JP2616910B2 - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は座標入力装置、特に圧電素子などの機械〜電
気ないし電気〜機械変換素子により振動検出を行い所定
の入力部材上で座標入力を行う座標入力装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来より手書きの文字、図形などをコンピュータその
他の処理装置に入力する装置として各種の入力ペンおよ
びタブレットなどを用いて座標入力装置が知られてい
る。この種の装置のタブレットの座標検出においては、
振動発生素子を設けた振動ペンによってタブレットの振
動伝達板に発生される超音波信号を、振動伝達板の複数
箇所に設けられた振動センサにより検出し、振動の伝達
時間に応じて振動ペンによる入力座標を検出する方式が
知られている。
この方式は、不透明の抵抗膜の抵抗値、導電膜の静電
誘導などを用いてタブレット上での入力位置を測定する
方式と比べ、振動伝達板を透明材料から構成して、表示
器などに重ねて用いることができるという利点がある。
上記の超音波振動方式において、振動発生素子あるい
は振動検出素子としては、圧電素子が用いられる。第12
図,第13図は従来の座標入力装置において、振動伝達板
に対する圧電素子の取付方法を示している。
第12図は圧接方式のもので、圧電素子6は振動伝達板
8に対してスプリングhにより圧接される。圧電素子6
の先端部には、振動伝達板8の振動を1点で検出するた
め、あるいは振動の伝達を効率良く行うために円錐形状
のホーン部fが接着などの方法により取り付けられてい
る。圧電素子が検出振動に応じて発生する電圧は、素子
の電極にハンダ付けなどにより固定されたリード線gか
ら出力される。
第13図は接着方式で、圧電素子が充分細く、振動伝達
板8上の1点で振動検出を行える場合には、図示のよう
に接着剤iにより圧電素子6を振動伝達板8に接着す
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の従来構成では、圧電素子に対してハンダ付けな
どにより直接リード線が接続されるとともに、圧電素子
にはホーン部f、あるいは振動伝達板8が直接接着され
ていたので、次のような問題があった。
まず、素子の電極に直接リード線をハンダ付けする方
式では、組立作業の間に何らかの機械的負荷が加えら
れ、ハンダ付け部分が容易に外れてしまう問題がある。
また、第12図に示すような圧接方式では、スプリングの
弾性力により生じる振動などによりハンダ付け部に機械
的負荷が加わり、これが外れてしまうという問題があっ
た。
圧電素子に対してホーン部や振動伝達板を直接接着す
る方式では、接着後に取付ミスが発見された場合、交換
が不可能であるばかりか、このような不良が発生した部
材と接着されている全ての部材が使用不能となる問題が
あった。また、素子の修理あるいは交換作業も困難であ
る。
第13図のような接着方式では、接着剤の質や厚みなど
によって、量産後の各製品について振動伝達特性にバラ
つきが生じる。すなわち、検出振動の周波数特性や共振
周波数が設計値と異なってくるので、振動検出に基づく
座標検出精度が一定しないという問題がある。また、接
着剤の吸音性が高い場合には振動の減衰が大きくなり、
検出が行なえなくなる場合も考えられる。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題を解決するため、本発明においては、 振動入力手段を接触することで振動伝達部材に伝達さ
れた振動を、前記振動伝達部材に設けられた振動検出素
子により検出し、前記振動入力手段の前記振動伝達部材
への接触座標位置を導出する座標入力装置において、 前記振動伝達部材を固定し、所定位置に設けられた孔
に振動検出素子および振動発生素子から発生された振動
を前記振動伝達部材に伝達するためのホーン部材を位置
決めする筺体と、 該筺体に固定され、前記振動検出素子の一方を電極に
当接し、前記振動検出素子を前記ホーン部材を介して前
記振動伝達部材に圧接する導電性の第1の圧接手段と、 該筺体に固定され、前記振動検出素子の他方の電極に
接続されるとともに前記筺体の孔の壁面方向に前記検振
動検出素子を圧接する導電性の第2の圧接手段と、 からなり、前記第1および第2の圧接手段を介して前記
振動検出素子が前記孔内部に固定されるとともに前記振
動検出素子の出力が取り出される構成を採用した。
[作用] 以上の構成によれば、筺体により所定位置に設けられ
た孔に振動検出素子を位置決めし、第1および第2の圧
接手段を介して振動検出素子およびホーン部材が筺体の
孔内部に固定され、その際、第1の圧接手段により振動
検出素子がホーン部材を介して振動伝達板に圧接される
とともに、第1および第2の圧接手段を介して振動検出
素子の出力が取り出される。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細を説
明する。
第1図は本発明を採用した座標入力装置の構造を示し
ている。第1図の座標入力装置は、ドットマトリクス方
式などの液晶表示器によるディスプレイ11′とともに文
字、図形、画像などの入出力装置を構成する。
図において符号8で示されるものはアクリル、ガラス
板などから成る振動伝達板で、振動ペン3から伝達され
る振動が周辺部で反射されるのを防止するため、シリコ
ンゴムなどから構成された反射防止材7に支持されてい
る。振動伝達板8の角部には3個の振動センサ6が取り
付けられており、振動ペン3から伝達される弾性波を検
出する。
振動伝達板8は液晶ディスプレイなどから構成された
ディスプレイ11′上に配置され、情報入出力装置を構成
する。ディスプレイ11′には振動伝達板8を介して入力
された文字、図形をフィードバックさせたり、あるいは
振動伝達板に対する入力操作のプロンプトを表示させた
りする。
振動伝達板8に超音波振動を伝達させる振動ペン3
は、内部に圧電素子などから構成した振動子4を有して
おり、振動子4の発生した超音波振動を先端が尖ったホ
ーン部5を介して振動伝達板8に伝達する。第2図は振
動ペン3の構造を示している。振動ペン3に内蔵された
振動子4は、振動子駆動回路2により駆動される。振動
子4の駆動信号は、第1図の演算および制御回路1から
低レベルのパルス信号として供給され、低インピーダン
ス駆動の可能な振動子駆動回路2によって所定の利得で
増幅され、振動子4に印加される。電気的な駆動信号
は、振動子4によって機械的な振動に変換され、ホーン
部5を介して振動伝達板8に伝達される。
振動子4の振動周波数は、アクリル、ガラスなどの振
動伝達板8に板波を発生させる周波数の選択される。ま
た、振動子4は、振動伝達板8に対して、第2図の垂直
方向に主に振動するような動作モードが選択される。振
動子の振動周波数は、振動子4の共振周波数に選択する
ことで効率と良い振動発生を行うことができる。
上記のようにして振動伝達板8に伝えられる弾性波は
板波と呼ばれる波であり、表面板などに比べて表面の
傷、障害物などの影響を受けにくいという利点を持つ。
振動伝達板8内を伝播する波は、その距離に応じた時間
遅れて振動伝達板8の3つの角部に設けられに振動セン
サ6に到達する。従って、振動センサ6により振動を検
出し、その遅延時間を測定することによって、振動伝達
板8上での振動ペン3の位置を検出することができる。
再び第1図において、圧電素子などから構成された振
動センサ6の出力信号は、波形検出回路9に入力され、
マイクロコンピュータおよびメモリなどから構成された
演算制御回路1により処理可能な検出信号に変換され
る。演算制御回路1は、上記の遅延時間の演算処理に基
づいて、振動伝達板8上での振動ペン3の位置を検出す
る。第1図のディスプレイ11′は、演算制御回路1によ
りディスプレイ駆動回路10を介して駆動される。
第3図は第1図の演算制御回路の構造を示している。
ここでは、第1図のディスプレイ11′の駆動回路の制御
系を除き、振動ペンの振動発生および振動伝達板からの
振動検出を処理する回路のみが示されている。
マイクロコンピュータ11は内部カウンタ、ROMおよびR
AMを内蔵している。駆動信号発生回路12は、第1図の振
動子駆動回路2に対して駆動パネルを発生するもので、
マイクロコンピュータ11により演算用の回路と同期して
スタートされる。カウンタ13の計数値は、マイクロコン
ピュータ11によりラッチ回路14にラッチされる。
波形検出回路9から入力される検出信号は、入力ポー
ト15に入力され、ラッチ回路14内の計数値と判定回路16
により比較され、その結果がマイクロコンピュータ11に
伝えられる。ディスプレイ11′の駆動、あるいはコンピ
ュータシステムなど他の処理装置との入出力は、入出力
ポート17を介して行われる。
第4図は第1図の波形検出回路9に入力される検出波
形と、それに基づく遅延時間の計測処理を説明するもの
である。第4図において符号41は振動ペン3に対して印
加される駆動信号パルスである。このような波形によ
り、駆動された振動ペン3によって発生される超音波信
号は振動伝達板8内を弾性波として伝達され、振動セン
サ6により検出されて、第4図の符号42のような検出波
形を形成する。検出波形は、振動ペンから振動伝達板8
を介して振動センサに伝えられるまでに時間tgだけ遅延
している。本実施例において用いられる板波は、振動伝
達板内での伝播距離に対して検出波形のエンベロープ42
1と位相422の関係が変化する。
エンベロープの進む速度を群速度vg、位相の速度を位
相速度vpとする。
この群速度および位相速度の中から振動ペン3とセン
サ間の距離を検出することができる。まず、エンベロー
プ421のみに着目すると、その速度はvgであり、ある特
定の点、例えばエンベロープのピークを第4図の符号43
のように検出すると、振動ペンおよび振動センサ6の間
の距離dは、その遅延時間をtgとして、 d=vg・tg …(1) で与えられる。上記の式は振動センサ6の1つに関する
ものであるが、同じ式により他の2つの振動センサおよ
び振動ペンの間の距離を測定することができる。
さらに、より高精度な座標値を決定するためには、位
相信号の検出に基づく処理を行う。第4図の位相波形42
2の特定の検出点、例えばピーク通過後のゼロ・クロス
点の遅延時間を第4図のようにtpとすれば、振動センサ
と振動ペンとの距離dは、 d=n・λp+vp・tp …(2) となる。ここでλpは弾性波の波長、nは整数である。
前記の(1)式と(2)式より、上記の整数nは、 n=[(vg・tg−vp・tp)/λp+1N] …(3) と示される。ここでNは0以外の実数であり、適当な数
値を用いる。例えばN=2とすれば、エンベロープの検
出精度が±1/2波長以内であれば、nを決定することが
できる。上記のようにして求めたnを(2)式に代入す
ることで、振動ペンおよびセンサ間の距離を正確に測定
することができる。
第4図に示した2つの遅延時間tgおよびtpに基づく距
離測定は、第1図の波形検出回路9により行われる。波
形検出回路は第5図に示すように構成される。第5図に
おいて、振動センサ6の出力信号は前置増幅回路51によ
り増幅され、所定レベルまで増幅される。増幅された信
号はエンブロープ検出回路52に入力され、エンベロープ
のみが取り出されて、さらにエンベロープピーク検出回
路53によって検出信号のエンベロープのピークのタイミ
ングが検出される。ピーク信号検出はモノマルチバイブ
レータなどから構成された信号検出回路54によって所定
波形のtg信号が形成され、演算制御回路1に入力され
る。また、このTg信号と遅延時間調整回路57により遅延
された元信号から、コンパレータ検出回路58により位相
遅延時間Tp検出信号が形成され、演算制御回路1に入力
される。以上に示した回路は振動センサ6の1個分に対
するものであり、他のそれぞれの振動センサについても
同様の回路が設けられる。センサの数は一般化してh個
とすると、演算制御部1に対してはエンベロープ遅延時
間Tg1〜h,Tp1〜hの検出信号が入力される。
第3図の演算制御回路では、上記のTg1〜h,Tp1〜h信
号を入力ポート15から入力し、各々のタイミングをトリ
ガとしてカウンタ13のカウント値をラッチ回路14に取り
込む。上記のようにカウンタ13は振動子の駆動と同期し
てスタートされているので、ラッチ回路14にはエンベロ
ープおよび位相のそれぞれの遅延時間のデータが取り込
まれる。
第6図のように振動伝達板8の角部に3つの振動セン
サを符号S1〜S3のように配置すると、第4図に関連して
説明した処理によって、振動ペンの位置Pから各々の振
動センサまでの直線距離d1〜d3を求めることができる。
振動ペン3の位置Pの座標(x,y)は3平方の定理か
ら、 X=X/2+(d1+d2)(d1−d2)/2X …(4) Y=Y/2+(d1+d3)(d1−d3)/2XY …(5) となる。ここでX,YはS2,S3の位置の振動センサの原点の
センサからの距離である。
以上のようにして、演算制御回路1により演算を行う
ことにより振動ペンの位置座標をリアルタイムで検出す
ることができる。
以上のような演算を演算制御回路1により行えば、振
動ペンの位置座標をリアルタイムで検出することができ
る。
第7図〜第9図は、本発明による振動伝達板8に対す
る振動センサ6の取付構造を示している。第7図は振動
センサの取付部の上面図、第8図は第7図のA−A線に
沿った断面図、第9図は第7図のB−B線に沿った断面
図である。
図において符号bは振動伝達板8の周囲に設けられる
反射防止材(不図示)を保持すると共に、振動伝達板8
を固定する壁状部材である。この壁状部材には断面がス
テップ状となるように孔71,72が設けられ、振動センサ
6は孔72の中に固定される。
振動センサ6の固定は、導電材から構成された電極と
しても機能する2枚の圧接板c,dにより行われる。壁状
部材bにビス74で固定されると共に、その先端の接触部
75により振動センサ6の尾部(振動伝達板8と接触しな
い側)の電極に圧接する圧接板cは、振動センサ6を振
動伝達板8に垂直方向から圧接し、この方向に位置決め
する。圧接板cはビス74による固定の際あるいは使用中
の振動により回転しないように、壁状部材bと一体に構
成された2つの凸状eによって、その回転方向の位置を
規制される。
振動センサ6を収容する孔72は、第9図に示すような
断面構造を有しており、孔72内には振動センサ6を側方
に圧接する圧接部材dが設けられる。本実施例では、圧
接部材dは振動センサ6の円周面に対向する2つの突出
部により振動センサ6を圧接し、これらのうち振動伝達
板8に近い側の突出部は振動センサ6の先頭部(振動伝
達板8と接触する側)の電極と圧接される。圧接板dは
上記の突出部の間に屈曲部を有し、この屈曲部を孔72の
側壁に設けられた孔73に嵌合させることにより、上下方
向に位置決め固定される。
以上の構成によれば、導電性の圧接板c,dにより振動
センサ6の位置決め固定を行うと共に、振動センサ6か
ら振動検出信号の取り出しを行うことができる。圧接板
から信号を取り出すには、圧接板の後部に設けられた舌
部k,lにリード線をハンダ付けすることなどにより行え
る。以上の構成によれば、接着方式に比べて振動センサ
に対する振動伝達特性がバラつく心配もなく、振動セン
サ6の着脱も非常に容易に行える。
また、振動センサに対して直接取り付けられず、振動
によるハンダ付け部の破損などか生じることがない。さ
らに、小型の振動センサに直接ハンダ付けなどにより電
極を固定する作業が必要なくなるので、組立作業が非常
に容易になり、製造コストを低減することができる。
また、第12図,第13図の方式によれば、振動センサ取
り付けに面倒な位置決め作業を必要とするのに対し、振
動センサを所定の場所に置いて圧接部材で押えるだけ
で、適切な位置に振動センサを位置決めすることができ
る。
さらに、以上の構成によれば振動センサの交換が容易
に行えるので、目的に応じた特性を有する振動センサを
交換して用いることも考えられる。
第9図から明らかなように、上記実施例では圧接板d
によって振動センサ6を側方から押えることにより、振
動センサ6の側面の電極から出力を取り出せるようにし
ているが、第10図に示すような菊座形状の圧接板dを用
いることにより、振動センサ6の側面の電極jがいずれ
の位置にあっても出力を取り出すことができる。すなわ
ち、組立時に振動センサ6の方向を考える必要がないた
め、より組立作業が容易になる。
また第7図〜第9図の実施例では、振動センサ6を直
接振動伝達板に圧接しているが、第11図のようにホーン
部5を介して振動伝達板8に対して振動センサ6を圧接
することも考えられる。第11図は第9図の断面図に対応
するものである。この場合、振動センサ6の両端部を電
極部とし、またホーン部5をアルミニウムなどの金属か
ら構成して、第9図と同様に構成された圧接板dをホー
ン部5に接触させることによって、振動センサ6の出力
を取り出してもよい。このような方法によれば、振動セ
ンサ6の側面の電極は不要となり、より容易な組立作業
が可能となる。また接着部も除去できるので接着剤の検
出信号への好ましくない影響を避けるこができる。
以上では、振動伝達板8に対する振動センサの取り付
け構造を例示したが、同様の構造は振動ペンの振動発生
素子に関しても実施することができる。
[効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、筺
体により所定位置に設けられた孔に振動検出素子を位置
決めし、第1および第2の圧接手段を介して振動検出素
子およびホーン部材が筺体の孔内部に固定され、その
際、第1の圧接手段により振動検出素子がホーン部材を
介して振動伝達板に圧接されるとともに、第1および第
2の圧接手段を介して振動検出素子の出力が取り出され
る。すなわち、筺体、および第1および第2の圧接手段
により振動検出素子を位置決め固定でき、特に第1の圧
接手段により振動検出素子がホーン部材を介して振動伝
達板に圧接され、しかも第1および第2の圧接手段によ
り信号入出力を行うことができ、組立作業が容易で製造
コストが安価で済み、また接着方式などに比べて安定し
た検出精度で座標入力を行うことができる優れた座標入
力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用した座標入力装置の構成を示した
説明図、第2図は第1図の振動ペンの構造を示した説明
図、第3図は第1図の演算制御回路の構造を示したブロ
ック図、第4図は振動ペンと振動センサの距離測定を説
明する検出波形を示した波形図、第5図は第1図の波形
検出回路の構成を示したブロック図、第6図は振動セン
サ配置を示した説明図、第7図〜第9図は振動センサの
取付構造を示したもので、第7図は上面図、第8図は第
7図のA−A線に沿った断面図、第9図は第7図のB−
B線に沿った断面図、第10図は本発明による振動センサ
の異なる取付方式を示した説明図、第11図は本発明によ
る異なる振動センサの取付方式を示した断面図、第12図
および第13図はそれぞれ従来の圧電素子取付構造の説明
図である。 1……演算制御回路、3……振動ペン 4……振動子、6……振動センサ 8……振動伝達板、71〜73……孔 74……ビス、b……壁状部材 c,d……圧接板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動入力手段を接触することで振動伝達部
    材に伝達された振動を、前記振動伝達部材に設けられた
    振動検出素子により検出し、前記振動入力手段の前記振
    動伝達部材への接触座標位置を導出する座標入力装置に
    おいて、 前記振動伝達部材を固定し、所定位置に設けられた孔に
    振動検出素子および振動発生素子から発生された振動を
    前記振動伝達部材に伝達するためのホーン部材を位置決
    めする筺体と、 該筺体に固定され、前記振動検出素子の一方の電極に当
    接し、前記振動検出素子を前記ホーン部材を介して前記
    振動伝達部材に圧接する導電性の第1の圧接手段と、 該筺体に固定され、前記振動検出素子の他方の電極に接
    続されるとともに前記筺体の孔の壁面方向に前記振動検
    出素子を圧接する導電性の第2の圧接手段と、 からなり、前記第1および第2の圧接手段を介して前記
    振動検出素子が前記孔内部に固定されるとともに前記振
    動検出素子の出力が取り出されることを特徴とする座標
    入力装置。
  2. 【請求項2】前記ホーン部材が導電性の部材から構成さ
    れ、前記第2の圧接手段が、前記他方の電極と前記ホー
    ン部材を介して電気的に接続していることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の座標入力装置。
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