動検出センサ6a,6b間
の距離、振動検出センサ6c,6a間の距離である。
【0042】以上のようにして振動入力ペン3の位置座
標をリアルタイムで検出することができる。
【0043】次に、本発明における伝達板8のサイズの
決定に関して述べる。
【0044】上記振動伝搬時間の検出において、検出波
形は入力ペン3から入力された振動が最短距離で検出セ
ンサ6a〜6dに到達する直接波であることが望まし
い。なぜならば、検出波形の検出ポイントに、上記直接
波以外に伝達板8あるいは防振材7a〜7dの端面にて
反射して検出センサ6a〜6cに達する反射波が干渉す
ると、波形が変形してしまい、振動伝達時間tgおよび
tpに誤差が生じる。該誤差は式(1)あるいは
(2),(3)による入力ペン3と検出センサ6a〜6
c間の距離の算出に誤差を生じさせ、式(10)および
(11)による入力ペン3の位置座標の算出に誤差を生
じさせる。すなわち、精度あるいは分解能等の性能の低
下を招くものである。そのために、反射波が直接波に対
し所定の時間遅れて検出センサ6a〜6cに到達するよ
うに、すなわち反射波の経路が直接波の経路より所定の
距離長くなるように、入力保証領域5から所定の距離離
れて検出センサ6a〜6cおよび防振材7a〜7dが設
けられる。しかしながら、反射波が直接波より十分遅れ
て検出センサ6a〜6cに到達する構成にすると、入力
保証領域Aと検出センサ6a〜6cおよび防振材7a〜
7d間の距離、および防振材7a〜7dの幅が大きくな
り、伝達板8のサイズが大きくなってしまう。そのた
め、本座標入力装置に所望される精度あるいは分解能等
の性能より許容される、振動到達時間tgおよびtpの
誤差を生じせしめる反射波の干渉を許容するように、入
力保証領域Aに対し検出センサ6a〜6cおよび防振材
7a〜7dを配置し、伝達板8のサイズを決定するもの
である。決定には、精度あるいは分解能等の性能の許容
値、入力保証領域Aのサイズ、直接波と反射波の経路
差、伝達板8を伝播する時の振動の減衰率、防振材7a
〜7d貼着部を伝播する時の振動の減衰率、防振材7a
〜7dの幅、防振材7a〜7d端面での反射率、伝達板
8端面での反射率、入力される振動の周波数、伝達板8
の板厚、振動子4の駆動条件等が関与し、実験あるいは
シミュレーションにより上記決定がなされるものであ
る。該実験あるいはシミュレーションは、入力保証領域
A内で直接波と反射波の経路差がより小さくなる入力保
証領域Aの4辺の近傍においてなされるものである。
【0045】次に、上記決定における防振材7a〜7d
の長手方向の長さについて述べる。前述のごとく、防振
材7a〜7dの長手方向の長さは、対応する伝達板8の
辺の長さより短く、入力保証領域Aの辺の長さより長く
構成されている。また、入力保証領域Aの4辺の無限延
長線の2組の略平行な線により挟まれた領域外で、かつ
防振材7a〜7dの入力保証領域A側の端面の延長線の
交点近傍に、検出センサ6a〜6cが設けられている。
【0046】上記構成において、防振材7aの検出セン
サ6a側の短手方向の端面は、入力保証領域Aの任意の
位置から入力された振動の防振材7aに対応する伝達板
8の端面からの反射波が、検出センサ6aおよび6cに
達する経路が必ず防振材7aを通るように位置する。言
い替えると、防振材7aの端面の位置より伝達板8の角
部側には防振材7aは存在する必要がないものである。
また、防振材7aの端面の位置は、簡単な数学計算よ
り、入力保証領域Aの検出センサ6a側の遠い方の角部
にて入力された振動の反射波により求められるものであ
る。この時、2回以上の反射波は上記直接波と反射波の
経路差が十分取れるため無視できることは言うまでもな
い。以上は防振材7aの検出センサ6a側の端面につい
て述べたが、同様のことが防振材7a〜7dの全ての端
面について考えられる。すなわち、防振材7a〜7dの
長手方向の長さを、対応する伝達板8の辺の長さより短
く、入力保証領域Aの辺の長さより長く構成し、また入
力保証領域Aの4辺の無限延長線の2組の略平行な線に
より挟まれた領域外で、かつ防振材7a〜7dの入力保
証領域A側の端面の延長線の交点近傍に、検出センサ6
a〜6cを設ける構成とすることで、伝達板8の端面か
らの反射波が検出センサ6a〜6cに到達する経路上に
常に防振材7a〜7dのいずれかが存在することができ
るものである。このため、上記構成とすることで、伝達
板8のサイズの決定に際し防振材の長さは適切に設定さ
れるので、該決定において必要最小限の伝達板8のサイ
ズが求められるものである。
【0047】なお、本実施例において、伝達板8の材質
はガラスであったが、これに限定されるものではなく、
振動を伝達する材質であればなんでもよい。
【0048】また、伝達板8の形状は略長方形とした
が、該長方形の角部は、必要な直接波と反射波との経路
差が確保できる範囲で、面取りあるいはRを付けた形状
としてもよい。
【0049】また、検出センサ6の形状は円柱形とした
が、これに限定されるものではなく、角状あるいは円筒
状等、振動が検出できればどの様な形状でもよい。
【0050】また、検出センサ6の位置は、防振材7の
入力保証領域側の長手方向の端面の交点近傍としたが、
これに限定されるものではなく、入力保証領域の4辺の
無限延長線の2組の略平行な線により挟まれた領域外
で、かつ防振材7の入力保証領域A側の端面の延長線の
近傍であればどこでもよい。
【0051】また、検出センサ6は伝達板8に接着され
たが、検出センサが伝達板8に押圧される構成としても
よい。
【0052】また、検出センサ6は3個としたが、これ
に限定されるものではなく、2個あるいは必要に応じ4
個以上としてもよいことは言うまでもない。
【0053】また、防振材7の形状は略長方形のごとく
説明したが、これに限定されるものではなく、長手方向
に凹凸状の起伏を有する形状、あるいは長手方向に勾配
を有する形状、あるいは短手方向に勾配を有する形状
等、所定の防振効果を有せば、いずれの形状でもよい。
【0054】また、防振材7は伝達板8の入力面の裏面
に貼着されたが、必要に応じ入力面側にも貼着してもよ
い。この場合は防振効果がさらに高くなるものである。
【0055】また、検出センサ6と防振材7は伝達板8
の入力面の裏面に設けられたが、入力面側に設けてもよ
い。また必要に応じ検出センサ6と防振材7の一部を入
力面側に設けてもよい。この場合は、例えば伝達板8の
下方にディスプレイを配置する場合において、該配置の
自由度を増すものである。
【0056】また、検出センサ6の一方の電極と信号波
形検出回路9との電気的接続手段のひとつである伝達板
8上に印刷により設けられる導通部83は、該構成に限
定されるものではなく、伝達板8上に接着あるいは押圧
により固定設置された板状部材でもよい。さらに、検出
センサ6の電極と信号波形検出回路9とのもうひとつの
電気的接続手段である金属板製の接続部材108は、第
1の実施例の構成に限定されるものではなく、導通部8
3と信号波形検出回路9とを電気的に接続するリード線
等電気的接続手段であればいかなる手段でもよい。
【0057】以上説明したように、本実施例の構成によ
る座標入力装置においては、振動伝達板の4辺の端面に
近接して該振動伝達板面上に設けられた複数個の帯状の
上記振動の防振手段を有し、該防振手段の長手方向の長
さが、対応する上記振動伝達板の辺の長さより短く、上
記入力保証領域の辺の長さより長く構成することによ
り、入力ペンから入力された振動が最短距離で検出セン
サに達する直接波と、伝達板の端面あるいは防振材の端
面にて反射して検出センサに達する反射波との経路の差
において、入力保証領域のサイズ、入力される振動の周
波数、防振材の反射率および減衰率、防振材の幅、伝達
板の板厚、振動子の駆動条件および位置座標算出におい
て求められる精度あるいは分解能等の性能等により決定
される必要最小限のサイズで伝達板を構成し、かつ低コ
ストで高性能な座標検出装置を実現できる。
【0058】さらには、上記検出センサが上記振動伝達
板の面上に設けられた機械電気変換素子であり、該検出
センサの電極と上記演算手段との電気的接続手段の一方
において、第一の電気的接続手段が上記振動伝達板面上
に設けられ、第二の電気的接続手段が上記振動伝達板の
端面近傍でかつ上記防振手段の未設置領域に位置する構
成とすることで、上記演算手段の一部(信号波形検出回
路の一部である前置増幅回路)を防振手段干渉すること
なく、伝達板面に近接して配置することができるため、
薄型の座標検出装置を実現できる。
【0059】
【他の実施例】
[実施例2]本発明の第2の実施例として前の実施例と
同じく座標入力装置の説明をする。従来、弾性波を用い
た座標入力装置が知られているが、この種の装置にあっ
ては、センサ電極に接続する電極用部材はネジやハンダ
等の部材で固定される構成となっていた。
【0060】しかしながら、上記従来例ではセンサ電極
と接続するための電極用部材が図7のようにネジやハン
ダ等で固定されているために、装置の構成が大きくなっ
たり、電極用部材を固定するための工程が多くなった
り、また、固定するためのスペースが余分に必要であっ
たりするという問題があった。それらの問題は、装置の
製造コストを押し上げることになっていた。
【0061】更に、増幅器等の回路を載せている基板部
分は、座標入力面である振動伝播体とは別の部材に独立
して固定されており、そのためにも基板の設置固定のた
めの工程や、固定するための空間が必要であり、装置の
大型化、製造コストの増大につながっていた。本実施例
はそれらの課題を解決する座標入力装置を説明するもの
である。
【0062】図13〜図18に第2の実施例である座標
入力装置の構成を示す。
【0063】図13は本発明に於ける座標入力装置の構
造を示している。図において、1は装置全体を制御する
と共に、座標位置を算出する演算制御回路である。2は
振動子駆動回路であって、振動ペン3内のペン先を振動
させるものである。8はアクリルやガラス板等、透明部
材からなる振動伝達板であり、振動ペン3による座標入
力は、この振動伝達板8上をタツチすることで行う。つ
まり、図示に実線で示す符号Aの領域(以下有効エリ
ア)内を振動ペン3で指定する事で、振動ペン3で発生
した振動が振動伝達板8に入射され、入射されたこの振
動を計測、処理をすることで振動ペン3の位置座標を算
出することができるようにしたものである。
【0064】伝播してきた波が振動伝達板8の端面で反
射し、その反射波が中央部に戻るのを防止(減少)する
ために、振動伝達板8の外周には防振材7が設けられ、
図13に示すように防振材の内側近傍に圧電素子等、機
械的振動を電気信号に変換する振動センサ6a〜6dが
装着されている。上記振動センサ6付近の振動伝達板周
縁部には、前置増幅回路基板82が設置されている。こ
のセンサ及び前置増幅回路基板の装着構成に関しては後
で詳しく説明する。9は各振動センサ6a〜6dで振動
を検出した信号を演算制御回路1に出力する信号波形検
出回路である。11は液晶表示器等のドット単位の表示
が可能なディスプレイであり、振動伝達板の背後に配置
している。そしてディスプレイ駆動回路10の駆動によ
り振動ペン3によりなぞられた位置にドットを表示し、
それを振動伝達板8(透明部材からなる)を透かしてみ
ることが可能になっている。
【0065】振動ペン3に内蔵された振動子は、振動子
駆動回路2によって駆動される。振動子4の駆動信号は
演算制御回路1から低レベルのパルス信号として供給さ
れ、振動子駆動回路2によって所定のゲインで増幅され
た後、振動子4に印加される。電気的な駆動信号は振動
子4によって機械的な振動に変換され、ペン先5を介し
て振動伝達板8に伝達される。
【0066】ここで振動子4の振動周波数はガラスなど
の振動伝達板8に板波を発生する事が出来る値に選択さ
れる。また、振動子駆動の際、振動伝達板8に対して図
2の垂直方向に振動するモードが選択される。また、振
動子4の振動周波数をペン先5を含んだ共振周波数とす
る事で効率のよい振動変換が可能である。上記のように
して振動伝達板8に伝えられる弾性波は板波であり、表
面波などに比して振動伝達板の表面の傷、障害物等の影
響を受けにくいという利点を有する。
【0067】上述した構成において、演算制御回路1は
実施例1で説明した構成と同じ機能を有するものであ
り、また、信号波形検出回路9も実施例1と同じ構成で
ある。また、振動センサ3までの振動到達時間を計測す
る原理、振動伝達時間から座標を算出する原理について
もまったく同様である。 <センサ及び前置増幅回路基板の取り付け>図15は、
振動伝達板8と防振材7と前置増幅回路基板82と電極
用板バネ81・84とセンサ6とから構成される、振動
伝達板のセンサ近傍(以下、センサブロックと呼ぶ)の
詳細な構成図である。前置増幅回路基板82上にはセン
サ6と接続するための電極821が設けられている。防
振材7は伝達板8に接着部材(例えば両面テープ等)で
固定される。更に、基板82は前記接着部材等でセンサ
6近傍の防振材7上に固定される。そのうえで、センサ
6の電極と基板82上の電極821とを電気的に接続す
るための電極用部材の板バネ81を振動伝播体8及び基
板82と共に設置する。また、伝達板8上にはセンサ6
のもう一方の電極と接続するための導通部83が伝達板
8の周縁部まで形成されている。板バネ84は良導体で
あり、導通部83と基板82の電極821とに接して両
者を接続している。こうすることにより、センサ6の電
極部材をコンパクトな板バネにすることができ、センサ
周辺部分を非常に小型化することができる。
【0068】次に、板バネ81と板バネ84とについて
詳しく説明する。板バネ81は銅等の良導体で作られ、
図16のように中信線の部分で線対称の形状となってい
る。これは、図18に示されているように、略四角形の
伝達板8の各辺のセンサ取り付け部に対して、板バネの
異方性をなくして全ての辺で同一形状の板バネを使用す
るためである。板バネ81は、センサ6の電極に接触す
る爪91と、基板82の接点821に接触する爪92と
を有し、それらの爪でセンサ6と基板82とを接続しな
がら、それらと対向する押さえ部93との間の弾性によ
る力をもって伝達板8等を挟み込み固定するものであ
る。こうすることにより、センサ6の電極部材をコンパ
クトな板バネにすることができ、センサ周辺部分を非常
に小型化することができる。
【0069】もう1種類の板バネ84も同じ目的を持つ
ものである。ただし、伝達板上の導通部83と、その上
に設けられた基板82上の電極821とに接続するため
に、形状が異なる。板バネ84では、爪102により電
極821に接触し、中央の爪101で導通部83に接触
して両者を接続する。
【0070】このような板バネを用い、基板82を防振
材7のうえに設けることで、前置増幅器51をセンサ6
の近くに設置できる。このため、前置増幅器51のノイ
ズの飛び込みやすい高インピーダンスな入力部分が非常
に小さくなり、ノイズ対策として有効である。また、防
振材7の上ならば伝達板8の弾性波に影響を及ぼすこと
もない。
【0071】また、装置の製造時にセンサの電極のため
にハンダづけやネジ止を行う必要がなくなり、工程を減
らすことができて製造コストを削減することができる。
【0072】更に、防振材7を固定するために接着部材
を用いず、板バネ81の挟み込む力によって固定するこ
ともできる。このようにすれば振動伝達板8に防振材7
を接着する工程も省くことができ、更に製造コストを削
減することができる。 [実施例3]実施例3として前述の座標入力装置に使用
する振動入力ペンについて説明する。
【0073】従来の振動入力ペンには次のような欠点が
あった。すなわち、データ入力を行った場合、振動入力
ペンのペン先は振動伝達板との摩擦により摩耗する。摩
耗量が大きくなってくるとペン先が太くなり、使用者が
操作する際の操作性が悪いばかりでなく、振動伝達板と
振動入力ペンのペン先との接触面積が大きくなり、座標
を検出する分解能が実質的に低下する(つまりペン先が
接触している部分内のどの点を出力するか特定できなく
なる)という欠点を生じる。
【0074】この問題を解決するためにペン先を交換す
ることが必要となってくるが、従来はペン先を取りはず
せば振動子等の構成要素が同時に分解され、市場でのメ
ンテナンスが容易でなかった。また、ペン全体を交換す
るということも考えられるが、交換コストが高くなりラ
ンニングコストが高くなるという問題があった。また、
摩耗に対する耐久性を増す方法として、ペン先を樹脂で
構成することが考えられるが、究極的には前述の問題を
解決できないばかりか、ペン先全体を樹脂とすることで
振動のエネルギーロスが大きくなる欠点のほかに、振動
子の電極としてペン先を用いることができないため電極
を独立した部材として設けねばならず、装置の構成を複
雑なものとしてしまうという問題があった。
【0075】図19及び図20は本実施例の振動ペンの
要部構造を説明するための図である。図において、振動
ペン3に内蔵された振動子4は、後述する振動子駆動回
路2により駆動される。電気的な駆動信号は振動子4に
よって機械的な超音波振動に変換され、振動伝達部材5
を介してペン先12に伝達され、ペン先12と後述の振
動伝達板が接触することによって振動伝達板に振動が入
射される。振動子4は円柱状であり、本実施例では分極
方向と振動方向が平行なK33振動モードが利用されてい
て、接着により振動伝達部材5の大端面に取りつけられ
ている。振動子4の一方の電極は振動伝達部材5、導通
リング138、及び電極バネ137を介して振動子駆動
回路2につながれている。また、もう一方の電極は電極
ピン135、電極バネ136を通して振動子駆動回路2
につながれている。またペン筐体131とペン先保護部
材133とは導通リング138でネジ部を介して締結さ
れている。図19のペンと図20のペンとはペン先12
の形状において異なっている。
【0076】さてここで、振動を利用した座標入力装置
の振動ペン3に要求されるのは、まず第一に振動子4で
発生した振動を振動伝達板に効率よく入射することがで
きること、そして第二に、入力する際に振動伝達板を傷
つけることがあってはならないことである。第一の条件
に対しては、ペン先12の材料として一般に、アルミニ
ウム、ステンレスなどの金属材料がエネルギー損失が少
なく最適な材料として扱われているが、座標入力の際に
振動伝達板を傷つけるという問題が生じる。一方、第二
の問題に対しては、金属に比べて樹脂がより好ましい材
料であるといえる。
【0077】これらの課題を考慮して、本実施例では振
動子4の振動を後述の振動伝達板に入射するために、振
動伝達部材5の材料としてアルミニウムを用いず、その
振動を振動伝達板に入射する。この振動伝達部材5は金
属で構成されているために振動エネルギーの損失が少な
く、その軸方向長さが比較的大きくなっても十分に振動
を伝えることが可能となる。更に、振動伝達部材5は導
伝性であるので、振動子4の電極と導通させるための部
材をも兼ねている。
【0078】振動伝達板5はペン先保護部材133と導
通リング138によって固定されており、ペン先保護部
材133にはペン先を固定するためのネジが設けられて
いる。ペン先12をペン先保護部材133とこのネジを
用いて結合させた場合、まず振動伝達部材5の小端面と
ペン先12とが接触し、この状態においてネジの締めつ
けトルクが発生し、ペン先が固定される。
【0079】本実施例の場合、ペン先12は樹脂の中で
も比較的振動のエネルギー損失が小さい(金属と比べる
と損失はかなり大きくなる)ポリアミドイミドが用いら
れており、しかも耐摩耗性にも優れ、振動伝達板8を傷
つけないという利点がある。もちろんこれら二つの条件
を満足する材料、たとえばポリフェニルサルファイド
(pps)などの材料を用いても良いことは言うまでも
ない。
【0080】このように、振動発生源である振動子4と
ペン先12との間に振動を伝達する部材を介在させるこ
とで、ペン先の交換をし安くすることができ、しかも実
用時の振動伝達部材5への応力の集中を防止することが
でき、安定した振動を振動伝達板に入力することができ
る優れた効果がある。
【0081】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明にかかる座
標入力装置は小型でしかも操作性が良いという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の座標入力装置の振動伝
達板等の構成説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の座標入力装置の振動伝
達板等の構成詳細説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例の座標入力装置の概略説
明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の振動ペンの図である。
【図5】本発明の第1の実施例の演算制御回路の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施例の信号処理のタイミング
チャートである。
【図7】本発明の第1の実施例の信号波形検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施例の座標位置算出のための
説明図である。
【図9】従来の座標入力装置の概略構成説明図である。
【図10】従来の座標入力装置の振動伝達板等の構成説
明図である。
【図11】従来の座標入力装置の振動伝達板等の構成詳
細説明図である。
【図12】従来の座標入力装置の振動伝達板等の他の構
成の説明図である。
【図13】第2の実施例の座標入力装置の構成説明図で
ある。
【図14】第2の実施例の座標入力装置の振動センサ周
辺の構成説明図である。
【図15】第2の実施例の座標入力装置の振動センサ周
辺の構成説明図である。
【図16】第2の実施例の座標入力装置の振動センサ電
極部材の構造図である。
【図17】第2の実施例の座標入力装置の振動センサ電
極部材の構造図である。
【図18】第2の実施例の座標入力装置の振動センサ電
極部材の取り付け構造の図である。
【図19】第3の実施例の座標入力装置の振動ペンの構
造図である。
【図20】第4の実施例の座標入力装置の振動ペンの構
造図である。
【符号の説明】
1…振動入力ペン、 2…振動伝達板、 2a…導通部、 3a〜3c…振動検出センサ、 4a〜4d…防振材、 5…入力保証領域、 6a〜6c…接続部材、 7a〜7c…接続部材、 11…演算制御回路、 12…振動子駆動回路、 13…信号波形検出回路である。
フロントページの続き (72)発明者 田中 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 兼子 潔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 時岡 正樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動伝達板上に設定された入力保証領域
    上で入力された振動を検出し、前記振動の遅延時間を基
    に座標を算出する座標入力装置であって、 前記振動伝達板の周縁部に、所定の空隙を含めて設けら
    れた防振材と、 前記入力保証領域内で入力された振動の前記振動伝達板
    周縁部による反射波が、前記防振材を経由して到達する
    位置に設けられた、振動を検出して電気的に出力する検
    出手段と、 前記防振材の空隙に設けられた、前記検出手段の出力を
    導通する導通部材と、 を備えることを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記振動伝達板は長方形であって、前記
    振動伝達板の角部を空隙として前記防振材を設けること
    を特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段は、前記振動伝達板角部の少
    なくとも3か所に設けることを特徴とする請求項2記載
    の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 振動伝達板上に設定された入力保証領域
    上で入力された振動を検出し、前記振動の遅延時間を基
    に座標を算出する座標入力装置であって、 振動を検出して電気的な信号として出力する検出手段
    と、 該検出手段による出力信号を増幅する増幅手段と、 前記検出手段と前記増幅手段とを電気的に接続する接続
    手段と、 前記振動伝達板周縁部に設けられた防振材と、を備え、
    前記増幅手段を前記検出手段近傍の防振材上に固設する
    ことを特徴とする座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段と前記増幅手段とを電気的
    に接続する、対向した爪部が形成された接続部材を更に
    備え、該接続部材は前記検出手段と前記増幅手段とを接
    続するとともに、前記対向する爪部により前記増幅手段
    と前記振動伝達板とを挟持することを特徴とする請求項
    4記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記接続部材は、前記爪部として前記検
    出手段への接点と前記増幅手段への接点とを前記爪部と
    して左右対称に形成されることを特徴とする請求項5記
    載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 振動伝達板上に設定された入力保証領域
    上で振動を入力し、前記振動の遅延時間を基に座標を算
    出する座標入力装置であって、 振動を発生する発生手段と、 振動を前記振動伝達板に伝える先端伝達部材と、 前記発生手段により発生した振動を前記先端伝達部材に
    伝達する中間伝達部材と、を備え、前記先端伝達部材は
    前記中間伝達部材に螺嵌されることを特徴とする座標入
    力装置。
  8. 【請求項8】 振動伝達板上に設定された入力保証領域
    上で振動を入力し、前記振動の遅延時間を基に座標を算
    出する座標入力装置であって、 振動を発生する発生手段と、 振動を前記振動伝達板に伝える先端伝達部材と、 前記発生手段により発生した振動を前記先端伝達部材に
    伝達する中間伝達部材と、 前記先端伝達部材を前記固定する固定部材と、を備え、
    前記先端伝達部材は前記中間伝達部材に圧接するよう前
    記固定部材に螺嵌されることを特徴とする座標入力装
    置。
  9. 【請求項9】 前記先端伝達部材は樹脂製であり、前記
    中間伝達部材は金属製であることを特徴とする請求項7
    乃至8記載の座標入力装置。
  10. 【請求項10】 前記振動発生手段は入力された電力を
    機械的な振動に変換し、前記中間伝達部材は前記振動発
    生手段の入力電力の導通部を兼ねることを特徴とする請
    求項9記載の座標入力装置。
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